令和7年4月 定例記者会見を開催しました
開催日時
令和7年4月30日(水曜)午前11時から11時50分まで
開催場所
花巻市役所本庁本館3階 302会議室
会見項目
- 女子野球タウン認定ロゴを活用した自動販売機を設置します
<担当 生涯学習部 スポーツ振興課> - 桜台小学校の長寿命化工事が完成しました
<担当 教育部 教育企画課> - 「日本ワインフェスティバル花巻大迫2025」を開催します
全国最大級の48ワイナリーが出展 ~北の小さな町が、ワインの王国になる~
<担当 大迫総合支所 地域振興課> - 「第43回南部杜氏の里まつり」を開催します
<担当 石鳥谷総合支所 地域振興課> - 令和7年度宮沢賢治創造芸術公演『わらび座イーハトーブシアター「真昼の星めぐり」the Musical』を開催します
<担当 生涯学習部 賢治まちづくり課>
冒頭コメント
上田市長
週末(4月27日)に「イーハトーブ花巻ハーフマラソン大会」が開催されまして、定員3,000人に対して2,996人のエントリーがあったということで、多くの方に参加いただき感謝しています。また、高校生を始め色んな方々に大会ボランティアとして参加いただきまして、無事に開催できたということについて改めて感謝を申し上げたいなというふうに思っております。
その日の午後には花巻市のお琴の勉強会といいますか、その方々のコンサートがございました。お琴の合奏に合わせて、尺八の方も来てくださったり、花巻で活動されている花巻リズムヤンガー、日本で一番古いと言われている楽団ですけれども、そこのドラムの方も参加されたり、あるいはお琴の勉強会のメンバーの方、音楽の先生だったという方ですけれども、その人の歌があったりして非常に良いコンサートだったなというふうに思っています。
そして驚くべきことに、そのコンサートに福井敬さんが来ていただいて全部で7曲ですね、アンコールもやっていただいて、テノールの独唱をしていただきました。どのようにしてお呼びしたんですかということを、お琴の教室の先生に聞いたら、全く伝手がなかったし、そもそも福井さんのことを知らなかったと。ただ、去年の12月に花巻で福井さんのコンサートを開催しまして、そのときに非常に感激したので、ぜひまた花巻で歌っていただきたいということで、知り合いの知り合い経由で福井さんにお願いしたら、いいですよということで来てくださったということでありました。
今回も「誰も寝てはならぬ」を始め、色んな歌を歌ってくださいました。私もご招待いただいて前の方に座らせていただきましたが、大変素晴らしいコンサートでしたし、皆さんも感動したという話をされていました。コンサートは3時間近く行われまして、福井敬さんは1時間近く歌っておられたと思うんですけれども、コンサートが終わってもお帰りにならないで、会場の外で皆さんとご挨拶をされていたということでございました。大変ありがたいですし、福井さんの人柄を感じた次第でした。そういった方が奥州市の出身でございまして、岩手県出身でそのような素晴らしい方がいらっしゃるということについて、改めてありがたいなと思った次第でございます。
女子野球タウン認定ロゴを活用した自動販売機を設置します
上田市長
項目1番目、女子野球タウン認定ロゴを活用した自動販売機の設置についてです。市は、昨年11月30日付で一般社団法人全日本女子野球連盟から「女子野球タウン」に認定されておりまして、女子野球の普及促進に取り組んでいるという状況であります。これを受けまして、花巻球場の女子選手専用トイレの整備あるいはそれに関連いたしまして、花巻球場の一部について選手に使いやすいように改修するということで実施設計に係る費用を令和7年度当初予算に計上し、議会の議決をいただいておりますけれども、そのような実施設計を今後進めていくことを考えております。
そのような中で、この女子野球タウンの応援企業になっていただいている「みちのくコカ・コーラボトリング株式会社」のご協力によりまして、女子野球タウン認定ロゴを使用したラッピング自動販売機2台を設置することになりました。資料1ページ目の一番下の右側にあるのが認定ロゴマークでございまして、花巻東高校女子硬式野球部の皆さんなどの意見も聞きながら、全日本女子野球連盟にお認めいただいた上で、市が認定ロゴマークとして制定したものです。
この自動販売機を設置する場所ですけれども、花巻球場の正面入口左側に4月21日(月曜)に設置済みであります。また、5月2日(金曜)には、まなび学園の正面入口付近にも設置する予定です。
桜台小学校の長寿命化工事が完成しました
上田市長
項目2番目、桜台小学校の長寿命化工事が完成いたしましたので報告いたします。桜台小学校は昭和53年に建設されまして、完成から40年以上経過しておりましたけれども、長寿命化工事によって綺麗にして、長く利用できるようにするということで進めてきたわけであります。令和4年9月から工事を開始しまして、今年の3月に完成いたしました。
約2年半にわたる長期の工事でございまして、既存の校舎棟を使用しながら工事を実施してきたということでありまして、学校関係者、PTAの皆さん、地域の皆さん、施工業者などの関係者の皆さんのご理解とご協力に感謝を申し上げたいと思います。
工事箇所は本校舎棟及び南校舎棟で、本校舎棟にはエレベーターを増築してバリアフリー化を図りました。完成後の延べ床面積は6,023平方メートルです。事業費でございますけれども、令和4年度から6年度までの合計で9億8,639万円、財源につきましては、国庫補助金が学校施設環境改善交付金ということで3億2,757万円、市債が5億9,030万円、一般財源が6,852万円ということであります。市債につきましては、返済等について国の交付税を受けられる有利なもの中心に使ったところでありまして、その分市の負担は小さくなるということになります。
資料2ページ中段以降には工事後の写真を掲載しておりますけれども、木材を非常に多く利用していまして、非常に温かみのある校舎になっております。そして、バリアフリー化につきましては先ほど申し上げましたようにエレベーターを設置しまして、普段、児童さんはこのエレベーターは使わないで階段を使っていただくということですけれども、階段を使えない児童の方などについては、エレベーターを使っていただくことができるようになりました。トイレにつきましては、多目的トイレを新設しましたし、すべてのトイレを清潔で快適にするため、床を湿式から乾式トイレ(ドライ化)に改修しました。
実際にすでに使っていただいているわけですけれども、校長先生からは、照明もLED化して明るくなりましたが、子どもたちの顔も明るくなったように思うと伺っております。実際に見てみると、新築と変わらないというようなことですし、子どもたちの学習環境が非常に上がったんじゃないかなということで、大変よかったなと我々も思っているところであります。
市では、令和2年10月に「花巻市学校施設長寿命化計画」を策定しまして、桜台小学校については、市の学校施設では初となる長寿命化工事を実施したわけでございまして、今後少なくとも20年は使っていけますし、必要に応じてさらに長寿命化工事をすることによって、その先も長く使える可能性があるというように我々は考えています。長寿命化工事を行う場合に大事なことなんですけれども、コンクリートの劣化が進行してコンクリート強度の低下が見られる場合には、長寿命化工事ができないわけでありまして、この桜台小学校のコンクリートの劣化度調査は平成30年に行いました。劣化が見られないことを確認した上で、今回の長寿命化工事を進めたということになります。
他の小学校などについて長寿命化工事をする場合も同様にコンクリートの劣化度調査をして問題がないとなった場合には、こういう形で本当に内部外部、特に内部ですけれども、完全に新築と同じような状態になる長寿命化工事を考えていきたい、長寿命化工事というのは、単純に古くなったものの一部を変えるのではなくて、新築した場合と同じような機能を有するような状態にするわけでございますので、今後も長寿命化工事を利用していくということは考えていきたいと思っております。
現在、矢沢小学校を義務教育学校化する、今の矢沢中学校の敷地に小学校の施設も作って小中学校一貫の義務教育学校にするということを計画しております。基本設計がほぼ終わりに近づいている状況でありますけれども、考え方としましては同じでありまして、今の矢沢中学校の校舎については長寿命化した上で小学生が使う校舎にしますし、中学生が使う校舎とそれから小学生と中学生が使う体育館などについては、新たに作るということを計画しております。グラウンドについても、小学校と中学校が別々に使えるようなグラウンドを整備するということを基本設計の中では考えているわけでありまして、具体的なやり方、進め方については地元の方々のご意見も聞いておりますけれども、最終的にご了解を得た後で、一部長寿命化と増築工事を行うということを進めていきたいと思っております。ちなみに、中学校の校舎についてはコンクリートの耐力度調査が既に終わっておりまして、問題がないということを確認している状況です。
「日本ワインフェスティバル花巻大迫2025」を開催します 全国最大級の48ワイナリーが出展 ~北の小さな町が、ワインの王国になる~
上田市長
項目3番目、日本ワインフェスティバルの開催についてです。今年は5月31日(土曜)、6月1日(日曜)の2日間、大迫交流活性化センター周辺を会場に開催します。北海道、東北、関東、甲信越、九州地方から過去最大の48ワイナリーが参加します。新規出展ワイナリーは14社、内訳は北海道2社、東北6社、関東1社、甲信越4社、九州1社ということになります。
この日本ワインフェスティバルでございますけれども、主催は日本ワインフェスティバル花巻大迫実行委員会、費用については花巻市が負担しているわけですけれども、実行委員会は大迫町の方が中心となって作って、その方々が中心となって開催しているということでございます。当日は約200種類のワインを提供予定で、車を運転する人やお酒が飲めない人でも楽しめるようにノンアルコールワインやぶどうジュースも提供します。
今年からの新たなやり方なんですけれども、今まで入場整理券を発行して入場整理券のない方は会場内に入れないようにしていましたが、入場整理券を廃止し、どなたでも自由に入場できるようにします。さらに、今まではワインチケットを販売しまして、2,000円分のチケットを購入した方に専用ワイングラスをお付けしていたんですけれども、ワインチケットの販売を廃止して、専用ワイングラスについては別途500円で販売させていただくということにしました。試飲代金などは実行委員会を通さずに、それぞれのブースで直接お支払いいただいた方がやりやすいですし、出展ワイナリーもそれを望んでいるということで、今年からはそういう形でやらせていただきます。
支払い方法についても、現金に加えて一部のブースではキャッシュレス決済に対応していますし、食事についてもですね、フードコーナーを用意いたしまして、ここでも一部のコーナーではキャッシュレス決済ができるようになります。また、実行委員会ではワインのボトル販売は行いませんけれども、会場内の地元酒店や会場周辺のエーデルワイン直売店「ワインシャトー大迫」では、地元ワインなどの通常販売をしています。
さらに、こちらも今回が初めての実施になりますが、JR石鳥谷駅と会場間を結ぶ無料シャトルバスを運行します。そのほか、盛岡、花巻方面から有料専用バスも運行しますし、既存の路線バスである大迫石鳥谷線、大迫花巻線、大船渡盛岡線もご利用いただけます。そして会場周辺には臨時駐車場を設けますので、車で来ていただくこともできます。ただ、ワインを飲む場合にはハンドルキーパーを確保して、ということでお願いします。
「第43回南部杜氏の里まつり」を開催します
上田市長
項目4番目、6月14日(土曜)に第43回南部杜氏の里まつりを開催します。入場についてはチケットが必要でございまして、5月1日(木曜)から400名限定で販売を開始します。金額は3,500円です。チケットの販売場所ですが、市役所観光課、石鳥谷総合支所地域振興課、花巻観光協会、花巻商工会議所石鳥谷支所、道の駅石鳥谷「酒匠館」、いずれも平日の午前9時から午後5時まで、「酒匠館」のみ土、日曜、祝日も購入可能です。
内容については資料5ページの中段に書いてありますとおり、日本酒及びおつまみセットの提供、こちらは第106回南部杜氏自醸清酒鑑評会の出品酒200本を提供いたしますほか、会場は立食形式で各テーブルに配置された地域ごとの出品酒の飲み比べも楽しめます。そのほか、日本酒に合う有料での料理の提供、無料の漬物おふるまいコーナーの設置、ユネスコ無形文化遺産「早池峰岳神楽」による神楽の演舞などもご用意しています。いずれにしましても、大変楽しい会ということの評価をいただいておりまして、皆さんに楽しんでいただいているわけですけれども、今年も多くの方に楽しんでいただきたいと思っています。
令和7年度宮沢賢治創造芸術公演 『わらび座イーハトーブシアター「真昼の星めぐり」the Musical』を開催します
上田市長
項目5番目、宮沢賢治創造芸術公演を7月20日(日曜)に花巻市文化会館の大ホールで開催します。劇団わらび座は令和2年度に「第30回イーハトーブ賞」を受賞いただきまして、それ以来、花巻市とも色々なことで連携していただいておりまして、今回の公演ではヘラルボニーとタッグを組んで全国ツアー行う、その初日の公演を、宮沢賢治のゆかりの花巻で行いたいという申し出をいただきまして、開催させていただくということになります。
入場料は全席指定で7,000円、全てデジタルアートシートということになります。チケットは、わらび座のホームページから申し込んでいただくことになりますが、一般販売については文化会館でも行います。また、18歳以下のお子さんは無料で招待するということになっておりまして、その場合には同伴する保護者は通常入場料の半額で入場が可能ということであります。座席数には限りがありますので、申し込み方法など詳しくはわらび座へ電話にてお問い合わせしていただきたいと思います。それから、残念ですけれども未就学児の観覧については劇団のご意向でお断りしているということでございます。
主な質問
今後、長寿命化工事を予定している市内小中学校はあるか。
上田市長
矢沢義務教育学校については、今の矢沢中学校の校舎を長寿命化して小学校の校舎として利用するということについての基本設計をしている状況でございますが、そのほかについては今のところ決まっているものはございません。石鳥谷の小学校についても統合を考えているわけですけれども、小学校と中学校の義務教育学校になるのか、あるいは小学校同士の統合になるのか、その辺はまだ決まっていないわけでありまして、その動きによって長寿命化するということはないわけではないんですけれども、いずれにしましても現段階では決まっていないという状況でございます。
ワインフェスティバルについて、過去最多のワイナリーの出展であったり、入場整理券をなくして誰でも入場しやすい形にしたりするなど、大幅に変わった印象を受ける。このように力を入れた背景や理由は。
上田市長
ワイナリーの出展数が増えたことについては、参加したワイナリーの方々からの評判が非常によかったと、そのような話があります。ワイン好きの人たちが集まって、ワイナリーの方と色んな話をしながらワインを味わっていただけると、そういうことをやっているということで、出展ワイナリーからの評価が高いということがあると思っています。
また、入場整理券をやめたことについては、本当に入場整理券が必要なのかということについて、事務局でしっかりお考えいただいた結果ということになります。入場整理券については、来る方が多くて会場の安全性を確保できないとか、そういうことを心配していたんですけれども、会場周辺は車の通行止めをしますし、駐車スペースも十分に確保できますし、そういった安全面を確保しながらやれるのではないかなという、そういう検討結果と言いますか、ご意見が多かったということでございますし、より多くの方に気軽に来ていただけたらと考えた結果でございます。
出展したワイナリーのボトルは会場内で買えるのか。
上田市長
地元の酒店などでは地元ワインなどの通常販売は行っていますが、全ワイナリーのボトルを販売しているようなスペース、ブースなどはありません。ワインの販売については免許の問題もあって、現地で出展ワイナリーの方がボトルを売ることはできません。そこは出展ワイナリーさんと酒店さんとの今後の話し合いになると思いますし、売ることができればいいのかもしれませんけれども、やはりお酒ですから、免許の問題は大きいと思っています。
わらび座の公演について、18歳以下の子どもは無料招待、保護者は半額とのことだが、子どもが複数の場合、保護者は何名まで半額になるのか。
賢治まちづくり課長
子どもが複数の場合は、子ども2名に対して保護者1名までが半額になります。
女子野球タウンの認定ロゴについて、この自動販売機は今後も増える予定か。また、ロゴを活用した企画について何か決まっているものはあるか。
生涯学習部長
自動販売機の設置につきましては、応援企業であるみちのくコカ・コーラボトリング株式会社さんの考えがありますので、評判が良ければ増やすといったことはコーラさんの判断になるかと思います。また、ロゴを活用したほかの企画については、現段階で決まっているものはありませんけれども、応援企業の皆さんなどとロゴの活用や女子野球タウンに関する周知などについて今後も進めていきたいと考えています。
タイの旅行会社を招いた春の視察ツアーを実施したかと思うが、その成果と今後の展望について。
上田市長
タイの方々がお見えになったとき、市内の宿泊施設に泊まっていただきまして、非常に評価が高かったというふうに我々は認識しています。その上で我々は、花巻の観光施設だけではなくて、岩手県内の他地域の観光施設も見ていただきたいというふうに思っていました。海外から東北に来る方については、日本に来るのが2度目、3度目という方が多いわけでありまして、その地域の市や町に限定されずに素晴らしいところを見たいと、そういった意識が高いということですので、我々としては例えば、北上市の展勝地の桜を見ていただいたり、八幡平市のアスピーテラインを見ていただりして、その場で写真を撮っていただいて、すぐに発信していただきたいというふうに思っていました。ところが残念なことに、展勝地については、桜は咲いていたんですけれども、雨が降っていて厳しかった。あるいはアスピーテラインについては通行止めになったというようなことで、見ていただくことができませんでした。大船渡市を見ていただいて、その後に陸前高田市のTSUNAMIメモリアルを視察いただきましたが、そこは非常に強い印象をお持ちいただいたというふうに思っていますので、その点は良かったということですし、エージェントの方々との交流会には私も出ましたけれども、非常に和気あいあいとした交流会になりましたので、そういった意味では花巻に対して良い印象を持っていただいたんじゃないかなというふうに思っています。タイのお客さんに対してもそのような、岩手や花巻が素晴らしいところであるということについて、発信をしていただくということを我々としては期待しているところです。
去年の秋と今年の春と実施しましたので、また今年の秋も実施するということについては今のところは考えておりませんけれども、タイとの交流については今後更に進めていきたいと思っています。また、岩手県の方からはこういった取り組みについては非常に素晴らしいことなので、県としてもやらなければならないというような話もしていました。我々としては、県でもやっていただければ、花巻だけではなくて県全体としてこのような取り組みを進めていくことが大事だと思っていますので、今後も協力していきたいと思っています。
担当
総合政策部 広報情報課 広報係
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