令和7年12月 定例記者会見を開催しました

開催日時
令和7年12月24日(水曜)午前11時から午後0時5分
開催場所
花巻市役所本庁本館3階 302会議室
会見項目
- 物価高騰の影響を受けている世帯を支援します
<担当 福祉部 地域福祉課、健康こども部 こども課> - JR東日本とJR花巻駅東西自由通路(駅橋上化)整備の工事実施に関する施行協定を締結しました
<担当 建設部 都市政策課> - 社会教育施設等の開館時間・休館日の見直しを実施します
<担当 生涯学習部 賢治まちづくり課> - マイナンバーカードを利用して各種証明書の取得ができるセルフ申請端末を設置しました
<担当 市民生活部 市民登録課> - 令和7年度花巻市20歳のつどいを開催します
<担当 生涯学習部 生涯学習課> - 「花巻地区就職相談会」を開催します
<担当 商工観光部 商工労政課>
冒頭コメント
上田市長
今年最後の記者会見ということになります。お集まりいただきまして大変ありがとうございます。
この前もお話ししましたけれども、市長として3期12年、ほぼ経ったところでありまして、早かったですかってよく聞かれるんですね。12年間ということを考えたときに、長かったなっていうのが正直な感想です。ただ、不思議なことに1日とか1年というのは、あっという間に過ぎたような感じがします。1月も定例記者会見を予定していますので、12年間の感想等についてはそこで述べさせていただきたいと思いますけれども、今現在は、今やっていることについて基本的には目処が立ってきていますけれども、まだ目途が立ってないものもあります。私の任期はあと1ヶ月少ししかありませんけれども、少しでも進めていきたいと思っています。具体的にどう進めるかというのは、新しい市長さんの考えでありますけれども、そのお考えの基礎になるような情報をしっかりと固めていきたい。引継書も市の職員に作ってもらっています。12月の中旬には出してもらって、その内容について一緒に検討するということを考えていたんですけれども、まだ出てきていない状況であります。
これは、毎年12月は忙しい時期ですから、そういう時期にプラスして仕事をしてもらっていますから、やむを得ないということはありますけれども、1月の段階でそれを見て、今我々がやっていること、できたこと、あるいはできていないことなどをしっかり新しい市長さんに伝えてですね、その基礎をどれだけ参考にされるかは新しい市長さんの考えになりますけれども、参考にしたい場合にその情報があるような、そういう引継書を作っていきたいと思っています。
正直言いまして、私が引き継いだときには引継書は実質的には1ページの項目を列挙するだけのものでした。これは任期が終わる直前まで選挙がありましたので、そういう準備ができなかったということだと思いますけれども、そういうことがないように、しっかりやっていきたいなと思っている次第です。
物価高騰の影響を受けている世帯を支援します
上田市長
項目1番目、物価高騰の影響を受けている世帯を支援するということでございまして、これにつきましては2つあります。
1つ目は原油価格・高騰等対策緊急支援給付金でございまして、県の補助に花巻市が上乗せするということでございます。これは令和7年度の住民税非課税世帯および住民税均等割のみの課税世帯に対し、給付金を支給するということでありまして、支給金額は1世帯当たり7,000円です。非課税世帯への給付は岩手県の補助金を活用しますけれども、花巻市の場合には今までずっと住民税非課税世帯にプラスして、住民税均等割のみ課税世帯、比較的所得が高くない世帯に対しても給付金を支給してきたところでありまして、今回もその部分については、市独自に支援するというものでございます。この均等割のみ課税世帯、約2,000世帯ございますけれども、そこを含めて全部で約11,200世帯が支給の対象になります。申請方法につきましては1ページの下段に書いていますけれども、令和6年度に同様の給付を受けた世帯で、世帯主に変更のない世帯については申請不要で、振込予定日は1月20日(火曜)です。
また、令和6年度に同様の給付を受けた世帯で、世帯主が変更となった世帯や令和7年1月2日から12月1日の間に本市に転入した人がいる世帯につきましては大変恐縮ですが、12月26日に通知を郵送予定ですので、申請書に必要書類を添付して郵送または持参で申請をお願いします。令和7年度住民税申告を行っていない人がいる世帯につきましても同様に、申請書に必要書類を添付の上、郵送または持参で申請をお願いします。
次に、物価高対応子育て応援手当支給事業ですが、これは国の事業でありまして、全額国庫補助により実施しますけれども、0歳から満18歳の児童の保護者等に、児童1人当たり2万円を支給します。支給日は3月上旬からを予定しております。これについても申請が不要な世帯と必要な世帯がいるわけでございまして、詳細が決まり次第、市ホームページや広報はなまきなどでお知らせいたします。
この物価高対策につきましては、国から県や市町村に地方創生臨時交付金が交付されることが決まったわけであります。花巻市も約11.6億円が交付されるという通知が出ています。ですから、今お話しした給付金以外にも、その臨時交付金を使って物価高対策の事業を実施することができるということになります。個人あるいは事業主を含めまして、どういう方々に対してどのような支援をしていくかということについては、今担当部署と打ち合わせをしている状況であります。その中身については、今年中に大体の方向性を決めて、1月の中頃に臨時議会を開きたいと考えています。
臨時交付金全額を使うことではなくて、一部令和8年度に使うこともできるということも、国で今検討しているようなので、その様子を見ながら、我々としてはこの物価高の状況のもとにおいて困っている事業者あるいは個人の方々を支援していきたい、困っている方々だけではなくて、市民全員が対象になる可能性もございますけれども、そういうことを今検討している状況であります。
JR東日本とJR花巻駅東西自由通路(駅橋上化)整備の工事実施に関する施行協定を締結しました
上田市長
項目2番目、JR東日本とJR花巻駅東西自由通路、駅橋上化整備の工事実施に関する施行協定を結んだということでございまして、この施行協定の中身でありますけれども、今後、東西自由通路、駅橋上化整備を実施していくことについて、令和8年4月から令和11年3月頃まで工事がかかるわけでございます。供用開始は令和10年秋頃ということで考えておりますけれども、そういう工事をしていくということになりまして、それについて毎年毎年、予算を計上して補助金を出していくということではなくて、全体的にこれだけの金額がかかってきますよということを決めて、それについて市がこれくらい負担しますよということを事業者に約束しないと、事業者としては事業を実施できないということになります。
そういった義務を負う契約を結ぶことを、債務負担行為と言いますけれども、この債務負担行為については議会で議決をいただく必要があるということになるわけでありまして、12月議会において今回の工事に係る市負担分の債務負担行為の補正予算を提案し、議決いただきました。
具体的な協定金額でありますけれども、市の負担分としては42億2,813万3千円、JR東日本の負担分としては、跨線橋の撤去分として3億8,812万円ということになります。市の負担部分でありますけれども、これについては国庫補助金の都市構造再編集中支援事業、補助率は2分の1ということで、その補助金を活用します。残りの市負担分については、約70%が国の支援、交付税措置を受けられる合併特例債を発行するということを考えています。
JR東日本が今進めている実施設計については、ほぼ固まっているところでありまして、これを最終的に確認した上で工事が進んでいくということになります。この実施設計でありますけれども、物価高騰の部分、特に人件費、労務費の部分が大きいんですけれども、それと資材費の上がった部分については、それを踏まえて新たな計算をし直しております。さらに言えば今から工事が終わる時期までの物価高騰分も計算してもらいまして、それを踏まえた上での市負担分の金額が42億2,813万3千円ということですので、今想定されている物価高騰がこの範囲内で収まる場合には、これ以上の金額はかからないということになります。
労務費については、多分計算しているくらいの上がり方はするんじゃないかなというふうに思っているところですが、資材費については、同じようなスピードで上がるかどうかというのは、ちょっとまだよく見えないところがあります。今、全体的な物価の傾向を見ていますと、原油はもう下がっていますよね。そして、鉄鋼等についても、これは上がっていません。コンクリートは上がっているという話があったんですけれども、需要は減っているというふうに言われていますので、それほど上がるかっていうと、必ずしもそうじゃない可能性があります。これは、実際には円の為替レートも影響する国全体のインフレの関係で、どうなるかっていうことが予想できないわけですけれども、必ずしも予想通り上がるってことでもないのかなという見方をしています。ただ、これについても、先ほど申し上げました市負担金額の約42億を計算することについては、物価が上がるという前提で計算しているということは申し上げることができると思います。
その上での話ですけれども、JRのこういう施設の建設工事をする場合には、市が国の補助金をもらって工事費用を負担するというのが、一般的に国の制度として決まっているわけでありまして、本件もこの国の制度に基づいて、市が国の補助金をもらいながら、工事費用について多く負担するということになります。建設工事自体は市が行うのではなくて、市がJR東日本に委託して、JR東日本が指定業者ということで、信頼できる業者さんに委託してやるということになります。したがって、市がお支払いする金額なんですけれども、ほとんど全てがその指定業者に支払われる金額になりまして、管理料みたいなものを、多少はJR東日本が受け取るということでございます。このような国の補助金が出る事業でありますけども、国の会計検査の対象になります。どこの事業が実際に会計検査の対象になるのか、これは分かりませんけれども、本事業も会計検査されるという前提でしっかり国の基準から見て、透明性のあるような計算がされる工事費が出てきて、それを市が負担するということになります。これについては議会で、適切ではないお金を請求されるんじゃないかということを心配されている方もいらっしゃるようでありますけれども、そういうことは制度としてはないということを申し上げたいと思います。
社会教育施設等の開館時間・休館日の見直しを実施します
上田市長
項目3番目、社会教育施設等の開館時間、休館日の見直しを実施するということで、これについては先日、市役所の開庁時間の見直しを行うという話をさせていただきました。現在は午前8時30分を勤務開始時間としていますけれども、そこの段階から開庁する、市民に対するサービスを提供するということになると、その準備でどうしても8時30分より前に来て準備しなければなりません。また、終わりの時間についても、現在は午後5時15分が終業時間になっていますけれども、その時間まで開庁しておりますので、例えば5時15分ギリギリに受け付けしますと、終わるのは6時を過ぎてしまうとか、そういう時間外勤務が日常的に発生するということがあって、これを今までずっと続けてきたわけでありますけれども、それは変えなくてはいけないということで開庁時間を短縮(※)することとしました。
※1月23日から、開庁時間を午前9時から午後4時30分までとする(現在の開庁時間は午前8時30分から午後5時15分まで)
社会教育施設についても同様の観点から開館時間の見直しを行うほか、それにプラスして休館日の見直しを実施することとします。社会教育施設については、例えば宮沢賢治記念館は休館日がない状況です。条例上は月曜日が休館日ということなんですけれども、実際には休館しないで開けていたということで、年末年始も12月28日から1月1日までという非常に短い期間の休みということにしていたわけであります。花巻市は観光都市でありますから、花巻を訪れた方が宮沢賢治記念館に来た際に休館していて見られないというのは大変申し訳ないことでありますけれども、職員に正月はできるだけ休んでいただくということを考える必要がありますし、毎週の休館日を設けることで、職員も決まった曜日に休めることになりますから、そうすると予定も立てやすいわけですし、あるいはローテーションが厳しい状況を何とか緩和できるかもしれないということもあって、今回のような見直しを実施させていただくこととしました。
見直しの内容につきましては、年末年始について基本的には12月28日から1月3日まで閉館するということにさせていただきます。毎週1回の休館日でありますけれども、宮沢賢治記念館と宮沢賢治イーハトーブ館については火曜日を休館日にさせていただきまして、他は月曜日が休館日になります。実は最初の案としては、全て月曜日を休館日にすることで考えたわけですけれども、これについては観光関係者等と相談しましたら、やはり花巻に観光に来た方が宮沢賢治の施設を全く回れないということは、大変がっかりされるというような声がございましたので、宮沢賢治記念館と宮沢賢治童話村の休館日をずらしてほしいという強い意向があったわけであります。それを踏まえまして、宮沢賢治記念館と宮沢賢治イーハトーブ館については、火曜日を休館日にすることといたしました。
マイナンバーカードを利用して各種証明書の取得ができるセルフ申請端末を設置しました
上田市長
項目4番目、マイナンバーカードを利用して住民票の写しや印鑑登録証明書などの各種証明書の取得ができるセルフ申請端末を市役所の中に1台備えました。花巻市は住民票の写しや印鑑登録証明書などについてはコンビニで取得することができるようにしておりまして、非常に便利ですけれども、市役所に来られた方について、こういう機械を導入することによって、窓口が混雑しているときにご自身で機械を使うことで、窓口での申請に比べて短時間で証明書を取得することができます。
利用方法については、資料7ページに書いていますけれども、市役所本庁舎1階に設置している端末をご自身で操作いただくことになりまして、取得したい証明書の種類と部数を選択します。申請が完了しますと整理券が発券されますので、その番号が呼ばれたら証明書交付窓口に行って、証明書を受け取っていただきます。その後、セルフレジで手数料をお支払いいただく流れになるわけですが、今回導入した端末についてはコンビニに置いているものとは違いまして、窓口に行かないと証明書は受け取れないものです。その点については少し残念だなと思っているわけでありまして、コンビニに置いているものはその場で証明書を受け取ることができますから、市役所に来た人が職員の手が空くまで待たなくても済むような、コンビニと同じような端末を導入するような考えがあってもいいのかなとは思いますけれども、今回のセルフ申請端末はそうではないということです。
また、手数料については市役所窓口とセルフ申請端末のどちらも同じ金額です。職員の手間をできるだけ少なくするという観点から考えますと、やはり機械でやった場合の手数料を安くするという考えがあってもいいと思いますし、そこについてはもう少し検討してくれということをお願いしました。条例の改正なども必要になりますから、すぐにできるかどうか分かりませんけれども、検討する余地があるのではないかなと思います。
令和7年度花巻市20歳のつどいを開催します
上田市長
項目5番目、花巻市20歳のつどいを1月10日に花巻市文化会館で開催します。記念行事の部については、今年度に20歳を迎える13名と、19歳を迎える7名の計20名の実行委員会が企画や運営を行います。式典の部については市で考えてやるわけでありますけれども、これについても実行委員会の方々にいろいろなお手伝いをいただくことになります。
この資料の中で改めて驚いたことなんですけれども、参加対象者が916人ということで、今、花巻市で生まれる方はここ数年、400人を切っていますから、いかに出生数が減っているかということを改めて感じました。日本全体がそういう状況に今なっていますから、人口減少は非常に大きな問題だなというふうに改めて思った次第です。
「花巻地区就職相談会」を開催します
上田市長
項目6番目、花巻地区就職相談会を開催いたします。これは、岩手労働局と岩手県が主催する「ものづくり・IT産業就職相談会」と花巻市が主催する「花巻市内企業合同説明会」の同時開催でありまして、実際に市内で就職、転職を希望する方が各企業のお話を聞けるということ、そして学生や保護者等について、企業のお話を聞きたいという方々も参加していただけるということでございます。
出展企業は25社、非常に市内でも有力な企業が参加してくださいますので、この就職相談会については我々としても期待をしているところでございます。
主な質問
JR花巻駅の橋上化について、特に駅の西口を利用する学生を中心に利便性が向上すると思うが、工事が来年度から始まることについて改めて市長のご意見をいただきたい。
上田市長
実施設計について例えば、1階の倉庫部分についてはいらないとか、2階の自由通路の部分の天井の高さを少し下げるとか、天井にカーテンみたいなものを設置する計画もあったんですけれど、それを止めたりとか、あるいは、床タイルの仕様の変更や自由通路内の壁材の変更をするなどしてコストダウンを図りました。
JR東日本が作った3つのデザイン案がありまして、デザイン案B型、宮沢賢治の「羅須地人協会」をモチーフにした、そういった雰囲気のあるものにすることを、市民の方々にご意見をいただいて決めたわけですけれども、それ自体は変わっていません。そのようなモチーフで建設されると考えております。
その上で、やはり今後の工事については時間がかかりますけれども、花巻は中学校の卒業生より高校の入学生の方が100人ぐらい多いんですよね。ということは花巻の高校の評価が高いということでして、そういうふうに市外からも集まってくるということは、まちの活性化に繋がってくると思っています。そういう方々、特に鉄道を利用している方々が安全に通学できるようになるということは、非常に大事なことだと思っています。子供の数が減りますと、それこそ高校の学級数を減らすとか、場合によっては統合とかっていう話になってくるんですけれども、だからそういう意味では重要だと思うんですね、子どもたちが安全に通えるようにできるということは。
そして今花巻駅の西口については、人口が増えている地域でありまして、そういう方々にとっての利便性も高まりますし、それによって駅の西口に色んな動きが出てくることもあるだろうと思うんですね。やはり今は、花巻駅の東西自由通路、駅橋上化が整備されるという前提で現時点でも店舗等ができている、そういう傾向があると思うんですね。駅の東口の方についても、花巻駅の周辺が活性化することを前提にして、まちづくりについての構想を持っている方もいらっしゃる。実際に駅を使う人は限られた人だというご意見もありますけれども、まち全体が魅力的になる一歩になるんだろうと思います。まち全体が魅力的になることで、花巻に住みたいというふうに考える若い人が増えるという部分を期待しているわけですから、それの前提となることについて、市ができることをやるということだったわけですけれども、この後に図書館の計画も進みますし、あるいは民間の方々で色んなことを考えている方々もいますから、こういうことが進む大きな礎になるんじゃないかなと、きっかけになるんじゃないかなということを期待しています。
項目外にはなるが今日の午後に、今後の県立高校に関する地域検討会議が予定されており、市長も出席されるとのことだが、特に花北青雲高校の情報工学科が令和10年度から募集停止となる第3期計画当初案の変更に至らなかったことに対しての市長の率直な感想と、今日の午後に話される予定のことについて教えてほしい。
上田市長
このことについて、我々の考えは一貫しておりまして、花北青雲高校の情報工学科の募集を停止すべきではないということを一貫して申し上げております。これについては同様の会議及び市及び関係者の要望として県の教育委員会には申し上げているところでありまして、まず話したことは、花北青雲高校の情報工学科というのは、いわゆる工業高校の工学科とは違うんですよね。中に2つのコースがありまして、メカトロニクスコースというところは工業高校の工業科に近いんですけども、それと情報技術コースという情報分野に関するカリキュラムを大切にしているところ、企業の要望として情報分野は非常に必要としているところが多いんですよ。
そして、花北青雲高校の場合には他にも二つ学科がありまして、ビジネス情報科と総合生活科がありますから、情報工学科の生徒がそういう人たちと同じ学校の中にいることによって、工業の専門だけではなくて、色んな部分での授業を受けるということもありますし、情報工学科自体のカリキュラムも普通の工業高校とは違うものがあって、そこが評価されているということを考えると、やはりものづくりとか、ITについて重視しなければならない岩手県において、大変貴重な学科だというふうに思っていますし、市内の企業からもそういうことを言われています。
それから、岩手県が花北青雲高校の情報工学科を募集停止にしたいということについては、2つ前提がありまして、1つは黒沢尻工業高校、例えば1学科15人ぐらいしか入っていないと思うので、なかなか難しいというのはあるんだと思うんですが、その中で、黒沢尻工業高校に半導体関係の勉強のための学科を新たに作るということを言っているんですね。ただ、その中身については、はっきりしない部分がありまして、情報関係の勉強をしてもらうということを考えているようなんですけれども、そこが本当に半導体企業にとって必要としている学科なのかどうなのかというのは、よく見えない部分あります。それから、そういうことをやったにしても、そこの半導体関連の新しい学科が本当に半導体企業に必要とされる評価を受けるかどうかも、まだ分からないわけです。
あとは、企業が要求しているのは、半導体企業だけではないんですよね。やっぱりそういう情報を含めたことについて勉強した高校の卒業生が必要だと言っているわけで、そうすると、半導体だけに絞って、学科を作るからほかの工学系の学科はいらないと考えるのもいかがなものかなということなんですね。そういうことからすると、黒沢尻工業高校は素晴らしい工業高校ですし、一定の成果は上がると思うんですけれども、そのことによって花北青雲高校の情報工学科は必要ないというふうに判断できる材料は、まだ出てないんじゃないかと私は思います。
2つ目は、水沢工業高校と一関工業高校を統合することを前提に、花北青雲高校の情報工学科の募集停止をすると、そういう全体の構想の中で検討されてきたものだと思うんですね。ところが、県の教育委員会の今の結論は、水沢工業高校と一関工業高校を統合するのは、今回の10年計画の中で、前半の5年の間にするのは無理だという結論だったんですね。それには色んな理由があると思うんです。県の教育委員会は、その理由についてはっきりおっしゃいませんけれども、どこに作るかということについては、そんな1年そこそこで決まるような話ではないということです。それともう1つ、これは県が言っていましたけれど、新たな工業高校をつくるためには100億円かかりますと、盛岡工業高校を移転し改装するために100億円かかるとおっしゃっています。そうすると、県としても簡単にお金を出せませんから、そういうことがあって、令和8年度から5年以内にその2つの高校を統合するというのは無理だということになった中で、それなのに、5年以上先に統合するから花北青雲高校の情報工学科を2年後に募集停止するという話はおかしいんじゃないかってことなんですね。
我々はよく分かりませんけれども、例えば工業高校の校長先生、この皆さんはやはり立派な工業高校が欲しいんですよね。そういった人たちのご意見もあるのかもしれません。ただ、我々としては、高校のあり方については、例えば任期があと1年か2年の工業高校の校長先生たちが決めるんじゃなくて、やっぱり地域の声を聞きながら地域に必要とする、企業が必要とする、あるいは生徒さんたちが行きたい学校をしっかり維持するのが大事だと、ですから、こういう高校の校長先生たちの意見があるとすれば、それはそれでもちろん尊重しないといけないんですけれども、入りたいという生徒さんがいる、あるいは必要としている企業さんがいる中で、花北青雲高校の情報工学科を2年後に募集停止するのは、これは私は違うのではないかと、第1回目の会議でそういう発言をさせていただきました。そうしたら、時期早尚かもしれませんねと県の教育委員会もおっしゃっていました。ただ、現時点の県の構想案では2年後に募集停止することは変わっていませんでした。
これについては先日、県の教育長にお会いして、同じことを言ってきました。それについて検討するというお話はありまして、だからそこは今日も同じ話をしなければいけないと思っていますけれども、そういう状況のもとにおいて、どうして2年後に募集を停止するかっていうことについて、しっかりした理由が出てくるのか、私は、ないように思っていますし、県の都合で募集を停止するとか、これはやっぱり県民から見た場合には非常にいかがなものかなということじゃないかなというふうに思っています。
花巻駅の橋上化に加えて、新しい図書館も駅前にできるということで、駅前の景色がこれからだいぶ変わると思うが、こういったことについて市長はどのように受け止めているか。
上田市長
図書館につきましても、最終的には市民会議なども行いながら進めてきましたけれども、いろいろと議会で言われることもありまして、そんなこと言っていない、あるいはそんなこと考えていないということについても、我々が発言したまたは考えている前提で様々なご意見などをいただきましたけれども、駅の橋上化についても、図書館についても、確かに同じところにあった方がまちの活性化という点では意味があるんじゃないかと思います。ただ、経緯を見ていただくと分かりますように、我々としては駅の橋上化については、図書館を駅前に建設するかどうかとは関係なく進めるということでやってきました。国に対しても、そういうことで橋上化の実施設計について図書館とは別に橋上化の事業のみを対象とする計画を策定しその計画を実行するための補助金を申請して進めてきまして、その時点では、図書館が駅前になくても駅の橋上化を進めるという話でした。議会の中で、最初から駅前に図書館ができることが決まっていたとおっしゃった方もいましたけれども、違います。そのことは、JRも分かっています。最終的には議会の承認も得なければ、図書館は建設できないわけですし、議会の承認がない段階で絶対に駅前に建設するんだと思って進めることはありません。JRに対しても、別のものであるということはずっと伝えてきたわけでありまして、図書館が駅前とはならない可能性だって当然ありますということを伝えてきました。
市民会議については無作為で抽出して、その中から希望者に参加していただきましたから、その会議の中でどういう方向に行くかということについては全く分かりませんでした。市の職員とかファシリテーションをリードしていただいた大学の先生には、こちら側からどっちが良いというような誘導をする必要はないし、しないでくれと言いました。どちらかの方向に市民の意見が集約するのであれば、それでよいというお話をしました。ですから、結果としてどうなるか分からない中で進めてきましたが、結果的には駅前ということで、一定の方向に集約できたというふうに我々は思っています。
その上で、市民参画の手続きを踏んで、一番大変だったのはパブリックコメントですね。正確には私は分かりませんけれど、市民の方々で集まって会議して、みんなでパブリックコメントについて意見を出しましょう、そういう呼びかけがあったと聞いています。パブリックコメントには81件の意見がありまして、同じような意見が多いんですけれど、少しずつ違いました。それについて、全部に回答するという作業が大変で、これについて私が担当部署に指示したのは、全部答えようと、ご意見として承りますみたいな回答ではなくて、いただいた意見について市がどう思うかしっかり書こうと。それを見た上で、それについて批判を受けるのであれば、それは仕方がないことなので、こちらが考えていることを全て書きましょうという話をしました。ですから特に担当部署は大変だったと思いますけれども、考えていることをすべて書きましたから、そこである程度ご理解をいただけたのではないかなと思います。
あとはプロポーザルの選定委員会についても、例えば小野田先生は日本建築学会の会長です。その方に市の職員が話に行って、選定委員になっていただくということでご了解いただいたんですよ。その先生が、吉成先生を含めて、いろんな方に声をかけてくださって、素晴らしいメンバーに選定委員になっていただきました。これについては、私はこれまで言ったことがないですけれど、市の職員が小野田先生みたいな偉い先生に直接働きかけたことは大変素晴らしかったと思います。プロポーザルで業者を募集する書類についても小野田先生にご助言をいただきましたし、審査についても厳密に行いました。プロポーザルには61者の応募がありまして、選定委員の先生方にも名前は全然伝えていません。ですから、応募書類の中身だけを見て判断いただきました。同じように第二次審査についても、厳密に行ったわけでありますけれども、第二次審査の当日に、その場に私はいませんでした。市の職員とか話したときに私は出ない方がいいと、要するに私が出て何か影響を与える、何か反応があるということはあってはならないということで、出ませんでした。それは残念だったんですけれど、ただ、当日の様子はYouTubeで全部見ました。それくらい非常に厳密に審査を行いまして、誰かがどこかで意図的に動かすようなことはできない透明性を持った形でやりまして、そこまでやって選んだのが今の設計者ということになります。
ですから、図書館については非常に時間がかかったわけですけれども、そこは必要な時間だった。だけど何とか進めることができたと思っています。これで図書館についても進んでいきますし、ただ、まだ国の補助金が出るということは決まっていませんが、これについては担当者の方で話していますし、私もいろいろな場で国に要望していますから、感触は悪くないというか大丈夫だと思います。国の補助金を活用しながら、市の負担があまり大きくならないように進めていきたいと思っていますので、そこの準備については残りの任期でもできることをやっていきたいと思っています。
担当
総合政策部 広報情報課 広報係
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