令和4年12月 定例記者会見を開催しました

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ページ番号1017638  更新日 令和4年12月26日

記者会見の様子

開催日時

令和4年12月21日(水曜)午前11時から11時55分まで

開催場所

花巻市役所本庁本館3階 302会議室

会見項目

1. 新花巻図書館整備に係る市民説明会等の状況について
(担当 生涯学習部 新花巻図書館計画室)

2. 宮沢トシ「自省録」の取得について
(担当  宮沢賢治記念館)

3. イリソ電子工業株式会社との企業立地協定書調印式・土地売買契約書締結式を12月26日(月曜)に開催します
(担当 商工観光部 商工労政課企業立地推進室)

4. 花巻市の新型コロナウイルス感染症対策について
(担当 新型コロナウイルス感染症対策室)

5. マイナンバーカードを利用した証明書コンビニ交付サービスの各種証明書発行手数料を1月4日から減額します
(担当 市民生活部 市民登録課)

6. 令和4年度花巻市20歳のつどいを開催します
~『咲かせよう~最幸の未来の花を~』をテーマに1月7日開催!~

(担当 生涯学習部 生涯学習課)

7. 第11回イーハトーブ花巻ハーフマラソン大会を開催します
~ 令和5年4月23日、4年ぶりに開催 ~

(担当 生涯学習部 スポーツ振興課)

8. 12月補正予算の主な内容について
(担当 農林部 農政課ほか)

冒頭コメント

本年最後の定例記者会見にお忙しい中ご出席賜りましてありがとうございます。今年の2月から、市長として3期目に入り、1年近くたったわけでございますけれども、今年もやはりコロナ禍のもとにおいて様々な課題が出てきました。ワクチン接種については、希望される方については受けていただける体制が整っているところであります。

温泉宿泊者に対する利用助成やPayPayキャンペーンによる支援、あるいは子育て世帯に対する支援、生活に困っている方々に対する支援などについては、予定通りといいますか、計画通り進んでいるところであります。

例えば温泉施設事業者については、花巻市温泉宿泊施設等利用促進事業により今は日帰り入浴のみ支援してございますけれども、県や国の支援がない時に市が宿泊助成などの支援を行いました。その後、県や国が支援を再開したということで、今は市の宿泊助成支援については休止している状況にあります。そういった支援をしてきたことによって、温泉事業者の事業継続については、今はあまり大きな課題がない状況になっているのではないかと思っております。

また、本年につきましては、インフラの整備についても大変進んだ1年でございました。(仮称)花巻PAスマートインターチェンジについては、順調に工事が進んでおります。まだ具体的な日にちについて発表できる状況ではございませんが、令和5年度中にはスマートインターチェンジが開通するという見込みがあるというふうに我々は理解しております。

国道4号北上花巻道路の4車線拡幅につきましても、用地の買収が進んでいるところでございまして、具体的な工事が進みつつある状況になってきております。またスマートインターチェンジのアクセス道路となる「市道山の神諏訪線」については、12月1日に全面開通いたしました。

道の駅石鳥谷につきましても、12月1日に国に整備していただいた新たなトイレ・休憩施設を供用開始するなど、着実に整備を進めております。

また、先ほどの「山の神諏訪線」沿線に整備を予定している、新たな産業団地については、土地の買収が進んでいるところであります。市内の産業団地でございますが、第一工業団地テクノパークも残っている用地がほぼなくなっており、第二工業団地も少なくなっているということを、かねがね申し上げてきたところでありますけれども、第一工業団地テクノパークにつきましては、まだ正式に決定していないものも含めますと全ての用地が売却できる目処がついている状況です。

第二工業団地につきましては、先日、イリソ電子工業株式会社の立地が決まりましたが、その土地を除いた区画についても具体的な話が進んでいる状況でございますので、そういうことを考えますと、花巻市の工業団地については用地がなくなってきていますので、新たな産業団地の整備については、当初は令和7年度の完成、分譲を予定しておりましたが、それを前倒しするということを検討している状況です。

こういった動きが出てきている中でありますので、来年度についてはそれらを踏まえた上でしっかり対応していく必要があると考えています。

JR花巻駅の橋上化、それから新花巻図書館については、今年は市民の意見をお聞きするということをさせていただきました。それを踏まえた上で、来年度以降についてしっかり対応していきたいというふうに考えております。

次期総合計画につきましては、8年間の長期ビジョンを来年度、市民とともに作って令和6年度からそれを実施していきたいと考えております。今の10年間の計画は令和5年度で終了いたしますので、令和6年度からの8年間の長期ビジョン、あるいは4年間の前期のアクションプランを決めることとなります。大変重要な時期に来ておりますので、しっかり市民の皆さんのご意見を聞いた上でこれを進めていきたいと考えております。

皆さんには今年1年間大変お世話になりました。来年もよろしくお願い申し上げます。

それでは今回の定例記者会見の説明項目について座ってお話をさせていただきます。よろしくお願いします。

新花巻図書館整備に係る市民説明会等の状況について

新花巻図書館整備に関しましては、今年は市民の意見をお聞きすることをさせていただきました。大体その結果がまとまりましたので、お話しさせていただきたいと思います。資料の1ページをご覧ください。

新花巻図書館整備基本計画試案検討会議においては、どちらかというと駅前のスポーツ用品店敷地に建設すべきだという意見が多かったところであります。駅前のスポーツ用店敷地については、JR東日本の所有地でありまして、JR東日本では、花巻市がその土地に図書館を建設することについて、市民の意見の集約も含めて、その方針が固まった段階で、具体的に土地売買の交渉に応じるということをおっしゃっておられます。

JR東日本盛岡支社のそういうご意向でございますけれども、これは私も大企業におりましたので、大企業の本社の承認を得るためには、そのようなことは当然あるというように認識しているところでありまして、JR東日本盛岡支社のおっしゃることについては全く違和感のないところであります。

その中で我々としては試案検討会議で意見の集約をしてきたわけですけれども、その上でやはり市民の意見をお聞きして、駅前の用地について、JR東日本と具体的な土地売買の交渉をしていいのかどうか、それを確認する必要があると考え、市民の意見を聞く市民説明会ですとか、市民の団体にお聞きするとか、あるいは高校生を含めた若い方々の意見を聞く必要があると考えて、現状を説明したところであります。

その上で我々が申し上げたのは、駅前のスポーツ用品店敷地の土地買収に関する具体的な条件についてJR東日本と交渉することについて説明し、市民のご了解を得られるかどうか、それをお聞きしたわけでございます。

結果でございますが、市民説明会につきましては、15地域、全17回開催し、225人の方に参加いただきました。その中で、スポーツ用品店敷地を希望すると発言されたのが18人、旧総合花巻病院跡地を希望すると発言された方が32人、その他に、駐車場を含む整備費をもう少し具体的に示していただけなければ比較検討できないとおっしゃった方が9人いらっしゃいました。

市民団体等への説明会も市民説明会に並行して進めたわけでございますけれども、具体的には11団体に対して説明し120人の方にご出席いただきました。そのうち発言者が70人ということで、市民説明会に比べると参加者に対する発言者の割合が多かったわけでございますけれども、その発言内容の内訳ございますけれども、スポーツ用品店敷地を希望する方が32人、旧総合花巻病院跡地を希望する方が12人、サービスや図書館機能、周辺環境などについて発言された方が26人という状況でございます。

次に市内の学校等のグループワークについて、これは生徒さん学生さん対象でございまして、説明会というよりも、具体的に話をしていただくということでワークシートをお渡しして、その上でお話をいただいたということでございます。市内の高校6校130人の方にご出席いただきまして、スポーツ用品店敷地を希望する方は93人、旧総合花巻病院跡地を希望する方は25人、わからないという方は11人というような結果になっております。

さらに花巻高等看護専門学校の方々にも同様にグループワークやっていただきましたけれども、その結果としてはスポーツ用品店敷地を希望する方は29人、旧総合花巻病院跡地を希望する方が13人であります。

結果的に、市民説明会では旧総合花巻病院跡地を希望する意見が多かったのですけれども、それ以外の諸団体あるいは若い方々については、駅前のスポーツ用品店敷地を希望する意見が多かったというような状況でございます。この結果を受けまして、我々としては、現時点においてはまだ市民の意見をどちらかに集約できる状況ではないというふうに考えておりまして、今後につきましては、JR東日本との土地売買について、もう少し、今お話しできる状況にあるかどうか、JR東日本とも打ち合わせの上で、話しができるのであれば、具体的な売買条件を明確にしていただいて、その上でまた今後の対応について検討していきたいというように思っている次第でございます。

宮沢トシ「自省録」の取得について

項目2番目、宮沢トシ「自省録」の取得についてお話し申し上げます。

ご存知のように宮沢トシさんは宮沢賢治の妹さんですね。宮沢家の中では唯一、宮沢賢治さんと信仰を共にするという意味で、精神的に非常に影響を与え合った方ということでございます。この方が、日本女子大学を卒業した後に花巻高等女学校時代のことも含めて、色んなことをお考えになったことについて、文章を残しておられるということでございます。

この自省録は賢治の末妹クニさんのご遺族が大切に保管しておりましたけれども、トシさんのこのような文章についてしっかり市として残す必要があるのではないかというようなことを岩手大学名誉教授の望月善次さんからご提案いただきました。市としても、そうだなということで、ご遺族の方にお話しを申し上げたところ、花巻市であれば譲ってもよいとのことでしたので、今回の取得に至りました。

取得額は30万円ということでございまして、その意味では非常に好意的に対応いただいたと感謝しているところであります。我々としてこの自省録をどうするかということなのですけれども、一番考えなくてはならないことは、宮沢トシさんは自らの作品を今まで発表したことがないということです。宮沢賢治に対して色々な部分で影響を与えているということは、研究者の間でも言われておりますけれども、何か文章を発表するような形ではないというようなこと、それを考えますと、この自省録を我々が保管させていただくことについて、それを大々的に公表するような事をするのが果たしていいのかどうかということについては、心配あるいは疑問に思っているところであります。

したがって市としましては、この自省録について、宮沢賢治記念館でしっかり保管していくことにしますけれども、原本の公開等については、宮沢賢治学会や関係者の皆さんのご意見をいただいた上で慎重に対応していきたいと考えている次第であります。

イリソ電子工業株式会社との企業立地協定書調印式・土地売買契約書締結式を12月26日に開催します

項目3番目、イリソ電子工業株式会社との企業立地協定書調印式、土地売買契約書締結式を来週月曜日12月26日に開催いたします。

イリソ電子工業さんでございますけれども、電子基板や自動車向けのコネクタ、電子機器用のピンを製造する会社でございます。主力製品であるコネクタを量産するための成型金型の製造能力の向上に取り組むため、花巻第二工業団地内の用地取得を決定いただいたものです。このような自動車ですとか、あるいは電子関係の最先端の企業の工場が花巻にできるということについて、我々としては大変ありがたく思っている次第でありまして、今回それを踏まえまして、県や県土地開発公社にもご参加いただいて企業立地協定書調印式と土地売買契約書締結式を開催することになったわけでございます。

イリソ電子工業株式会社の概要につきましては、資料4ページに書かれておりますけれども、資本金が56億4,005万円。従業員は連結で3,137人、工場についても茨城工場のほか海外にも工場があるということでございます。

花巻に建設する新工場でございますけれども、県土地開発公社所有の16,595平米の土地を購入されまして、当初は延べ床面積1,800平米、投資金額は約10億円を予定しております。来年の年末には、操業開始予定と伺っております。従業員は当初25名採用されるということですけれども、金型製造の中核拠点として2倍程度に雇用を増やす計画というように伺っております。

調印式、締結式でございますが、ホテルグランシェール花巻で開催する予定にしております。日時は先ほど申し上げたとおりでございまして、12月26日の午後2時からという予定にしております。

先ほど申し上げましたけれども、市内の工業団地の分譲率は大変高いものがあります。今回のイリソ電子工業さんの進出の結果、市内全体の産業団地の分譲率は96.1%という数字になっておりますが、先ほど申し上げましたように、第二工業団地および第一工業団地テクノパークの残る土地について、ほぼ全てが埋まっている状況に近づいております。具体的な商談が進んでいる区画もございますので、正式に決まっているわけではないですけれども、大体が固まってきている区画を除くと1区画しか残っていない状況になっております。

そのようなことを考えたときに、市としては産業団地の整備が大変重要になるわけでございますけれども、我々としては当初、花南の土地33ヘクタールのうちの12ヘクタールをまず先行して開発するということで今土地の買収に入っているわけでございますけれども、残っている部分の一方、あるいは場合によっては両方について、早めに分譲するための整備を進めるということについて、今後検討する必要があるのではないかというようなことを考えている次第であります。なお、イリソ電子工業さんの立地場所につきましては、資料5ページ目に書いております。

花巻市の新型コロナウイルス感染症対策について

項目4番目、コロナ対策についてです。

基本的に今はオミクロン株対応ワクチン接種について、集団接種を進めております。希望する方はほぼすべての方が集団接種を受けられるような状況になってきております。枠がまだ少し空いているというような報告を受けておりますので、希望される方については受けられる状況にあります。なお、1月以降については、基本的には集団接種ではなくて、個別接種で対応させていただきたいと考えております。

小児(5~11歳)あるいは乳幼児(6か月~4歳)に関する集団接種につきましては、資料6~7ページに書いております。

現時点においてさらに集団接種をする予定はありませんが、状況によって必要が出てきた場合には、医師会あるいは関係者のご協力が前提となりますけれども、そのようなことも場合によっては考える必要があるかもしれないと思っているところであります。

8ページ目でございますけれども、年末年始の休日当番医および臨時発熱外来についてお話を申し上げます。休日当番医はいつも順番にご担当いただいているわけでございますけれども、資料の中で黄色く塗りつぶしてある病院については、新型コロナの疑いがある場合の診療検査をやっていただくということになっております。その他に臨時発熱外来といたしまして、緑色で塗りつぶしてある病院にご対応いただくということになっております。

いずれにしましても、この臨時発熱外来あるいは休日当番医の医療機関にかかる場合には、事前に問い合わせを各病院にしていただきたいと思います。医療機関の大変なご協力によって、このような年末年始の対応をさせていただくということについて、大変感謝申し上げたいと思っております。

それから年末年始における、市による抗原定性検査キットの配布でございますけれども、12月29日から1月3日は郵送による抗原定性検査キットの送付について休止させていただきます。しかしながら、必要な方については、花巻保健センターの駐車場でドライブスルー方式により検査キットを配布するということをさせていただきます。配布期日については、8ページに書いておりますけれども、12月30日、31日、1月1日、2日、3日の5日間でございまして9時半から12時半までの3時間となります。これは市の職員が出勤して対応することになりますから、年末年始に対応してくれる市の職員には本当に感謝したいと思っております。

9ページ以降は、事業者の方々への支援について記載しております。9ページは温泉施設の日帰り入浴プランの支援。宿泊については国の支援が今は十分あるということで市の支援はしておりません。この日帰り支援については、助成期間を2月28日まで延長するということにしております。10ページは、地代・家賃補助についても、10~12月までの3ヶ月間、さらに期間を延長して行うこととします。そして11ページ、現在やっておりますPayPayのキャンペーンでございますが、1月9日までを対象にしております。「20歳のつどい」に出る方の衣装代や美容院代として使えるようにということで、1月9日までとしておりますけれども、このPayPayキャンペーンについては利用者が毎回増えております。多くの方に利用いただいて、飲食店等についても一定程度使っていただいているということで、良かったなというふうに考えております。

マイナンバーカードを利用した証明書コンビニ交付サービスの各種証明書発行手数料を1月4日から減額します

項目5番目、マイナンバーカードを利用した証明書のコンビニ交付サービスの手数料を減額するということでございます。

これは、市役所の1階と、なはんプラザに証明書の自動交付機を置いておりますけれども、この証明書自動交付機はもう修理部品なども手にはいらなくなって継続できないということで、来年の12月末をもって廃止いたします。証明書自動交付機に代わるものとして、今現在行っていますけれども、証明書のコンビニ交付サービスについて、マイナンバーカードが必要でありますけれども、これを利用していただきたいということでございます。コンビニ交付サービスを利用していただくために、今300円の手数料を200円に下げるということを令和5年1月4日からさせていただきたいと思います。私もコンビニで証明書の発行をやりましたけれども、あんまり難しくないんですね。なかなか高齢者の方が新しいものをやるというのは難しいところがありますし、私も難しいのかなと思いましたけれども、そんなことないなとやってみて思いました。ぜひご利用いただければと思います。

全国では手数料を50円ぐらいにしている自治体もあります。窓口で対応する職員の人件費などを考えますと、市としては今回200円にして、コンビニ交付を進めていきたいと考えており、今後さらに進める必要があるという判断があった場合には、さらに検討する余地はあるだろうと私個人は思っております。

令和4年度花巻市20歳のつどいを開催します

項目6番目、令和4年度花巻市20歳のつどい、これは今までの成人式から名称を変更しまして実行いたします。

開催日は1月7日土曜日、具体的な中身については、今回も実行委員会の方々で企画していただきました。今年の記念行事のテーマは「咲かせよう~最幸の未来の花を~」です。例年の内容にプラスして工夫をしていただいてやっていただくというふうになっております。

法律では民法上の成年は18歳になったわけでありまして、そういうことから成人式っていう名前は使わないということになりましたけども、でもこれ面白いんですね。民法でも成人とは言わずに成年と言っています。お酒を飲むとかあるいは刑法上の成人とみなすのは20歳のままになっています。ですからその意味では、民法上の成年は18歳かもしれませんが、色んな意味での成人という意味では、やっぱり20歳だということは言えるんだろうと思うんです。そういうこともありますし、あるいは成人される方々のご都合を考えますと、やはり20歳の時にこのような式典をやるということは意味があるんじゃないかということを我々としては考えているところでありまして、今回の20歳のつどいも、20歳になられる方々にとって素晴らしい式典になるように我々としても支援していきたいというふうに考えております。

第11回イーハトーブ花巻ハーフマラソン大会を開催します

項目7番目、イーハトーブ花巻ハーフマラソンについて、4年ぶりの開催になりますけれども、来年は先着順3,000名で開催する予定です。昨年は中止になりましたが、昨年当初はハーフマラソンの部だけをやることを考えていたんですが、今回についてはハーフマラソンの部だけではなくて、以前と同様に10キロの部、3キロの部も開催するということを予定しております。

コロナ対策につきましては、直近1週間の健康チェックを行うとともに、大会当日の朝に検温を実施します。また、表彰式も行いません。コロナに気を付けながらやっていきたいと考えおります。

今年の花巻まつりについては、神輿がないということで、そうであればやめた方がいいという声もありましたけれども、実際やってみたら本当に市民の方が喜んでいるなということで、我々としては開催してよかったと思っております。コロナ禍ではありますけれども、やはり皆さんが喜んでいるイベントについてはやれる範囲でやっていきたいというふうに考えておりまして、今回のハーフマラソン大会もそのような観点から開催するということを今予定しているわけでございます。

12月補正予算の主な内容について

項目8番目、12月補正予算の主な内容でございます。

農業者への支援につきまして、市場価格が下落している乳用子牛などについて、子牛のミルク代や市場までの運賃など、出荷に係る経費について、1頭当たり6,300円を支援します。また、主食用米から飼料用米などへの作付転換に取り組んだ農家に対して、10アール当たり5,000円を支援します。

また、今、原油価格高騰によって燃料費が非常に高くなっておりますので、低所得者世帯の冬期間の経済的負担の軽減を図るために、県の2分の1の補助を受けて、住民税非課税世帯に対し、1世帯当たり6千円の灯油購入支援を行います。県の方も6千円の支援をするうち3千円は市町村で負担してほしいということでこの事業を行っておりますが、それにプラスして、花巻市の場合には独自に住民税均等割のみ課税されている世帯、要するに住民税非課税世帯よりは所得が少し多いけれども、やはり生活が厳しい家庭を支援するということで、市独自に1世帯当たり6千円の灯油購入支援を行います。市独自分の対象は2,200世帯ほどあり、住民税非課税世帯の1万世帯と合わせて、12,200世帯の方について支援を行います。

ちなみに、エネルギー高騰による対策については、国の方でもすでにやっております。17ページの下に書いてありますが、住民税非課税世帯あるいは家計急変世帯について、1世帯当たり5万円を補助する事業でございます。花巻市ではこの事業を行うとともに、これも住民税均等割のみ課税されている世帯も対象にして、1世帯当たり1万円の支援を行うことを決めておりますので、今回の12月補正の6千円の支援だけではなくて、この1万円あるいは国の5万円の支援も合わせて実施しているということになります。

県内の他市町村においても、色んな支援をやっていると思いますが、花巻のエネルギー高騰対策については、他市町村と遜色のないものになっているのではないかと思っております。

次に18ページ、出産・子育て応援交付金、これも国の事業でありますけれども、国の3分の2、県の6分の1の補助を受けて市が6分の1を負担して実施します。

以上でございます。

ありがとうございました。

主な質問

新花巻図書館整備の市民説明会の状況について、今後JR東日本と交渉するという話だが、具体的な交渉はいつ頃までに終える予定か。

上田市長

まずはJR東日本に対して、市民説明会などで市民の意見を聞いた状況についてご説明させていただいて、その上で具体的な売買の条件の交渉ができるかどうかということについてご意向を聞く必要があります。このことについては、担当部署の方でお会いするスケジュールを決めているという状況です。

JR東日本として先ほど申し上げたように、現段階において市民の意見の集約がされてないと交渉できないよというふうな回答が来る可能性だってあるわけでありまして、市としてはJRのご意向をまず確認する必要があるというふうに考えている次第です。

その交渉の話がまとまらない場合には、その後は何を予定されているのか。市民への説明を改めてするのか。

上田市長

それについては、その時点で考える必要があるということですが、色んなご意見を持っている方がいらっしゃるわけで、それも踏まえた上でどうするかということについては、すぐに建設場所について別の場所に決めていいのかどうか、これも疑問がありますので、そこはその時点で考えてみる必要があると思っています。

市長としては、いつ頃までにJRとそういう話し合いをまとめたいという意向があるのか。

上田市長

相手があることですから、今は何とも言えない状況です。ただ、今回の市民説明会でも意見としてありましたのは、スポーツ用品敷地を建設場所とする場合には、JR用地買収費用の他に、駐車場の整備も含めて、いくらお金がかかるかということを示すべきだということです。そうであれば、やはり駐車場の整備について専門家に調べてもらう必要があると思います。大体のこれ位かかるんじゃないかという話は聞いておりますけれども、それを進める必要があるわけですね。

そうすると、専門家に調査いただくことについては、当然予算化しなくてはならない、ということになります。タイミングとしては、来年度の当初予算の段階でその予算を計上することについて検討する必要があるのかなというふうに思っています。

イリソ電子工業さんの新規立地について、改めて市長はどのように受け止めているか。また、立地による効果をどう捉えているか。

上田市長

今回の新規立地について、検討は時間をかけてやってきたわけでありまして、それについては、県土地開発公社、あるいは県のものづくり自動車産業振興室を含めて、ご支援いただいたことに感謝したい。その上で市の商工観光部の粘り強い交渉あるいは対応について、よくやってくれたなというふうに思っています。

いつも申し上げておりますけれども、花巻市の場合には市独自に工業団地を開発したことが今までなかった。大和ハウス工業が1棟目の物流倉庫を建設した場所については、花巻市が用地を開発したものですが、それが初めてでした。今回の立地場所は第二工業団地の敷地でありますから、県が開発したものですけれども、やはり花巻市内にもこういう企業が欲しいということは、市民の声でもありますし、またこういったしっかりした企業さんに進出していただければ、市内の若い方も就職できるということになりますので、市にとって非常に大きな新規立地だと受け止めています。

コロナに関して、年末年始の臨時発熱外来について、これまでなかったものだと思うが。コロナの第8波のほか、インフルエンザにも備えてという捉え方でいいか。

上田市長

インフルエンザを意識したというよりは、やはりコロナ対策の一つだと捉えていただきたい。花巻市の感染状況については、以前と違って、正確な数字を県の方で公表しなくなった。花巻市内の医療機関で感染が発見された方については、花巻市としてカウントされますが、例えばご自身で抗原定性検査キットによって陽性が確認された場合は、県に直接ご連絡する人もいますが、その人数は市には伝えられません。そういう意味では、どれだけ花巻市民の方がコロナに感染しているかは把握できない状況です。ただ、医療機関の所在地で発表された方の人数を見る限りにおいて、北上盆地の中では花巻は相対的に多くないです。

ですから、現時点では花巻市が感染者が特別多い状況にはないということです。ただ、その中でも、花巻市も含めて感染者が増えていることは間違いないですから、年末年始においても、ほとんど症状が出ないなどあまり心配ない方はともかく、心配のある方もいらっしゃるわけで、そういう方々が診察を受けられる場所はやっぱり必要だということで、医師会あるいは病院の方にご理解いただいて、こういう対応をしていただいているというふうに我々としては理解しております。

会見項目にはないが、先日盛岡市で犯罪被害者支援の条例を制定する方針を固めたが、現時点での花巻市の考えは。

上田市長

現時点において検討はしていないですね。盛岡市のそういう施策について、私自身あまり詳細に存じ上げておりませんので、盛岡市の条例の内容等を確認しながら、必要があれば検討していきたいと思います。

一関市などで進んでいるパートナーシップ制度については、いかがか。

上田市長

これは担当部署で検討してもらっています。そういうのは効果の点で、限定的なものはあると思うんですね。よく言われている公営住宅などについて、ご家族としてご利用いただけるということは、パートナーシップ制度を作らなくてもできるわけです。これも検討するようにずいぶん前から言っていますが、まだ具体化してない状況にあります。ただ、精神的な部分で公的機関である市がご家族だと認めることについて、対象の方にとって大きな効果があるというふうなことであれば進めるということで検討してもらっています。

宮沢トシさんの資料について、来年、宮沢賢治の映画(銀河鉄道の父)が公開予定だが、今回の、この資料の取得は映画と何か関係があるのか。また、今後も同様な資料が出てきたら、市として取得する予定か。

上田市長

現時点において我々が聞いている大きな関係はございません。ただ、望月先生が中心となって、宮沢賢治の没後100年の記念行事はやっておりまして、多くの方ではないですけども、市民がそれに参加して、当時についてのお話を伺っていると聞いています。そういう方々にとっては、トシさんの話は非常に興味を持ってお聞きいただけるんじゃないかなと思っています。ですから先ほど申し上げたように、この自省録の中身はもう既に公開されておりますので、それについて市が大々的に公表するかどうかということについては、市だけの判断ではなくて、研究者とかそういう方の意見を聞いた上でやっていきたいというふうに思っています。

また、トシさんの他のものが出た場合においてということですけれども、我々が聞いている限り、トシさんがお書きになった同様の文書はありません。それが新たに出てくるっていう可能性は大きくないんじゃないかと思っております。仮に同じようなものが出てきた場合においては、どのようにするか検討する余地はあると思います。

 

先ほどの図書館の整備に関する駐車場のお話しについて、補足ですが、来年度の当初予算という話をしました。念のため申し上げますと、仮に駐車場についてどれだけかかるかということを調べてもらったからといって、そのことだけによって建設場所が駅前に決まるわけではありません。

先ほど申し上げたように、市民説明会などの中で、駅前の方がいい、あるいは旧総合花巻病院跡地の方がいいというふうな、建設場所を決めることについて、その材料として駐車場の建設費用などについても明らかにするべきではないかというご意見がありましたので、それに対応してそういった調査が必要になる可能性があるのではないかということを申し上げた次第でありますので、その点はご理解いただきたいと思います。

本日はありがとうございました。来年もよろしくお願いします。

担当

総合政策部 秘書政策課 広報係

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