令和3年9月 定例記者会見を開催しました

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ページ番号1015140  更新日 令和3年10月6日

写真:記者会見の様子

開催日時

令和3年9月29日(水曜)午前11時から午前11時55分まで

開催場所

花巻市役所本庁本館3階 302会議室

会見項目

  1. 新型コロナウイルス感染症に関する花巻市の対応について
    (担当 新型コロナウイルス感染症対策本部)
  2. 花巻市若者世代空き家取得支援事業を10月1日から開始します
    (担当 地域振興部 定住推進課)
  3. 10月1日から地域おこし協力隊が1名着任します
    (担当 地域振興部 定住推進課)
  4. 鳥谷ケ崎公園下部広場の芝生整備が完了しました ~9月25日から開放!~
    (担当 建設部 公園緑地課

冒頭コメント

市長

本年度も、約半年経ったという状況でございます。暑い夏でございましたけれども、この頃秋の気配が漂ってきていると、1番花巻にとっていい季節になってきていると思います。その中で、全国的にコロナ禍での感染が減っているということで、今日はまだ連絡をいただいていないですけれども、感染者が出なければ花巻市では5日連続感染者がいないという状況になります。県内も減っておりますけれども、大変これはありがたいと思っております。やはり、これにつきましては、市民、県民、国民が気をつけているということが1番でございますけれども、それに加えて、ワクチンの接種が進んでいるということが、やはり大きな影響を出しているんではないかというふうに考えております。今朝、厚生労働省のホームページの中で、小児科医の方が、お子さんの接種についての話をしておられた記事が載っておりました。その方によりましても、やはり接種した場合において、感染者が少ないというのは、数字の上で表れているというお話でございました。感染者を少なくするだけではなくて、重篤化を防ぐという意味でも、ワクチンの効果は大きいものということを改めて思っている次第でございます。

花巻市におきましては、ワクチンの接種が大変進んでおります。13日の段階で、希望すると予測される人数に対して、ワクチンが足りないという試算がありました。その中で14日に岩手県から、県の調整枠として国から来ているワクチンの中から、大体2,900人分ぐらいのワクチンを花巻に供給してくださるという連絡をいただきました。それを受けて、医師会の方々と相談申し上げて、集団接種も増やすことによって、予約の受け付けをできるという体制をつくりまして、25日と26日の土曜、日曜に、ワクチンの予約を受け付けさせていただいて、3千数百人の方から予約申し込みの連絡をいただきました。その結果、現時点においては、接種率から想定しましてまだ1,240人ぐらい希望されていながらワクチンの接種予約が出来ていない方がいるものというように試算しております。各年代の接種率を国のほうでは、大体80%ぐらいというふうに言っていますけれども、花巻市の場合65歳以上の方々が93%ぐらい、そして、60歳から65歳の方も90%を超えています。若い方々についても大変多い方々が、ワクチンの接種を受けていただいているというところでございまして、1,240人ぐらいが希望されていながら、ワクチンの接種予約が出来ていない方がいるものというように推測しております。

これについては後でお話し申し上げますけれども、ただ、しかしながら、現時点においてはその方々の分のワクチンが来ていないわけでございまして、ワクチンが来る前に接種期日の予約をすることは出来ないという状況になっています。ただ、7万6,000人以上の多分ワクチン接種を希望する方の中で、7万4,000人以上5,000人近くの方が、ワクチンの接種が済み、またはその接種の予約が出来ているという状況でございまして、接種は進んでいると思っています。これについては、いつも申し上げていますけれども、花巻市医師会をはじめ、医療機関の関係者の方々、あるいは市職員の頑張り等があったわけでありまして、そのことについて、改めて御礼を申し上げたいと思います。それでは、各項目について座ってお話を申し上げます。

新型コロナウイルス感染症に関する花巻市の対応について

市長

コロナワクチン接種について、先ほど少しお話し申し上げましたけども、これについて資料に基づいてお話を申し上げます。

まず優先接種についてお話しします。花巻市は優先接種を8月2日から実施しております。優先接種の対象で、ワクチン接種を希望される方々につきましては、2回の接種が完了しております。まず、保育施設やこどもセンターなどの職員及び市内小中学校に勤務する教職員等につきまして、対象は1,832人でございましたけれども、希望された方は1,050人。そのほかについては、それぞれお住まいの場所で接種された方もいらっしゃるものと思っております。1,050人の方が希望されていまして、2回目の接種、全員が終わっております。そして富士大学あるいは花巻東高校の寮生及び教職員、大迫高校留学生(寮生)、そして、家庭の関係で、家庭ではなくて施設でお住まいの清光学園の園生及び職員、岩手県立花巻清風支援学校の寮生及び寄宿舎職員、この方々について希望者569人でございましたけども、これについても2回目接種が終わっております。

そして市内の宿泊関連施設、バス・タクシー事業者などに勤務する市内観光施設従事者でございますが、接種希望者数は667人、この方々は2回目接種が終わっています。各温泉施設等からの報告によりますと、施設によって多少違いがございますが、80%とか90%の従業員の方が、既にワクチンを2回接種しているということでありまして、我々としては、市の温泉宿泊施設等利用促進事業の再開をするに当たって、各施設の方々にそういうワクチン接種をしていただいて、各施設がさらに安全な施設として御利用いただけるようにしたいというように思っていたわけでありますけども、その目的は達することが出来たんじゃないかというように思っております。

それから市内高校3年生等と妊娠中の方及び中学3年生に対するワクチン優先接種でございます。市内高校3年生については、受験とか就職の面談等で、早めにワクチンを打たなくてはいけない。そして中学3年生についても、受験へ備えて早めにワクチンを打たなくてはいけない。そして妊娠中の方については、厚生労働省からワクチンを接種するということについてのそれが有用であるというような通知があったわけでありまして、それに応えて、このような優先接種をしたわけでございます。市内高校3年生の方につきましては、9月5日と9月26日に集団接種をしておりますが、497人の方々が花巻市の集団接種でワクチンを接種していらっしゃいます。個人で受けた方もいらっしゃいまして、その方々を含めると、市内高校生912名中、これは市外の居住の方もいらっしゃいますが、そのうち、接種済み及び予約済みの方が763人、大体83%の方々が接種済みか、あるいは予約済みという状況になっております。

妊娠中の方、あるいは市民だけではなくて、里帰り出産の方と、あるいはその夫・パートナーの方も含みますけれども、この方々につきましても、1回目、これはまだ終わっておりませんが1回目接種済みについては153人、2回目接種済みについては58人ということでありまして、我々の分かっている範囲内で妊婦対象者は約230名というように考えておりますけども、そのうち153名の方々が、このワクチンを打っていただいているということです。うち夫・パートナーが77人ということでありまして、そうすると夫・パートナーの方が多いんですけれども、どういうことかと担当部署に聞いたら、奥様のほうは何かの理由で打っていなくても夫・パートナーは打ったという例があるということでありまして、ほぼ全員の方が御夫婦、あるいはそのパートナー同士で、ワクチンの接種を希望される方については打っていただいているという状況であります。

市内中学生につきましては、中学3年生832人中、市の優先接種枠を使って接種した方は272人、それ以外の方の接種済み及び予約済みを含めますと657名、9月25日時点でやっていただいています。この割合は、対象者の79%ということでございます。

次のページを開いていただけますでしょうか。先ほど、申し上げましたけれども、接種者でございます。国のVRSというシステムに接種の記録が残るわけでございます。これは各機関によって特に県の大規模接種等の場合には、このVRSに記録するのは遅れている状況であります。ですから、これ以上に実は接種していただいているわけでございますけれども、VRSに接種済みの記録がある方については、この表の真ん中付近に書いてございます。大体65歳以上で92.4%。60から64歳で88.3%。下にずっと下がってきます。右のほうの接種済みまたは予約済みの方見ますと、1番上の65歳以上が92.9%。1番若い12から15歳の方が61.8%ということであります。見ていただくとわかりますように、45歳以上の方々は国の定める基準の80%を超えているという状況になっております。平均しますと対象者の83.5%の方が、接種済みまたは予約済みということであります。ですから、国は80%を基準にしてワクチンを供給すると言っていますけれども、花巻市の場合にはそれでは足りないという状況が御覧いただけると思います。

また、この表には書いておりませんですけれども、医療機関の対象者について、県のほうからの通知だと大体花巻市内の4,100人の医療機関の対象者の方が、ワクチンの接種を受けているという、そういう御連絡をいただいていますけども、その中でVRSに記録されている方は約1,800人ということでありまして、2,300人の方々は接種したにもかかわらず、まだVRSに記録が残っていないということであります。ですから、先ほど申し上げた接種済みまたは予約済みの方々7万2,677人に、2,300人を加えますと、約7万6,000人の方々が、接種済みまたは予約済みということになっております。1番下に書いておりますけれども、花巻市は接種の割合からして7万6,219人の方々が、接種の希望をお持ちになっているというふうに試算しているわけですけれども、この数字で見ますと、そのうち7万5,000人ぐらいの方々が、接種または予約済みでありまして、残り、今後予約を受け付けなくてはいけない方々は1,240人程度というように試算しております。もっとも、若い方々がもっと予約したいということになりますと足りなくなります。この1,242人でございますけども、国、県からはワクチンの供給についての通知、この方々の分ございません。したがって現時点においては、これ以上予約を受け付けることが出来ないということでありまして、コールセンターに電話をかけていただきますと、待機者リストに入ります。待機者リストに入っていただくと、ワクチンが来た場合にはこちらから連絡して、この予約をさせていただきますので、ぜひ待機者リストに載せていただきたい。昨日現在でリスト登録者は540人ということでありまして、実は1,242人までは希望されない可能性はございますけれども、我々としては、試算では1,242人はいらっしゃるということで、ワクチンについては、この方々に十分間に合うように、ワクチンを供給してくださいということを国に対してお願いしている状況であります。

次のページでございます。花巻市の感染拡大を予防するための対応ということでありますけども、市所管施設の利用制限、そしてイベントの開催の制限といいますか、自粛をお願いしていた、あるいは市の主催のイベントについてはやっていない部分がございました。これにつきましては、県が9月16日に新型コロナウイルス感染症岩手緊急事態宣言を解除したことに伴いまして、見直しをいたしました。市所管施設の利用制限については、今までレベル4だったものを、レベル3にいたしまして、その結果、9月25日から宮沢賢治記念館とか童話村を含む市内観光施設を開館し、その他、住民の施設であります振興センター等につきましても、9月27日月曜日から開館しているという状況であります。イベントの開催についても、延期や運休としているものがありましたけれども、これについては、今後、個別に検討・判断する、ということに変更したということであります。

また、国は昨日、緊急事態宣言およびまん延防止等重点措置を9月30日の期限をもって全面解除するということでございますから、市所管施設の利用制限等については、さらに緩和する予定としております。多分明日、花巻市のコロナ対策本部会議、これはウェブで開催することになると思いますけれども、その中でこの対策会議のメンバーの意見を確認した上で、レベル2にする可能性が強いだろうと思います。そうすると県内だけではなくて、東北、あるいはもう少し広い、広域でのイベント等も開催できるようになる可能性があるということであります。これについては、先ほど申し上げましたように、対策会議のメンバーの意見を聞いた上で決めますので、現時点においては決定しないということでありますが、できれば明日、そういうことを公表して、10月1日から実施したいと思います。施設によって、土日を挟んで月曜になる可能性もありますけども、原則としてはそういうふうにやっていきたいということを考えている次第であります。

次の新型コロナウイルス感染症検査用具(キット)購入費補助金でございます。これは9月の議会最終日に予算の議決をいただきましたけれども、PCR検査キットあるいは抗原検出キットの購入費用の一部を助成するということであります。対象は、飲食事業者及び宿泊業事業者になります。国はそれとは別に、学校等に対してこの検査キットを配分するということを決めておりますから、学校等については、国からこの検査キットが交付されるということになります。花巻市のこの2つの業種でありますけれども、特に接客等が多くて、体調等が悪い場合にすぐに検査できるようにということで、購入の助成をするということになりますけれども、具体的には、岩手県の事業者である株式会社薬王堂さんが取り扱うセルスペクト社製、セルスペクト社は盛岡の企業だというふうにお聞きしておりますが、この検査キットを使っていただく場合に助成するということになります。この検査キットにつきましては、国が承認している検査キットということでありまして、医師が検査する場合とはまた違うとは思いますけれども、一定程度の信頼性は持てる検査キットというように理解しております。

PCR検査キットについては、自己負担3,000円で5,580円を補助する。抗原検査キットについては自己負担1,000円で、1,750円を支援するということになります。(注1)これについては、薬局でお買いになるときに使い方について、指導してもらうということにしています。この指導手数料を、薬王堂さんに250円お支払いするということにしています。検査キットは、十分でない、あるいは間違った使い方をすると、不正確になるということで、そのような指導をしてもらうということにしておりますけども、この点については保健所のほうから、その点は非常に適切であるということについてのコメントをいただいております。事業の流れでございますけれども、下のほうに書いておりますが、御覧いただきたいと思います。

次に観光施設等感染予防対策事業でございますが、これは花巻の温泉宿泊施設等が、感染予防対策、もう既にやっているところが多いんですけど、例えばサーモグラフィーとかアクリル板を購入する、あるいは消耗品を購入する、あるいはワーケーション等の受入れ環境整備する場合において、県が2分の1補助をするわけでございまして、花巻市はそれに4分の1補助で上乗せ補助するという内容でございます。

保健所から、花巻市の感染状況、花巻市居住者だけではなくて、中部保健所管内の居住者の方についての感染状況等も聞いておりますけども、花巻の温泉宿泊施設等で、感染したという方については1人も、御報告はいただいていません。この点で温泉宿泊施設が既に、業界の自主基準等によって、感染についていろんな対策をしているということと理解しておりますけれども、その上で、必要なものがあれば、さらにこういうものを備えていただきたいというふうに考えています。これと先ほど申し上げた従業員の方のワクチン接種が進んでいることによって、花巻温泉郷について、安全に御利用いただける体制ができているのではないかなというように思っている次第であります。

次に、月次支援金、国事業の申請サポート窓口の設置についてであります。国はコロナウイルス感染症で影響を受けて、観光客等が少なくなった地域について支援をするという事業をしております。支援の額は中小法人等については最大で月20万円、個人事業所等については最大で10万円でございます。花巻は対象にならないんじゃないかなというふうに一見思うわけでありますけれども、緊急事態宣言の対象地域の首都圏等あるいは宮城県等のまん延防止地域から旅行客の5割以上が来訪している地域として該当している場合については、影響を受けているということでこの支援の対象になるということであります。花巻市の場合、4月、5月も対象になっていましたけども、8月も対象になっているということです。9月はまだわかりません。そういうことで、8月分について20万円もしくは10万円の交付金をもらえるということです。この対象は、飲食店等を含むということになります。したがって、例えば花巻市の街中の飲食店等についても、個人事業者でも10万円の交付金をもらえるということでありまして、花巻市は家賃補助もしておりますけれども、それに加えて、こういう交付金があることによって、事業の継続を図ることができるのではないかということであります。その上で、申請はオンラインでございますから、なかなかオンラインで申請するのは難しいという方もいらっしゃるので、オンライン申請を花巻市が支援するという事業でございます。4月5月についてもありましたけれども、8月末も。もし9月も対象になった場合には、それも対象にしたいと思っております。旅行関連事業者が対象になりますけれども、先ほど申し上げましたけれども、飲食事業者、宿泊事業者、旅客運送事業者、自動車賃貸業、小売事業者、土産品店等が該当になるということでありますから、広い事業者が対象となるということで是非、花巻市に御相談いただきたい。あるいは、御自身でできる方については、御自身でオンライン申請をしていただいて、この交付金を活用していただきたい思う次第であります。

それから、岩手緊急事態宣言に伴う飲食店等経営緊急支援について、5ページに書いております。内容についてはその次のページに花巻市で用意したビラがございますから、見ていただきたいわけでありますけれども、県のほうで緊急事態宣言に基づきまして、上限額を引き上げています。1店舗当たり30万円から40万円、1事業所当たり150万円から200万円。これに伴いまして、花巻市も緊急支援として上乗せ補助をするということであります。1店舗当たり最大10万円を支給する、複数店舗を有する場合は1事業者当たり最大50万円を支給するということでございます。飲食店等については、これを使うことによって先ほどの10万円と含めると、20万円交付されることになるわけですから、大きな支援になるんではないかなということを我々としては、期待している次第であります。

次に、花巻市温泉宿泊施設等利用促進事業を実施するということであります。これは再開でございます。花巻市は5月まで事業をやっておりましたけれども、6月以降は、国の財源を使って県が5,000円の支援をするということがありましたから、その間はお休みして、国の支援がなくなる場合には市の支援をするということを、宿泊業者の方々と話し合ってきたところであります。9月初めぐらいまでは、感染が拡大している状況でありましたので、とても市が支援するという状況ではございませんでしたけれども、ここに来て感染の拡大が収束、収束と言ってもまた増えることもありえますけれども、今の時点では相当減少しているということ、そして先ほど申し上げたように、ワクチンの接種等によって、温泉施設がさらに安全に宿泊客を受け入れることができる体制になっているということから、10月1日から2か月間、最大3,000円の支援をするということを決めたわけであります。

9月の花巻温泉郷の宿泊の状況は大変悪い状況でございます。いつも申し上げていますけれども、花巻温泉郷は県内県外の他の温泉郷と比べて、経営状況、宿泊者の利用状況は悪くないというふうに思っておりますけれども、しかしながら、9月の状況を見ますと、これが続いた場合には、やはり経営的には相当厳しいものがあるなというように思っていたわけでありますけれども、10月、11月という、1番の観光シーズンに、市の支援、そして県の支援、これをやることによって、特に県民の方に多く利用いただいて、今まで売上げが減った分をぜひ取戻していただきたいと思います。そのために、県民の皆様には、ぜひ御利用いただきたい。先ほど申し上げましたように、安全対策については花巻温泉郷は相当頑張っておりますので、その上でご利用をいただきたいというふうに思う次第です。これについてのビラは次のページにつけております。

花巻市若者世代空き家取得支援事業を10月1日から開始します

市長

次に花巻市若者世代空き家取得支援事業、10月1日から支援する事業であります。これは県の制度に則った支援でありますけれども、花巻市空き家バンクに登録している空き家を取得した方、39歳以下の方、そして当該住宅に5年以上継続して居住する意思のある方に対して、奨励金30万円を交付するという事業であります。同一建物に対して1回限りの交付になります。

花巻市は今までも定住促進のために、こういう住宅を利用する方に対する支援をたくさんしておりました。(4)の下のほうに書いておりますけども、そういう市の独自の支援と、今回の県の制度に基づく若者空き家取得支援事業は併用できるということになりますから、これを利用しながら、ぜひ花巻市にお住まいいただきたい。空き家バンクの活用もしていただきたいと思う次第であります。

花巻市は県外から転入された方と県外からの就農希望者が空き家バンクを活用して住宅を取得した場合に、中古住宅の改修費用、引っ越し費用、登記費用などの補助対象経費2分の1を助成しており、住宅取得の場合は最大220万円、賃貸の場合については最大120万円補助するような制度がございます。これまで相当程度これを御利用いただいています。そして、県外からの子育て世帯と市外からの就農希望者が空き家バンクを活用して住宅を取得する際の費用助成でございますけれども、この場合についても、中古住宅の改修費用、引っ越し費用、登記費用など補助対象経費の2分の1を助成しており最大200万円の補助という形で助成をしております。

花巻市の空き家バンクは大変好調でございまして、平成27年、私が市長になって2年目ぐらいからやっておりまして、137件の方が、空き家バンクを使ってお住まいいただいています。市が捉えている空き家は1,000件ぐらいありまして、実態はもう少し多いんだろうと思いますけれども、その中で空き家バンクを活用することによって、相当程度が空き家の解消につながっているという状況がございます。これと併用できるということです。

もう一つやっておりますのは、子育て世帯住宅取得奨励金。これは1市3町の中心市街地の住宅、もしくは、親との近居または同居する住宅、これらの住宅を取得した子育て世帯に対して、奨励金30万円を助成するものです。旧花巻市の中心市街地、花巻駅の東側ですね。この付近の住宅には20万円加算するということにしておりますけれども、そういう助成をしております。これは大変好調でありまして取り組みを開始した平成30年度から令和3年8月末現在で302件の方が利用しています。今年度も40件の方がもう既に利用しているということです。定住の促進と、我々が1番お願いしたいのは、親世帯の近くに住んでほしいということなんですけれども、これについては非常に大きな効果を出しているというふうに思っています。これと若者世代空き家取得支援事業は、併用できるのでぜひ利用いただいて、花巻市にお住まいいただきたいというふうに思う次第であります。

10月1日から地域おこし協力隊が1名着任します

市長

次に、地域おこし協力隊員が1名着任します。先日も坊迫舞香(ぼうさこまいか)さんが地域おこし協力隊として着任いたしました。新しく着任するのは内田祐貴(うちだゆうき)さんという方であります。花巻市出身の方でありまして、岩手県立大学で学生時代に地域おこしの活動を相当していた方なんですね。HANALLE→(はなれや)という団体で若者と一緒にいろんな活動していた方で、大学卒業した後に、千葉のほうに移られていまして、花巻にお住まいいただかなくてちょっと残念だなというふうに思っていたんですけれども、今回地域おこし協力隊に応募していただきまして、花巻市にお住まいになって、活動していただくということになります。

今回の募集については、面接をオンラインでしか出来ない状況で、オンラインサロン「花巻JAMセッション」に参加していただいて、この花巻について、御紹介申し上げて、応募いただいたわけですけれども、延べ80人の方が参加して花巻を分かっていただいて、応募いただいたと。内田祐貴さん自体は、花巻の方ですから、御存じなんですけれども、坊迫さんについては、オンラインサロンに参加して花巻が気に入って活動していただいているという状況になっております。内田さんにつきましては、10月1日に着任しながら、今までやっておられたようなHANALLE→(はなれや)を含めて、若者と街をつなぐシティプロモーションの活動をしていただくということでありまして、我々としても大変期待しているという状況であります。

鳥谷ケ崎公園下部広場の芝生整備が完了しました ~9月25日から開放!~

次に4番目でございます。鳥谷ケ崎公園下部広場の芝生整備が完了しました。鳥谷ケ崎公園、二つあるんですね。昔の花巻城の本丸跡。そして、その北側の言ってみれば城壁とか土留と言ったらいいんですかね、丘の下に公園があります。本丸のほうは、なかなか桜の木を植えるというのは難しいらしいんですね。今既にありますけれども、増やしていって弘前城とかああいうふうにきれいにすればいいんですけれどね、文化財としての価値があるというふうなことで、今はお堀、お城の跡に桜を植えるというのはなかなか簡単ではないという状況にあります。その中で、鳥谷ケ崎公園の下部広場については桜の名所ということで、春には桜見物の方がたくさん来ますし、また四季を通して、冬はともかくとしまして、春から秋について憩いの場になっています。その中で、芝生をきれいにして、気持ちよく過ごしていただきたいというようなことで、芝生広場の整備をさせていただいたということです。少し遅れましたけれども、4月から整備を広げて、いよいよきれいに芝生が生えましたので、開放をするということで市民の皆様には御利用いただきたいと思う次第であります。以上であります。

主な質問

空き家バンクに登録している空き家は今どのくらいあるのか。地域とか場所に何か特徴があるのか、その現状を教えてほしい

市長

不正確なことを申し上げるとよくないので、後で調べてお答えするということでよろしいでしょうか。

質問の趣旨としては、私の予想だといわゆる空き家というのは、花巻市が掲げる都市機能誘導区域に多いんじゃないかという予想があるが

市長

必ずしもそうでもないと思います。利用しているのは確かに町場の空き家のほうが、利用者は多分多いだろうと思います。ただ、それ以外にも空き家バンクに登録しているのはあるというふうに私は認識しています。

予想と実際は違うかもしれないが、いわゆる旧市街地、駅の東側を中心とした部分の再生を図る意味では、こういった部分の活用がすごく大事になると思っていて、市長もこの施策に関してはすごく思い入れがあると思うが

市長

そのとおりですね。さっきおっしゃった、どこの地域で登録しているか、どこの地域で空き家バンクを利用して活用されているかということについては、私自身の手元の資料には書いていません。したがって、市の担当部署のほうでそれを統計きちっと今とっているかどうか、ちょっとわからないですから、どこまでお答えできるかわかりません。ただ、全体の空き家バンクの登録者とか、実際の利用者数については、これは私の手元の資料でもありますから、今は持ってきていませんがこれは答えられると思いますので、後で答えさせていただきたいと思います。

もう一つ話しますと、花巻市は今年になりまして、空き家を解体して新しい建物をつくるというところについて、これも補助しているんですよ。新しい施策で、この担当は建設部ですね。

建設部長

4月の定例会見でもご説明させていただいておりまして、その資料をお渡ししたいと思います。

市長

そうですね、こちらについてもまとめて、皆さんにお渡しするようにさせていただきます。(注2)

空き家の件で、子育て世帯の利用もあるということだが、子育て世帯の転入が多いという話もあったと思う。転入者が使っているケースが多いのか、それとも、元々市内に居住されている方が独立して使っているケースが多いのか

市長

申し訳ないです、これも現在手元に資料がなくて、報告を受けていますけれど、今は持ってきていません。事務レベルからの報告だと、やはり花巻市の転入が多いのは子供の転入と、30代・40代の転入が多いんですよ。ですから、これは子育て世帯というふうにつながるような資料はないんですけれども、明らかに子育て世帯が転入することによって、お子さんも転入しているという状況がございます。今部長資料お持ちですか、では部長から説明します。

地域振興部長

利用者の関係ですけれども、令和2年度の子育て世帯住宅取得奨励金の利用者は、市内の方が、121件中93件で、市外の方が、28件となっております。

市長

それは、子育て世帯住宅取得奨励金の話ですね。それに関して言えばそのとおりということですね。今私が申し上げたのは、転入の傾向としては、子育て世帯が転入の傾向があると。ということは、子育て世帯住宅取得奨励金の利用とはまた別に資料があります。(注2)

ワクチンについて、クラスター発生抑制のための優先接種が2回目も含めて全て終わったのが28日時点ということか

市長

終わったのは28日ということではなくて、28日時点でそうなっているってことではないでしょうか。

新型コロナワクチン接種対策室長

そうですね。終わったのは28日時点ということであります。

昨日終わったということか

市長

遅くなったところがたしかにあります。ですから、28日時点と、終わったのは27か26かということはあるかもしれませんけれども、多くのところはもっと早く進んでいます。

新型コロナワクチン接種対策室長

すみません、追加させてください。市が行った集団接種の日程としましては、2回目接種は9月12日で終わっております。

市長

ですから、集団接種をやったところは早く終わっているんですけれども、個別接種やったところで一部、遅れているところは確かにございました。温泉宿泊施設等につきましてですね。

全体の接種の終了見込みについて、1,242人分のワクチンが不足しているとのことだが、11月中の終了は見込めそうか

市長

それは、はっきりしたことは言えませんけれども、今既に予約している方々については、11月7日に終わると予定しています。あと1,242人につきましては、これはワクチンの供給次第なんですね。ワクチンが供給されたときに、今後どうするか、どういうふうに接種スケジュールをするかということについては、花巻市医師会と話し合っていかないといけないということになります。それで、集団接種ができれば、仮に10月中にワクチンが供給されれば、2回目も11月中に終わるということになります。そしてワクチンの種類によっても、ファイザーなのか、モデルナなのか。これによって違うわけですね。ファイザーだと3週間後に2回目。モデルナであれば1か月後になるわけであります。ファイザーであって10月末までに1回目が打てれば、11月中に終わるのは間違いない。モデルナであれば、これは集団接種しないといけないわけでして、この場合に、例えば11月1日に1回目打つとすれば、2回目は12月1日になるわけですね。ですからその場合には、遅れる可能性はございます。これはファイザーが来るのか、モデルナが来るのか、これによって違ってくるということ、それがいつ決まるのか、これによって違います。

花巻市についてワクチンの接種が進んだのは、花巻市医師会の方々が、集団接種を受け入れてくださったからなんですね。実は、花巻市医師会の先生方にものすごく負担がかかっているんですよ。平日の診療が終わった後に、夕方とか、あるいは土日に集団接種会場に来ていただいて、対応していただいていると。4月末から続いていますから、6か月近いんですね。大変お疲れになっているのは、これは当然のことでありまして、そういう状況において、さらに集団接種をお願いするというのは、我々としては非常に申し訳ない、つらい気持ちがあります。ですから、ファイザーが来た場合においては、医療機関での個別接種を進めていくということもありなのかなということで、そうすると、さっき申し上げた例えば10月31日に来るかですね。医療機関で何日かに分けて、接種していきます。2回目は3週間後にやりますから、11月末なのか12月になるかわからないという状況です。モデルナが来る場合には、集団接種ということになりますけども、10月の終わりぐらいまで、先生方に集団接種していただいていますから、10月の終わりぐらいにまた集団接種を増やすというのは、ちょっと難しいと思うんですよ。そうすると集団接種の時期が11月中のいつかになるということに仮になったとすると、2回目終わるのは12月になるということになります。

ですから、7万6,219人中7万5,000人については、11月上旬には終わると。あとの1,200数十人あるいはもっと希望者がいればその方々については11月の上旬には終わらない。もっと遅れる、その時期については、ワクチンの供給状況によって違ってくるということになります。

国は11月末までに、接種を希望する人全員に受けさせるように音頭を取っているが、花巻市の場合はこぼれる可能性があるということか

市長

いや、花巻市の場合には、正直言って7万6,219人中7万5,000人の方々は11月上旬に終わるということであれば、国も11月中に全部終わるとは言っていないですから、ほぼ終わるようにしたいというのは国の指針ですから、それには十分満たすということになりますし、上手くいっている中に入るだろうというふうに思っています。

コロナ検査キットは、昨年、薬王堂とセルスペクトで展開した、薬王堂の店舗で受渡しができるものになるか

市長

そのとおりです。

花巻市内も専用ポストのある店舗が幾つかあるようなので、市内で全て終了できるということでよろしいか

健康福祉部長

店舗の話は今お話しのとおりでございますが、市内の薬王堂の店舗全部での取り扱いではないです。市のほうで店舗を指定させていただきます。回収についてはポストを使いますが、例えば事業者さんで何十人というような単位での検査となった場合は、別途回収をしていただくという方法もとりたいと思っています。補足です。

検査キットの金額は税込みの金額か

健康福祉部長

そのとおりです。

 

注1)抗原検査キットについて、販売価格の変更がありました。10月5日現在、抗原検査キットの販売価格は2,420円です。これに伴い、市の支援額は1,420円となります。なお、検査する人の自己負担額は1,000円で変わりません。

注2)質問に合わせ、ホームページに掲載した資料には、空き家バンクの利用登録状況・成約件数、各奨励金・補助金の実績、空家等解体活用補助金についての令和3年4月定例記者会見資料、「第2期花巻市まち・ひと・しごと創生総合戦略」における人口動態の情報を記載しております。

担当

総合政策部 秘書政策課 広報係

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