令和3年4月 定例記者会見を開催しました
開催日時
令和3年4月27日(火曜)午前11時から午後0時5分まで
開催場所
花巻市役所本庁本館3階 委員会室
会見項目
- 新型コロナウイルス感染症に関する花巻市の対応について
(担当 新型コロナウイルス感染症対策本部) - 令和2年度イーハトーブ花巻応援寄付金(ふるさと納税)にたくさんのご寄付をいただきました
(担当 地域振興部 定住推進課) - 市内保育園等の年度当初の待機児童が「2年連続でゼロ」になりました
(担当 教育部 こども課) - 花巻市民間宅地開発支援事業補助金を創設しました
(担当 建設部 都市政策課) - 花巻市空家等解体活用補助金を創設しました
(担当 建設部 建築住宅課) - 花巻市博物館特別展 光ミュージアム所蔵「美を競う 肉筆浮世絵の世界」が開催中
~4月24日から6月6日まで、北斎、広重、国芳ら人気絵師の「直筆一点もの」111点を一挙公開~
(担当 教育部 花巻市博物館) - 公園の遊具を整備しました
(担当 建設部 公園緑地課)
新型コロナウイルス感染症に関する花巻市の対応について
市長
コロナウイルスに関しては、首都圏で緊急事態宣言、東京とですね、関西で緊急事態宣言が出たわけでありまして、知事からそういう地域に対して行くことについての自粛を求める、あるいはその感染の拡大しているところについても慎重にやっていただきたいというメッセージが出たところでありまして、我々としても、まさにそれを守ることは大変重要だというように思っております。
その中で、コロナウイルスワクチンの接種については、花巻市においても91歳以上の方々の集団接種が始まりまして、これについては市の職員は、例えば花巻地区325人の方の接種について70人ぐらいの市の職員が従事したということでありまして、その意味ではですね、順調にいったのではないかという評価ができるかと思います。少し待っていただいた部分もありますけども、事前のシミュレーション、医師会の先生方にも入っていただいてやったことがですね、功を奏したのではないかなと思います。
しかしながら今後については、高齢者だけで花巻市は3万4,000人近くございますので、この方々に対して、迅速に接種をしていく必要があるというふうに考えております。ワクチンの供給がですね、国からの供給が遅れている状況でありましたけども、この前、菅総理大臣が、ファイザーの社長と、ワシントンDCに出張した折にですね、電話で会談を10分ぐらいされたということでありまして、その効果もあったのではないかなというふうに思っていますけども、ここに来て、ワクチンの供給について、菅総理大臣のほうから、7月中に高齢者のワクチン接種を済ませたいというような発言があり、またワクチンの供給についても、国のほうから、進む可能性が強くなったというふうな情報が、我々のほうにも直接流れている状況であります。
そういう中で我々としては、65歳以上の高齢者の方について、8月いっぱいかけてワクチン接種をするということで計画したわけでありますけども、国の今言っているとおり7月中に、ワクチン接種をできるだけの供給が、ワクチンがあるという前提になりますけども、もしそういうことがあった場合には、今我々作成しているワクチンの供給計画をできるだけ前倒して、早く市民の方々に、ワクチンの接種を受けていただきたいということで、医師会の先生方との打合せに今入っているところであります。順調にやって、ワクチンの接種が進むことによって、感染の拡大を抑えるということが今喫緊の課題にあると思いますので、それについては全力を尽くしていきたいと、そのように思っております。
以下の項目について一つ一つお話しさせていただきます。まず新型コロナウイルス感染症に関する花巻市の対応についてでありますけども、先ほど申し上げましたとおり、花巻市においては、ワクチン接種が始まっております。4月21日、4月22日に花巻地区・花巻市総合体育館と、大迫地区・大迫交流活性化センターで、それぞれ325人、65人の方々のワクチン接種が終了したところであります。5月6日、8日については、石鳥谷生涯学習会館、東和コミュニティーセンター、まなび学園で、やはり91歳以上の方々のワクチン接種をさせていただくと。そして5月12日につきましては、大迫地域で75歳以上、ただ、91歳以上の方が2,100人いらっしゃいまして、5月8日までに終わるのは975人までの少ない人数で、やっておりますので、91歳以上の方を優先して、ワクチン接種をさせていただくというふうな予定にさせていただいております。5月12日については花巻市総合体育館で4月21日にワクチン接種を受けていただいた方91歳以上の325人の方々にワクチン接種をする予定にさせていただいております。そのあと順次、この2回目も含めて、各地区において、75歳以上、91歳以上を優先というワクチン接種をしていくという予定をこれは確定している予定でありますけども、この資料の1ページ目に書かせていただいております。
ワクチンの供給状況でございますけれども、4月12日の週、実際来たのは4月の16日ぐらいだったでしょうか。975人分の1回分が花巻市に送付されてきました。そして4月26日の週、事前に予定されていた1箱、975人分1回分に加えまして、4月26日から5月9日までの間に、追加で4箱、1950人分2回分が供給予定であるということが、国から通知がございます。4月26日の週の分もまだ来ていませんけれども、今週中には来ることは確実という状況になっております。そして、さらに5月10日から23日までの間に、13箱。7,605人分の2回分が供給される予定になっているということで、今現在累計1万530人分の2回分が花巻市に供給されるということは国から通知が来ているということであります。その意味で、供給のスピードは上がっていることは間違いないということであります。
先ほど申し上げましたけれども、国からの今後の供給スケジュールについても、早い時期にですね、供給スケジュールは示されるという情報もございます。それは非公式の話でありまして、まだはっきりしたところではないんですけれども、その結果ですね、首相がおっしゃるように、7月末までに65歳以上、花巻市の場合3万4000人近くいますけども、ワクチンの供給があるものというように我々としては期待しているところであります。
このような状況を踏まえまして、我々としては、ワクチンが来た段階で早く8月末までということではなくて、もっともう少し早く、ワクチンの接種、高齢者について、したいということを考えておりまして、その意味で医師会等と協議の上、接種計画を変更して、前倒ししてすることについても今検討しているということであります。
そして施設に入居されている方の接種については、ワクチンの供給状況を見ながらということになっていますけども、施設従事者への同時接種も含めて、5月中に開始されるよう、それぞれの施設とのですね、話合いを進めているというところであります。
ちなみに、岩手県がワクチン接種の日程調整を行っている、市内医療従事者のワクチン接種についてでありますが、これは県が直接手配しているわけでありまして、場所は総合花巻病院の建物の中を借りてやっているということでありますけども、これについては5月中に完了する見込みとのことを聞いている状況であります。
その中で、花巻市の消防本部、消防団員ではなくて消防本部に勤める職員ですけども、職員のワクチン接種は、希望者全員について、終了したというように伺っております。そして医師会の先生方、医師の先生方についてもですね、先週お話聞いた段階では24日、25日に、接種予定という話聞いておりますけども、終了したという確認は今私自身は聞いていませんけども、医師の先生方についても終了したのではないかなというふうに考えている次第であります。
ワクチン接種については以上でありまして、供給の状況がですね、ファイザーについては良くなってきているのではないかということを我々としては、国からの内々の情報からするとですね、あるいは、新聞等で報道されている情報からするとそのように思っている次第でありますけれども、来たワクチンをですね、できるだけ早く接種するということについて、先ほど申し上げましたけれども、しっかりした計画をさらに前倒しの計画をですね、作る必要があるというふうに考えている次第であります。
次に新型コロナウイルスPCR検査助成制度の創設についてであります。現状におきまして、花巻市ですけども、他市にあるように、感染源のわからない感染者というのは、ここのところございません。感染者は少しずつ出てきていますけども、そんなにクラスターが発生しているという状況でもない。そういう意味では、市内において感染が拡大しているという状況とは必ずしも言い切れる状況ではないということであります。岩手医大の櫻井先生、感染の専門家でありますけれども、この方が前におっしゃっていましたけども、「感染源のわからない感染者が1人いると、その周りに数十人の感染者がいる可能性が強い」ということですけども、花巻市においては、今そういう状況は、現時点においてはまだないということであります。
しかし今後、東京あるいは関西、あるいは宮城県もそうですけども、感染の拡大、宮城県は今はあんまり増えてないんですけども、感染の拡大が増えている状況において、花巻市においても感染の拡大が出てくる可能性はあるということを考えているわけでありまして、その観点から、施設にですね、新たに入る、あるいは利用される方についてのPCR検査、これについて、市がそのPCR検査費を助成するという制度を創設するということにしたわけであります。
これについては先日の市臨時議会で予算化について承認いただきました。対象者でございますけれども、この資料の2ページ目のですね、真ん中から下のほうに書いています。入所型の市内高齢者施設、障がい者・障がい児施設、生活保護者の救護施設に新たに入居される方、またはそれらの施設などに新たに就業・復職される方、そして、市内の保育園や幼稚園、認定こども園等の教育保育施設に新たに就業・復職される方、さらには市外から市内小中学校に転入する児童生徒の方及びその同居家族、そして市外から転入し、保育園や幼稚園を新たに利用する児童、園児の同居家族、という方々を対象にして、コロナウイルスのPCR検査をされる場合において、市が1人当たり2万5000円の助成をさせていただくということであります。
この対象者につきましては、この施設の関係者の方々と、先日協議したわけでありますけれども、その中で、就業だけではなくて復職される方も、入れて欲しいという要望がございました。また、保育園や幼稚園を新たに利用する園児の同居家族も対象にしてほしいという要望がございまして、この二つを、この施設の方々の要望に基づいて、追加対象にするということにしたわけでございます。この申請及び検査方法等については、資料の2ページ目の下のほうに記載しておりますので、参考にしていただきたいと思います。
対象になるPCR検査する場所ですけれども、当初、我々のほうとしては、市内の医療機関のほかに、市外の医療機関ということも対象に考えていたわけでありますけれども、関係者の方と協議した結果ですね、できるだけ花巻市の施設に入る直前に、検査をしていただきたい、ということがございまして、市外の医療機関ではなくて市内に移って来られてから、市内の医療機関で検査を受けていただくということにしたわけでありまして、対象の検査する場所としては市内の医療機関と、いうことにさせていただいた次第です。これについては、花巻の医師会の先生方と協議した上でですね、花巻の医師会の中で、一定数の医療機関に御協力いただけるんではないかということで、我々としては理解している、認識しているところであります。
次、3ページ目でございます。PayPayを活用したポイント還元キャンペーンの実績でありますけども、これは我々としては市内の地場店舗だけを対象にしたわけであります。全国的なチェーン店とかですね、そういうところは対象外にしたということでありまして、花巻市に本店がある、あるいは本社を有している事業者といった、地場の店舗だけを対象にしたということであります。
このキャンペーンに参加していただいた店舗は1,075店ということでありまして、第1弾と第2弾をやったわけですけども第1弾は、昨年の8月1日から9月30日の2か月間、これについては決済金額が2億7977万円。花巻市が負担するプレミアム分の還元額、これは4,565万円。ということで4,565万円の支援をすることによって、花巻の店舗の売上げが2億7977万円まで伸びたということで、大変好評だったんですけども、第2弾は12月1日から3月31日まで行いまして、これについて決済金額は11億6220万円。還元額は1億9870万円。予算は2億円だったので、本当にぎりぎりまでですね、上限に近い金額まで御利用いただいたということですけれども、この結果、市内の売上げ、店舗の売上げがですね、11億6,222万円になったということで、非常に大きな効果があったと思います。例えば飲食店の場合にはですね、材料費が、多分2割とか3割、3割ぐらいなんですかね、店舗によって違うと思いますけども、あとの7割ぐらいは粗利益になるわけですけども、そういう意味では、2億円の給付金を出すよりも、売上げの向上に結びついたということで経済的な効果が非常に大きかったんじゃないかと思います。実際そのような声が聞いて聞こえてくるわけでありまして、これについては本当に市民の方々に御利用いただいたということもあり、また店舗もたくさん参加いただいたということでですね、大変大きな効果があったというふうに思っています。
このPayPayなんですけれども、このようなキャンペーンについては、国の指導によって例えば4か月やった場合には4か月休んでくださいということを聞いております。景品表示法の関係のようですけども、4か月休まなければいけないということでありまして、花巻市の場合8月以降に次のキャンペーンが出来ますので、これについては第3のキャンペーンを実施するということを今検討しております。これについての当初予算をとっておりますけども、ひょっとしたら、この3月までの状況を見ると、金額的には足りないかもしれないということで必要に応じて補正をかけていくということを考えております。
実は地方創生臨時交付金でありますけれども、昨年のですね、国の一次補正、二次補正が16億3281万7千円花巻市に来ています。三次補正は、3月で決まっていましたけどこれは6億616万5千円ということであります。これは全て令和3年度に持ち越しになっておりまして、令和3年度市当初予算、それから一号補正予算で既にコロナの対策について予算計上しています。今後の必要な経費、先ほどのPayPay、足りないんじゃないかといった部分も含めて、あるいは今後、温泉施設等に対する支援がもっと増える可能性ありますけれども、そういうことを考えるとですね、6億円以外の財源が必要になります。国は今、このコロナ対策については5兆円の予備費を取っていますけども、これを使って地方創生臨時交付金に充てるという、確定的な情報はまだないということでありまして、財源としては花巻市の場合もないわけでありますけれども、必要に応じてですね、財政調整基金、これが今大体71億円ぐらい。去年よりも増えてます。そういう状況がありまして、必要に応じてこれを取崩して使うということも検討したいと思ってます。ただ、今後今の状況からすると、昨年度よりですね、市民の健康を守るための費用、あるいは、店舗等の支援についての必要性は去年よりもさらに強くなる可能性がありますから、到底財政調整基金だけでは間に合わないということになります。全部使うわけにはもちろんいきませんので。そういうことからするとですね、地方創生臨時交付金を早く国のほうから、市町村にも、出すということを考えていただきたい。この前全国知事会がそのような要望をしてますし、市長会も動いているはずであります。我々も、県の市長会を通して、その要望をしてる状況ですけれども、ぜひそういうことをやっていただかないと、地方の必要な支援が出来ないという状況になるということを、申し上げたいと思います。
ちなみに国のほうは、ワクチン接種についても、花巻市の場合2億円だったですかね。出してもらうということになっていますけれども、例えばコールセンターをですね、今10人なんですけど、これを30人にする、私そういうことをやるように指示していますけども、それで5000万円ぐらいかかるという見積りが来てるということなんですね。そうすると2億円では、到底足りないということになりますけど、この部分についても増やしていただく必要があるんじゃないかなというように思ってます。国のほうからは、医療関係のですね、ワクチン接種費用がもしかかるんだったら、それは増やすというふうな意向も示されているようでありますけども、これも必要になるということを申し上げたいと思います。
次に花巻市温泉宿泊施設等利用促進事業の期間を延長するということであります。花巻市は2月20日からですね、5月9日まで、県民が花巻市内の宿泊施設にお泊まりになる場合に、4,000円の補助をしております。
これは県も一緒にやっていただきたいということを我々お願いしたんですけども、財源がないということでですね、進んでおりませんでした。それで、県は4月16日からですね、財源が国から来るということでですね、宿泊等の割引補助最大5,000円プラス2,000円のクーポンですね、制度を実施するということになりました。これ我々は非常にありがたいというふうに思っておりますけれども、この花巻市のですね、5月9日までの4,000円補助のそれ以降については、国県の支援制度を見ながら、その必要性について検討するということを、かねて申し上げたわけですけども、今回、国の財源を使って県がそのような制度をつくってくださいましたので、我々5月10日以降については4,000円ではなくて2,000円で進めていくということを考えております。
1月の段階ではですね、花巻のホテル等についても、これ比べるの令和元年じゃなくて平成31年になりますけれども、平成31年比でですね、パーセンテージで1けたの宿泊施設もあるような状況で大変厳しい状況でありましたけども、2月20日以降に花巻市は4,000円を支援するというようになってから大分増えてきまして、県民の利用者については、ほとんどの施設について、100%、平成31年の例えば3月比ですね、100%を超えるような、140%ぐらいだったんですが、3月で。4月もですね、140%を超えるという見込みを出していたわけであります。宿泊施設によって、県外のお客様の多いところは、全体で見ると100%以下というところがありましたけども、そういうことで大分回復していた状況であります。
今回県のほうで、新たな制度をつくっていただきまして、その結果でありますけども、まだ日数は少ないですけど明らかに増えているという状況が出ております。例えば、一つの施設について申し上げますと、4月15日報告分ではですね、4月の県民の宿泊数が6,000人ちょっと切るくらいだった、5,968人だったのがですね、4月18日の段階では7,267人と、その段階で1,200人ぐらい増えています。それから4月22日の段階ではですね、さらに8,640人と、いうことで、平成31年の同時期の県民の宿泊数に比べると200%を超える予約状況になっているということでありまして、これは、県の新たな制度も大きな効果を出していると。市の4,000円も続いてますけども、合わせてですね、そのように大きな効果を生んでいるということでですね、花巻温泉郷の宿泊施設の事業の継続について極めて大きな効果が出ているというように思ってます。
我々かねてGoToトラベルについてもですね、県民対象としたものを出すべきだということを、国にも申し上げたわけでありますけれども、GoToトラベルではない制度でありますけれども、結果的に同じ、経済効果があるものをやっていただいたということについては、国及び県に対しても我々感謝申し上げたいと思います。今後これについては県内における、コロナ感染の拡大状況によっては、中止っていうことも有り得るわけですけども、今の状況の花巻において、感染の拡大が見られない状況についてはですね、続けていけるものというように考えてます。これについては県の動向も注視しながら、花巻市の施策についても、考えていきたいというふうに思っております。
次に4ページ目の中小企業経営支援金でございます。これは、花巻市は飲食店とかですね、運転代行業者、あるいはタクシーあるいはバス事業者等、あるいは温泉に対しては、独自の支援をしたわけでありまして、例えば飲食業者についてはですね、既に市独自で1店舗当たり50万円の支援を行ったところであります。今回県は1店舗当たり最大40万円の支援をするということを決めましたので、飲食業者等については、既に市独自で支援を行っているので、その分については、今回は、県の支援だけで市単独の事業としては追加するということは考えてないわけですけども、ほかの一般の小売業者等については、市独自のPayPayの支援はしてますし、それは大きな効果を与えられてると思いますけども、給付金という形での支援はしていなかった。飲食業は特に状況が悪くて、特に12月と1月が非常に困難な状況がありましたので、給付金という形で支援をしました。ただ、2月3月になってくると飲食店もPayPayの利用者が多くなり、大変好調とは言えないんですけども、相当回復はしてきてたわけですけども、飲食店・運転代行業者には給付金を行いました。県が今回1店舗当たり最大40万円給付していただくということになりましたので、市は、市独自の支援をしてない業態の事業者に対して、1店舗当たり30万円の支援をするということを決めたわけであります。
4月23日時点、4ページ目の1番下のほうにありますけれども、岩手県分について申請件数は256件、交付決定が136件。交付決定額は4887万7000円ということですけども、市の上乗せ分については申請件数が111件、交付決定52件、交付決定額が1560万円と、利用していただいているという状況でありまして、県の支援とあわせて、市の中小事業者の事業の継続に役に立っているんじゃないかなというふうに考えています。
次のページでありますけども、地代家賃補助、これも市は昨年のですね、2回ありまして、大体、去年の春ごろから今年の2月までのですね、家賃については、一部、出来ない月もありましたけれども、家賃補助の相当部分については、県の補助を受けながら支援をしてきたということであります。コロナウイルスの感染の影響についてはまだ続いておりますので、今年の4月から6月までの3か月分について、市独自で地代家賃補助をやるということを決めているわけであります。前回と同様でありますけれども、月額賃料の2分の1以内、1か月当たり上限10万円ということであります。
7月以降についてはですね、今の状況からすると、さらにやる必要があるというふうに考えておりますけれども、今の段階では、6月までの支援をするということを決めて、5月12日より受け付けを開始するということであります。
6ページ目はですね、国の制度でございまして、財源は全て国のお金になりますけれども、ひとり親世帯に対する、生活支援特別給付金。対象となるのは児童扶養手当受給者とですね、それ以外、児童扶養手当受けてないけど公的年金を受給されている方、あるいはコロナ感染の影響によって、家計が急変して収入が減っている方、というような方々を対象としています。児童1人当たり一律5万円の給付をするということであります。そして、児童扶養手当受給者に該当する方については、申請不要と。給付金が要らないというふうに届出出した方は対象になりませんけども、そのような、届出がない方については全員、5月11日に、児童扶養手当受給口座に振り込む予定をさせていただいてます。世帯数については753世帯、お子さんの人数は1,136人ということになります。児童扶養手当の支給を受けている方の収入でありますけども、簡単にはなかなか言えない、計算出来ないんですけども、税制上認められる控除分を引いた後の所得とは違ってですね、受け取る金額で考えますと、収入というふうに言われますけども、児童扶養手当全額の受給を受ける方でですね、例えば1人親世帯でお子さんが1人の場合にはですね、年収として160万ぐらい。あるいはその一部受給の場合には年収として365万円ぐらいと、お子様の数が多ければ、当然、年収もっと上がりますけれども、その程度の収入の方については、児童扶養手当全額ではなく一部を受給している方であってもですね、この5万円の支給ができるということになりますので、相当広い範囲で、1人親世帯については、一律5万円の給付を、国の財源でありますけどさせていただけるということになります。
令和2年度イーハトーブ花巻応援寄附金(ふるさと納税)にたくさんのご寄附をいただきました
市長
次にイーハトーブ花巻応援寄附金、ふるさと納税についてであります。これは何度か非公式にはお話しさせていただいておりますけども、令和2年度については大変多額の寄附をいただいたということでありますので御報告させていただきます。寄附額でありますけれども、令和2年度は29億6013万1000円。寄附件数は21万5915件ということであります。寄附額で見ますと、前年の6億円強から4.8倍、寄付件数についても、前年の6.9倍ということであります。大変大きな寄附をいただいたということであります。これについてはですね、返礼品の寄与等ありますので、それを除いて15億円ぐらいはですね、花巻市の自主的な収入、歳入になるということでありまして、花巻市の財政にですね、非常にいい効果を出すということであります。
一般的にですね、普通の市税が例えば10億円増えますとですね、そのうちの4分の3、7億5000万円については、地方交付税の交付金から差し引かれるわけです。そうすると10億円市税が増えても、地方交付税減らされる分がありますから、市の財政としては2億5000万しか増えないということになりますけれども、このふるさと納税は、その場合の10億円全額がですね、市の歳入になり、地方交付税は減額されませんので、効果としては非常に大きな効果があるということになります。10億円プラスになるんですけども、市税の10億円とはですね、市に与える影響は全く異なるということでありまして、非常に大きな効果を出すということになります。
ちなみにこれは12月に圧倒的な金額、もちろん多いわけですね。昨年度についても19億円、12月にいただいていますけども、4月になりまして、去年の4月はですね、ふるさと納税4900万円ぐらいでありますけども、今年について言うと、4月の段階で、昨日時点で8324万6000円ですね。ですから去年は4900万円で、今年は8300万円で、昨年の倍まではいきませんが、まだ今月末までに何日かありますから、さらに増えると思いますけども、やはり好調は続いているということであります。今年も花巻の返礼品が魅力的だということで評価をいただいていると思いますけども、ふるさと納税が好調であればいいなというふうに思っております。
市内保育園等の年度当初の待機児童が「2年連続でゼロ」になりました
市長
次に、8ページ目でありますけれども、市内保育園の年度当初の待機児童が2年連続ゼロになったということであります。これはですね、8ページ目の待機児童数と保育定員の推移で見ていただくと、御理解しやすくなると思いますけれども、平成29年以降にですね、保育園の数を増やしています。法人立の保育園がですね、増えているという状況になっています。その結果、保育施設の定員数が2,262人から2,424人に増えているということですね。保育所数については、37から47に増えています。それで、4月の待機児童は、2年連続ゼロになったということです。
ただ、年度途中には待機児童が例年出てきます。その年度途中の待機児童の数も、今減っている状況でありますけども、今年、4月1日現在ではゼロになったということなんですね。定員数からするとですね、162人増えているだけなんですけども、実はそれは既存保育施設で、特に中山間地であまり入園の希望者が少なかった、市立の保育園を閉園したということがありますので、こういう数字になっていますけども、特に保育園の需要の多い、北上盆地の中についてはですね、保育施設の定員が増えていますから、その結果がこのような待機児童ゼロに結びついたと、いうことであります。
ただこれはですね、特に法人立の保育については、保育士不足が続いておりまして、なかなか定員どおりの園児の受入れが出来ないという、保育施設もあるということであります。これが大きなネック。施設は増やしましたけれども、保育士不足がまだ続いているということがですね、年度途中の待機児童の発生につながっているということであります。
花巻市はこの保育士確保のための支援制度、いろんな支援制度をやってます。法人立の保育園に就職していただいた保育士について家賃補助をするとかですね、あるいは奨学金の返済について一部の補助をするとか、いろんな制度をやって、それについては御利用いただいている状況でありますけども、それでも全国的な保育士不足ということがありましてですね、やはり、保育士の確保については難しい。特に今年は盛岡市と北上市で新たな保育施設が出来たという状況で保育士を募集したということもありますので、なかなか苦戦しているという状況が続いてます。
我々としては、保育士確保をやりたいわけですけども、全国的に保育士不足がある中でですね、なかなかその解消は難しいという認識でおりますけども、なかなかこれについては、誰が悪いと言えないんですね。国もお金で頑張ってもですね、やっぱり保育士の希望者が十分なければいけないと。その中で、やはり若い女性のですね、人口自体が減っていますから、その中で保育士を希望される方についても、増えるという状況ではなかなかないということがありますので、難しくなってると思います。
保育園の需要が増えてることについてはですね、これは数年前にパートタイムの方も、保育園を利用できるというふうな制度改正があった。あるいは、まだ仕事は見つかってないけど仕事を探している方についても保育園を使えるというような、その意味ではそれぞれについてはいい制度だったわけでございますけども、そういう規制緩和的なことで利用がしやすいようになった結果ですね、保育園の需要が増えたと。その結果、それに保育士の数が追いつかなくなって、全国的に見た場合に、待機児童が増えているという状況になっていると思います。
花巻市については、先ほど申し上げたように、待機児童が減っている状況でありますけれども、まだまだ油断出来ない状況は続いているということだと思います。
花巻市民間宅地開発支援事業補助金を創設しました
市長
9ページ目でありますけども、花巻市民間宅地開発支援事業補助金を創設しました。
これはですね、花巻市において自然減は、毎年、500人、600人から今900人を超える状況になっています。65歳以上の高齢者人口はピークを迎えたと、今後増えることはございませんけども、最近65歳以上の高齢者の増えるピークに到達したってことは、75歳以上の方についてはあと10年ぐらい増え続けます。それから85歳以上の方については20年、あと20年ぐらい続くということ。自然減は今後きつくなりますけれども、ただ、社会増減につきましては、この2年、花巻市の場合100数十人のプラスになっているということです。おととしが147人、去年120何人だったですかね、正確には122人だったでしょうか。プラスになってきているんですね。人数的にはですね、それほど大きくないんですけれども、例えば岩手県内のほかの市町村との転入転出から見ますと、6、7年前まで沿岸からと、それから遠野市からは転入が多かったんですけども、北上盆地の市町からはですね、ほとんど転出のほうが多かった。という状況でありましたけども、ここに来まして、北上盆地の市でもですね、ほぼ全ての市から転入のほうが多いという状況になっています。そういう状況がある中で、花巻市を住宅地としていろんな理由で選んでいただく方が出ているということについては、我々は非常に歓迎したいと思いますし、花巻市はそういう意味でベッドタウン的なまちになっているということがございます。
そういう中で、住宅の乱開発を避けたいということで、今回この優良な住宅を開発させる事業者の方々に補助金を出すという制度を設けさせていただいたということであります。要件としてはいろいろございますけれども、165平米以上の住宅用地を3区画以上分譲するそのような住宅地、そして、中の道路は6メートル以上、それから、接する道路が6メートル以下の場合には6メートルになられるようなセットバック部分を設けていただいて市に寄附をいただくという条件にさせていただいています。これについては、事業者によって下に書いています補助額を補助させていただくということを始めまして、それによってですね、優良な住宅地を開発していただきたい、乱開発を防ぎたいということであります。
対象については花巻、石鳥谷、大迫、東和地区について、それぞれ居住誘導区域、あるいはそれに準ずる生活サービス拠点区域ということにしておりますけども、花巻地域については市長が別に定める区域ということにしておりまして、次のページのですね、地図を開いていただきたいんですけども、この下のほうの赤で囲んだ部分、これ豊沢川の南のほう、花南地区でありますけども、ここについては、居住誘導区域以外の地域についても、今回の補助対象にするということであります。
これは北上の工業団地等に住む方が、この花南がお住まいになる方が多くなってきている状況でありますので、そこについて、優良な宅地にしていただきたいということで補助の対象にすると、いうことに決めたわけであります。
花巻市空家等解体活用補助金を創設しました
市長
次に5番目の花巻市空家等解体活用補助金であります。
これもですね、先ほどと同じような話でありますけれども、空き家がですね、そのまま残るところが多いと。花巻市の場合空き家バンク等、大変好調でありましてですね、ここ数年の空き家バンク利用いただいて空き家にお住まいいただく方が増えている状況であります。ただ、お住まいになれない空き家があるわけでありまして、解体にお金がかかるということで、そのままになっている空き家もあります。そういう空き家を解体していただいて、新しい住宅を作っていただく場合にはですね、補助金を出すという制度を今回新たに設けたということであります。
金額的には1番下に書いていますけども、市内全域を対象としまして、建築の時期ですね、新しい建築基準法、新しい基準なのか古い基準なのかによって、50万、40万円の限度額をさせていただくのと、先ほど申し上げた居住誘導区域とか生活サービス拠点区域については、100万円の補助をさせていただいて、特に街中にある古い建物については壊していただいて、新しい建物を建てていただくことによって、街中の活性化にもつなげたいということでやらせていただいております。次の14ページに、場所によってのそれぞれの補助の限度額を書かせていただいております。
花巻市博物館特別展 光ミュージアム所蔵「美を競う 肉筆浮世絵の世界」が開催中
市長
次に15ページになりますけれども、花巻市博物館特別展、光ミュージアム所蔵の「美を競う 肉筆浮世絵の世界」を開催するということであります。
4月24日から6月6日まで花巻市博物館でありますけども、ここに展示されますのは、葛飾北斎とかですね、歌川豊国、歌川広重などのですね、印刷、版画ではなくて、肉筆の浮世絵自体をですね、展示させていただくということでありまして、これを花巻でやっていただくことについては、我々としては大変ありがたいなと思っていますけども、私自身もぜひ見たいなと、そういう展示なんではないかなというふうに期待しております。次のページにチラシをつけさせていただいております。
公園の遊具を整備しました
市長
最後になりますけれども、公園の遊具を整備しましたということであります。これについては、国の補助、半額の補助をいただきまして、それと市の合併特例債等を使うということになります。合併特例債は、実は返済資金の70%について、国から交付税措置があるということで、非常に有利な市債でありますけど、これを利用して整備させていただいたということです。
一つ目は一本樋公園、これロケット公園の名前で親しまれていて、ここのロケット型の遊具が古くなったので、これを変えさせていただいたということです。それから、桜台東公園については、クライミング形の遊具、滑り台等の遊具でありましたので今回も、同様の遊具をつけさせていただいたということです。アスレチック公園についても、クライミング形の遊具が古くなりましたので、新たに更新したということであります。
主な質問
コロナの集団接種はまず2回終了したところだが、当日キャンセルは何件あったか。加えて、余ったワクチンが発生したかと思うが、どのようにお使いになったか
市長
花巻のほうでは4人ですね、3人がキャンセルで、1人は体調が悪くて、受けていただけなかったということで合計4人の方の接種いただけなかったんですけども、3人の方については、91歳以上の方で、応募されたけれども予約ができず待機されている方に御連絡して来ていただいて、接種していただいたということであります。もう1人の方は、医療関係者の方に接種させていただいたということで、全て使ったので、廃棄にはならないということであります。
その1人の方、医療関係者の方には自宅で接種したということになるのか
市長
いや、会場に来ていただいて接種していただいたんですけども、その方の事情で、やっぱり早くやる必要があるということでありまして、医療関係者の方にやっていただいたんですね。ですから、それについては事前に余った場合どういう方に接種していただくかという計画をつくっていましたので、それに基づいてやったということです。
温泉宿泊施設等利用促進事業で、感染が拡大した場合は中止することもあるということだが、県の、昨日のコロナ対策本部会議でも、感染拡大した場合は県の岩手旅応援プロジェクトのほうも中止する場合がある。その際に中止の判断基準を示されたようだが、花巻市としては、中止の判断基準などはお持ちか
市長
花巻市の場合にですね、まず始めるときに、各宿泊施設にお願いして、途中でもやめる場合がありますと、その場合にはお客様がキャンセルしてもキャンセル料は徴収しない、市はそれには支援しませんということは、事前に連絡したんですね。各施設にはそういう前提で予約を受け付けていただいた、ということです。我々としては、例えば公共施設についてはレベル1からレベル4という基準を設定しておりまして、花巻市内において感染拡大の状況だった場合には、花巻市のコロナ対策会議でレベル4に移行するということを決めるということがありましたので、レベル4になった場合にはこの支援もやめるということを考えていたわけです。ただ、県の補助と市の補助と併用される方が多くなりますので、これについて判断基準が異なった場合には、混乱を招く可能性があるということで、我々としては県の基準に合わせてやるということも、検討するということを今日、朝、指示したところでありまして、県との協議を経てですね、それでいいということになった場合には、それに合わせるということを考えられるんじゃないかというふうに思っております。
ふるさと納税に関しては、今回新型コロナの影響で、全国的に寄附額が伸びているようだが、近隣の市町村に比べて花巻市は大幅に伸びていらっしゃるようだ。先ほど返礼品の魅力という話があったが、1番の強みは何だととらえているか
市長
これにつきましては、もともとありますエーデルワイン、白金豚、あるいは花巻の野菜の詰め合わせセットとか、ほろほろ鳥ですね、これらは花巻の事業者さんがやっています。こういうところも増えていることは間違いないです。大体2倍以上とか、少ないとこで1.5倍とかですね。そういうことになっているので、そこだけでも相当増えていることは間違いないです。
プラスして、大きな効果があったのは去年の9月からですかね。実際的に増えたのは10月以降ですけども、牛タンが非常に伸びたんですね。ここは楽天でも、ふるさとチョイスでもですね、全国一位になったっていうような状況がありまして、極めて大きな反響を得たということでありまして、そこが大きな寄与したことは間違いない状況です。
今年度の当初予算では、15億円ほどの寄附額を見込んでいるが、さらに伸びるその可能性はお持ちか
市長
そうですね。こういう大きな金額を予算に乗せて、それについて実際に入られない場合にはですね、財政に穴が開くということになりますから、我々としては昨年度大体30億円近くだったんですけども、その半分に、予算上はとどめたということです。ただ、現時点において先ほど申し上げましたように、4月の状況でもですね、昨年の2倍近いペース、増えているって事からするとですね、今年も15億円以上になることは、我々としては期待したいと思っています。
改善点などあればお聞かせいただけるか
市長
改善点ということで具体的な話ってのは、これは返礼品につきましてはですね、事業者さんの工夫になるわけでありますので、それぞれの事業者さんがいろんな工夫はされていると思います。例えば、エーデルワインについても、特に人気のあるのは高級品なんですね、1本4,000円以上するような、おいしいですよ、すごく。本当おいしいです。それらをセットにしたものとかですね、10万円ぐらいのセットにしたもの、そういうものが人気があるんですね。そこは、それぞれの事業者さんが工夫してやっていると思います。
花巻市の場合にですね、ふるさと納税のポータルサイトは二つお願いしていますけれども、例えば、花巻発祥の事業者さんもそういうポータルサイト的なことをやるっていう動きもありますから、そういうところの御支援もいただきたいし、我々としても応援したいという気持ちもありますから、そういうところにお願いするということも可能性としてはあります。それは検討していますけれども、それが改善点ということではないんですけどね。そういう形で、花巻市のふるさと納税を増やすだけじゃなくて、花巻の事業者さんも支援するというようなことも考えていきたいというようには思っています。
件数を見ると寄附額以上に伸びている。今後市の人口が減っていくことを考えると、寄付された21万人を超える人と継続的につながっていくことは必要と思うが、その点について市長のお考えを聞かせていただきたい
市長
そうですね、それは我々として考えていかなくちゃいけない話ですね。市の事業についての、御報告等はさせていただいていますけども、そういうことをしっかりするとか、あるいは、なかなか担当部署は昨年大変な思いしたんですね。予想以上に来ましたんで、忙しいということはありますけれども、将来的にはそういう方々に花巻に来ていただくような仕組みをつくるとかですね、そういうことは検討していく必要あるんじゃないかなというふうに思っています。
PayPayによるキャンペーンは、従来型の割増し商品券を発行して買ってもらうような従来型の地場企業の支援策と比べて、QRコード決済の強み、メリットはどう感じているか
市長
これは要するに、利用が簡単なんですよね、極めて。例えばプレミアム付の商品券であれば、一旦買わなくちゃいけない。手間の問題あります。もう一つはですね、人気あると列を作って買うとか、そういうことも出てくる。それから、例えば、今すぐ使うわけではないのに1回お金を出さなくちゃいけないわけです。その上で、買って必要なときに使うってことになるわけですね。そういう意味では、ご利用になる方にとっても、少し手間がかかるし、必要な時以前に一旦資金的な負担が出てくるということがあるわけです。それで、今回のPayPayの制度であればですね、それはないんですね。チャージが嫌な方ももちろんいるんですけども、そのときはコンビニでチャージしてもらう必要ありますけども、銀行口座を登録していれば使う直前にチャージして使うことができるわけですね。そういう必要なときに本当にお金払うのと同じような感じ。そういうことになるっていうことが大きな違いだと思います。
もう一つは、参加する店舗については、PayPayが勧誘してくださるんですよ。ですから、我々の職員、あるいは商工会議所さんのほうでですね、新たな参加する事業者さんに回って、参加してもらうっていう必要がないんですね。参加事業者さんについてもただQRコードの紙を置くだけですぐ参加出来ますから、楽です。
あとはですね、我々は参加する店舗を、花巻市に本店又は本社を有しているという条件としており、PayPayさんのほうで加盟店情報を持っていますから、そこを選んで、そこに声をかけるっていうことなんですね。その結果、今回のPayPayは、地場店舗に対する支援に集中出来たわけですね。これ大きかったんじゃないかと。今回はコロナウイルス感染の中で、地場の店舗について事業継続していただきたいということで始めたわけですね。例えば、東京に本社がある企業さんに多少支援をしても、その事業者さん自体はもう十分、力があるんです。花巻市だけで応援しても、その企業さんにとってはあまり大きな効果がない。ところが花巻だけで事業をしている方にとっては、花巻市が支援することによってご自身の売上げが増えるってことは、事業継続にすぐ結びつくわけなんで、今回のこのプログラムってのはそういう意味で、効果が大きくなったっていうこと。今まで、地場の店舗に絞って、商店街に対する支援とかですね、全国各地の市町村やっていたわけですけども、あまり効果がなかったんですよね。どうしても郊外の大型のショッピングセンターにお客さんが行くってことで、地場の店舗に行くってのはあまりなかったんですけども、今回の制度は、これやることによって、例えば、花巻に本社があるガソリンスタンドを選んでいくっていう、そういう市民が増えたんですね。そういう意味で地場の店舗に対する、コロナウイルス対策だけじゃなくて地場の店舗に対する支援っていう意味でも大きな効果があったということ。これは言えるんじゃないかと。今回のPayPay、別にPayPayにこだわる必要はないんですけども、他のキャッシュレス決済サービスと比べてPayPayが市内の加盟数が多かったからPayPayさんにお願いしたわけであります。そういういろんな意味で、効果があったなと思います。
担当
広報係
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