令和5年4月 定例記者会見を開催しました
開催日時
令和5年4月27日(木曜)午前11時から午前11時55分まで
開催場所
花巻市役所本庁本館3階 302会議室
会見項目
- 映画「銀河鉄道の父」タイアップキャンペーンを開催します
(担当 生涯学習部 賢治まちづくり課、商工観光部 観光課) -
5月27日、28日「日本ワインフェスティバル花巻大迫」いよいよ開催
~ワインと人が出会う街大迫で素敵な出会いと思い出を~
(担当 大迫総合支所 地域振興課) - 電力・ガス・食料品等価格高騰に対する支援を行います
(担当 健康福祉部 地域福祉課) - 介護職員に対する家賃支援事業補助金を創設しました
(担当健康福祉部 長寿福祉課) - 5月1日から地域おこし協力隊1名が着任します
(担当 地域振興部 定住推進課) - 5月1日からデジタル専門人材の派遣を受け入れます
(担当 総合政策部 人事課、広報情報課)
冒頭コメント
上田市長
新年度が始まって、もう1ヶ月過ぎようとしております。
WBC(ワールド・ベースボール・クラシック)の興奮がまだ冷めやらない感じで、岩手県、花巻市にゆかりのある大谷翔平選手、山川穂高選手、佐々木朗希選手があのように素晴らしい活躍をしたことについて、本当に興奮するような時間を過ごさせていただきました。選手の皆さんの活躍に感謝申し上げたいと思います。
4月23日には、4年ぶりにイーハトーブ花巻ハーフマラソン大会を開催しました。約2,250人の方々に申し込みいただいたということでございます。当初の申込期間では、約600人の参加申し込みだったという話しだったんですけども、期間を延長した結果、参加者が一気に増えたということです。やはりコロナ禍の影響を見ながら、参加をお考えになった方々が多かったのかなと思いますけれども、全国から集まっていただいたこと、そしてもちろん市民の方々にもたくさん参加いただいたこと、そしてさらには、台湾からの招待選手2名を含めて16人の方が参加していただいたということでございました。また、台湾から中華民国ロードランニング協会のチェン秘書長がお見えになっていろんな話をさせていただきました。
台北マラソンと花巻のハーフマラソンは元々、提携関係がございましたけれども、今回は台北マラソンで優秀な成績を収めた2名の選手を派遣していただきました。
チェン秘書長からは、ぜひ今年の台北マラソンに招待したいという話を伺ったところでありまして、それについては、今後担当レベルで検討を進めていきたいと思います。いずれにしましても、今、花巻温泉郷にも台湾のお客様がたくさん来ている状況になっておりますので、そのような連携は非常に重要であると考えている次第でございます。
そして、今日の記者会見項目の中にありますけれども、映画「銀河鉄道の父」の特別試写会については、非常に素晴らしかったです。私も感動いたしましたけれども、5月5日から全国で公開されます。岩手県でも盛岡市、北上市、一関市の映画館で公開されるということを伺っている次第でございます。今日、実は映画のパンフレットをキノフィルムズさんからいただいたところでございます。内容について、お話し申し上げることはできませんが、大変素晴らしいパンフレットでございましたので、これも皆さんに見ていただければありがたいなと思っている次第でございます。
我々としては、この映画は花巻の紹介、あるいは宮沢賢治およびそのご家族の紹介という意味で非常に素晴らしい映画だというふうに考えております。映画の試写会には岩手県知事にも来ていただきましたが、今後ともこの映画については、花巻の紹介あるいは宮沢賢治の紹介いうことで、市としてもできることはしていきたいというように思っています。
それでは6つの項目につきまして、座ってお話をさせていただきます。よろしくお願いします。
映画「銀河鉄道の父」タイアップキャンペーンを開催します
上田市長
項目1番目です。
今お話しました映画「銀河鉄道の父」タイアップキャンペーンの開催について、宮沢賢治は本年度で没後90年を迎えますので、多くの方々に宮沢賢治について理解を深めていただけるよう映画とタイアップしたキャンペーンを行います。
1つ目は「賢治関連施設3館周遊スタンプラリー」ということでありまして、宮沢賢治童話村、宮沢賢治記念館、宮沢賢治イーハトーブ館の3つの施設を回った方に対して、フラワーロールちゃん缶バッチと映画特製ポストカードをプレゼントします。
また、スタンプラリーを達成した方については、映画「銀河鉄道の父」関連グッズ、これはキノフィルムズさんの方で用意されているものでございますけれども、「映画特製ボールペンと雨ニモマケズ複製手帳、映画特製てぬぐい、映画ポスターが当たる抽選に応募することができます。
なお、フラワーロールちゃん缶バッチについては、市の職員の手作りということでございまして、数をどれだけ作ることができるか、600個は用意いたしますけれども、それ以上のご希望がある方に対して、どれだけ対応するかということについては、できるだけ対応していきたいなというふうに思っております。
2つ目は、映画「銀河鉄道の父」衣装&パネル展でございます。宮沢賢治童話村において、劇中で使用した衣装や小道具、花巻で撮影したシーンなどのパネルを展示します。宮沢賢治童話村自体は入場料は必要ありませんが「賢治の学校」に入るためには入館料が必要になります。
資料2ページです。花巻観光協会でも、映画公開記念としてキャンペーンを実施いたします。期間は5月5日から11月30日までということでございまして、まずは宮沢賢治ファンが作成したガイドブックを先着8,000名にプレゼントします。そして、SNSハッシュタグキャンペーンも行いますし「賢治セットキャンペーン」として、宮沢賢治が教師時代に好んで注文した天ぷらそばとサイダーの組み合わせを「賢治セット」として19店舗で期間限定、5月22日から7月21日の期間で提供します。
5月27日、28日「日本ワインフェスティバル花巻大迫」いよいよ開催
上田市長
項目2番目です。
5月27日、28日に「日本ワインフェスティバル花巻大迫」を開催します。これにつきましては実行委員会がありまして、その方々が中心となって企画いたしますが、後援といたしまして、仙台国税局、岩手県、日本ワイナリー協会、日本ソムリエ協会、報道機関各社をお願いしているところでございます。会場は大迫交流活性化センター周辺、商店街の道路を含めてですね、ここで開催させていただくということになります。北海道、東北、関東、甲信越地方から38ワイナリーに出展していただきますが、そのうち新規出展ワイナリーは8社ということでございます。
内容としましては、例年と同様でございますけれども、ワインチケット制の有料試飲ということでございます。だいぶコロナの感染の傾向は減っておりますけれども、今回につきましては、会場となる道路を含めて、会場への入場については各日2,000人を上限とさせていただいているところでございます。飲食の有無に関わらず、会場へ入場するには無料の入場整理券が必要になりますので、事前にお求めください。
入場整理券の取り扱いとしましては、この資料3ページの下の方に書いていますが、花巻市役所観光課、各総合支所、花巻観光協会、なはんプラザ、イトーヨーカドー花巻店、ワインシャトー大迫、花巻商工会議所大迫支所、花巻農協大迫町支店、盛岡市のフェザン、北上市の江釣子ショッピングセンターパルで入手できます。また、オンライン電子チケットサービス「パスマーケット」でも入手することができまして、花巻市ホームページや、このイベントのフェイスブックのページ、あるいはチラシ、ポスターにQRコードがありますので、それを読み取っていただいてですね、入場整理券をお求めいただけるということになります。
ワインチケットについては、当日、会場内で販売します。2,000円分綴またはバラ券を100円単位で販売します。ワイン1杯からでもお気軽にお楽しみいただけます。そして、食べ物についても、チーズやお肉料理などワインに合うおつまみを取りそろえたフードコーナーも楽しめます。なお、実行委員会では、ワインのボトル販売はいたしませんが、この会場内には酒店がございますし、会場周辺にはエーデルワイン直売店「ワインシャトー大迫」があり、そこでは地元ワイン等の通常販売をしています。そしてステージでは、これは活性化センターの駐車場でやりますけれども、新規出展ワイナリーのトークショーや2日目の28日には、岩手県ゆかりの天津木村さんによるトークショーを開催することを予定しております。
会場までの交通につきましては、シャトルバスを盛岡、花巻、北上方面から有料で運行いたしますし、また路線バスについては、岩手県交通の路線バス、大迫花巻線、大船渡盛岡線が利用できます。駐車場につきましては、会場周辺には臨時駐車場がございますが、当然ハンドルキーパーを確保した上で、お酒を飲む場合はお越しいただきたいと思います。
電力・ガス・食料品等価格高騰に対する支援を行います
上田市長
項目3番目です。
電力・ガス・食料品等価格高騰に対する支援についてでございます。これは、4月25日の臨時議会で補正予算を議決いただいたものでございます。国の「電力・ガス・食料品等価格高騰重点支援地方交付金(低所得世帯支援枠)」及び「セーフティネット強化交付金」を活用して実施することになります。花巻市には、この他に物価高騰対策として、3億2,225万9千円の地方創生臨時交付金(電力・ガス・食料品等価格高騰重点支援地方交付金(推奨事業メニュー分))が国から来ることになっておりますが、これについては今どのように使うかを検討しているところでございますので、それが決まってから実際に予算化するということになりますが、今回のこの電力・ガス・食料品等価格高騰に対する支援については、基本的には国の支援に基づいて行うものです。
まず、住民基本台帳に登録されており、世帯全員が令和5年度住民税非課税の世帯が約9,000世帯ございますが、そのご家庭に対して1世帯当たり3万円の交付をします。これは市に対しても国からの財源措置がありますので、この事業をやらせていただくというふうにしております。対象者のうち、令和4年度に実施した市の「価格高騰緊急支援給付金」の対象者につきましては、市から確認書を6月下旬にお送りしますので、それに基づいて交付させていただくということになりますので、対象者からの申請は必要ないということになります。一方、新たに令和5年度に住民税非課税世帯となった世帯には、同様に7月上旬に確認書ではなくて申請書を送付いたしますので、これについては申請いただいた世帯に対して交付するということになります。
次に子育て世帯に対する支援でございますけれども、比較的所得の低い世帯が対象になりますけれども、そういう方々に対して児童1人当たり5万円お支払いするということになります。対象者はひとり親世帯は約770世帯、児童数約1,200人ということで、まずは令和5年3月分の児童扶養手当受給者に対しては申請不要で5月末までに支給する予定としております。また、障害年金や遺族年金を受給されている、ひとり親世帯のご家庭について支給するということでございまして、5月中旬から随時申請を受け付けしてお支払いすることにしております。また、家計が急変して、収入が児童扶養手当受給者と同水準となった方についても、5月中旬から申請を受け付けまして、給付をさせていただきます。
そして、ひとり親世帯を除く比較的所得の低い子育て世帯につきましても、1人当たり5万円を給付します。約350世帯、児童数約640人に対してそのような支援をさせていただきます。これは、令和4年度に実施した「子育て世帯生活支援特別給付金」の支給対象については申請不要で、5月末までに支給を予定しております。また、家計急変により、収入が住民税非課税世帯相当となった方については、国から基準の詳細が示された後に申請を受け付けて、給付することをさせていただきます。
介護職員に対する家賃支援事業補助金を創設しました
上田市長
項目4番目です。
介護職員に対する家賃支援事業補助金を創設いたしました。今日(4月27日)の新聞等でも日本の人口が非常に減るんだということが盛んに書かれておりますけれども、50年後に人口が約8,700万人になるとか、そのときに介護職員の不足が大きな課題になるということも書かれておりまして、地方の現場の実態としては、現時点においても介護職員は不足しているということがございます。東京の方がもっと厳しいのかもしれませんけれども、地方でも厳しいということでございまして、我々としては、そのような観点から、新たに学校を卒業して、資格を取得した方について、3年間を限度としまして、家賃補助をしていくという制度を作らせていただきました。1ヶ月あたりの家賃4万2000円を上限として、勤務先から住宅手当が支給されている場合はその分を控除した額に2分の1を乗じた額を補助するということになります。補助対象期間は最大36ヶ月、3年間ということになります。
そのほか、6ページの下の方に書いておりますけれども、市では、市内で働く産科医師・助産師・看護師に対する家賃支援、あるいは保育士に対する家賃支援を行っておりまして、今回の介護職員に対する家賃支援についても基本的には同様の仕組みでやらせていただくということになります。
5月1日から地域おこし協力隊1名が着任します
上田市長
項目5番目でございます。
地域おこし協力隊が1名着任します。新たに着任されるのは、川村恵(めぐみ)さんで、札幌市にお住まいだったということでございますが、花巻が好きになったので、花巻で地域おこし協力隊の活動をしたいということで、東和地域の田瀬周辺観光施設、釣り堀等がございますけれども、そこを管理している方々も高齢化しており、やはり若い人たちの力が必要だという声もございますので、そのような活動をしていただくということを想定しております。5月1日の11時から市役所本庁舎応接室で着任式を行います。
5月1日からデジタル専門人材の派遣を受け入れます
上田市長
項目6番目でございます。
国の「地方創生人材支援制度」及び「地域活性化企業人制度」を活用して、民間企業からデジタル専門人材の派遣をしていただき、それを受け入れるという内容でございます。
派遣企業でございますけれども、東京都渋谷区の株式会社フォーバル、この会社の國田丈樹(くにた たけき)さんに、総合政策部広報情報課のICT専門官として、活動を行っていただきます。身分としては、この会社の従業員ということになるわけでございまして、花巻市の会計年度職員とかそういう花巻市の職員にはならないということです。実は、先日、派遣企業の担当部長さん以下、國田さんも含めて、3人の方にお見えいただきまして、お話させていただいたところでありますけれども、我々としては花巻市のデジタル関連の事業を今後進めるについて、やはりその専門家に来ていただいて、今年の4月1日に新たに設置いたしました広報情報課の職員とともにデジタルの事業を進めていきたい。デジタル技術の推進がやはり行政サービス効率化のためには必要だということになりますので、専門的な知識を発揮していただきたい、そのように考える次第でございます。
この方でございますけれども、内閣府によるマッチングに基づきまして、民間企業6社と派遣協議を実施いたしまして、その結果、この方が一番適任だということで受け入れを決めたところでございます。この方の派遣費用でございますけれども、派遣期間3年以内の範囲で、年間560万円の特別交付税措置を受けることができますので、市の方としては大きな負担なくして、専門的な知識の活用ができるということになります。
以上でございます。
質疑応答
映画「銀河鉄道の父」タイアップキャンペーンも含めて、花巻の観光はこれまで温泉に宿泊して、その後、遠方に出かけるというところが中心だったかと思うが、最近は大谷翔平選手のゆかりの地を巡る観光なども目にする。今後、滞在型観光を進める上での施策や今後期待することについて教えてほしい。
上田市長
花巻市において、観光の中心が温泉等の宿泊施設であることは、実際その通りでありまして、今後もそれが大きいと思います。特に海外から来たお客様に関しては、花巻だけに滞在するのではなくて、例えば、今大変注目されている盛岡市の観光資源を生かしていただくとか、秋田県の温泉郷と連携するですとか、沿岸や遠野市に行くとか、そういうことが大事だと思っています。我々も特に遠くに旅行へ行った場合には、行政の範囲内ということはあまり考えずに、その地域でいい場所に色々と行ってみたいとうことになります。
そういう意味では、特に花巻において旅行者の方が実際にお金を落としていただく資源として、温泉は非常に重要であることは間違いないと思います。ただ、花巻に来た方にとって、花巻の中を手軽に周っていただけるような仕組みを構築することは、花巻に来る理由の大きな要素にもなり得るので、そういう意味では、そういうことも大事にしていく必要があると思っています。
大谷翔平選手ゆかりの地、例えば花巻東高校ですとか、あるいはグラウンドの後ろ、場所としては市の土地ですけれども、そこに温泉関係者の方々がモニュメント(大谷翔平選手と菊池雄星選手の手形や2人のメッセージが書かれた花巻東高校野球部のユニフォームの写真)を作っていただき、実際に手形に触ることもできますので、非常に大きな観光資源となっております。モニュメントの作成にご支援いただいた温泉の方々には非常に感謝しておりますが、もう一つ非常にありがたいなと思っていることは、例えばユニフォームの写真を使うことについて、大谷翔平選手と菊池雄星選手がご支援くださったということです。
また、2選手の手形については、花巻東高校男子硬式野球部の佐々木監督が2選手にお願いしたところ、すぐ送ってくださったということで、そういったご協力は非常にありがたいと思っています。ただ、あれだけ有名な選手になりますと、市からあまりこういうことをしてほしいというような要望等はあまりするべきではないのではないかと思っています。我々の立場として見たときには、やはり花巻市が彼らを一生懸命応援するということが大事だと思っています。彼らを応援することが花巻の魅力を高めることにもなりますので、私としてはそういうことを中心としてやっていくべきだと思っています。
映画「銀河鉄道の父」については、非常に素晴らしい映画だと私は思います。花巻でロケをしていただいて、花巻で生まれて、過ごして、亡くなった、こういった宮沢賢治やその家族を描いていただいた映画ですので、我々としては非常にありがたいと思っています。ですから、この映画について、市としてできるだけの支援をしていきたいと思っておりまして、先ほど映画のパンフレットを見たという話をさせていただきましたが、内容について私からお話しすることはできませんが、非常に素晴らしいパンフレットです。ですから、そういうものも利用しながら、花巻について、また、映画「銀河鉄道の父」のロケ地であることも発信していくことが大事だと思っています。
また、ロケについては市としても支援をします。特にテレビ番組については昨年も結構たくさん花巻でロケをしていただいておりますので、そういう方々に対する支援の制度を作っていきたいと思っています。ロケ費用の一部に対する補助はやっていきたいということで、宮沢賢治ですとか、それこそ、野球の有名な選手もいますけれども、そのほか花巻の自然ですとか温泉ですとか、そういうものについても発信していくような仕組みを我々としては作っていきたいということで、今検討しています。
それから、滞在型観光ということで考えた場合に我々が注目しているのは、白畑誠一さんが代表を務める北上川フィールドライフクラブの活動です。海外の方も来るなど、非常に評価が高いんですよね。冬もスノーモービルを使って遊ぶなど、具体的な活動については、フェイスブック等に掲載されていますが、ああいった飾ったものではなくて、ご自身も楽しいものを旅行してきた方々にも一緒に楽しんでいただくというような仕組みは非常に素晴らしいと思います。これについては、市の方で具体的に支援するということでは必ずしもないんですけれども、こういった活動をどのように生かしていくかということについては、我々としては検討していきたい。必要に応じて、国交省と協議し、支援をいただきながら、北上川を利用して何かをすることも考えていきたいなと思っています。
ワインフェスティバルに関連して、コロナの5類移行後の市の対応、例えばマスクの着用やアクリル板の設置など、どのように考えているのか。
上田市長
ワインフェスティバルの記者会見資料について、当初はマスクについては着用を求めるという文章を用意しておりました。ただ、国全体として、マスク着用については、本人の判断に任せるということになっておりますし、現時点において県の発表を見る限り、中部保健所管内として発表されるコロナ感染者は多くありません。そういうこともありますので、健康福祉部と打ち合わせてもらいまして、マスクの着用について市は干渉しないと、ご本人の判断に任せるということに変えさせていただきました。チラシ等からもマスクの着用に関する記述は除きます。ただ、ポスターについては、すでに作ってありますので、そこの部分は消すというような作業か何かをして、マスク着用については、本人の判断に任せるということでやっていきたいと思っています
ちなみに、4月26日に岩手県新型コロナウイルス感染症対策本部第69回本部員会議が開催され、市の職員もウェブで参加したのですが、その中で公表された国の資料を見ますと、第8波については、これまでと比べると感染者は少ないけれども亡くなった方は圧倒的に多いということでした。その中身について見ると、オミクロン株になってからは、肺炎で亡くなった方は比較的少なく、基礎疾患のある方で、そういった基礎疾患が悪くなって亡くなる例が増えているという、そういう分析が資料に書かれてありました。このことが、どれだけ正しいのか判断はできませんが、そういうことであれば、ご本人が気を付けていただくということが重要なのかなと、現時点において、我々は思っています。もちろん、第9波で別のウイルスが出てくると、また別な話ではありますが。
会場には一応、検温の機械を置いて協力を求め、マスク着用については個人の判断ということか。
上田市長
そうですね。市の施設については5月8日以降(5類移行後)制限を全て止める予定としています。また、BCP(事業継続計画)を作っておりましたけれども、これも一旦廃止する予定といたします。感染が増えた場合に市役所の機能を一部停止するというような計画なんですが、コロナ感染が始まった初期に作って、状況に応じて直してきましたけれども、もちろん今後急激に感染者が増えた場合には、また復活させることありますが、今の段階ではそれはないという予定です。マスク着用についても、市の職員にその判断を任せるということになりますけども、1つだけあるのは、入口にある検温の機械については残す予定としています。市役所に入ってきた方が測りたいときには測っていただければいいので、これは撤去する必要はないだろうということで考えております。
窓口や議場にあるアクリル板の設置については、いかがか。
総合政策部長
アクリルボードにつきましては、1階の窓口対応につきましては、継続で設置させていただくという方向で調整しております。議会事務局の対応につきましては確認しておりませんでしたので、後ほど確認をさせていただきたいと思います。
消毒液の設置についてはどうするのか。
上田市長
そのまま残す予定としております。
先日、大迫でスクールバスの転落事故があったが、スクールバスの運行について、市として今後委託業者に何か行う予定はあるか。
上田市長
委託業者から教育長と私の方には報告には来ました。その中で、気を付けてくださいという話はさせていただいた次第です。運転手の年齢の問題もありますが、そこについてどういうふうに考えるかということについては、基本的に委託業者に考えていただくということになりますが、その点も注意をする必要があると思っています。また、今回の件については、事故が起こった直後から教育委員会や大迫総合支所の職員がすぐ対応いたしました。ケガをしたお子さんについても、最終的には整形外科医院の紹介も含めて、市の職員がしっかり対応したということで、その点は評価するところであります。ただ、当初はケガをしていなかったという理解だったと思いますが、救急車を呼ぶということについては、やるべきだったのではないかなというふうには思っておりますし、委託業者の方も、そういう場合についての対応はしっかり確認するべきだったと思っています。
また、事故が起きた道は山間部でございまして、道が狭い。市でも少しずつガードレール等を設置しておりますが、今回の事故が起きた場所はガードレールが設置されていませんでした。ガードレールの設置については毎年、数百メートルずつ行ってはおりますが、その箇所をもう少し増やすことができるかどうかということについては検討課題としてあると思います。
今回の事故で、お子さんには大変申し訳なかったなと、本当に怖い思いをしたんだろうなと思いまして、申し訳ない気持ちでいっぱいです。今後ついては事故のないように、市としても全力を尽くしていきたいです。
今回のスクールバスの事故について、具体的な対策案は。
上田市長
委託業者の方にまずは事故を起こさないよう気を付けていただくこと、それはもちろんそうなのですが、事故が起こった場合の対応について、もう1度見直していただくことが必要だと思っています。先ほど申し上げたように、当初、ケガはないというふうに理解していたと思うのですが、本当に救急車を呼ぶ必要がなかったかどうか、そういうことは考えていただく必要があると思います。あとは市として見た場合には、先ほど申し上げたように、狭い道へのガードレールがないということについては、やはりガードレールの設置を促進する必要があると思いますので、今後の予算措置も含めて考えていきたいと思います。事故の原因や事故後の対応については、さらに安全性を高めるために、やれることがないかどうかということについて、しっかり検討するが必要あると思います。
担当
総合政策部 広報情報課 広報係
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