令和4年5月 定例記者会見を開催しました

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ページ番号1016614  更新日 令和4年6月1日

記者会見の様子

開催日時

令和4年5月24日(火曜)午前11時から午前11時55分まで

開催場所

花巻市役所本庁本館3階 302会議室

会見項目

  1. 新型コロナウイルス感染症に関する花巻市の対応について
    (担当 新型コロナウイルス感染症対策本部)
  2. 実相寺・山の神地区への新たな産業団地を整備します
    (担当 商工観光部 商工労政課企業立地推進室)
  3. 大迫地域・岩手医科大学付属病院・盛岡赤十字病院連絡バスを運行します
    ~令和4年6月1日(水曜)から運行予定~

    (担当 建設部 都市政策課)
  4. 「はなまき子育て応援アプリ『ぽっと』」を6月1日から導入します
    (担当 地域振興部 定住推進課)
  5. 「高校生おおはさま留学生」を募集します
    ~令和5年度の留学生受け入れに向け、学生寮を改修~

    (担当 大迫総合支所 地域支援室)
  6. 成人式を「花巻市20歳のつどい」に名称を改め開催します
    (担当 生涯学習部 生涯学習課)

冒頭コメント

上田市長

5月の定例記者会見にご出席いただきまして大変ありがとうございます。若葉が本当に美しい季節になって、花巻の一番素晴らしい北国の春から初夏に移る時期に来ました。

田植えも順調に進んでいるようでございまして、6月末現在の米の在庫量等の情報はございませんので心配はしていますけれども、今年も豊作になればいいなと思っております。今年は去年のように霜などの被害が出てないということで、米だけではなく、果実、或いは、野菜等についても豊作の秋を迎えてくれればいいなと思っている次第でございます。

今日は、6項目についてお話をさせていただきます。次期総合計画については、今後の進め方のお話をさせていただこうと思ってましたけども、地域それぞれの組織に対して諮問したものの答申が今現在まだ全部そろっていないということでありまして、多分今日(5月24日)の午後ぐらいにはいただけるのではないかと思います。その前に、記者会見でお話しするのもちょっといかがなものかなと思いますので、今回はその点についてはお話をいたしません。でき次第プレスリリース等で、皆様には発表させていただきたいと思っております。

コロナの感染につきましては、ゴールデンウィーク明けに、1日あたり70人の感染者、これは花巻市として発表された部分と、中部保健所管内で発表されたけれども実際的に花巻市で発生した方を含めまして、1日で70人が発生したということがございました。

ゴールデンウィーク中の人の流れが影響したのかなと思っていて、その部分は少し心配したところでありましたけれども、その後、落ち着きが見えてきた状況でありまして、全国でもそのような傾向にあるようですけども、花巻市に関しても、今週になって、20人弱の日が続き、昨日(5月23日)は10人の感染者ということで、感染状況については、大分落ち着いてきたのかなと思っております。これについては、市民の皆様、事業者の方も含めて、非常に大きな注意を払ってくださったということが大きかったと思う次第でありますけれども、もう一つはやはり、3回目のワクチン接種が順調に進んできて、それも大きな影響があるのではないかなと思います。特に60代以上の方については、昨年は60代、65歳以上の方の感染が多かったですけども、最近は65歳以上の方については、相対的に極めて少ない状況になっているということで、感染拡大を防ぐについてのワクチンの効果もあったのかなと思っています。まだまだ油断できませんけれども、このような状況を見ながら、市民の生活についていろいろ我慢していただいたことが多かったですけども、経済を回すということもやはり重要視しながら、そういうバランスをとりながら、今後進めていきたいというように思った次第でございます。それでは座ってお話しをいたします。

新型コロナウイルス感染症に関する花巻市の対応について

上田市長

新型コロナウイルス感染症に関しまして、今回は項目を絞ってお話をさせていただきます。まず第1点目は4回目接種についてでございます。4回目接種については、60歳以上の方が対象となる、或いは18歳から59歳の方でも基礎疾患等、リスクの高い方について、4回目のワクチンを接種するというのが国の方針でございます。花巻市は全国市長会からの意見照会に対して、基礎疾患のある方に加えて、医療関係者等も4回目のワクチンを接種すべきではないかという回答をさせていただいておりますけども、今現在国の方針は変わってないというように理解しております。その中で、60歳以上の人については、接種券一体型予診票等をお送りします。これは6月13日以降、接種時期の早い人から逐次送付するということで、大体1回当たり700人ぐらいの方に送って、予約等について混乱のないような状況において、ワクチン接種の4回目の予約をしていただきたいというように考えております。そして18歳から59歳の方については、基礎疾患等がある方のみが、4回目ワクチンの対象となりますけれども、3回接種済みの人全員に、接種券発行申請書を送付します。その中で、返信用封筒でワクチン接種を受ける必要がある方については、申請書を提出いただいた上で、コロナ対策室で申請内容確認後、基礎疾患に当たると思われる方について、接種券一体型予診票等を、接種時期の早い人から段階的に送付することにしております。これは市の方で、この接種券一体型予診票等を送付し、予約していただいた上でも、最終的にワクチンの接種は、医師の判断により、基礎疾患がないと判断される方については、ワクチン接種を受けられないということになりますので、そのことを理解いただいた上で、申請書を提出していただきたいと思っています。そして、予約の仕方でございますけれども、91歳以上の高齢者で市の集団接種を受けた方々、ほとんどの方は集団接種を受けているわけですけども、一部の方については、集団接種を受けられなくてその後に、医院等で個別接種を受けた方もいらっしゃいます。

そういう中で集団接種を受けた方については、時期がわかっておりますので、市でいつの集団接種で接種していただくか、市で指定してその方に連絡をさせていただくということにしております。郵送でその通知をするということにしています。高齢者の方について、コールセンターにかけて電話をするとか、或いはLINEを含めてウェブで予約するのが面倒だという方がいらっしゃるという声がございますので、こちらの方から、91歳以上の方については、接種日を指定させていただくことにしております。

次のページでございます。4回目接種における地域集団接種を希望する方についての意向調査「おまかせ予約」ということをやります。先ほどの指定予約と近い話になりますが、これについて旧3町については、医療機関が少ないことから今回も地域集団接種を行います。地域集団接種を希望する市民の方々について、こちらの方から、意向調査を出させていただいて、集団接種を希望する、或いは乗り合いタクシーを希望するということで返事をいただいた方に対して、こちらから集団接種の具体的な日にちをご連絡させていただくということでございます。

従ってこの方々についても、予約についてはご自身でする必要はないということでございます。これについては、市のおまかせ予約ではなく、ご自身でコールセンターやウェブサイト等でも予約が可能で、そういう方々については、返信用はがきでこの市の集団接種を受けたいという希望を出す必要はないということになります。今後の4回目の接種日程でございますが、7月から個別接種として市内26の医療機関で接種を開始します。また集団接種については、資料の通りでございます。基本的には旧3町で集団接種を多くやるわけでございますけども、花巻地区についても一部集団接種をするということに、ご希望の方については集団接種を選べるということで集団接種を一部させていただくということにしております。使用ワクチンは、7月中は武田モデルナ社製、8月以降はファイザー社製を使うことで予定しております。

次のページに移ります。これは事業者に対する支援ということで、PayPayの20%ボーナスキャンペーンを、7月22日から8月21日まで1ヶ月間行います。これはお盆の季節を中心としまして、特に夏休み期間である時期にご利用いただいて、市内の地場店舗の売り上げの向上を図っていただきたいと思います。対象となる店舗については今までと同様でありまして、大手のフランチャイズ店等については利用できません。今回で第6弾ということでありますけれども、第5弾までの実績は3ページ目の中段に書いております。実施した期間がそれぞれ違っておりますが、決済金額のところの一日平均決裁金額をご覧いただくと、毎回増えております。利用する方が増えていることによって、1日当たりの利用金額が増えているという実態がございます。第1弾では、1日あたり458万6000円でしたが、第5弾では1日あたり2014万9000円ということでございまして、今回も31日間の期間になりますけども、第5段より1日あたりの利用者が増えるのではないか、それに備えて予算計上しているところでございます。

次のページに移ります。飲食店等緊急経営支援金の実施についてでございます。対象は、市内飲食店1店舗あたり10万円。そして自動車運転代行業者の方々、市内1事業者について10万円を支援させていただくということでございます。この申請期間は5月16日から6月30日で、もうすでに始まっておりますけれども、商工労政課まで郵送により申請書を提出していただくということをお願いするものでございます。これについて花巻市の場合、地場店舗に対する支援は、PayPayのボーナス20%を支援することによって、100%売上に繋がりますので、その方が地場店舗を支援する効果が大きいということで、PayPayを中心に支援を行ってきたわけでございますけども、前回の第5回(3月1日~3月31日まで)の状況について、飲食店舗はPayPayの利用が極めて少なかった。実際的には、PayPayがあっても、飲食店で使用される方が少なかったということで、飲食店の場合特に打撃が大きかったということを認識してるところでございます。そういった面からも、また、飲食店舗の組合の方からも要望がございましたので、それにお応えして飲食店舗に対する支援をします。そして、飲食店舗の利用者が少ない状況においては、自動車運転代行業の利用も少ないということがございましたので、自動車運転代行業に対しても支援をさせていただくものでございます。

ちなみにタクシーについても、飲食店を利用した方のタクシー利用が少なかったわけですが、タクシー協会の方々にお願いして、ワクチン接種の際に乗り合いタクシーを出していただきご利用いただいております。その乗り合いタクシーについて、市でもタクシー料金を払わせていただいております。そういった面からタクシー業界への今回の支援は見合わせていただいたということでございます。ちなみに、4回目のワクチン接種でも、乗り合いタクシーは続けます。そのような形で、間接的な支援ができると考えている次第でございます。

続いて5ページ目に移ります。5ページ目の花巻市いわて飲食店安心認証店舗奨励金の実施についてでございます。これは県の「いわての食応援プロジェクト」等について、いわて飲食店安心認証店舗が対象となっておりましたので、花巻市の飲食店の方について、このいわて飲食店安心認証の登録をしていただきたいと考えているところでございます。その観点から、まだ花巻市から10万円の交付金を利用されてない飲食店の方々については、花巻市の10万円の交付金を利用していただき、さらに登録をしていただきたいという考えから、これを続けるわけでございます。これについては、今年の5月23日から来年の3月24日までが申請期間になりますので、できるだけ早く登録していただいて、花巻市の10万円の交付金の支給を受けていただきたいと考えている次第でございます。これからますます感染者が少なくなってきた中で、飲食店の利用が増えることを期待してるわけでございますけども、この交付金をぜひ利用いただいて、お客様に安全にご利用いただけるように、さらに努めていただきたいと考える次第です。

次の6ページ目でございますが、これも延長でございます。温泉宿泊施設等利用促進事業の助成期間については6月30日まで延長するということを公表させていただきました。今までと同様でございます。日帰りについては1000円を、宿泊については2000円の助成をさせていただくということでございます。これについて4月の中頃過ぎぐらいに、温泉宿泊業者の方々から5月中の予約について非常に厳しいというお話がございました。ゴールデンウィーク期間中はご予約が増えるのではないかと思っていましたが、実際に報告をいただきますと、5月中は好調な状況になったと、特にゴールデンウィーク中は県外のお客さんもたくさん来ていただいたということで、そういう意味では、予想以上に宿泊の予約状況が好調だということでございます。

ただ、6月以降について、国のGoToトラベルの制度が復活すれば、市の独自の支援は必要ない可能性があると考えたところでありますけども、今現在まだ国はGoToトラベルを復活するということは公表していません。東京都が独自の「いわて旅応援プロジェクト」のようなものを、国の支援を行ってやるという発表を先日しましたけども、GoToトラベルをやるということがまだ決まっていないという状況でございますので、花巻市としては、この花巻市内の宿泊施設に対する支援を継続する必要があるという観点から、6月30日まで延長させていただくということにしたわけでございます。先週の金曜日(5月20日)の段階で、国が、県が実施する宿泊助成について財政的な支援をするということを公表しまして、これを受けて「いわて旅応援プロジェクト」を実施することを、岩手県も発表したわけでございます。「いわて旅応援プロジェクト」と合わせて、県民の宿泊施設の利用が増えることを、我々として期待しているとこでございます。

実相寺・山の神地区への新たな産業団地を整備します

上田市長

次の7ページ目でございます。実相寺・山の神地区への新たな産業団地を整備するということでございます。いつも申し上げていますけども、花巻市においては、旧花巻市時代から独自の工業団地、流通団地、産業団地を整備したという事例はございませんでした。県または、国の公団が整備したことはあっても、市独自のものはなかった。これの大きな理由は、花巻市内において平野部は、ほとんどすべての土地と言っても過言ではないくらい、農業振興地域の網がかぶっていて、市独自に開発するのは極めて難しいということがあったわけでございます。

その中で二枚橋の土地については、農業振興地域じゃない土地がありましたので、花巻市が一昨年産業団地を造成し、昨年、民間企業に2.7ヘクタールぐらいの土地で流通施設を作っていただきました。インフラを含めると全部で4ヘクタールくらいの土地になりましたが、そこに作っていただいて、またさらにそれに少し広い土地についてこれは民間が独自で、流通施設と流通用の土地の整備をしていただいて、施設も建設していただくという動きが出ております。花巻市との開発許可についての協議が終わっておりまして、今後花巻市もインフラの整備等についての支援をするということを考えておりますけども、そのような施設ができあがります。それとは別に、市内南部にあるスマートインターチェンジを作る場所の近くに、新たな産業団地を花巻市として開発するということを計画したものでございます。

場所については7ページ目の右側の図に書いてありますが、市道材木町山の神線が南北、これは北上市の飯豊北線に行って、北上市の流通団地、或いは県立中部病院に行く道で大変重要な道になっております。北上市の中部病院の建設が決まったときに、飯豊北線の整備を約束していただいたわけですけども、これについては現在の高橋北上市長になってから、整備を進めてくださって。昨年だったでしょうか、一昨年だったでしょうか、開通したわけです。そのときに、高橋北上市長が、「いや、実は花巻市民の方が喜んでいるに違いない」とおっしゃっておりましたけども、まさに花巻市民にとって大変重要な道だったわけです。その道は南北に走っておりまして、東西には市道山の神諏訪線が通ります。この図には載っていませんけども、少し左側にスマートインターチェンジができあがります。この市道山の神諏訪線は、都市計画道路として、ずっと前に認定された道路でございまして、確か平成27年だったと思いますけども、測量が開始された道であります。この道が平成30年ですね、スマートインターチェンジの事業化が決まって、その結果、この市道山の神諏訪線については、国から55%のアクセス道路として、補助金が出ることが決まったということでございます。現在、この市道山の神諏訪線、この図の東側の部分は完成しておりますし、西側についても、今年の12月ごろには完成する予定で工事を進めています。スマートインターチェンジについても、令和5年度には完成する予定になっております。それを踏まえて、しかもこのスマートインターチェンジは、スマートインターチェンジの中でフル規格ということで大型のトレーラー等が入れるということになっていますけども、その山の神諏訪線と、スマートインターチェンジの完成に合わせて、この地区に産業団地を整備するということでございます。

この地区については、先ほど申し上げた農業振興地域に入っておりませんので、その制限がないということで、整備を進めたいということにしたわけでございます。先ほど二枚橋の流通施設についてのお話をしましたけど、それを除くと、花巻市が独自に開発する団地としては初めての事例になります。広さでございますが、全部で33ヘクタールありますけども、その中の真ん中のB工区、これが一番、造成コストを抑えることができるということ、そしてまた、市道山の神諏訪線に隣接しているということから、B工区の先行整備をするということを計画しているところでございます。

このB工区の中身について、7ページの下の方に書いております。これをご覧になるとわかりますように、実際に産業用地として使える土地もありますが、広い土地が調整池と、公園緑地、或いは緩衝帯として使わなくてはいけないということになります。この公園緑地でございますけども、今現在の我々の計画の中では、1ヘクタールぐらいの広さになります。相当広大な公園になります。この花南地区については、今、アパートを含めて住宅が増えている状況でございまして、そういう中で大きな公園が近くにないということになりますから、これを整備しますと、地元の方々にお子さん方と遊んでいただくような、広大な公園ができあがるということを、我々としては計画しているところでございます。

次のページに、事業費の概要等についてのお話が書いております。概算事業については12億ぐらい、それから市道整備、排水の整備等について、3億3000万円かかるということになります。そして整備予定面積は11.83ヘクタールですが、分譲面積としては6.94ヘクタールに限定されるということになります。先ほど、公園が相当広いということを申し上げました。これを狭くして、A工区・C工区の方に公園を作るということも考えられるわけでありますけども、最初の段階で、非常に環境のいい公園を整備していただくと、住民の方に利用いただけるというようなことも考えまして、市としてはこのB地区に、他の地区をカバーするような機能を持った公園を整備させていただきたいと考えているところでございます。これにつきまして、令和4年度の予算概要として、事業費総額4億2000万円を計上させていただいております。これは、5月17日の市議会臨時会で議決いただいた花巻市の第3号補正予算、いわゆる肉付け予算の中で承認いただいた予算となります。一部については当初予算でございます。第3号補正予算が4億512万円ということになります。

中身でございますけれども、測量地質調査をする他に、実施設計業務、これが6950万円。そして、用地費及び用地交渉業務委託、これが3億円を超える予算を計上させていただいており、今年度中に用地買収に入るということになります。この用地買収については、これは県の土地開発公社に委託して進めます。市の職員のマンパワーの関係で、県の土地開発公社にノウハウもございますから、やっていただくということを考えております。土地開発公社もそれはやるということで、協力していただけるということを確認しております。

スケジュールでございますけれども、本年度は先ほど申し上げたように、実施設計、用地買収、物件移転補償等になりますけども、来年度は今年度の終わりごろから、来年度にかけて、開発許可申請、これは市がやることになるわけですけども、そういう開発許可申請をしまして、さらに来年必要なのは、埋蔵文化財調査ということになります。これはこの土地について確認したところ、縄文遺跡、具体的には獣の落とし穴などが一部あるということでございまして、県の文化財の担当部署の方から、全面的な埋蔵文化財発掘調査を要請されてるところでございまして、それを実施いたします。その上で、令和5年度の終わりごろから、造成工事、インフラ工事に入りまして令和7年の10月ごろから分譲開始を予定したいと。できればもっと早くやりたいんですけども、今のところそういう計画で進めさせていただいております。

大迫地域・岩手医科大学付属病院・盛岡赤十字病院連絡バスを運行します~令和4年6月1日(水曜)から運行予定~

上田市長

次に、9ページ目でございます。大迫地域、岩手医科大学附属病院、盛岡赤十字病院連絡バスの運行、6月1日から運行を開始いたします。これ実は、釜石盛岡間の岩手県交通株式会社のバス路線がございまして、今までこれは大迫町の国道を通って運行したわけでございますが、岩手県交通株式会社は、これを高速道路経由に変えたいと、大迫町を通らず、釜石自動車道を通って運行するように変えたいという意向でございます。拝見しますと、確かに大迫町から乗っている方は非常に人数が少ないということで、岩手県交通株式会社も経営が厳しい状況ですから、これについてはやむを得ないということでございました。一方、大迫町からの人数は少ないとはいえ、大迫町から盛岡への公共交通がなくなるということで非常に心配をされている、そういう声があったわけでございまして、それの対応として、花巻市が90数パーセントの株式を持っている、第3セクターである株式会社東和町総合サービス公社にお願いをして、大迫バスターミナルと岩手医大附属病院、盛岡赤十字病院、そして盛岡駅に通るバス路線、1日1往復でございますけども、これを始めることにしたわけでございます。

使う車両ですけども、現在、株式会社東和町総合サービス公社が花巻駅、石鳥谷駅、岩手医科大附属病院を平日1日2便ほど運行している14人乗りのハイエースコミューターを使って、運行していただきます。要するに、1日2便の時間の合間を見て、大迫バスターミナルと岩手医大附属病院、盛岡赤十字病院、盛岡駅を運行していただくことにしているわけでございます。そのことによって、運行コストはそれほど大きくないということでございまして、できるということにしたわけです。ちなみにこのバスは、東和町から運行できないかということを検討したわけでございます。ただ、時間的に難しいということと、実は調べると、東和町の場合にはこのバスを使うよりも、JRの快速電車を使った方がはるかに短い時間で行けるということがわかったことから、今回のこのバス路線は大迫町からということにさせていただいた次第です。

「はなまき子育て応援アプリ『ぽっと』」を6月1日から導入します

上田市長

次に10ページ目。「はなまき子育て応援アプリ『ぽっと』」を6月1日から導入するということであります。今までも市では、スマホ等を使って、例えば健康診断等についての情報を市の情報にアクセスできる「ママフレ」というサイトを利用しておりました。今回の「はなまき子育て応援アプリ『ぽっと』」はそれよりも便利なものということになるわけでございまして、基本的には、今までの情報も取ることはできますが、言ってみれば、今までの書面の母子健康手帳に代わって、このオンラインでスマホを使いながら、母子健康手帳に書くような情報を入力していただいたり、写真或いは情報をお母さんだけじゃなくて、ご家族の方と共有できる。また、お子さんの成長の情報についても簡単に入力できるということになります。それを6月1日から導入させていただきます。

この結果、「ママフレ」については、6月30日をもってサービスを終了いたしますので、これについては、我々の方も周知徹底する必要あるわけですけども、今まで利用した方については、「はなまき子育て応援アプリ『ぽっと』」の方に切り換えていただきたいわけでございます。ただこれは、母子手帳に手書きで書くよりも楽にインプットできるわけでございますけども、検診の際にはこれまで通り書面による母子健康手帳が必要だということになっておりますので、母子健康手帳を引き続きお持ちになっていただきたいと思う次第でございます。

「高校生おおはさま留学生」を募集します~令和5年度の留学生受け入れに向け、学生寮を改修~

上田市長

その次11ページ目でございます。高校生おおはさま留学生でございますけれども、今年は市外から2名の方が留学生ということで大迫高校に入学いただきまして、ホテル・ベルンドルフの個室を学生寮として使っていただいています。現在3名の方に使っていただいておりますけども、これについては、今後増えていくことを我々として期待したい。そうすると、現在のホテル・ベルンドルフの個室であれば足りないということでございまして、和室2部屋を洋室3部屋に改造して、今までの部屋と含めて5部屋を留学生に使っていただくわけでございます。6月ぐらいから留学生の募集が始まりますから、その前に洋室に改修をし、そのことを応募を検討する方々に発信していきたいと考えている次第でございます。

先日、3月に卒業した第1期の留学生の方がご挨拶にお見えになられましたけども、留学してから非常に積極的になられて、大迫高校ではいろんな役職にお付きになったり、神楽をしたりして本当に大迫に来て良かったということをお話してました。我々としては大変有り難いと思っております。大迫の非常に温かい人柄や、或いはブドウ栽培など自然豊かな文化があって、そこで本当に伸び伸びと友達と過ごしていただけるんじゃないかなと思っておりますので、ぜひ大迫高校に留学していただきたいと思う次第です。

12ページに、大迫高等学校の特色ある教育課程ということが書かれておりますけども、地域おこし協力隊を卒業し、現在、ブドウ栽培、或いはワインを委託製造している方の協力によってブドウ栽培に触れさせていただいたり、大償神楽の指導を受けて早池峰神楽の指導を受けたり、或いは昔話の語り部などの伝統芸能等の継承活動に取り組んでいただいたりしております。

そのほかにも、6つのプロジェクトということで、この12ページの中頃に書いております。今、校長先生を含めて非常に熱心でございまして、いろんなことをお考えいただいているということ、我々大変感謝しております。多くの実績については、資料に書いてある通りですけども、本年度については、一応募集期間6月から12月9日ということになっていますけども、書類審査を経て、留学生内定は来年の1月。留学生決定は入学が決定してから来年の3月ということになります。

次のページでございますけれども、この応募について「地域みらい留学制度」というものがございます。県内では8校、全国で89の高校が参加していて、中学生に対する高校を紹介する制度ということでございます。オンラインでの合同学校説明会。これは、6月から9月に行われ、対面式は9月24日に東京であるということでございまして、先ほど申し上げたような、しっかりした寮がありますよ、ということをご紹介できるように、このホテル・ベルンドルフの寮の改修を早く進めることとしております。大迫高校については、このほかにも13ページに書いていますけども、通学のタクシー補助とか、オンラインでの学習支援とか、高校魅力化促進事業とか、或いは本年度から始めました制服購入費補助、或いは各種検定の補助、或いはオープンスクール参加費の補助、これはオープンスクールが大迫高校でありますけど、そこにお見えになる方に対して上限5万円の補助をさせていただきます。大迫高校のオープンスクールについては7月29日、県外の方については7月29日から30日を予定しております。ぜひ、大迫高校に来ていただいて、本当に伸び伸びと素晴らしい高校生活を送っていただければ有り難いなと思っています。ちなみに大迫高校でございますけれども、12ページの下に書いていますが、県の教育委員会との話し合いで、21人以上の入学生がいた場合には、その後、最低でも2年間は新入生徒募集を継続するという約束をいただいています。

仮に人数が欠けたからといってすぐ生徒募集をやめるということではないと期待しておりますけども、そういう状況のもとにおいて、令和4年度については、22人の方が入学いただきました。従って、少なくとも、あと2年間は間違いなく新入生徒募集をしていただくということになりますけれども、我々としては今後とも、21人以上、できるだけもっと多くの方に毎年入学して頂きたいと思っています。令和元年度は34人と頑張ったんですけど、次に27人で、昨年は17人でちょっとびっくりしたんですけども、今回21人以上確保できましたから、またさらに増えるということを期待しているところでございます。先ほど申し上げたように校長先生も一生懸命で、市も一生懸命頑張りながら、同窓生の方々と共に、沢山の生徒さんに入っていただきたいと考えています。

成人式を「花巻市20歳のつどい」に名称を改め開催します

上田市長

14ページでございます。他の市もすでに発表したところが多いですけれども、花巻市成人式を「花巻市20歳のつどい」に名称を改めて、20歳になった方或いはなる方々を対象として、1月7日に開催するということにしています。場所は、花巻市文化会館または総合体育館、まだ決まっておりませんけども、体育館の方が広くて換気等の環境が良いということであれば、体育館で開催することもあり得るということにしております。やり方は、今までとほぼ同様の形で、実行委員会の方々に中心になってやっていていただきたいと思う次第であります。

成人は20歳ではない、18歳じゃないかという考え方もあると思うんですけども、これについては花巻市としましても、18歳であればいろんな進学とか就職で、こういう活動をするということが難しいということが大きな要因の一つになります。それからもう一つは、大人は18歳からというのは必ずしも当てはまらないのかなと。民法上で、1人の人間として行為能力があるという意味で成年って言い方していますが、成人という言い方は民法上はしておらず、民法上は18歳で成年というように変わりましたけども、他の法律で、例えば飲酒については、やはり20歳までは飲んではいけない。或いは、刑法上の罪についても、18歳から19歳までは成人としては扱わない。特定少年と言い方でやっています。従って、いろんな見方があると思うんですけども、いろんな意味で間違いなく、成人になるのは20歳だという見方もできるわけでございまして、そういう意味から、20歳にこのような式典をするということは、意味があるのではないかなというように考えている次第でございます。

主な質問

コロナワクチン4回目接種について、60歳以上の対象者と、基礎疾患を有する方々は大体どのくらいいらっしゃるのか教えていただきたい

新型コロナウイルス感染症対策室長

対象者でございますけれども60歳以上で、3回目接種が終わっている方につきましては、およそ3万4000人と捉えております。正確には3万4635人、昨日(5月23日)現在、3万4635人です。基礎疾患のある方につきましては、1、2回目の時に基礎疾患の優先接種枠で6000人ぐらい打っています。3回目接種の時に「基礎疾患です」と言って打ったわけではございませんので、詳細なところを把握できておりませんが6000人ぐらいの中で、そのうち3回目を打った人と捉えております。

18歳から59歳の方について、接種券を送る個別通知の方式ではなく申請方式にされたようだが、この申請方式にされた理由を教えていただきたい

上田市長

これについて、国は今も言ってるかどうかわかりませんけども、全員に接種券一体型予診票等を送るというようなアイディアを出したんですね。そうするともらった方が、勘違いする可能性がありますよね。自分も4回目接種を受けられるんじゃないかと。従って、花巻ではそういうことはしないほうがいいだろうと思ったんです。一方、どなたが基礎疾患があるかということについては、花巻市では把握できてないわけです。そうするとそういう方々に対して、接種券一体型予診票等を送るべきではないと思い、それに代わるものを送って、ご自身が基礎疾患ある方でワクチン接種を受けたいっていう方は、花巻市の方にご連絡いただくという手続きが必要だろうと考えたということです。

今までだと接種券が送られてきて、受けなきゃないのかなと思うところに周知効果が高いのかなと思っていたが、その部分でその申請方式だと忘れられちゃうのではないかと思う。4回目接種を促すという部分でどのように周知をしていきたいか考えをお聞かせいただきたい

上田市長

これは、もし受けた方がいいっていう方がいれば、ぜひ受けていただきたいですよね。特に基礎疾患のある方で、そういう意味では重症リスクが高いということになりますから、やっていただきたいと思うんですけども、申請書自体はそんな難しいものではないので、基礎疾患があると思う方たちは、忘れずに申請していただきたいので、それについては我々としても、なるべく周知するようにやっていきたいと思っています。

子育て応援アプリを導入するということについて、全国の450以上の自治体で導入中ということで、花巻市は県内では何団体目になるのか教えていただきたい

上田市長

市でいうと、確か一関市と、久慈市と…3市ぐらいで、もうすでに導入しています。あと、町だと一戸町とか。全部で7つぐらいは県内で導入しているようです。これは、ホームページで確認した情報です。

地域振興部長

少し古い情報になりますが、私たちが調査した時点では、10市町村程度が導入または導入に向けて検討しているということで伺っております。その中で市は、大船渡市、久慈市、一関市ですでに導入しています。

 

 

これまで運用してきた「ママフレ」について、利用者はどのくらいいらっしゃるのか教えていただきたい

地域振興部長

5月現在の登録者は124人です。平成28年からの累計では800人を超えていましたが、やはり育児が終わると利用しないことになりますので、現在ユーザー数として確認できているのは124人です。

上田市長

母子健康手帳交付者の大体1/4というところでしょうか。

地域振興部長

そうですね。

担当

総合政策部 秘書政策課 広報係

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