令和3年7月 定例記者会見を開催しました

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ページ番号1014813  更新日 令和3年8月4日

写真:記者会見の様子

開催日時

令和3年7月29日(木曜)午前11時から午前11時55分まで

開催場所

花巻市役所本庁本館3階 302会議室

会見項目

  1. 新型コロナウイルス感染症に関する花巻市の対応について
    (担当 新型コロナウイルス感染症対策本部)
  2. 「高校生おおはさま留学生」を募集します ~7月から大迫高校への令和4年度入学志願者を全国から募集~
    (担当 大迫総合支所 地域振興課地域支援室)
  3. 令和3年度花巻まつりは規模を縮小して開催します ~9月11日、12日の2日間、花巻市民体育館で開催~
    (担当 商工観光部 観光課)
  4. 中根子総合運動公園トイレが8月5日から利用できます
    (担当 建設部 公園緑地課)

冒頭コメント

市長

昨日は台風8号が、宮城県に上陸して、岩手県県南を通過したということがありました。岩手河川国道事務所等からの情報によりまして、川の氾濫、洪水はないだろうということは、我々として認識していたわけでありますけれども、一昨日の段階で、豪雨による土砂災害のケースがあるということで「高齢者等避難」を出させていただきました。結果的には、29名の方が、指定緊急避難場所に避難していただいたということでしたけれども、大きな被害はなかったということでありまして、その点は、ほっとしたわけでありますけれども、気候変動の影響だと思いますけれども、年々このような災害警戒本部を設置するという回数が増えていて、1年で10回、災害警戒本部を設置しておりますけども、災害の危険性が多くなっているなと実感しているところであります。

ワクチン接種につきましては、4月21日以降集団接種を行ってまいりまして、残るは、7月31日の土曜日、1,000人の方の集団接種が終われば、高齢者に対する集団接種は終了いたします。大体26,000人の高齢者の方については、集団接種をしているわけであったわけですけども、1,000人の方を残すのみになりました。

ここに至るまでの花巻市医師会あるいは花巻市薬剤師会はじめ医療関係者の御協力大変大きなものでありまして、そのことについても感謝をしたいと思います。そして市の職員でありますけども、集団接種会場について、たくさんの職員が従事しております。花巻市の行政職の正職員は600人ちょっとなんですけども、非正規職員も含めてですね、1会場80人ぐらい入っております。1日2会場開いた日もありますから、多いときだと160人ぐらい。長い期間について、2回交替制の日もありましたけども、そういう中でですね、大変大きな負担になっていたわけであります。そのことについて、市の職員も頑張ったということについては、私としても感謝申し上げたいと思います。医師会、薬剤師会をはじめ、医療関係者のご尽力、あるいは市の職員の頑張りについても、市民の方々にご認識いただければと思います。

新型コロナウイルス感染症に関する花巻市の対応について

市長

新型コロナウイルス感染症に関する花巻市の対応についてであります。先ほど申し上げましたように、花巻市では4月21日より65歳以上の高齢者を対象とした集団接種を実施してまいりました。集団接種につきましては、4月21日以降、87回の集団接種を実施、7月31日土曜日に実施する1,000人の集団接種を残すのみとなっております。集団接種に加えまして、病院を含む個別医療機関及び高齢者施設でのワクチン接種により、接種を希望する高齢者の方については、ほぼ全員の接種を終える見込みとなっております。接種に当たりましては、集団接種に関し、予約出来なかった方に対する接種施設として、総合花巻病院、県立東和病院、大迫地域診療センター、石鳥谷医療センター、国立病院機構花巻病院に御協力をいただきました。また、市内の高齢者施設の入所者、従事者に対する接種の実施、市内の個人病院、診療所における高齢者向けの個別接種実施においては、集団接種に加えまして、花巻市医師会を初めとした医療関係者の皆様に絶大なる御協力をいただきました。このことについて感謝申し上げたいと思います。

岩手県医師会長の小原先生は、花巻市の医師の方でございますけれども、花巻市医師会の協力は極めてすばらしかったと、県内でもすばらしい協力をしたということをおっしゃっていただきました。私どもも同じように感じているところでありまして、先生方が日々の医療のほかに、集団接種会場において集団接種にご協力いただいた部分について本当に頭の下がる思いであります。改めて感謝申し上げたいと思います。

ワクチン接種の状況でございます。先ほど申し上げました7月31日の1,000人の集団接種をするということを見込んだ上でのお話でございますけれども、8月1日現在におきまして、65歳以上の高齢者数は、花巻市の場合は3万3751人いらっしゃいますけれども、そのうち接種希望者が3万716人ございます。1回目のみの接種済者数は3万377人。2回目の接種も行った方については3万128人ということになります。希望者の99%ぐらいの方については、接種が終了しているということです。

接種が終了してない方はどういう方がいらっしゃるのかということですけども、御希望された後に入院等によって、直ちに予定どおり接種出来なかった方、あるいは各医院での個別接種もやっておりますけれども、御自身のかかりつけ医院等を希望して、その医院について、今現在においては予約が取れないために、待機者リストに掲載されている方等でございます。そういう方を除きますと、希望する方については、ほぼ100%接種ができており、集団接種については予定どおり完了したということでございます。ワクチン接種を希望した方でまだ接種受けてない方についても、今後、コールセンター等に御予約いただくことで接種いただけますので、是非接種していただきたいと思います。

そして91歳以上で予約もされてない、あるいは接種記録もない、待機者登録されてないという方は523名いらっしゃいましたけども、この方々に対しては、5月にワクチン接種の意向確認を行うための往復はがきを送付いたしまして、返信のなかった99名の方については、お宅を民生委員が訪問してくださいまして、ワクチン接種の意向を確認し、接種希望者13名の方に対して、予約の支援を民生委員の方がしてくださったということであります。75歳から90歳の方について、同じように、予約なし・接種記録なし・待機者登録なしで、高齢者施設の接種名簿にない方、1,320名いらっしゃいましたけれども、その方々に対しても同様の往復はがきを7月21日に発送いたしまして、返信のなかった方々に対しては、8月から地区の民生委員が該当者宅を訪問し、御確認を行う予定です。

74歳以下の方については、ご本人の意向で受けてないということについては、そういうこともあるかもしれませんので、その方々に対する予約支援は今のところ行う予定はございません。

次に、基礎疾患を有する方へのワクチン接種でございます。市では、市内の基礎疾患のある方を、国の算定方式により計算しまして、7,702人と見込みまして、そのうち約80%、6,200人の方が接種を希望すると見込んで接種計画を算定いたしました。接種方法につきましては、市内医療機関35施設のファイザー社製ワクチンによる個別接種となります。7月2日から予約受け付けを開始いたしまして、7月5日から接種を開始いたしました。ワクチンの供給によりまして、予約受付人数を少しずつ増やしていたわけでございますけども、7月2日から予約開始した7月5日から7月31日の接種については、予約者数が3,035人、1回目接種済者数が7月28日時点で2,817人となっています。

この予約の段階で予約を取れなかった方は、8月1日から8月12日の接種を見込みまして、接種待機者として登録されていた方で、市のコールセンター、もしくは市からの連絡に基づき予約した方が対象となります。これにつきましては、1,498人の方が予約してくださっています。まだ枠が472人分残っています。

そして、8月17日から8月31日の接種につきましては、7月19日から予約開始いたしまして、予約者数が7月28日現在で878人、まだ残っている予約可能枠数が2,061人分ということであります。

この基礎疾患を有する方の予約可能数につきましては、今現在、2,533人残っているわけでありまして、7月30日より、60歳から64歳、大体4,000人ぐらいの方にワクチン接種を受けていただくということを想定しておりますけれども、その方々の予約枠としてもこの2,533人の枠も使うということにしておりまして、その結果60歳から64歳の方については、この枠を使った部分については、8月1日から8月12日の接種、そしてお盆期間をはさみまして8月17日から8月31日の接種期間について、接種いただけるということになります。60歳から64歳の方は4,700人以上いて、そのうち4,000人分ぐらいを見込んでおりますので、その方たちにとって、この枠を使いながら接種をしていただけるということになります。

そして高齢者・障がい者施設等の従事者へのワクチン接種でございます。施設に入居している高齢者につきましては施設での接種を既に行っているところであります。そして障がい者につきましても、この方々は基礎疾患のある方に該当いたしますので、基礎疾患のある方として、ワクチン接種を進めているところであります。それらの施設の従事者については、それとは別に、ワクチン接種を進めていく必要があります。奥州市の高齢者施設で大きなクラスターが発生しましたけど、そういう危険性があるということで、従事者の方へのワクチン接種は優先的に進めているものでありまして、入所系高齢者施設59施設は7月下旬、入所系障がい者施設3施設は、8月中旬までにワクチン接種を行う予定としております。

また、通所、訪問型のサービス事業者の従事者への接種については、国立病院機構花巻病院によって集団接種を実施することといたしまして、高齢者向けサービス事業所72事業所、障がい者向けサービス事業所41事業所に対し案内を通知し、7月4日より集団接種を行っております。

その従事者の方々の現在の接種状況でありますけれども、入所系高齢者施設従事者につきましては、1回目接種者数が1,628人、2回目まで終わっている方が1,622人でほぼ終了しております。そして入所系障がい者施設従事者につきましては、1回目接種数が219人、2回目の接種は8月中に完了を予定しております。国立病院機構花巻病院での接種につきましては、正確な数字はまだ来ておりませんけれども、1回目接種者数が見込みで630人、2回目の接種についても、もう既に7月下旬から実施しているということであります。

基礎疾患のない64歳以下の方へのワクチン接種でありますけども、クラスターの発生を抑制する目的で優先的に接種する方を、花巻市のほうで検討しておりまして、65歳未満の人に対するワクチン接種のうち、下記に該当する方の優先接種を8月中旬、お盆明けから実施できるよう調整中でございます。これは集団接種を含めて今調整しているということであります。ただ、ワクチンの供給に少し余裕が今ありますので、決して十分じゃないんですけど、出来る部分ございますので、個別に産業医等との調整がつく施設については、8月上旬より実施します。

市内観光事業者の中では、産業医がいて出来るところがあるということを聞いておりますので、そういうところについては、早くやっていただくということを決めております。花巻市の温泉等の観光施設では非常に厳格な感染予防対策をとっていただいていまして、業界団体のガイドラインに則っていまして、感染者が発生していない状況であります。我々としてはこの状況は続いてほしいと思っておりますけれども、それを続けることについて、できれば従業員の方は一度接種いただければさらに感染者が出ない状況を確保できるだろうというふうに考えておりまして、そういう意味で、特に県外からの観光客が多い施設について、早く進めるということが大変重要じゃないかなと思います。そのようなことで、観光施設についても、産業医の確保が出来るところについてはですね、お盆前に1回目の接種を受けるという動きがあるということでございます。

教育保育施設等の職員も、花巻市内においては、クラスターが過去2か所発生しておりますけれども、そういう意味で職員についても、優先接種をしていきたいと思っております。小中学校の教職員、学童クラブ職員については、集団接種を実施し、保育施設については、施設ごとに園医と日程調整し、園医の医院での個別接種を実施するという方向で今検討いただいております。ただ、施設によっては、園医にお願い出来ないというところがございます。そのような施設については、お盆明けの集団接種の対象にすることで調整しております。小中学校職員につきましては、県の職員でありますので県のほうでワクチン接種をするということを予定しておりますけれども、御存じのように県に来るモデルナ製のワクチンの供給が思わしくない状況であるわけですけれども、その中で、県のほうで小中学校職員の接種がいつできるかということに関して、現時点においてはまだはっきりしていないわけであります。我々としては県のほうで小中学校の教員に対してワクチン接種出来ない場合には、お盆明けに1回目のワクチン接種をしていただいて、間に合うかわかりませんけども2学期の前、もしくは2学期の早い段階で1回目のワクチン接種をしていただいて子供たちの安全を守っていきたい、そのために花巻市としてワクチンを利用しながら教員を対象にするということを考えております。県の動き次第になるということですけれども、県のほうでワクチンの余力がない場合には、花巻市でやることも考えているということであります。

そして富士大学、花巻東高校の寮生及び教職員、大迫高校留学生、清光学園、これら全て寮生がいるところでありますけども、そこの寮生に限定いたします。一般の生徒は対象とはいたしません。寮生の方々と、教職員については、学校医による接種、または先ほど申し上げたように、学校で出来ない場合には、市が次にやる予定を今検討している集団接種で優先枠として接種していただくということを考えております。

全般的にですね、早くワクチン接種をしたいという市民の方が極めて多いんですね。その中で高齢者は終わりましたけども、高齢者に準ずる方々についてもですね、やはり早くワクチンを接種したいと言う方が多いわけでありまして、その中で、先ほどから申し上げていますけども花巻市の場合、花巻市医師会、それから、花巻市薬剤師会より、絶大な協力をいただいています。そして、花巻市歯科医師会についてもですね、協力の用意があるという話を伺っているところであります。その中で、ワクチンの供給さえあれば、集団接種をお盆明けに、優先枠以外にも再開することができる状況になっていますけれども、なかなかそこまでのワクチンの供給がないところであります。その中で64歳以下の方については、思うようなペースで接種できるような状況ではないところであります。そういう中で、優先枠の方について接種することに関しては大変心苦しいところもありますけども、我々としては、やはり、クラスターの発生を防ぐという観点が非常に重要だと考えているわけでありまして、特にクラスターの危険性がある方々について、早くワクチン接種をする必要があると考えております。59歳以下の方についてもですね、5歳間隔で8月中旬から予約案内を郵送する予定にしております。8月29日頃にですね、供給されるワクチンなんですけども、県から花巻市にも通知がされましたが、花巻市についてはですね、ワクチンを十分使っているといいますか、在庫を余していないということを御理解いただいてまして、想定していた確保数より多い確保数を配布していただけることになっています。それでも十分ではないので、我々としてはもっと配布いただきたいとは思うんですけども、県に来るワクチンの数も少ないという中で、8月29日までに来るワクチンの数量はご配慮いただいたということだと思います。足りなくなっているというのははっきりしていますので、ご配慮いただいたことは感謝申し上げたいと思います。

それ以降についてもですね、同様に供給していただけなければできないということですので、我々としてはできるだけ早い時期に、ワクチンの接種をしていきたいという考えです。11月までにと総理大臣はおっしゃっていますけども、その前に出来るようなワクチン供給をしていただければいいなと思います。

いろいろお話ありますけども、デルタ株についてもですね、アメリカの場合、死者の99%の方はワクチン接種を受けていない方、あるいは新たに感染される方についても96~97%の方がワクチン接種を受けていない方ですね。このような話がございますので、いろんな見方はあるかもしれませんけども、やはりワクチン接種は、感染を防ぐ、あるいは重症化を防ぐ効果があると我々は思っていまして、個々の方の判断になりますけども、できるだけ多くの方に受けていただいて、自分の身を守っていただくとともに周辺の方々へ対する感染を防ぐということについて協力をいただければと思います。

 

次にPayPayのキャンペーンでありますけれども、8月1日から8月31日まで予定通り実施いたします。1決済当たりのポイント付与額は4,000円相当、それから期間中のポイントの付与は1万円相当を上限といたします。第1弾と第2弾の情報書いてありますけれども、2回合わせてのキャンペーンで決済回数が29万8173回、決済金額は14億4199万円、市が負担した還元額が2億4,404万円ということでありまして、常々申し上げてますけれども、2億4,404万円という金額を事業者の方にそのまま渡しても効果としては2億4404万円しかないということですけども、このキャンペーンによって、事業者に渡るお金は14億4199万円になっているということでありまして、市が負担する還元額の6倍ぐらいの経済効果があるということになります。これの目的は、実際にキャンペーンを使って利用した方も得するわけですけども、目的としては、やはり売上げが減少している地場業者の方々の事業の継続を支援するということが目的でありまして、そういう意味では非常に効果がある施策であるように私共は感じているところでありまして、花巻市内の地場企業の方々からも好評をいただいております。

 

4ページ目でありますけれども、月次支援金の申請サポート窓口を設置しております。月次支援金は国の事業でありますけども、制度の概要は4ページ目中ほど以降に書いております。飲食店の休業・時短営業、または外出自粛等の影響を受けている地域の事業者を支援するということでありまして、これは国の施策によって、月間売上が、令和元年または令和2年の同じ月と比べて50%以上減少している中小法人、個人事業所等が対象となります。実は花巻市の場合、令和3年4月と5月については、旅行客の5割以上が、国による飲食店休業・時短営業、外出自粛の地域から来てる方でございまして、その結果、このような国の支援の対象となるということでございます。4月5月は、首都圏だけではなくて、宮城県も対象になったということでありまして、その結果50%以上の旅行客が首都圏や宮城県からお越しいただいていたというわけでありまして、花巻の事業所もこの影響を受けてということで、その支援の対象になるというわけあります。6月も対象になり得ると思うんですけれども、宮城県が対象から外れたこともあり首都圏からの旅行客が5割までいかないということでありまして、花巻市は支援の対象とならないということであります。給付額でありますけれども、中小法人等で、ひと月当たり20万円、個人事業者等で10万円ということでありますので、売り上げが50%以上減少した事業者でございますけれども、中小法人については最大40万円、個人事業者等が最大20万円支給されることになります。これはオンライン申請でありまして、オンライン申請が慣れない、なかなか個人でできない人もいると思います。過去においても、持続化給付金や家賃支援給付金について市がこういうオンライン申請をサポートしたということがありましたので、月次支援金も同様に実施するということであります。

 

次に市の行っている中小企業経営支援金の実績について5ページにてお話しいたします。県の行っている1店舗当たり40万円の支援金がありますけども、市はそれに対して上乗せしているということであります。先ほど申し上げましたけれども、支援金を払う場合は支援金の額しか経済効果はないわけでありまして、できればPayPayのキャンペーンのほうが我々はいいだろうと思っていますけども、その中でもですね、飲食店、タクシー、バスなど、キャンペーンを利用してもなかなか売り上げが伸びない事業者があったわけであります。そういう事業者について市独自に給付金を行っておりましたけども、県がその事業者以外にも給付金を出すということになりましたので、市が独自に支援をしている事業者を除いて、上乗せすることとしたわけであります。申請期間は6月30日までで、1店舗あたり30万円、支援実績は299店舗、交付額が8,970万円の給付をしたということになります。

 

次のページであります。中小企業持続支援事業としまして、地代・家賃補助、これは市独自で実施しておりますけれども、これの実績についてであります。月額賃料の2分の1以内、1か月当たり上限10万円で、対象期間が令和3年4月から6月までの3か月間、最大30万円の補助をしておりまして、198事業者、交付決定額が1,998万円ということになっております。これの目的ですけれども、例えばスナック等の飲食店につきましては今お客さんが非常に少ないということで、お店を開けてもお客さんが来ないというところもあるようです。それについては、地代・家賃を補助すれば、お店を辞めるのではなくて、休業で何とか持ちこたえられるのではないかということで、先ほどの給付金と併せてになりますけども、そういう目的で地代・家賃を昨年来から補助しているものになります。

これにつきましては、6月までということでしたけれども、延長する必要があるということを我々は考えておりまして、温泉等に対する支援、今は県が支援していますけれども、県の支援は8月22日までということになっておりまして、それ以降の延長がされるかどうかは、国の支援がないとなかなか難しいと伺っているところでありまして、市としてはその場合、市独自の動きをする必要があると考えております。花巻市は国の地方創生臨時交付金、令和2年度の第三次補正で約6億円交付されまして、これについては、今年度予算でいろんな支援に充てておりますけれども、この約6億円は既に使い切っているところでありまして、その後国の地方創生臨時交付金が交付される情報は今のところございません。そういう中で、国の支援は今受けられませんけれども、我々としては、昨年度からの繰越金、まだ決算は出ておりませんけれどもその見込みはございますし、あるいは、花巻市の財政調整基金も71億円ほどございますから、そういうものを利用しながら、事業者、あるいはその市民に対する必要な支援というのはですね、今後やっていきたいと思っておりまして、9月の議会で補正するか、場合によっては8月の臨時議会で補正するか、そのような補正も検討してまいりたいと考えております。国における市民及び事業者に対する支援は、今のところ都道府県に対して5000億円しか国は決めておりませんので、それでは間に合わないということでですね、国に対しては引き続き市町村に対する地方創生臨時交付金の交付についての要望は今後もしていきたいと考えております。

「高校生おおはさま留学生」を募集します ~7月から大迫高校への令和4年度入学志願者を全国から募集~

市長

次に7ページ目の「高校生おおはさま留学生」の募集でございます。大迫高校につきましては、県の方針といたしまして、21人以上の入学者が2年続けていない場合には、新たな募集をしないという方針を平成28年に出したところであります。実は、今年度の入学者が17人であります。来年度の入学者が21人を下回ったら直ちに生徒の募集をやめるというわけではないと我々は理解しておりますけれども、そういうことがございますので、我々としては大迫高校を守っていくために、生徒の確保をしていきたいということを地域の住民とともに、考えているわけであります。今までも県外あるいは市外からの留学生を募集しております。現在2名いらっしゃいますけど、留学生については1部屋に2名ということでやってきたわけでありますけども、個室にすることに変えて、寮生の方も今まで以上にゆっくり過ごせるということをアピールしながら、募集していきたいと思っております。今回4名の方を募集しております。大迫高校の魅力について、いろいろ8ページにも書いてございますが、ベルンドルフ市へコロナ禍になる前には毎年2名派遣しておりました。コロナ禍が終わりましたら、これも再開してまいりたいと考えておりますし、早池峰神楽の指導を大償神楽保存会の阿部会長から受けて神楽の習得に励んでいただく、ぶどう栽培を体験するなど、いろいろな魅力がありますから、そういうことをアピールしながら募集していきたいというふうに思います。

9ページ目ですけども、令和3年度から「地域みらい留学」制度、オンラインでこういう留学制度を実施している全国の学校を紹介するシステムでありますけれども、これにも参加しておりまして、反応があるというふうに伺っております。登録者数は954名いらっしゃるということでありますけども、その中で一定程度の方が大迫高校に興味を示していると伺っております。大迫高校につきましては、この留学制度のほかに、9ページ目に書いております通学タクシーの支援、JR定期代の支援、路線バス定期代の支援などを行っておりますし、今年からはですね、オンライン授業について、そのオンライン学習費を市が負担しまして、大迫高校に行って進学等のための勉強もオンラインで出来るように、あるいは学校の授業の予習復習につなげて学力の向上につなげられる支援も行っております。7月29日本日午後1時30分からは、オープンスクールがありますので、ぜひご参加いただきたいと思います。また、東北や北関東の主要な都市の中学校へ留学生募集案内のダイレクトメールの送付も行ってまいります。

令和3年度花巻まつりは規模を縮小して開催します ~9月11日、12日の2日間、花巻市民体育館などで開催~

市長

次に10ページ、令和3年度花巻まつりは規模を縮小して開催します。花巻まつりは、例年3日間のまつりでありまして、豪華絢爛な風流山車、あるいはギネス世界記録に登録されました神輿などが売り物になるわけですけれども、本年はそれらの運行はしないことを決定いたしました。規模を縮小するのではなくて、代替えのイベントではないかという見方もあったと思いますけども、これは各団体からなる企画委員会、あるいは花巻まつり実行委員会で議論していただきまして、規模は小さくなるけれどもやはり代替えイベントではなくて、花巻まつりということで実施したほうが参加者にとってもですね、励みになるということもございまして、規模を縮小しての花巻まつりとして位置づけさせていただきました。

具体的に行いますのは、神楽権現舞、鹿踊の演舞、花巻ばやしの演奏及び花巻ばやし踊り公演。これは例年、上町にてパレードをするわけでありますけれども、今年は市民体育館で実施するということになります。定員、観られる方も100人に限定することになります。そして半纏の展示、これは昨年、市民の方たちが実施した事業でありましたけれども、今年も、同じように実施をさせていただくということになります。そして花巻の風流山車は、大正時代まではですね、電線が無くてもっと高い10数メートルの山車を運行していたわけで、その当時の山車を復元した山車がございまして、花巻市役所と鳥谷崎神社の間にその山車小屋がございますけれども、そこを公開して、大正時代までの山車を復元したものを見てもらうというイベントを行います。また、花巻まつり関連のパネル展示、動画の放映をなはんプラザで行います。

先ほど申し上げました市民体育館における公演ですけれども、整理券を発行して、密を避けて行います。これについては、市民対象になりますけれども、詳しいことは市ホームページまたは広報はなまき8月15日号にてお知らせいたします。

中根子総合運動公園トイレが8月5日から利用できます

市長

次に、「中根子総合運動公園のトイレが8月5日から利用できます」、こちらの説明をさせていただきます。中根子総合運動公園は条例上、花巻市の都市公園になっていますけども、実際には民有地を地縁団体の方がお借りして、その方々が設置した運動公園であります。建設物は全て地縁団体の方々の所有となっております。ただこの運動公園は、例えば花巻東高校が野球の練習で使ったり、大変多くの方にご利用いただいております。コロナ禍の影響が出る前の平成30年度までは毎年年間2万人前後、平成30年度は17,850人ですけども、そのぐらいの利用がされているということでありまして、トイレが水洗になっていないということで要望がありまして、今回地域の方と相談しながら、水洗トイレを設置したということであります。地域のいろんな方が利用する公園でありまして、きれいに使っていただければいいなと思います。

主な質問

8月以降のワクチン接種の日程が示されたが、国のほうから示されたワクチンの供給量に基づくものか。

市長

国の供給量を限度にしてやっていることは間違いないと思います。先ほど申し上げたように、8月29日までに供給されるワクチンの量が国から県に来まして、県から花巻市に通知がありました。花巻市には全然足りていないということを県のほうには伝えておりまして、それをご理解していただいた上で、少しはご配慮いただいたと思っております。8月29日までに来るワクチンがないとそれ以前に行う1回目の接種が出来ませんから、8月29日までに来るワクチンが多めに来るということなので、我々としては少しやりたいことが出来るということになります。ただ、それ以降どれだけの量が来るかわかりませんから、我々としてはそこのところも心配しています。河野大臣が、地方自治体の在庫が大変多いとおっしゃっていましたけれども、何を見て言ったのかなと感じます。我々の計算だとですね、7月31日の時点で1,400回分ぐらいしか残らないという計算でした。8月2日に県のほうに来る予定であったワクチンが7月中に来ましたのでそれを含めて、7月31日現在で1,400回分より在庫が多くなりますが、それで8月のお盆の前後の接種が何とか出きるということになり全然十分ではない。各自治体によって違いはあると思いますし、厚生労働省も初めてのことではありますが、どうもそのあたりの情報がとれていないと思います。

ワクチンの供給量は1か月単位で見ると減っているという見方でよいか。

市長

先ほど申し上げたように8月29日までに来る分は想定していた基本枠分は5箱だった訳でそれでは少ないと考えましたので、それより多い供給をお願いしていました。結果として、5箱プラス数箱届くことになるようで少し安心したところです。今後もそのぐらいずつ届くようであれば、それでも10月までに終わるというのは間に合わないかもしれませんけども、菅総理大臣がおっしゃっていた11月中にワクチン接種を終えるには間に合うかもしれないといったところです。ただ、8月29日の分以降どれだけ続くかというのは心配しています。

首都圏で感染が拡大していることについて市長はどのようにお考えか。

市長

そうですね、岩手県内においても中央地区と中部地区は非常に感染が多くなっておりまして、花巻市はそれほど多くはなっていない状況ではありますけども、非常に心配しています。過去の様子から、東京と、仙台で感染が増えると岩手も増えるんですね。だから、非常に怖いと思います。例えば、ある時点まで奥州市は少なかったんですけども、高齢者施設のクラスターで感染者が増えて広がったということがありました。北上市も感染者が少なかったんですが、クラスターが発生すると一気に感染が広がっていった。花巻市の場合は、クラスターが富士大学と、中学校で2つありましたけれども、保健所が非常に広い範囲でPCR検査をしまして、当初は出ましたが後は抑え込んだんですね。その後クラスターによる大規模な感染拡大は発生していないんですけれども、他市のようにクラスターの発生により大きな感染拡大が起こらないという保証もないので、危機感を持っています。

夏休み、お盆期間を迎えて人の移動が起こると思いますが、市民に向けてコロナ対策として要請したいことがあれば伺いたい。

市長

そうですね、県を越えた移動の自粛ということがあれば、それはご配慮いただきたいと思います。ただ、例えば、学生が帰省するなというのは酷だと思いますね。東京のアパートで1か月間外出しないでそこにいてくれと言われても大変ですよね。そう考えると、我々のほうから帰省するのはやめてくれとはなかなか言えないと思います。可能な範囲で県を越えた移動は自粛してというのは言えるんですが、一律県外から帰省するのはやめてくださいというのはできないと感じています。

オリンピックが開幕して、8月5日に花巻出身の高橋英輝選手が出場するということで、前回の記者会見でパブリックビューイングなど集まっての応援はしないということだったが、改めてどのような応援をするお考えか。

市長

是非自宅で応援してほしいということはお声がけしたいと思います。それとは別に、パブリックビューイングというのは考えておりません。花巻北高校の陸上部の出身でありますので、陸上部のOB会から応援の垂れ幕を市のほうに寄付していただきましたので、それについては庁舎に貼り出して応援の気持ちを出しています。

以前、ホームページで応援をする想定というようなお話もされていたと思うが、市としてホームページ上でどのように行うのか。

市長

オリンピック競技に出場する予定があるので、皆さんで応援しましょうというのは書かせていただきたいと思います。

仮にメダルを獲得した場合、集まる機会は予定されているか。

市長

今すぐというのは、ないと思いますね。コロナの状況にもよると思いますけれども、コロナ禍がある程度収束してですね、市民の中から何らかの記念イベントをしたいという話があれば、それは我々としてもありがたいことだなと思います。

担当

広報係

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