令和3年5月 定例記者会見を開催しました

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ページ番号1014349  更新日 令和3年5月31日

写真:記者会見の様子

開催日時

令和3年5月26日(水曜)午前11時から午後0時10分まで

開催場所

花巻市役所本庁本館3階 302会議室

会見項目

  1. 新型コロナウイルス感染症に関する花巻市の対応について
    (担当 新型コロナウイルス感染症対策本部)
  2. 新花巻図書館整備基本計画試案検討会議を開催しました
    (担当 生涯学習部 新花巻図書館計画室)
  3. RPA等、ICTを活用した業務効率化の取り組み状況についてお知らせします
    (担当 総合政策部 総務課)
  4. 地域密着型サービス事業者を募集します
    ~介護サービスの充実のため6月25日から募集開始~
    (担当 健康福祉部 長寿福祉課)

冒頭コメント

市長

5月の定例記者会見に御出席賜りまして大変ありがとうございます。今日は4つの項目についてお話しいたします。その中で1番先に申し上げますのは、ワクチン接種の計画でございます。これにつきましては、4月30日に国が、7月末までに高齢者のワクチン接種が全部終わるようなワクチンの供給をするという通知を全国の各市町村に出したわけであります。それを受けて、国のほうでは、7月末までに高齢者のワクチン接種を終わるようにしてください、という指示があったわけでありまして、我々は8月中に終了するというような予定で計画しておりましたけども、それを7月末に前倒しするということについての計画を策定させていただいたということであります。

これにつきましては、花巻市医師会、花巻市薬剤師会、そして総合花巻病院、県立中部病院はじめ、医療関係者の方々の最大限の御尽力をいただいているということであります。この1か月前倒すことについては、医師の先生方、あるいは看護師の方々、あるいは薬剤師の方々に大変な負担をかけるわけでありますけれども、花巻市の場合、「やりましょう」と、非常に積極的に対応していただいています。

このことにつきましては、私も都度、いろんな場でお話しさせていただきますけども、市民の方にも知っていただきたいと思います。この花巻市の命と健康を守るために、先生方が最大限の努力をして、以前は、日曜日は負担をおかけしますので、それは避けたいということで考えたわけですけども、「日曜日も接種しましょう」と、最大の御協力をいただいているということであります。我々としては大変、医師会の先生方はじめ、関係者の方々に、感謝申し上げたい気持ちでいっぱいであります。そのことをまずお話しさせていただきたいと思います。

新型コロナウイルス感染症に関する花巻市の対応について

市長

まず新型コロナウイルス感染症に関する花巻市の対応についてお話しします。先ほど申し上げましたように、7月末までに高齢者のワクチン接種を完了することを目標とすることで接種計画の見直しをしたところであります。接種体制の強化につきまして、御手元の資料に基づいてお話し申し上げますけども、5月12日から予診票の確認に花巻市薬剤師会の先生方の御協力を得られるようになりました。予診票をきちっとしたものを作るということがその後の医師の先生方による問診につながるわけであります。花巻市の場合は、花巻市の保健師がその担当をしておりましたけれども、保健師の数が限定されていることから、会計年度職員含めて一般の職員もこの予診票の確認作業をしておりましたけれども、やはり専門的な知識がないということで、この部分大変心配していたわけでありますけども、薬剤師の先生方がこれをやっていただく、それに協力いただくということになりまして、我々としては非常に安心であります。その結果、予診票の確認作業が時間短縮されたということだけではなくて、正確にできるようになったということであります。花巻市薬剤師会の皆様には本当に深く感謝申し上げたいと思います。

次でございますけれども、コールセンターの強化であります。花巻市の場合、コールセンターを10回線作って手配しておりましたけれども、今後その1日当たりのワクチン接種者数が増える、そしてさらに、週3日ではなくて週4日のワクチン接種になると、予約で電話をかけてくる方の数が増えるということで、10回線では足りないということから、30回線に増強いたしました。

これについては、新たな予算9,000万円ぐらいかかるということになりましたけれども、これについて、議会で議決をいただきまして、5月20日から30回線に増強したということでございます。

ワクチン接種に関する連絡会議を開いておりますけども、今までは、花巻市医師会の先生方、総合花巻病院の看護部長の方、あるいは事務局の方がメンバーでございました。今回、それに加えて、花巻市薬剤師会、そして岩手県立中部病院の先生も入っていただいた、副院長に御出席いただいております。このような中で、このワクチンの接種を前倒しするための新たな計画の策定をさせていただいたわけであります。

これにつきましては、内容としては、接種会場のレイアウトを見直しして、ワクチン接種レーンの増加をするものであります。例えば、総合体育館でやる場合には今3レーンを作っていたわけであります。1レーン当たり、医師の先生1人、看護師の方2人、合計医師3人、看護師が6人であった部分につきまして、今後は最大で5レーンになりますので、医師の先生5人、看護師の方10人という方の配属をお願いするということになります。そのようなワクチン接種レーンの増加をするものです。

そして従来の接種日、水・木曜日の午後に加えまして土曜日にやっていたわけでありますけども、今回医師会の先生方、あるいは総合花巻病院、県立中部病院、そして薬剤師会の先生方の「やりましょう」という力強いお言葉をいただきまして、日曜日も集団接種を実施することになりました。

そして月1回の夜間接種も、6月10日が実施予定になります。20時までやるということになりまして、看護師の方も御家庭があって大変だという声もございますけれども、これについては、総合花巻病院のほうで、必要な場合には看護師を出務いただけるという話を伺っておりまして、そのような形で実施が可能になったということであります。

体制強化に伴う、医師、看護師、保健師、会計年度職員の報酬についても、5月の臨時議会において補正予算をとっております。

先ほども申し上げているように、本当に医師会の先生方、これだけ積極的にやっていただけるというのは大変ありがたい状況であります。医師の先生方に対する負担は大変重くなるわけですけれども、その中で、花巻市医師会の会長が中部病院に直接電話されまして、院長先生とお話しして、中部病院からも医師の派遣をしていただくということをお願いしていただきました。平日はなかなか難しいということですけれども、土日については、それはやりますという話を伺っております。中部病院の副院長先生が先ほどの連絡会議に出ていただきまして、そういうお話をいただいているということです。

そして先ほど申し上げましたけれども、看護師については、基本的に花巻市医師会の医院から一緒に来ていただくということを計画しておりますけども、御家庭の事情等がいろいろあって、なかなか対応出来ない場合があるということでありまして、それについては、総合花巻病院が看護師を応援してくださるということです。これも、看護部長さんが、この連絡会に来ていただいてそのようなお話をさせていただいて、そしてさらにそれに基づいての打合せも済んでいるということであります。

そういうことで、本当に関係者の方々が、本当にお忙しい中で協力していただいているということについては本当に頭の下がる思いをしております。このことは、何度でも申し上げたいですし、市民の方々にも本当にそのことはお分かりいただきたいと思います。花巻市は、場所の提供は出来ます。そして市の職員も、たくさん出ています。高齢者、91歳以上の方の接種について1会場当たり70人近い市の職員が出ていたわけでありまして、そういう意味では大変市の職員も頑張っているわけでありますけども、やはり医療関係者の御協力がないと、このようなワクチン接種が出来ないということでありまして、医療関係者の方々のそのような積極的な姿勢によってですね、我々としては何とか7月末に希望する高齢者のワクチン接種が終了するように頑張っていきたいなというふうに考えている次第であります。

先ほどから申し上げていますけども、花巻市医師会会長から中部病院、伊藤院長のほうに直接電話して、中部病院の御支援をいただくということが決まったわけであります。そして、我々はですね、この後の表をご覧になると分かるんですけれども、接種日を指定して、その接種日の対象の地区ごとに分けているわけです。そのことによって、予約の殺到がないようにしようということをしているわけでありますけども、例えば500人のワクチン接種の会場について、600人ぐらいの方に御案内するということになるわけでありまして、そういう意味で、その日に集団接種を受けられない方も出てきます。そういう方々に対しては、総合花巻病院、県立東和病院、大迫地域診療センター、石鳥谷医療センターに対応を依頼しております。後の日に、集団接種の後の会場で接種をしていただくということも考えられるわけですけども、それに加えて、このような病院施設で、ワクチン接種をしていただくということをお願いしておりまして、総合花巻病院、県立東和病院、大迫地域診療センター、石鳥谷医療センター、全ての医療施設にそのような対応をしていただくということについて、快諾をいただいています。

このような方についても、病院ではなくて、コールセンターに御連絡いただいて予約するようにお願いしたいということであります。病院に直接連絡しますと、病院が非常にその対応に困りますので、そういうことがないようにお願いしたいと思います。

具体的には、石鳥谷医療センターは5月24日から、東和病院が5月25日から対応いただいております。そして大迫地域診療センターは5月27日から対応いただくということになります。総合花巻病院につきましては、現在の時点で、医療関係者の接種がまだ終了してないということで、医療関係者の接種が終わり次第、このような市の集団接種で予約を取れなかった方の接種について対応いただくということになっております。多分6月初めぐらいからは、対応していただけるんじゃないかと考えている次第であります。

花巻市のワクチンの接種の状況であります。5月25日時点で、91歳以上の高齢者につきましては、1回目の接種回数は1,222回、2回目の接種回数は378回、いうことであります。75歳以上の高齢者については、1回目の接種回数が2,612回、65歳以上の高齢者については1回目の接種回数5回、これは予約した方が来なかったときに、付添いの方で65歳以上の方等について接種いただいたというものになります。接種回数としては合計4,217回。その中で、接種人数でありますけれども、1回完了済みの方が3,461人、2回完了済みの方、これは91歳以上の方に限られますけれども、378人ということであります。合計3,839人の方が、1回もしくは2回のワクチン接種を受けています。花巻市の65歳以上の高齢者数は3万3,751人ですから、少なくとも1回のワクチン接種を受けた高齢者の率については11.4%ということになります。

次のページに移らせていただきます。ワクチン接種日程であります。91歳以上の方については、既に希望者の方、予約とれた方については、5月6日までに1回目を終了しておりますし、地区によりましては、5月12日もしくは5月13日に2回目を完了したところもございます。そして残りのところ、花北など、あるいは石鳥谷、東和についても、5月27日もしくは5月29日に2回目を接種いたしますので、予約がとれた方については、今月中に2回目が終了するということになります。ただ、花巻市において、91歳以上の高齢者2,100人ぐらいいらっしゃいますので、まだ91歳以上でワクチン接種していない方もいます。連絡いただいている方については、ほかの地域での75歳以上のワクチン接種のときに一緒にワクチン接種をしていただくということで予約を受け付けていますけれども、1,600人ぐらいですかね、予約済みの方については。まだ一部連絡いただいてない方もいらっしゃいますので、そういう方については、はがきを出して対応いただくと。もしそれでも連絡ない場合には、それについては別の方法で、こちらから連絡していって、希望する方については全員受けられるようにやっていきたいというふうに考えております。

5月31日までに1回目の集団接種を実施する75歳以上を含めて、集団接種を実施する年齢、行政区については、資料2ページ目の青い欄に書いております。この方々については、1回目接種した方が多いと、花城町などは5月29日ですが、それ以外については、今日の分も含めて、1回目の接種希望者については1回目の接種をしていただけるということになります。

6月1日以降に1回目の接種を実施する年齢、行政区については、この御手元の資料のとおりでございます。2ページ目の下から4ページ目のほうまで書いております。この中で、もう既に接種会場通知を発送しているところにつきましては、この対象者の御手元にこの通知が受け取られた後に、コールセンターに御連絡いただく、あるいはウェブで予約をいただくということになります。

4ページ目のスケジュールでございますけれども、これについては、先ほど申し上げましたように連絡会議で、医師の先生方等の御了解を得て、策定した予定でございます。ただ、国からのワクチン供給、これは6月末までには、あるいはちょっと遅れても7月4日までにはワクチンがこの分来るという通知でございますけども、万が一遅れた場合には、変更の必要が出てくる場合もございます。

そして接種会場通知を今月中に発送するもの、資料の2ページ目の下のほうの5月28日、それから3ページ目の1番上5月28日までに接種会場通知を発送する分、これにつきましては、医師の先生とか看護師さんのどなたが配属するか、どう会場で配置するか、全て決まっておりますので、これについて変更はないというふうに考えていますけれども、それ以降、6月以降に接種会場通知を発送する分については、最終的に具体的にどの先生が、配属、対応するか、あるいはどの看護師さんが対応するかということについて調整しておりますので、その結果によって、変更の可能性もゼロとは言えない、医師会の先生方のお話聞いていると我々は大丈夫だというふうに思っていますけども、その調整を最終的にしているところでありますから、もし一部変更する必要が出た場合には、その結果については、今後、広報はなまき・花巻市ホームページ等で、公表しますし、また何よりも対象者の方には接種会場通知をお送りすることにしておりますので、その点についての変更が必要な場合には対象者の方に接種会場通知をお送りするということにしております。

ただ、医師会の先生方、あるいは中部病院の先生方含めて、こういう形でやっていただくことについては、御了解いただいていますし、またこのような形で、市のほうで予定を公表することについても医師会の先生方の御了解を得ているということでありますので、我々としては大丈夫だというふうに思っている次第です。

それから、これとは別に、施設に入居されている方のワクチン接種について、花巻市の場合、高齢者施設40か所、障がい者施設が5か所ございまして、この方々については、希望に応じて、65歳以上の方に原則的になるわけですけども、施設での接種をするということにしております。

具体的には、高齢者施設40施設、それから障がい者施設5か所と今日程を調整しているところでございまして、高齢者施設については、5施設について、5月28日を第1回として、6月12日までだったと思いますけども、1回目の接種を各施設でやるということについて決まっているところであります。

ただその1回目、例えば100人の収容施設で100人全員を同じ日に1回目の接種をするということではなくて、この施設の医師の関係、あるいは施設の人員の関係で、例えば3回に分けて、1回目を3日に分けて接種するということもあるということでありまして、一つの施設で、例えば5月28日に100人全員がやるということではないと聞いております。いずれにしても施設でのワクチン接種も進めていきたいというふうに思っております。

 

次に、5ページ目でございます。新型コロナウイルスPCR検査助成制度の創設であります。これは年度初めにできればよかったんですけども、その後ですね、感染の拡大の状況が見られるということから、新たにいろんな施設に入る方についてPCR検査していただく、ただ希望者の方に限定されますけども、その方についてのPCR検査費用2万5000円を市が助成するということであります。市内の施設でPCR検査する場合には2万5000円でできるということを確認しておりますので、実質的には全額を市が補助するということになります。

対象でございますけれども、高齢者施設、障がい者、障害児施設、そして生活保護法に規定する救護施設につきましては、新たに入所する方、あるいは、新たに就業する職員の方が対象となります。そして小学校、中学校、教育保育施設の幼稚園、保育園、認定こども園でございますけれども、これについては市外からお見えになる小中学校の転入生及びその同居家族、そして市外から転入し、保育園、幼稚園等を新たに利用する児童の同居家族の方と新たに就業する職員について、PCR検査の費用の助成をさせていただくということになります。

具体的な申請及び検査方法等については、この5ページに書いているとおりであります。その施設から申請書をもらって、施設から入所等の予定であることを証明していただいた上で検査を受けていただくということになります。検査日時等については、市が対応させていただくということになります。

これについても、市内の医院、診療所の先生方に大変御協力いただいていまして、相当程度の医院・診療所がこれに協力するということを言っていただいています。市ではその場所については公表いたしませんけども、予約の段階で利用者の方にはどこかということを申し上げて対応していただくということになります。

 

6ページでございます。新型コロナウイルス感染症に関する支援でございます。まず一つ目は地域企業経営支援金でございます。これは県のほうで、1店舗当たり最大40万円支援するものに、市として1店舗当たり30万円の上乗せ補助するということであります。

対象となる事業者でありますけども、花巻市については、県の補助の対象となる事業者のうち、市が単独で独自に支援をしている事業者については対象から除外するということになります。具体的には、花巻商工会議所飲食店等経営支援事業支援金、花巻市はこれについて50万円既に支援しておりますし、あとは温泉宿泊施設等には宿泊料の補助最大1泊4,000円、今現在は1泊2,000円補助しています。あるいは貸切りバスとか公共施設についても、市独自の支援をしておりますので、そのような事業所は対象から外すということになります。今、飲食店以外の小売店等については1店舗当たり30万円を市は支援しております。県は40万円になっていますので、70万円ぐらいの支援になるということになります。

そしてあとは例えば飲食店についても、飲食店は、県の最大40万円の支援を受けられるということになりますから、そういう意味では飲食店に対する支援は市の50万円と合わせると、非常に打撃が大きい事業者でありますから、一般の事業者に比べると、大きな支援を受けられるということになっております。

事業実績でありますけども、岩手県分については、申請件数531店。申請額は1億8,968万1,000円というように伺っております。花巻市でありますけれども、申請件数が220店、申請額は6,600万円ということであります。当初予算は6,000万円でございましたので、これについては、2,400万円の補正予算を、先日の臨時議会で承認いただいたということになります。この地域企業経営支援金でございますけども、花巻商工会議所が窓口となって対応していただいております。そのチラシについては次のページにありますので、ご覧いただきたいと思います。

 

次に7ページ目の地代・家賃補助でございますけれども、花巻市は令和2年度についてほぼ1年間にわたって地代・家賃の補助をしていたわけですけども、県の地代・家賃補助は、令和3年度は実施していないわけですけども、花巻市については、令和3年度についても4月から6月までの売上げの減少した中小企業者に対する地代・家賃補助を引き続き行うということにしております。

月額賃料の2分の1以内、1か月当たり上限10万円ということでございまして、受付は5月12日から7月30日までということですけれども、現時点で交付決定しているのは31事業者、360万1,000円にとどまっております。

昨年度は、最初の4月から9月は271事業者、10月から2月は236事業者それぞれ申請いただいていますから、まだ今回は申請の件数が少ないということでありまして、多分、この制度の周知がまだ十分じゃないというように考えておりますので、この周知についてはさらにしたいというふうに考えております。前年度申請した事業者さんには全部通知を出しているんですけども、それはまだ今のところそんなにたくさん申請を受けていない、もっとも5月10日に申請受付を始めて、5月24日時点ですから、まだ10日ちょっとしか経ってない状況ですから、そういうことによって、まだ申請の件数が少ないということになるのではないかなというふうに思っております。

新花巻図書館整備基本計画試案検討会議を開催しました

市長

次の8ページ目からは、コロナウイルス対策以外であります。新花巻図書館整備基本計画試案検討会議を開催したということについて御報告したいと思います。

これについては、新花巻図書館の機能及びサービスを検討し、基本計画に反映させることを目的に、新花巻図書館整備基本計画試案検討会議を設置し、期限を定めずに、毎月1回開催することとしております。第1回は令和3年4月26日、第2回は昨日5月25日に開催したところであります。

これは、平成29年に花巻市が図書館の整備基本構想という中で、図書館の機能やサービス等について、市民参画を経て策定したわけでありますけども、その肉付けをしていくということであります。この会議ですが、専門的な立場で具体的に意見を出し合って、新花巻図書館の機能及びサービスを検討して、基本計画に策定、反映させることを目的としているということでございます。

委員でありますけれども、花巻市図書館協議会委員をお二方、花巻市社会教育委員お一方、外部有識者の方8人、それから市の職員、市長部局4人と教育委員会に所属する職員5人ということで、合計20名で会議を開いているということでございます。会議は終期を設けず議論することとしていることから、委員の任期は委嘱の日から計画試案の策定が完了するまでということにしております。ひと月に1回のペースでやっておりますので、相当時間かかると思いますけども、その中で、例えば子育て世帯から別途意見を聴くとかですね、あるいは若い中学生、高校生から意見を聴くとか、あるいは壮年の世代から意見を聴くとか、あるいは、高齢者の方から意見を聴くということは、この会議と並行的にさせていただくということを考えております。具体的に中学校について話を聴くことについては、昨日の会議でも報告して、そういう意味ではその意見を聴くということについては、肯定的に反応を受けたというように聞いているところであります。

この中で試案がさらに、基本計画素案というか基本計画案というかそれは別ですけども、そういうものができ上がった段階で花巻市の市民参画の計画でやっておりますパブリックコメント、あるいは、市民との意見交換会等を開いて、市民から意見を聴くことにしております。この試案でございますけれども、市のホームページで掲載しておりますし、市内の図書館、振興センターで、今ご覧いただけるようになっています。必要な方にはお渡しするということを考えておりますけども、そういう形でやっていくということを考えております。

この委員以外の意見についても、これは先ほど申し上げたように、この会議の検討の中で、いろんな組織あるいはいろんな方々が意見を聴くということを今予定しておりますけども、それ以外の方についても意見がある方については、ご意見をいただきたいというふうに考えております。

我々としましては、場所についてある程度決めた上で、このような形で具体的な中身を決めていくということを考えていたわけであります。そういう発想でいたわけでありますけども、今の時点ではですね、花巻駅前と、それからまなび学園周辺と、2つの意見が多く出ているというふうに考えております。それについて、今はなかなかコロナ禍の下において、みんなで集まって議論する、市民たくさん集まって議論するってことはなかなか出来ない状況であります。去年の12月にそういうことをウェブでやりましたけど参加者は少なかったんですね。その部分についてはなかなか進まないっていうことが当然あります。

一方、今までの中で、大体場所が絞られてきたんですね。そうすると、例えば平屋建てのものにするかとか、2階建てしたらいいのか3階建てにするかっていうことについては、大体今考えられるのは2階建てぐらいの建物になってきていると。場所ということから考えますと、そういうことである程度どういう建物になるかっていう、例えば木質とかそういうのは別にしましても、大体固まってきている状況でありますから、そうするとまず、中身の話を進めるっていうことができるんではないか、それをすべきじゃないかということからですね、こういう検討会議を設置しまして、平成29年度の基本構想で決めた大枠を肉付けするという作業を、時間をかけてやろうということを考えたわけであります。ですからこれについては、早急に行かずに、時間をかけて、検討していくと。その上で、場所についてはですね、これも市民の十分な意見を聞きながら、決めていく方向でいきたいというふうに思っているところであります。

RPA等、ICTを活用した業務効率化の取り組み状況についてお知らせします

市長

次に9ページ目であります。RPA等ICTを活用した業務効率化の取り組み状況でございます。花巻市でも、ICTを活用した業務改善を進めておりまして、令和元年度から、RPA(ロボティクス・プロセス・オートメーション)、具体的には入力作業等をソフトで自動的にする、したがって、市の職員が入力しなくてもいいというようなことでございますけども、そういう業務の効率化に取り組んでいるところであります。

令和2年度についてはこのRPAを進めていますし、さらには会議録作成支援システムとか、保育所入所申込み判定のAI(人工知能)を合わせまして、年間で従来は3,910時間を要した作業時間を1,466時間まで短縮、その結果、2,446時間62.5%削減したということでございます。

令和2年度から保育所入所申込書の登録業務については、RPAとAI-OCR、それこそAI(人工知能)とOCR(自動光学読取機)の技術を組合せて、業務の効率化に取り組んだということであります。その結果、従来手入力によりデータ化するしかなかった手書きの保育所入所申込書の情報をAI-OCRで読み取ってデータ化して、そのデータをRPAでシステムに自動入力するということが出来たわけであります。

令和2年度にRPA化した業務については、表のほうに書いております。報酬等支払伝票作成、あるいは軽自動車税申告事務における車両の抹消、それから軽自動車税申告業務による車両の登録、財務会計システムの債権者登録、障がい者の日常生活具・補装具申請の入力、保育所入所申込書の登録というようなことを取り組んでおって、その結果は2,446時間削減されたということです。

2,446時間の削減というのは、市の職員の単純作業を減らしたという意味で非常に大きな効果だったと思います。ただ、大体市の職員が、1年間に働く時間というのは、年間1,600時間とかですね、あるいは1,700時間になる人もいるでしょう。そうすると、2,446時間を削減しても、市の職員の1人分以上ではありますけど、2人分にはならないんですね。そういう意味では、まだまだこういう効率化というのは、まだ今始まったばかりということであります。

なかなか市の職員も、始めてみるとRPAが良いということは分かるんですけども、それについてやり始めるということについてなかなか抵抗はあるんですね。見ていますと、今、目の前の仕事が忙しいと目の前の仕事を処理することに時間が取られて、このような取り組みになかなか入れないということはあります。そこが悩みでありますけども、今年度もこれを進めていきたいというように考えております。

この今の例として出している業務はまだ全然十分じゃない状況であります。そういう意味ではもっと進めていただきたいという気はするんですけども、一つありますのは、今の新型コロナウイルス感染症への対応に、市の職員は大変時間取られているんですね。

先ほど申し上げました91歳以上の方400人について、325人程度の方に対応することについて、市の職員70人ぐらい、会計年度職員も含めてですけど、会場へ集めてお手伝いをしたということがありました。こういうことがですね、これからさらに人数多くなって、対象の方の人数が多くなって週に4日やるということになります。市の正規職員、行政職の正規職員600人ちょっとですから、会計年度職員の方も含めても、相当程度ワクチン接種に対応しなくちゃいけないというのは、市の職員にとって大変な負担になる。今までやっていた通常の業務が、十分にする時間がなくなるということがありますから、私としては、これを進めていただくと実は楽になるんだっていうことがあるんですけども、今年はあんまり無理をさせられないなと。いろんなことが山積みなので、どうしても無理があるんですけども、無理をさせられないなというふうに思っていますので、多少ペースが落ちてもしようがないのかなというような気はしているところであります。

これに関しましてもう一つありますのは、国が基幹系システムを標準化するというもの。例えば、花巻市の住民基本台帳のシステム、これは花巻市がIT業者と契約を結んで開発してもらっているわけです。他の市も同じようなことやっているんですけども、実はそのシステムはそれぞれの市町村が個別に契約をしていると。これは非常に効率が悪いわけでありまして、共通化できるのは共通化したほうがいいということで我々も総務省に対しても、国が音頭をとって共通化すべきだという話をしていましたけども、国もそのような考えになったということでありまして、これを進めるということをやっています。国が共通のものをつくっても、各市のシステムとそれをくっつける作業が出てきますから、その作業についての手順書を、総務省は今年の夏ごろに、公表するということにしています。我々としては、その手順書が出た段階で、それに対する対応を本格的にしていきたいというふうに思っています。

これはITの専門家じゃないとなかなか出来ないわけでありまして、花巻市は昨年の5月からITの専門家を雇用しています。1人だけではなかなか出来ないということで、さらにその体制の拡充をするということも検討していきたいというふうに思います。やっぱり来ていただいて、随分違うんですね。やはり、10年20年そのことを専門にやった方のノウハウというのは、それ以外の人が、1年、2年頑張ったって追いつけない、これは当たり前の話ですよね。プロ野球選手と、素人の1年2年プレーした人の力量が違うというのは当たり前ですから、専門的な部分については、専門家の力を借りてやっていきたいなというふうに思っています。

地域密着型サービス事業者を募集します

市長

10ページ目でございます。地域密着型サービス事業者を募集するということであります。これは今回9人の小さい収容の高齢者施設について、事業者を募集するということにしております。花巻市の介護施設等について、花巻市高齢者いきいきプランというものを3月末に作りまして、これは令和3年度から5年度までの計画なんですけれども、実は花巻市も75歳以上の高齢者は増えていくんですが、施設については、この9人の施設を作ればまず足りるだろうという予想でありまして、ハードの整備については、この3年間ではこの施設を作ればおしまいにするということにしております。

ただ、施設を整備しても、介護士が足りなくて、定員どおり入居者を募集出来ないっていう可能性もあります。これは保育士でも同じで、保育所もハードは花巻市で足りているんですけれど、そういう部分が出てくる可能性があるということになっておりまして、我々としては、例えば介護士の方の奨学金の返済額の半額を、5年間補助するというようなことも含めて、介護士の確保についても今後支援していきたい、頑張っていきたいというふうに思っております。

主な質問

ワクチン接種において月1回の夜間接種というものは、通常の集団接種の日程に組み込むのか、それとも希望のあった方が予約できるようなものなのか

市長

これは集団接種の通常の日程に入れるっていうことですね。要するに、7月末までに終わるにはちょっと無理しなくちゃいけない状況になっているんで、それについて医師会の先生方の御理解を得て、その分について、夜間接種をやるということを決めたということですね。

受ける方についても夜間ってちょっとしんどいと思うんですね。ですから、あまり望ましくはないんですけども、そこまで頑張らないとなかなか終わらないということから、予定したということです。

すると、議会では日曜も接種すると言っていた部分に加えて、さらにこの夜間接種を入れることで、7月末までに完了させられるという見通しでよろしいか

市長

そうですね、夜間接種しなくても、場合によっては完了する計画を作る可能性はありますけども、今の計画だと終わるということになります。

新型コロナワクチンの余剰が発生した場合の取扱いについて、厚生労働省のほうから、自治体の地域の実情を踏まえて、余剰ワクチンについて幅広い人を対象に検討するよう通知が届いていると思うが、市としては、余剰接種が発生した場合、接種券を保有してない人にも対象を拡大するなど、検討していることがあれば教えていただきたい

市長

まず、ワクチンですけども、溶かさなければいいんですよね。溶かしてしまうと、これは接種しないといけない、ということになります。ですから、予約した方が来なければ、その分は溶かさない。これは原則になります。その上で、市のほうのルールとして決めているのは、例えば、医療関係者で会場に来ていてまだ接種していない方については接種しています。ただ、これも医療関係者の接種は今月中ぐらいに終わりますから、それはなくなりますけども、付き添いの方について、接種していただくということもやっています。それから、余った場合には近隣の対象になる方に声をかけて、来ていただくということもあります。例えば、ウェイティングリストに載っている人、予約出来なかった人もいますから、そういう方に連絡してやっていただくということをルール化しています。

その上で、今後さらに増えてきた場合にどうするかということについては、これは検討しなくちゃいけないということで考えていますけども、我々としては、あまりそんなにたくさん出るということはないんじゃないかなと今思っています。例えば相馬市等については、コールセンターの予約をとってないんですよね。登米市も今度そうするということで発表されていますけども、相馬市の例で言うと、やっぱり日にちと場所を市のほうで指定して来てくださいという話をすると、10%ぐらいの方が来ないということのようです。そうすると、実際的にはワクチンを溶かさないで対応する、しかも、たくさん余ってくるので、大変になるということだと思うんですけども、花巻市の場合そこまではいかない。予約をとってきますから、そんなに予約したけど来なかったという人はそんなにいないんですよね。そこまで大変だということは今のところないですし、今後もそんなに増えるということもないんじゃないかなと思っています。ただ、今後、高齢者終わってそれ以外の方をやる場合に、相馬方式をとるってこと、これは可能性としてあるんですね。そのときには、もっといろいろ考えなくちゃいけないということはあるかもしれません。

首長自身のワクチン接種について、危機管理の面から優先すべき、あるいは一般の市民の方と同じ対象にのっとって実施すべきなど、いろんな考え方があるが、上田市長はどう思っているか

市長

危機管理の点から先に受けるという考え方はあると思います。ただ、それについては、いろんな意見に分かれていますから、市民全員の理解は得られないと思っていますし、私としては先に受けるつもりはございません。それまでは、徹底して気をつけていくということで、市政の運営に迷惑がかからないように気をつけてやろうというふうに思っています。

コロナに関して、国のほうから地方創生臨時交付金が出されて、いろんな政策に充当する形だが、今行っている市の独自の施策に関してはこの臨時交付金が交付されるということがまだ決まっていないと思う。そうなってくると、その交付金を後から充当することになってくると、政策の実行の意味としてスピード感が非常に遅れるし、財源的な裏づけがないと躊躇してしまうこともあると常々思っているが、市長としては国からの財源移譲もしくはその政策に関してのスピード感の現状というのにどういうふうに考えているか

市長

例えば先ほど申し上げた支援の中で、地域企業経営支援金について補正予算で増やしましたという話をしていますね。これは地方創生臨時交付金の手当てがされていませんから、市独自の財源であります。花巻市が当初予算で決めた温泉の支援等、それからこの地域企業経営支援金について6000万円についてはですね、令和2年度の国の第三次補正、この分の地方創生臨時交付金が6億円配分されまして、これは令和2年度には使わないで、令和3年度に使うということをやっています。それを財源としてやってきたわけです。ただ、今申し上げたように、その分については、既に当初予算と、それから4月の第1回、第2回の令和3年度の補正の中でもう使い切っていますから、今後新たな事業をする場合には、それは当てにならないということになります。

そうすると我々としては、その分については、必要なものについては市の財源でもやる必要があるということで考えています。ただ、去年1年間で、花巻市は、国の一次補正、二次補正として16億3,000万円の地方創生臨時交付金をもらって事業してきたんですね。足りない分については市独自の財源でやった部分もございました。数億円あります。市独自の財源でやった分ですね。今後の話として考えたときに、このコロナ禍が、例えば今年の7月に終わってしまえば何とかなるんですけども、そうはならないだろうと。そういった場合に、とても財源が足りなくなるんですよね。10億、20億円近いものを市独自の財源でやるというのは大変厳しい状況になります。

したがって我々としては、地方創生臨時交付金、市町村にやっぱり出すべきだということを考えていますし、そのような要望をしています。国は5000億円の予備費を使って都道府県には地方創生臨時交付金を配分したんですね。岩手県には40億円来ている。これは、岩手県は市町村に配布するんじゃなくて、県の独自の施策に活用するわけです。その40億円とは別に、温泉関係の支援についても、国の補助金でやっているわけですね。話を聞くと、やはりそういうことについては知事が権限を持っているんだから、知事が配分すべきだという総務省の考え方は、一部であるんですね。だけど、各市町村によって必要性というのはそれぞれ違うんですね。そうすると、一律ではなくて、市独自の施策はやりたい。例えば花巻市に関しても、PayPay使った事業、去年1年間で大体2億5,000万円ぐらい使ってですね、2回やりましたから、およそ14億円の売上げに結びついているんですよ。これは非常に評価高いと思いますし、温泉についても、思い切った施策をすることによって、花巻温泉郷の宿泊率は東北の平均に比べて10%以上多いんですね。これも市独自の施策が功を奏していると思います。そういう意味では、市がそれぞれの地方の状況に応じて、施策をするというのは私は必要だと思います。

この点についてはですね、岩手県の市長会でそのような提案をしましたし、東北市長会は5月14日に書面決議されましたけど、そのときに、その点は入っています。その文言自体は、花巻市が提案した岩手県市長会の文言と、福島県市長会の文言と、それは花巻市で合わせた文言をそのまま採択していただいたんですけれども、そういう要望もしています。あるいは、国会議員の先生方にもお願いしていますし、あるいは私の友人の官邸に関係する方に対しても、そういう要望をしています。だから、ぜひそれは早くやってほしいと思っています。ただ、なかなか、すぐにそういう動きにならないんですね。これはやはり各市で、大変な状況になっているというのがあると思うんですね。例えば、今日の新聞にも出ていましたが、東京都は財政調整基金、昨年は9,300億円ほどあったのが今200億円ちょっとしかないと。その中で、休業補償について、国の率が確か90~95%だったものが65%まで減らされたというようなことがあって、国のほうでその対応が出来なくなっているのかなという気もするんですよね。そうすると、市町村の部分について、地方創生臨時交付金を早く私はやるべきだと思うんですけれども、その動きはなかなか、新聞等の報道を見る限りにおいては出てきていない状況があって、大変困ったなと思っています。これは、我々としては今後とも、そういう要望はしていきたいと思いますけども、やはりマスコミの方々も含めて、そういうふうな声を上げていく必要があるんじゃないかなと思います。確かに、緊急事態宣言のところは大変ですけども、事業者が困っているって意味では一緒なんですよね。そういうことはもう少し考えて、配慮いただくということは今後、方向として、早く出てきてくれればありがたいなと思っています。

新図書館の場所の選定のタイミングについて、場所の選定は検討会議の中でも議論されていくのか。それとも計画案策定完了後に、ほかに市民に聞く機会を設けるというお話もあったが、どういう形でどのタイミングで決めるのか

市長

この基本計画の試案の中には、場所は複数今書いているんですね。まなび学園の周辺と、花巻駅前ですね。ですから、その部分の議論をされる可能性はございます。ただ、この検討会議だけで、場所を決めるというのは無理だろうと私は思います。ですから、ここでの中心はむしろ、ソフトの部分について、平成29年の構想案を肉付けするということについて、中心になるんではないかなというふうに思っています。場所については、そういうのが出来た上で、じっくり考えていくということのほうがいいんじゃないかなと思っています。

JR花巻駅の橋上化に関する要望がたくさん出ている。これを受けて、今後再提案という形で出されるかと思うが、このタイミングはいつごろとお考えか

市長

要望はたくさんもらっているんですよね。それから令和2年度についても、16回説明をしているんですよ。いろんな団体を含めてですね。それで、ほとんどがやっぱり進めるべきだっていう意見だったんです。市民説明会の中の一部の方が受けているアンケートの結果、50数人が回答して80%くらいですね。これが、十分ではないんじゃないかっていうことだと思います。210人参加いただいているんですね。コロナ禍の下においてたくさん集まりにくいんです。その点についての十分な説明を議会に出来なかったんじゃないのかなというふうに思っていますし、何よりも、令和3年度当初予算で修正された部分について、予算の名前として、測量調査等業務と書いていたんですね。そこが我々として、説明不足の1番大きな点だったと思います。

測量というと工事が決まって、その前に測量してすぐ着工するようなイメージがあるんですよね。我々そんなつもりはなかったんですけど、そのような誤解を招いた部分があるんじゃないかなと思います。だから、その部分について、具体的に調査費用で何をやるかということについて、もっとしっかり議会に説明する必要があるだろうということであります。

これについては、調査の中身なんですけど、一つは、平成29年だったですかね、議会の予算の承認を得て、JR東日本に対して、橋上化の基本的な計画を作ってもらったんですね。この計画は、でき上がったものを我々としてはとても受け入れられない話になったので、もう少し安くしてくださいということをお願いして、この部分についてJRは自分のお金でやってくださったんですよ。これが今出ている案なんですね。それで、昨年市民、団体含めて16回の説明会した結果、半橋上ではなく橋上のほうがいいんじゃないかとか、西口も整備する必要あるんじゃないか、とかいう話が出てきたと。そうすると、それを無視するわけにはいかない、やるとするとですね。それから、JRのほうも、東西自由通路をもう少し狭めてやったら、コストが安くなるんじゃないかというようなことをおっしゃっていて、それについてもJRのほうが検討したいと言っているんですよ。そうすると、これはJRに前やってもらった調査をもう1回、一部修正してもらわなくてはいけない。その費用なんですね、まず1,500万円ぐらい。それから、西口広場の整備をしてほしいという市民の声がありますから、これはJRではないですけども、それについても民間にお願いして調査をしないといけない。そしてあとは広場整備ということになると、土地の買収も一部出てくるので、鑑定もしないといけない。

そういうことで、その三つを調査項目としてやりたいということでありまして、工事にすぐ結びつくような測量をやるっていう考えはないんですよ。その部分について、大変残念なんですけども、我々の説明が不足しているところがあるのかなということで、その説明をしなくちゃいけないということです。

そこを含めた、Q&Aをつくりまして、議員の方々にこれをお送りしました。これを後で市民にも、公表しようと思っていますけれども、それを踏まえた上で、議員の方々ともう1回話し合う必要があります。調査した結果が出て、それで市民の方々がいいよということになった場合には事業に入りますけども、その段階で当然予算を取るわけですね。そうすると、我々がやりたいというふうに判断したからといってすぐやるわけじゃなくて、その後で議員の方々が予算を審議する機会があるわけですから、それはそれで御理解いただく必要があるんじゃないかなと。

今回のやつは、いずれにしても、調査しなければこれ以上前に進みませんから、調査出来ないってことになるとこの事業をやめるってことと同じになるんですよね。そうであれば、我々としては調査をとにかく認めていただきたいということをもう少し説明した上で、できるだけ早くその調査費用については、予算を承認いただきたいなというふうに考えているということです。

ですから、それについて、議員の方々と十分話し合った後ではないといけませんから、いつその補正を計上しますということは、今の段階では申し上げられないということです。

ただ、さっき申し上げているように、去年の市民説明会6回、団体に対する説明10回でも、ほとんどの場合には、早く進めたほうがいい、という話のほうが多かったということでありまして、今回も、いろんなところから要望書をいただいていますから、それは市民の意思としては非常に重いものではないかなというふうに我々は思っています。その件も含めてですね、十分話し合いが必要だと思います。

担当

広報係

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