令和3年8月 臨時記者会見を開催しました

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ページ番号1014927  更新日 令和3年8月19日

開催日時

令和3年8月18日(水曜)午後4時から午後4時30分まで

開催場所

花巻市役所本庁本館3階 委員会室

会見項目

  • 藤原副市長が別居を含む家族と多人数で会食を行った件について

藤原副市長が別居を含む家族と多人数で会食を行った件について

 上田市長

今日はお忙しい中、臨時記者会見にお集まりいただきまして、誠にありがとうございます。本日は、隣に立っております藤原副市長が、別居を含む家族と、市内の飲食店で、8月13日に会食をしたということ、それについてお詫び申し上げるために、開催させていただきました。

御存知のように、県は8月12日に独自の緊急事態宣言を発令いたしまして、不要不急の外出をしないこと、あるいは、親戚がやむを得ず集まる場合であっても、会食等は厳に控えるように、県民にお願いしたところでありまして、花巻市もそれを受けて、その旨を市民の皆様にお願いしたところでありました。ところが、翌日の8月13日に藤原副市長が、別居の家族、お子さんの家族を含めまして、13人で市内の飲食店で飲食をしたということが分かったわけであります。

このことは、市民の皆様の信頼を裏切る行為であり、許しがたい行為でございます。そのことを、心からお詫び申し上げますとともに、市の職員に対して、この件について、緊急事態宣言の趣旨に則る行動をとるということについて、改めて徹底させていただきたいとそのように思っているところであります。本当に誠に申し訳ございませんでした。

藤原副市長

お詫び申し上げます。このたびは、市民の行動の制限をお願いしていながら、軽率な行動で市民の信頼を損ない、猛省しております。市民の皆様に、心よりお詫びを申し上げます。また、職員の皆様に対しましても、模範となるべき立場にも関わらず、このような行動をとってしまい、重ねてお詫び申し上げます。誠に申し訳ございませんでした。

主な質問

別居の御家族を含むということだが、御家族はどちらの方だったのか。

藤原副市長

妻と、それから、同居している長男の子供で孫1人、それから、盛岡市在住の別居の次男家族5名です。そのうち、孫が3名です。それから、奥州市在住の別居の長女家族5人、うち孫が3人、合計13人でございまして、うち孫が7名でございます。

藤原副市長としては今回の会食というのが必要な会食だったかどのように認識されているか。

藤原副市長

このような緊急事態宣言の中で、会食の自粛等の制限がされている中で、会食してしまったことについては、非常にまずいと思ったところでございますけれども、孫たちに食べさせてやりたいとの思いに駆られてしまったところでございます。

今回会食をするに当たって、どなたかやめようとか、声をかける方などはいらっしゃらなかったか。

藤原副市長

私の判断でやってしまいました。

市民、県民に自粛等をお願いしている中で、やってはいけない、まずいことだという認識がもともとあったのではないかと思うが、あったとすれば、なぜこのように謝罪をするに至ったのか。

藤原副市長

認識はあったんですが、その認識が甘かったということだと考えております。

市長への御質問だが、昨日付で厳重注意を行ったということだがどのような注意をされたのか。

上田市長

市の職員に対しては、もともと、同居家族以外の会食は控えるようにというような、そういう通知を4月30日の段階で出しております。今回につきましては、県の緊急事態宣言が出まして、親せきが集まって墓参り等を含めてしないようにと、あるいは、やむを得ず親戚の方が集まった場合であっても、会食等はしないように、というお願いが出ていたわけであります。市の職員に対する指示も、県と同様の指示を12日の段階で、庁内掲示板でさせていただいたということです。ただし、帰省について禁止するということが出てなかったわけですね。県境を超えた移動については駄目ということはあっても、帰省についてはやってはいけないというところまであまりはっきりしない部分があったわけです。ですから、もう既に帰省した方について、御自宅で飲食することまでは禁止しないと、その場合でも、感染予防に気をつけてやるように、というような指示をしていたわけです。したがって飲食店等で会食するということは、全く許されないということは、市の職員に対しては、庁内掲示板というシステムで、12日の夜の段階で出させていただいたということでございます。

今後、例えば処分などの対応は考えているか市長に伺う。

上田市長

口頭での厳重注意は、17日に、副市長が夏休み明けで市役所に出てきた段階で、私のほうから申し上げました。副市長についての処分、あるいは私の監督責任について、やはり処分というのは考えなくてはいけないということで、この内容については、今担当部署に検討してもらっています。担当部署の検討を踏まえて、必要な処分はしていく必要があるとそのように考えております。

藤原副市長のお盆休みはいつからいつまでだったか。

藤原副市長

8月11日から16日までです。

この間に県独自の緊急事態宣言の発令があったが、どの時点で把握されたか。

藤原副市長

12日の午前中に、市の職員から、県の緊急事態宣言が発令されそうだとの連絡がございまして、それで知ったところでございまして、内容については、13日の新聞で知ったところでございます。

先ほど市長のお話で、庁内掲示板で12日夜にお知らせしたとあったが、拝見されたのはいつか。

藤原副市長

14日に、自宅のほうで確認しました。

13日に緊急事態宣言の詳しい内容を把握されたということだったが、会食されたのは宣言の内容を知った後ということか。

藤原副市長

はい。

把握されながら、お食事された理由は。先ほど甘さがあったという話もあったが、より詳しく教えていただけるか。

藤原副市長

先ほどもお話しさせていただきましたけれども、前から会食を予定しておりましたところ、これは会食はまずいなと思いましたが、孫たちに食べさせてやりたいとの思いに駆られてしまったところでございます。

副市長は職員に指導される立場でもあると思うが、普段どういうふうなコロナ対策、特に会食についてどういった指導をされているか。

藤原副市長

八重樫副市長名で、会食についても慎むようにというような文書が発出されておりますので、そういったことで、職員の方々にも、周知しているところでございます。そのあとにも、市長からのメッセージ等もございます。

今回発覚したのが、市民からの声ということだが、これはどういった内容で寄せられたのか。

藤原副市長

市のホームページへのメールで、「市の3役が、非常事態宣言下において10名以上で会食をしている」ということでございます。

会食された場所は、どういった場所でどれくらいの間、いたのか。窓などがあって換気などはされたのか。

藤原副市長

市内の飲食店でございまして、お店の名前は控えさせていただきますけれども、窓もあり換気については十分とれる店でございます。時間については17時半から19時まででございます。こういう宣言下でございますからできるだけ早くとは思ったんですけれども、オーダーした食事が早く来なくて少し遅くなりました。

藤原副市長御自身で、これからの進退についてはどのようにお考えか。

藤原副市長

先ほど市長が、お話ししたとおりでございまして、処分を検討していただいていると思いますので、それに従いたいと思います。

最近は県内で感染者の方がかなり増えて、医療体制にもかなり負担がかかっている状況で、県内または県外に住んでいる御家族に会いたくても会えず、我慢されている方もたくさんいる中、今回の行動について改めてどのようにお考えか。

藤原副市長

本当に軽はずみな行動をとってしまいまして、先ほど申し上げましたとおり、猛省しているところでございます。

先ほど今後の処分については担当部署で検討されているとのことだが、藤原副市長のほか上田市長の監督責任についても検討されている状況か。

上田市長

おっしゃるとおりです。私の監督責任についても、担当部署のほうで検討しているということです。

厳重注意をされたとあったが、この処分以外に処分を検討されているということか。

上田市長

厳重注意は処分ではなくて、藤原副市長が市役所に出てきた段階で、どういうことかをお聞きしたところ、今お話ししたようなですね、別居の御家族も含めて13人で、市内の飲食店で、13日の夕方に会食をしたという話を聞きましたので、それは市民の信頼を裏切る行為であって大変許されないという話で、今後こういうことはあってはいけないという注意をした、ということですね。処分ではなく、あくまで口頭での厳重注意ということです。それとは別に、処分について今検討しているということでございます。

改めて確認だが厳重注意を行ったのは、昨日の段階か、今日の段階か。

上田市長

これは、昨日の朝、私が登庁して、そして藤原副市長も来ていましたので、その段階で、すぐにお話を聞いて、その段階で注意したということでございます。

飲酒はなかったか。

藤原副市長

飲酒はしております。私の次男と、娘婿の3人で飲酒しました。

どのくらいの量を飲まれたのか。

藤原副市長

私が飲酒した量は、中ジョッキ2杯と、お酒2合です。

別居の家族は帰省を元々予定されていたのか。食事後はご自宅で一緒に過ごされたのか。帰省の代わりにこの会食があったのか、どういう場だったのか。

藤原副市長

12日が、我が家の法界、先祖を敬う日でございまして、それに合わせて来たということです。

御自宅に集った後に、飲食店に行かれたということか。

藤原副市長

そうですね。

会食自体も予定の中に元々あったということか。

藤原副市長

はい。

食事の後も一緒に何日か過ごされたのか。ご自宅ではマスクをしていない状態で過ごされていたり、気が緩みがちになってはいなかったか。今回の件は、悪質性がそんなに高くないと感じたが、どういう御認識だったのか。

藤原副市長

息子、娘家族が家に来た場合も、孫たちもそれぞれみんなしっかりとマスクをするという習慣付けはあります。それから、子供たちですので、一緒に遊んだりはしますけれども、そういったコロナ対策は、どちらの親たちも、しつけはしております。

食事の前後何日か、一緒に過ごされているのか。

藤原副市長

はい。12日はですね、長女の夫婦は我が家に来た後帰りましたが、次男の家族は我が家に宿泊しました。それから、13日は長女のほうの家族が宿泊したということです。

そういう中で気が緩まれたっていう認識はあるか。

藤原副市長

本当にこういう状況下でですね、本当にもう、軽率な行動をとってしまったということで、本当にまずかったなと思っています。本当に今は、後悔してございます。

まずいと認識されていたら、花巻でも有名人なので、外食には行かないのではという気がしていて、一方でビジネス会食とは違うので、まずいと思われていなかったという感じも受けているが。

藤原副市長

先ほども申し上げましたとおりですね、やはり何よりも孫たちの顔を見るとどうも、どうしても緩んでしまう状況でございましたので、そういうところの甘さがあったのかなっていうふうに反省しております。

本件以外で、これまでコロナ禍で会食はなかったか。

藤原副市長

4月30日付けで市では同居家族以外との会食自粛が通知されておりまして、それ以降に同居家族以外との会食は、7月に1度地元の方2名と会食しております。

おそらく今回の問題は、市民に要請する側の立場の方がルールを破ってしまったということだと思うが、その件について、改めて藤原副市長の御認識をお聞かせ願いたい。

藤原副市長

本当にそういう立場にありながら、このように軽率な行動をとってしまったということでございまして、深く反省をしております。

今回、市職員の認識を徹底し二度とこのようなことがないよう取り組んでいくとのことだが、今後起こそうとしているアクションを市長に伺う。

上田市長

まずはですね、私どものほうで、庁内掲示板に、同居家族以外との会食はしてはいけない、ということをもう一度出させていただきました。先ほど申し上げたように、既に夏休み等で帰っている家族もいらっしゃるかもしれない。そういう方々と、自宅で食事をすることまでは禁じないけれども、その場合も、食事中は会話をしないとか、あるいは食事以外はマスクするとか、そういうことをお願いしたいということを通知しております。そしてもう一つ大事なことはですね、今回の件が大変なことであるということを市の職員に認識していただくということが大事なので、その観点からも、今回の件について、藤原副市長と私が、責任をとるということをお見せするのが大変大事だと思っています。

そういうことを考え、先ほど申し上げたように、処分の内容について担当部署のほうでしっかり検討いただいて、こういう処分をすべきだという意見をもらって、それでやっていきたいというふうに考えております。

会食された飲食店は、個室か、一般の人からも見えるようなところだったのか。また、13人での飲食ということで、感染対策としてどのようなことをとられたのか。

藤原副市長

席は広々とした、一般の席からも見えるところでございまして、たまたまその周りの場所については空いておりましたので、ソーシャルディスタンス、幅をできるだけ取るようにして座っていました。隣の席や近い席には、お客さんはたまたまおりませんでした。個室ではないです。

テーブルは一つのテーブルだったか。

藤原副市長

3つか4つをくっつけた形です。

市長に伺うが、処分の内容として例えば減給のような対応は考えているか。

上田市長

それはあると思います。それは、先ほど申し上げたように担当部署のほうで、他の市の事例等も調べて、適切な処分の内容を今検討していますので、おっしゃるような処分もあり得るというふうに思っています。

辞職を求めるほどでもないとお考えか。

上田市長

藤原副市長がやっている仕事もあります。これをやめられた場合には、仕事が滞るわけでありまして、その意味ではですね、心機一転、仕事をしてもらいたいというように、今は考えています。

処分内容としては減給が妥当で、藤原副市長にも市民の模範としてまた動いていただきたいという理解でよろしいか。

上田市長

市民の模範として動いてもらいたいっていうのはそのとおりです。もう一度、市民の模範ということについてどういうことなのかということは、考えていただきたいと思います。その上で、どういう処分が適切なのかということにつきましては、決めているわけではないですけども、今おっしゃったようなですね、処分の内容もありうるということで、検討してもらっております。

お孫さんに食べさせてあげたかったというコメントがあったが、外食という手段ではなくて、例えばテークアウトであるとか、自宅で食べさせてあげるという手段があったにも関わらず感染のリスクが高い外食をお選びになったのはどうしてか。

藤原副市長

テークアウトという形も、頭の中にあったんですけれども、やはりそのときは頭が回らなかったんだろうと思いますけれども、やはり孫たちと一緒に、という方に駆られてしまったということでございます。

外食をして食べさせてあげたいという気持ちがあってテークアウトに頭が回らなかったということでよろしいか。

藤原副市長

はい。

処分はいつごろを予定しているか、市長に伺う。

上田市長

早急にやる必要があると思います。来週23日に臨時議会を開く予定にしておりますので、議会の議決が必要なものであれば、それまでに検討し、提案して、議決をいただくということを考えていきたいと思っています。

お店は事前に予約されていたのか。

藤原副市長

はい。前日に予約しました。

担当

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