令和3年10月 定例記者会見を開催しました
開催日時
令和3年10月28日(木曜)午前11時から午後0時10分まで
開催場所
花巻市役所本庁本館3階 302会議室
会見項目
- 新型コロナウイルス感染症に関する花巻市の対応について
(担当 新型コロナウイルス感染症対策本部) - 花巻米生産緊急支援事業及び水田営農継続緊急支援事業を実施します
(担当 農林部 農政課) - オンライントークイベント「本にかかわる人の本にかかわるはなし」を開催します
(担当 生涯学習部 新花巻図書館計画室) - 旧料亭「まん福」跡地活用ワークショップ(第1回)を10月21日に開催しました
(担当 財務部 契約管財課) - 「市道~新花巻駅停車場線」が開通します
(担当 建設部 道路課) - 「いわての地域づくり・道づくりを考える大会」を11月10日に開催します
(担当 建設部 道路課) - 第4弾「がんばれ花巻!対象のお店で最大20%戻ってくるキャンペーン」を開催します!
(担当 商工観光部 商工労政課)
冒頭コメント
市長
10月の定例記者会見に御出席いただきまして、ありがとうございます。今、衆議院選挙の最中でございますけども、お忙しい中で集まっていただいたことを感謝申し上げたいと思います。今日は7項目、お話しさせていただきます。
花巻も紅葉がきれいな時期になってきておりますけれども、今年もまた寒いということを言う方もいらっしゃいますけれども、昨年のように、除雪が大変なことにならなければいいなというふうに思っている次第であります。
その中で、岩手県内でもコロナの感染が18日連続でない、花巻の場合は27日連続で感染者が新たに出ていないということで、市民、県民の方々が気を付けていると。ワクチン接種をしてもマスクを着用するとか、あるいは密を避ける、そういうことも大きな効果があると思いますし、一方では、このワクチンの効果もやはり大きいのではないかなというふうに思った次第であります。
今回は、コロナウイルス感染症に対する花巻市の対応についてもお話をさせていただきます。よろしくお願いします。
新型コロナウイルス感染症に関する花巻市の対応について
市長
まず、当市の新型コロナウイルスワクチンの接種の状況について、お話をさせていただきます。10月27日時点でありますけれども、年齢別の接種記録がある市民の数、あるいは、予約済みで未接種または接種済みでVRSというシステムに未入力の方、この数字を表にして出させていただいております。これを御覧になるとおわかりになるわけですけど、VRSに記録があるというのは1回目ということでございます。2回目はもう少し少ないんですけれども、1回目打った方については、対象となる12歳から65歳以上で、全体として84.9%ということになっています。接種済みまたは予約済みの方で87.8%、総人数で7万6,390人ということですので、1か月ぐらい前は大体7万3,000人ぐらいが接種されるんではないかという予想をしていましたけれども、現時点においては7万7,000人を超えるという予想をしているところであります。7万6,390人に対して、さらに1,000人ぐらい増えるのではないかという予想をしております。国のほうでは、大体対象人口の80%ぐらいについてワクチンの接種ということを目標にしていたわけですけれども、実際的にはもっと多い人数の方が、花巻の場合には接種を受けていただける状況になっています。65歳以上の方については、2回目打っている方はVRSに登録されている人数だけで92.1%、この表の中には93%と書いていますけれども、0.9%の方は1回目打っているけれども2回目をまだ打っていない、ですから2回目で92.1%というような数字で非常に高い数字になっております。若い方々も、80%超えていたり、例えば16歳から19歳の高校生の方々、あるいは大学生の方々の接種率は接種済みまたは予約済みの方々で84.4%になっているということでありますので、非常に大きな数字が出ているということになります。ほとんどの年齢、年代の方について、12歳から15歳の方は少し少ないんですけれども、80%に近いもしくは超えるような数字に今なっているということでございます。
今後のワクチンの接種でございますけれども、花巻市は武田/モデルナ製ワクチンも供給されておりました。武田/モデルナ製ワクチンについては集団接種、次のページに書いておりますけれども、まなび学園の予約枠1,500人と総合体育館200人、実は3,000人分ぐらいのワクチンが来ているんですけれども、状況からするとそこまでは使用されないだろうという予想のもとにおいて、今1,700人の方の集団接種を枠としてとっているということでございます。実際にその中で予約されている方は1,307人というような数字に10月27日時点でなっているということであります。
ファイザー製ワクチンについては、なかなか供給がないという状況でございましたけれども、これについても、最終的に3,360人分のファイザー製ワクチンが今月末以降来るということが分かりましたので、これについては医院における個別接種にしておりますけれども、予約をとっているという状況でございます。
武田/モデルナ製ワクチンについては、10代20代の男性について、心筋炎等の発症の確率がファイザーのワクチンより多いということがございました。ただ国は、ファイザーのほうを推奨するというところまでいかないで、やはり武田/モデルナ製ワクチンであっても、コロナウイルスに感染して、その結果心筋炎や心膜炎等にかかる確率と比べると、副作用として心筋炎、心膜炎が発生する確率ははるかに低いということで、ファイザー製に変えるように推奨とまではいってないわけですけれども、希望される方はファイザー製を打ってくださいというような方針にしておりましたので、花巻市も武田/モデルナ製ワクチンについて予約している方々含めて、ファイザー製に変えたいということについては、そのような希望を受け取って予約をさせていただいている状況でございます。一部の方については、実際にファイザー製に変えた方もいらっしゃるということでございまして、今現在の予約の状況、これを2ページ目に書いておりますけれども、ファイザー製ワクチンについては、1,084人の方が、昨日の時点で予約されています。予約枠としては1,380人ですけれども、予約状況は1,084人ということで、まだ300人ぐらいの予約枠があるということであります。ただ、今後さらにその予約が進むと、この1,380人では足りないかもしれない、足りない可能性が強いということで、昨日から684人のファイザー製のワクチンの枠をつくりまして、接種日がもう少し、当初より遅くなったりしているんですけれども、そういうことで、684人の枠を増やして、その結果、昨日段階では34人の予約だけでありましたけれども、少し予約が出てきているということです。市として、今の予想ではさらに今後1,106人ぐらい予約するのではないかという予想をしているわけでございまして、先ほど、ファイザー製のワクチン、第1次、第2次の予約済みの分を含めて、3,360人分のファイザー社製ワクチンを確保しておりますので、間に合うのではないかなというように考えております。武田/モデルナ製ワクチンについては、余る可能性が出てきているという状況であります。ただ、武田/モデルナ製ワクチンについては、集団接種をしなくてはいけないということでありまして、これについては、10月30日と31日の集団接種に加えて、11月3日の集団接種としております。国の方針だと、集団接種の最終は11月8日ということになっておりますので、我々としては武田/モデルナ製ワクチンについては、必要であれば11月3日の集団接種枠を増やす可能性はございますけれども、新たな集団接種日を設ける予定は今ないということになります。ファイザー製ワクチンについても、国の方針としては11月中に全て2回目のワクチン接種を打つようにということでございますから、今我々が考えている、この第1次予約・第2次予約で、ファイザー製ワクチンは今月中に2回目の接種が終わりますけれども、それ以上の予約枠設定はしないという考え方でおります。したがって、ホームページ等についても、今回が最後の予約になりますよ、ということを書かせていただいておりますし、11月1日号の花巻市の広報を各家庭に配布しますけれども、それに掲載が間に合わなかったんですけれども、同じ日に回覧でそのような趣旨を各家庭に御連絡したいと考えています。高齢の方はホームページあるいはSNSを読まない方がいらっしゃるのでそういう方のために、そういう回覧も回すということで手配をしております。高齢者の方は先ほど申し上げたように、93%という非常に高い確率で、もう既にワクチン接種予約もしくはほとんどの方は接種済みでございますから、回覧が遅れても大きな問題はないだろうと思います。ただ、何らかの理由で見落とした、情報を得られなかったという方については、御相談いただいた場合には対応させていただきたいというふうに考えております。
そして小学校6年生、12歳の方ですけれども、11月以降に生まれた方については、まだ12歳になっていませんから、ワクチン接種を10月中には出来ないわけでございます。この方々については、例えば11月に誕生日が来た方については、12月にワクチン接種の御案内をさせていただいて、誕生日の翌月にワクチン接種の予約をさせていただいて、ワクチンを打てるようにさせていただきたいと思います。これについては各小学校に別途通知を出して、それらの情報の漏れがないように対応させていただきたい、そのように思っております。
いつも申し上げていますけれども、花巻市の場合花巻市医師会、薬剤師会、あるいは看護師会とか、総合花巻病院、それから中部病院、あるいは国立病院機構花巻病院、イーハトーブ病院をはじめとする医療機関の御支援、あるいは民生委員、児童委員の方々、あるいは保健推進委員の方々、こういう方々の御協力、そして市の職員の頑張りによって順調にワクチンの接種が出来たと。集団接種が出来たことによって、ワクチンの接種は順調に進んだというふうに考えております。それについて、感謝申し上げたいと思いますし、今時点において、11月中に先ほど申し上げた小学生の方等を除きますと、希望する方については、全員ワクチン接種が完了する見込みになったところでありまして、感謝したいというように思っております。
3回目の接種でございますけれども、国は医療関係者については、12月から3回目の接種をするということを言っておりますし、ワクチンの供給についても、国のほうから連絡がおとといだったですかね、来ている状況であります。医療関係者について前回、1回目・2回目は県が接種をやったんですね。これを市町村にやってもらうということについて、あまりにも市町村に対する負担が重過ぎるのではないかということで、いかがなものかというふうに思っています。市の職員も同じように思っていますし、医師会の先生方にも大変負担をかけているので、申し訳ないというふうに思っている次第なんですけれども、2週間ぐらい前に全国市長会の会長さんと2人でお話しする機会が東京であったんですけれども、そのときに聞いたら、全国市長会の会長さんは医師なんですね。現役の病院長なんですけれど、「あれは俺が頼んだんだ」ということをおっしゃっていました。何でそんなことするんですかと言ったんですけれども、要するに市町村、自分たちがやったほうがしっかりできるからしっかりやるんだ、というようなことをおっしゃっていました。そういうこともあるかもしれませんけれども、3回目の接種についての負担は大変重いものがあると思いますけれども、花巻市医師会の先生方をはじめ関係者と既に協議を始めている状況でありますから、医療関係者、そしてその後の一般の市民の方に対する3回目の接種についても進めていきたいというふうに考えています。
ただ、非常に頭が痛いのは、2月とかその頃に、特に高齢者の方で8か月経ったという方が出てくるわけですけれども、そうすると、雪が凄いわけですね。会場まで来るのは何とかなっても、その会場の駐車場から会場まで歩いていく、あるいは車椅子を押すというのが大変な労力になりますし、難しい課題だなというふうに思っていまして、その辺りをどうするかということについては今後我々としても考えていかなくちゃいけない。国からどれだけの費用が出てくるかわかりませんけれども、我々としてはできれば、必要であれば市の職員だけではなくて、事業者の方々にそういう労力についての委託をする必要があるのではないか。国からその費用は出していただきたいということを我々としては要望したいと思っていますけれども、もし万が一の時には、仮にそういう費用が出なくても検討していく必要があるんじゃないかなというふうに思っています。これは花巻市だけの問題ではないので、いろんなところの市等の情報も得ながら、検討していきたいなというふうに思っています。
花巻米生産緊急支援事業及び水田営農継続緊急支援事業を実施します
市長
2番目に、花巻米生産緊急支援事業及び水田営農継続緊急支援事業の実施でございます。これは御存じのとおり、米価が今大変暴落している状況になっています。花巻農協だけではなくて、全国の農協さんの生産者からの米の買取り価格、60キログラム当たり、大体去年と比べて2,300円から2,400円ぐらい、ひとめぼれで花巻の場合2,400円減額になっています。結果的に、この概算金1万円を切るような状況になっているんですね。その結果、この前県が発表された情報によりますと、大体5ヘクタール以下の生産者については、米を作る費用を満たすことは出来ない、要するに赤字になってしまうという状況になるということです。花巻の生産者のほとんどの方がそうですから、大変な状況です。何でそういうことが起こったかということについては、既にご存じと思いますけれども、外食産業の需要が減っているんですね。中食、外食が減っていると。特に外食の場合には、御飯を炊いたものについて、翌日に出すということはありませんから、当日に炊いた米について、余ったものは捨ててしまう、あるいはお客様が残したものは捨ててしまうということで、食品ロスが多いんですね。それがいいかどうかは別にしましても多い。それが外食が減ってきてご自宅で食べるとなると、普通の家庭は炊いた翌日の御飯でも食べると。使い切るわけですね。その結果、消費が極端に減っているという状況になっています。よく言われますのは、毎年6月末ぐらいから新米が出るまでの期間について、在庫が必要になるわけですけれども、この在庫が大体200万トンを超えると米の需給バランスが崩れて、値段が下がるというふうに言われていますけれども、現時点において、216万トンの在庫があって、来年の6月末現在では大体250万トンぐらいの在庫が出てくるんではないかという予想も出ているということになります。そうしますと、要するに、米の価格が下がるだけではなくて、場合によっては農協さん等の在庫分が食用米として処分出来ないということになるわけですね。そうすると、概算金で払っている部分について、農協さんの負担になってしまうということもあり得る話になります。そういたしますと、そういう状況を見て概算金を下げざるを得なかったということが、状況としてはあるんだろうと思うんですね。そういうことによって、今生産者が大変困っている状況になっています。今回の衆議院選挙でも、これは論点としてありますけれども、我々が理解しているのは、国は15万トンの米については、国が在庫の費用を負担するということを考えていると。今、農林水産省ではそういう方針でいるということでありますけれども、それをやっても現時点において、まず今年の2,400円減ることによる生産者の非常に困った状況については、助けにはならないということになるわけでありますので、何らかの形の支援をしなくてはいけないということだと思います。
その中で花巻市は、花巻農協さんと打合せしまして、花巻農協さんだけではないんですけれども、ほかの流通業者を利用されている生産者の方に対しても、この流通業者を通して、検査米1袋(30キログラム)分当たり107円の支援をするということ。そして、来年の生産に向けて、肥料が原油・石油製品の値上がりによって、非常に価格が上がっておりますから、来年使う肥料と今年使った肥料との価格の差額の3分の1を支援するということにさせていただきまして、今週の月曜日の議会で補正予算を可決いただいたということです。
花巻市は既に収入保険の保険料の2分の1を支援するという補正予算を8月の臨時議会で決議いただいておりますけれども、この収入保険は自然災害等による打撃だけではなくて、価格が下がった場合の打撃も補てんする、そういう非常に包括的な保険です。我々としては、来年度についてやはりいろんなことがあるので収入保険入っていただきたいということで、収入保険の2分の1を支援するということ、大体3,600万円ぐらいなんですけれども、そういうことを決めていまして、これによって今年の米生産農家に対する支援はいいだろうというふうに感じたところですけれども、農協さんの概算金が先ほど申し上げたように、60キロ当たりひとめぼれ2,400円という非常に大きい減額になりましたから、到底それは足りないということ、そして実際に生産者からの非常の悲痛な声が出てきたということで、このような支援をさせていただくということになりました。
農協さんも、肥料の支援等については、今、検討しているということでありますから、花巻市だけではなくて、農協さんも厳しいんですね。先ほど申し上げたように、米が売れなくなったら非常に厳しい経営状況にあるんですけれども、そういう中でやっていただいているということだというふうに理解していまして、その点については感謝したいと思っています。花巻農協さんは、県内の農協では経営がしっかりした農協でありますから、そういうことができるのかなというふうに感じているわけですけれども、我々としては、市と農協だけではなくて県もですね。県は昨日予算通ったんですか、県はどういう支援することだったんですか。
農林部長
つなぎ資金の利子補給と、消費拡大ですね。
市長
それではちょっとね、十分ではないと思いますけどね。利子はもともと、今は非常に安いですから。つなぎ資金も返さなくてはいけないものですから、それ以上の支援も我々としてはしてほしいと思いますけれども、なかなかそこまでいかないという状況です。我々としては、今後国、県に対しても、生産者を支援する施策をやってほしいということを申し上げたいと思いますけれども、花巻市としてはまずこういう支援をさせていただくということです。
さらに今検討しているのは、来年、それこそ主食用米の生産を減らさないと打撃が大きくなりますから、転作をしていただく場合についての支援を、これも花巻農協さんと今一緒に検討させていただいている状況でありまして、これについては、早ければ12月の議会にも提案するということも視野に入れながら検討しているという状況であります。
オンライントークイベント「本にかかわる人の本にかかわるはなし」を開催します
市長
3番目が、オンライントークイベント、これは新図書館関連でございまして、新図書館に関しては今、基本計画の試案について、専門家の方々を中心とした市民の方々の検討会議を開いているところでございますけれども、それとは別に、書籍、図書等について中央の専門家の方々のオンラインによるトークイベントを開催するということにしております。具体的には11月11日、18日、26日、計3回でありまして、市民の方々は、オンラインで視聴出来ますけれども、視聴のみで対話形式にはならないということになります。
このお話しいただく方々はすごい方々でありまして、マガジンハウスの広告局局長の及川さん。この方は雑誌『アンアン』の編集長をしたり、ウェブマガジン『コロカル』を立ち上げたり、あとは世界遺産平泉・一関DMO、観光協会とは別の組織ですけれども、そういう組織の理事もされていると。そして、2人目の方は、有限会社BACH(バッハ)代表の幅允孝さんという方がお話しくださると。この方は安藤忠雄氏の建築による「こども本の森 中之島」というところでクリエイティブ・ディレクションを担当されているということでございます。あとは札幌市図書・情報館の立ち上げとか、ロンドン・サンパウロ・ロサンゼルスのJAPAN HOUSEなどで活躍をされたということです。そして遠野市の「こども本の森 遠野」での選書・配架・サイン計画等も作られたということです。松原亨さんもマガジンハウスの方でございまして、この方は及川卓也さんが立ち上げた『コロカル』の編集長をされていると。過去においては、男性ファッション誌『ポパイ』の編集に携わったというようなことであります。3人とも、非常に本や図書館についての造詣の深い方という方でございまして、この方たちにお話を聞くと。これは市の職員が過去の仕事において知り合いになったということでありまして、特にどこかを通してこの方々に頼んだのではなくて、市の職員が直接お願いして、快く引き受けていただいたということであります。ぜひ、たくさんの方に視聴いただければありがたいなというふうに思います。
旧料亭「まん福」跡地活用ワークショップ(第1回)を10月21日に開催しました
市長
4番目でございます。旧料亭「まん福」の跡地活用のワークショップ第1回を10月21日に開催いたしました。まん福につきましては、いろんな経緯がございます。使えないということをわかりつつ、取得したということがございまして、それについては、私が市長になってからその状況を引き受けて、その処理について、大変苦労したといいますか、何でそういうことになったのかという状況になっていたわけでありますけれども、いずれにしましても、サウンディングで民間から建物を利用する可能性がないか、提案いただけないか、あるいは、建物を解体した後に建物がなくなった土地を利用する可能性がないかということをお聞きしたわけですけれども、我々として取り上げたいというふうな提案はいただけなかったということでございます。
その中で、この土地については、花巻市がつくった花巻中央広場に面した部分は花巻市が中央広場の設置に当たって擁壁を変えましたから、ここはしっかりしているんですけれども、ほかの崖の部分については擁壁の基準は、今の建築基準法等の基準には合致してないのではないかということで、そこの改修もしない限り、建物等を土地の上に建設するのは困難という状況にあります。そういう意味で、非常に難しい土地ではあるんですけれども、一方、中央広場にも近いですし、上町が見えるような場所であるということで、特に中心市街地の方々が、どういうふうな利用をしたいかということについて、御意見を出していただきたい。そこでアイディアを出して、その上で、この土地の利用について考えていきたい。そういうことから、ワークショップを開催したものであります。
全3回開催する予定にしておりまして、1回目は10月21日に開催し、各参加者の方々で、自分の作りたい、使いたいアイディアを、ポストイット(付箋)に書いていただいて貼り付けていただいたんですけれども、それを踏まえて11月4日と11月18日に、第2回と第3回のワークショップを開催して、アイディアを深めていきたいと、そのように思っております。
「市道~新花巻駅停車場線」が開通します
市長
5番目は、市道~新花巻駅停車場線が開通するということであります。新花巻駅の南側に県道が通っているわけでございますけれども、ここは宮沢賢治記念館とか宮沢賢治童話村に行く道路の交差点があるところでありまして、ここが鉄道に近くて、そこで右折等の車が混むときにはなかなかスムーズにいかないということもあり、随分前から計画した道路であります。御手元の6ページ目の資料の赤い道路の部分でありますけれども、このような形になることによって多少は東和方面からの交通時間の短縮にもなり、使いやすくなるということでございます。
この道路でありますけれども、11月4日10時から通行ができるようになるということであります。工事は全て終わっていません。全面的な開通ということにはならないんですけれども、この新しい道路が開通した後に、古い道路の部分についての交差点改良等の事業が入ります。それに伴って、この6ページ目の青い道路の通行止め区間について、11月4日から12月29日の期間、セブンイレブンのところから西側の旧道については通行止めにします。これが終わった後に両方とも使えるようになりますけれども、来年の3月末には、この赤い道路部分が県道になって、青い道路の部分は、その交換で市が市道として今後運営していくということになります。
これによって、東和の方々が少しでも便利になるということ、あるいは先ほど言った交差点における渋滞が解消されるということ、そして新花巻駅に西側から来る方、東側から来る方についても、走りやすくなるというような効果があるというふうに考えております。
「いわての地域づくり・道づくりを考える大会」を11月10日に開催します
市長
6番目でございます。いわての地域づくり・道づくりを考える大会、これは毎年やっております。私が市長になった平成26年から毎年やっております。これは私が会長やっております岩手県道路整備促進期成同盟会が中心になって、開催しているものでありますけれども、岩手県道路整備促進期成同盟会のほかに、岩手県高規格幹線道路整備促進期成同盟会、こちらは岩手県知事が会長です。そして岩手県道路利用者会議、こちらは盛岡市長が会長ですけれども、この2団体が共催となって開催するものであります。
これはですね、この機会に、国交省の方、あるいは関連の方から来ていただいて、道路の整備等についての情報を講演いただくということになります。その上で、岩手県全体として、道路整備が特に必要な部分について、決議書という形で取りまとめて、その後、国交省、財務省等、関連の中央官庁に道路整備について陳情するということであります。
国交省の方々とは普段から密接に情報交換させていただいていますけれども、県全体の動きとしてこういうのが必要だということを、もう一度決議して国交省に出させていただくこと。そして、それについては財務省のほうにも渡して、必要性について御理解いただいて、予算化をしていただくということが目的となっているものでございまして、過去においては非常に大きな効果があったというふうに我々は考えております。今年も、コロナ禍の下において規模は縮小しますけれども、200人ぐらいしか参加しないということになりますが、このようなことをやって地方の声を中央に届けたい、そういうふうに思っております。
第4弾「がんばれ花巻!対象のお店で最大20%戻ってくるキャンペーン」を開催します!
市長
7番目でございます。PayPayの最大20%戻ってくるキャンペーン、12月1日から1月10日に第4弾として開催いたします。PayPayボーナス付与上限額ですけれども、1決済あたり4,000円。この41日間の期間において、総合計で1万5,000円が限度額となります。
第1弾から第3弾の実績を見ますと、毎回利用金額が増えています。対象店舗は、第1弾では773店舗だったのが、第2弾は1,075店舗、第3弾は1,171店舗に増えておりますし、PayPayボーナス付与額についても、第1弾は61日間で4,565万円だったのが、第2弾は121日間で1億9,839万円。3回目は31日間に関わらず6,570万円と、1回目に比べると1日当たりの平均決済金額が3倍ぐらいになっています。第2弾に比べても、第3弾の結果を121日間の実施と換算するとPayPayボーナス付与合計は2億6,000万円ぐらいですから、2倍まではいきませんけれども相当増えているということです。毎回、利用する方がPayPayの利用について、慣れてきているということで増えてきています。
第3弾が終わった時に、加盟の店舗にアンケートをとったわけでありますけれども、今後もキャッシュレス決済を活用したポイント還元キャンペーン、これをやってほしいという方が80%以上。そして、PayPayが良い、他の事業者ではなくて引き続きPayPayを望むという方が81.4%であったことから、第4弾キャンペーンについても、PayPayによるキャンペーンとしたところであります。
これについてですね、当初12月11日から1か月ぐらいを考えていたところですけれども、コロナ感染の拡大が抑えられている状況において、このキャンペーンをすることで、特に飲食店等が非常に厳しい状況がありますから、そういうところをできるだけ早く支援したいということから、12月1日に開始するということを決めたわけであります。そして1月10日までということになっていますけれども、これは花巻市の成人式は1月8日でありますので、1月10日までやることで、成人の日に美容院に行くとか、あるいは服装についてレンタルされるというような方の費用が、このPayPayのキャンペーンをご利用いただけるということで、そこを狙って1月10日までにさせていただいた次第であります。
主な質問
まん福について、ある程度住民の考え方が分かった後、どのように具体化していくのか、またはその後のスケジュールなどの考え方があれば教えていただきたい
市長
このワークショップでどういうアイディアが、多数の方々のアイディアがあるかっていうことによって違いますよね。今の段階ではいろんな意見あります。例えば、中央広場と連携しながら、広場もしくは公園にするというふうなアイディアも出ていますし、あるいはその駐車場にしてほしいという声もあります。あるいは、あの付近の土地、まん福だけではなくて、その西側の土地あるいは花巻信用金庫本店がある土地等も含めて、民間活用によって市民の役に立つような施設を作っていくというようなアイディアも出ているわけです。これらは、全く違うアイディアなんですね。広場にするとか、中央広場との連携を考える施設であれば、比較的簡単にできるわけです。また、民間が主体となって、もっと広い範囲で活用を考えるべきだということになると、これは相当時間をかけて検討しなくてはいけないということになります。ですから、極端な違いはそういう二つだと思うんですけど、それの方向によって市ができることというのは全く違ってくると思います。ですから、場合によっては、中期的にはこういう形で使おうと、長期的にはもっといろんな形を考えよう、というようにまとまる可能性だってあるわけですね。仮にそういうふうなことでまとまってくる場合には、短期、中期的な利用については、これは市のほうでこういう形にしましょうということは提案しやすくなるわけですね。そういうものが出てくるようであれば、それは市のほうでそれを受け取って、検討した上で、また特に中心市街地の方々の御意見を聞いてアイディアを固めていく、ということはあり得るだろうと思います。また、長期的な、さっき申し上げたような話の意見を検討する必要があるということになると、どうやって検討するのかということについては、市内の経済事業者の方々の意見を十分聞きながら、その事業者の方々がどういうことをやっていけるのかというようなことを聞きながら少しずつアイディアを固めていくと。あるいは、場合によってはコンサルタントを起用して検討していくということもあるかもしれないということです。ですから、いろいろなパターンはあり得るんですけれども、いずれにしろ、町の人たちがこういうことを考えたいということを出していただいて、その上で必要な対応を考えていきたいというふうに思います。
衆議院議員総選挙に関して、先月市長にマイクのお話をした際には、「どちらも検討していない」という話だったが、今回お持ちになられた。心境の変化などあったか
市長
心境の変化ということではなくてですね。1か月ぐらい前にお話ししたときには、そういう要請を受けていませんという話をしたと思います。要請を受けていないので、その時点でどうするかということは決めていないというお話をさせていただいたと思います。その後要請を受けたので、マイクを握ったということであります。
今回マイクを依頼された候補者の方から、終盤戦に向けて街頭などにいらしてほしいと要請を受けた場合はどうされるのか
市長
これは受けていませんから、まだ何とも言えないですね。その時の状況によって判断するということだと思います。
今後、例えば打ち上げなどの場面の要請はまだ受けていないか
市長
受けていないですね。
ワクチン接種の予約受け付けは今回の第1次予約と第2次予約が最後という捉え方でよいか
市長
そうですね。今はそのように考えています。このファイザーの予約、これを最後にすると。11月中に終わるというのは国の指針でもありますから、基本的にはそういう考え方でおります。ただ、先ほど申し上げましたけれども、情報漏れ等があって受けられなかったという方については、御相談いただいて、その方については対応を考えたい。ファイザーであれば医療機関で個別接種出来ますから、そういう場合について、対応は考えていきたいと思っています。ただ市として、ホームページとか広報等に上げて予約期間ですよというふうな通知は今回が最後ということです。そしてまた、先ほど申し上げたように12歳になる子供については、まだ12歳になっていない子供は受けられませんから、今後12歳になる子供については別の対応をしたい。こちらから案内して、受けたいという場合には受けていただくということを考えていきたいし、これをファイザーで対応したいと思っております。
そうすると今後、「やはり接種したい」という方は市のコールセンターに相談してもらうような方法になるか
市長
そのとおりです。
岩手県がいわて旅応援プロジェクトの予算を増額して、12月末まで継続する補正予算が可決された。花巻市独自の宿泊助成も行っているが、こちらは11月末まで。市内の宿泊施設では国のGoToトラベル事業の再開を望む声があるが、国もやるとは示しておらず、感染拡大の第6波を懸念する声もあり、なるべく早く先行きの支援施策を示してほしいという声が上がっている。市独自の宿泊助成について、11月30日までという期限について変更・延長する考えはないか
市長
先ほどおっしゃった早く支援施策を出してほしいというのは、市内の宿泊業者からそういう声をお聞きになったということですか。
そうですね、温泉の近辺のほうから。そのときはまだ、県の宿泊助成の延長の発表がなかった時だったんですけれども。
市長
これはですね、県は今回補正予算を通しましたよね。これは非常に我々としてはありがたい対応だと思っています。ただ、県の事業では予算の枠があって、それを各宿泊施設に配分しているんですね。9月に配分した分については10月の相当早い時期に割当て分を使いきった宿泊施設が多かったんですね。ですから、今回の補正予算を通した部分について、花巻市内の宿泊施設がいつまで使えるのかということがまだ見えていないんです。これが12月いっぱい使えるということになると、市の支援が仮に必要になったとしても、それを踏まえた上での支援になると思うんですね。ただ、もしそれが11月中にも使い切っちゃって、12月は支援が何もないということになった場合には、やはりそれなりの対応を考えなくてはいけないということになりますし、先ほどおっしゃった国のGoToトラベル事業については、国が検討していることは間違いないですけれども、衆議院選挙も終わっていないですから、国の対応というのは見えてきてないですね。一方、第6波を心配するような声からすると、全国的にGoToトラベル事業をすることについて、懸念を示す意見もあることも事実だと。そういう状況から見ると我々は、国が12月にGoToトラベル事業を全面的に開始するというのは、決まっていることではないというふうに理解しています。そういうことも踏まえた上で、どうするかなんですね。
前も申し上げていますけれども、8月と、特に9月ですね。これは全国の温泉郷全てそうだと思いますけれども、8月の中頃から極めて悪い状況が続いたんですね。よく言っていますけれども、花巻温泉郷は、県内のほかの温泉郷あるいは東北の温泉郷と比べると、経営状況がしっかりしていると。また、今までの支援に一定の効果があって宿泊数が相対的に多いということを申し上げていましたけれども、さすがに、8月の中頃過ぎから9月の状況を見ると、これは大変な状況になっているということは間違いない。10月は特に県民の利用が非常に多くて、状況が戻ってきています。ただ、それで十分かというと、どうかなと。そういうことが一つ。
もう一つはですね、第6波が来ると、これは出来なくなるわけですね。そういうことを考えると、できるときに、やはり宿泊者数を増やして、その結果資金の手当てをしていただきたいということと、温泉宿泊施設については、裾野の広い産業ですから、仕入れ業者等がありますので、そういうことも考えると、やはり我々としては宿泊を受け入れられる状況のもとにおいて、たくさん宿泊を引き受けてもらうということを考える必要があるだろうと思っています。そういうことからすると、先ほど申し上げたように、県の支援や国の支援の状況、あるいはそれらが決まっていない段階でそれらを見通しながら、市の支援を11月だけではなくてさらに12月もすべきかどうか、そしてその規模感をどうするかということについては、検討していく必要があるだろうというふうに思っています。それについては、やはりまず第1には温泉宿泊事業者の方々の要望と実態を聞いた上で、担当部署のほうでしっかり計算した数字を出してもらって、その上で市の支援の可否について検討していきたいというふうに思っています。
花巻東高校の秋季高校野球大会の優勝について、来春の選抜への出場がほぼ確実となり、また来月20日開幕の明治神宮大会に東北代表として出場される。富士大学も東北代表決定戦に進まれて、市内から2チーム出場するという夢も期待される。改めて花巻東高校の秋季高校野球大会優勝について、所感をお聞かせ願いたい
市長
とにかく嬉しくて、たまらないですね。特に準決勝ですね、私ラジオを聞いていたんですけれど、途中でどきどきして止めたんですね。多分止めたのは正解だったと思います。10回まで聞いていたらもう本当に大変だったと思います。もうすごく嬉しかったですね。決勝戦はネットで見たりしましたけれど、非常にいい試合でしたね。春の東北大会は優勝したことがありますよね、花巻東はですね。だけど、新聞等でも書かれていますけど、雄星君とか大谷君の時代でも秋季で優勝したということはなかったので、素晴らしい成果だと思います。今年のチームは打撃が非常にいいということ、そして投手陣、県大会ではなかなか結果出せなかったんですけれども、素晴らしいピッチングしましたよね。萬谷君もそうだし、菊池君、工藤君も凄かったですね。決勝戦の3人、北條君は短いイニングだったんですけど、それでも1年生、しっかり投げたと思いますし、本当に力を出し、県大会からの後よく立て直したなということですね。やはりそれは、伝統の力なんですかね。やっぱり育て方を花巻東高校、佐々木監督、コーチの皆さんが分かっているということだったんじゃないかと思います。それと、勝負に対する執念ですね。キャプテンが言っていましたよね。夢が叶うって言いましたかね、希望が叶うと言いましたかね、こんなうれしいことだというように思ったって。本当にこのコロナ禍の下において、市民に明るい話題、元気を与えてくれたと思っています。本当に感謝しています。富士大学も、勝ってほしいと思っています。
米農家への支援について、申請の受付時期や支給する時期はいつか
農林部長
米の検査時期は年内になりますので、それ以降の申請となるかと思いますけれども、年度内、来年3月までにその数量等を確定して、農家の方に支援したいと思っております。
米価下落について、全国的に大きな問題になっており、今年に限らず米価は下落傾向にあるところで、長期的に今後も下落傾向は続く見通しがあると思う。花巻市として長期的な支援策など農家への取り組みの考えを教えていただきたい
市長
これは、花巻だけやっても駄目なんですよね。減反という言葉は農林水産省は使わない、生産調整という言い方をしますけれども、それを3年ぐらい前からやめて今は生産目安を出すということになっていますよね。これは何が違うかというと、結果は一緒なんですよね。要するに減らすということは間違いない。ただ、前と違うのは、これは国が関与しないということなんですよ。要するに、農協さんとか、農業者の人たちが、自主的に減らしてほしいというのは、農林水産省の考え方ですよね。で、それでいいのかということだと思うんですね。農協さん等とお話ししてても、要するに、たくさん作るから悪いんだみたいなことを言う方もいらっしゃるんです、全員じゃないと思いますけどね。そういうようなことを、農林水産省の関係の方で言う方もいらっしゃるという話を聞いたことがあります。だけど、それで済むのかということですね。ですから私は、生産調整を国がやっても強制力はなかなかないですから、実効性という問題で難しいというのはわかりますけれども、やはり国が責任持って、生産調整をしっかりしていかないと、これはうまくいかないんじゃないかと思います。
米は毎年、今全国の生産量が717万トンですかね。毎年8万トンぐらい消費が減っているというふうに言われている。それがここ数年は10万トンぐらい減ったんです。今回はコロナ禍で、外食の需要が減ったことによって、もっと減っているんですね。これは大変なことだと思うんです。今はですね、例えば農協さんは、農協の組合員の方が生産した食用米は全部買っているんですね、概算金払って。だけどそれって、どんどん在庫量が増えていったときに、これ食用米として売れないということが将来的に出てくる可能性があると思うんですね。ですから、そういう大変な時期に今来ているということです。だからこれについては、そもそも需給調整をどうするかということ、これをできるのは国だけなんですね。これをしっかりやらなくちゃいけない。農林水産省の今の考え方、我々は報道でしか分かりませんけれども、15万トンの米を農協さん中心として民間備蓄をお願いしたいと。その備蓄料については、国が負担するという話をしていますけれども、これが市場に将来出てくれば、解決には全くならないんですね。備蓄した上で、これを市場から隔離するということを考えなくてはいけない。端的に言うと、もう飼料米に使うとか、あるいはごく一部ですけど輸出に使うとか、そういうことをやっていかないと市場から隔離出来ないわけで、そういうことも考えていく必要があるんじゃないかと思います。そういうことで、国がしっかりやっていただく必要があると私は思っています。
その上で、花巻市の対応なんですけれども、まずは食用米、今は農協さんが全部買って、これを主に全農経由して全て捌けています。花巻の米というのは非常に評判がいいんですね。ですから、すぐ捌けなくなるということを想定しているわけではないんですけれども、将来的に、食用米の需要が減った場合において、本当に全て販売できるかということについては、あまり楽観してはいけない。そういうことを考えると、来年以降、やはり食用米を減らすということも考えていかなくてはいけないということだと思うんですね。ですから、転作について、例えば飼料米に替わった結果生産者の手取りが減るということになるとこれも困るわけです。そういうことを全部市が負担するということは出来ないですけれども、その一部については、市が支援しながら、食用米を減らす生産者の方の経済的な負担を和らげる、そういう施策というのは必要になるのではないかなというふうに思っていまして、先ほど申し上げたように、その部分については、農協さんと協議をしているという状況です。市の財源は限られていますから、全部市でやるというわけにはいかないんですけれども、しかし、花巻市において、見ていただくと分かるように、県内では奥州市に次ぐ豊かな水田地帯ですよね。そこの水田を守るという観点、あるいは生産者を守るという観点から、やはり、やるべきことについては検討していく必要があると思っています。ですから、国、県の支援をお願いしたいというのが一つと、市独自としてやれることは何なのか。両方並行的に考えなくてはいけないと、そういうふうに思っています。
オンライントークイベントについて、リアルタイムで見られない方もいらっしゃると思うが、アーカイブが見られる可能性はあるか
市長
それは、参加されるお三方の了解を得られるかどうか。
生涯学習部長
それは今調整中でございます。
市長
あまり多額の謝礼をお支払いしないという状況ですから、どこまでお願いできるかというところはあります。
今後新図書館づくりにアドバイザーとして関わっていただけるなどの可能性はあるか
生涯学習部長
そこまではまだお話ししているわけではなくて、まずは図書館への関心を高めてもらうという企画で、中央の著名人の方々にお話をいただきたいということで、そこまでという形でございます。今の段階ではですね。
大谷翔平選手がMVPをもし受賞した場合、記念の垂れ幕など何か検討しているか
市長
それは、現時点においてはまだ検討していません。大谷翔平君は花巻だけの大谷翔平君ではないんですよね。だから、花巻だけがあまり目立つようなことをするのは、どうなのかなと。やっぱり奥州市もそうですし、お父さんは北上の出身ですから北上市も関係しますし、小学校のときは一関で野球をしていたんですね。ですから、県南の各市はそれぞれ関係があるんですよ。そういう中で、やはり花巻市がこの喜びの気持ちを示したほうがいいということであれば、そういうことが考えられると思います。あとは、今現在は博物館で、これは花巻東高校の御好意で、展示させていただいていますね、オールスターのユニホーム。その展示の中で、例えばMVPおめでとうみたいなですね、そういうことは、これは花巻東高校の御了解を得られないと出来ませんけれども。菊池雄星君と、2人のスーパースターを勝手に使ってやるわけにいかないので、そういう中で御了解得られるんだったら、考えていきたいというふうに思います。この2人というのは本当に花巻東高校への母校愛が強いんですよね。特に佐々木監督を慕っているということが多いと思うんですけど、やっぱり花巻東高校の教育がよかったというふうに思ってくれているんじゃないかということなので、そのことについては大変ありがたいと思います。
担当
総合政策部 秘書政策課 広報係
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