令和5年5月 定例記者会見を開催しました
開催日時
令和5年5月30日(火曜)午前11時から午前11時45分まで
開催場所
花巻市役所本庁本館3階 302会議室
会見項目
- 新型コロナウイルス感染症に係る花巻市の施設利用制限等の廃止について
(担当 健康福祉部 健康づくり課) - 妊産婦への交通費を支援しています
(担当 健康福祉部 健康づくり課) - 本年度も「はなまき健康ポイント事業」を実施します
(担当 健康福祉部 健康づくり課) - 証明書交付窓口等での手数料のキャッシュレス決済を導入します
(担当 市民生活部 市民登録課) - 「高校生おおはさま留学生」を募集します
~令和6年度の留学生受け入れに向け、学生寮を改修~
(担当 大迫総合支所 地域振興課 地域支援室) - 「花と緑のまつり2023 ~もっと身近に花と緑を~ 」を4年ぶりに開催します
(担当 建設部 都市政策課) - 「キラキラはなまき銀河鉄道ナイター」親子バスツアーを実施します
(担当 生涯学習部 スポーツ振興課)
冒頭コメント
上田市長
おはようございます。雨の多い5月でしたけれども、週末には大迫において「日本ワインフェスティバル花巻大迫」を開催いたしました。土曜日は非常にいい天気で、日曜日は雨が降りましたけれども、両日ともたくさんの方に来ていただきました。土曜日は私も行きましたが、皆さんがニコニコしながらワインを味わったり、出店の料理を味わったりしていました。あるいは関東甲信越含めて、県外からもたくさんのワイナリーの方々にも来ていただきましたけれども、そういった方々とワインについて話をしながら、試飲をしたりという光景がありまして、本格的に開催したのは4年ぶりでありましたが、よかったなというふうに思っております。
また、ゴールデンウィーク期間中の観光客につきましては、イベント等においてもたくさん来ていただきましたし、あるいは昨日も温泉関係のオーナーの方とお話ししましたけれども、温泉は満員だったというところが多かったようです。花巻温泉郷に関して言いますと、大きな特徴としてはコロナ前と比べて一泊あたりの宿泊単価が上がっています。そういうこともありまして、地元の方が温泉で宴会などを開くということについて、なかなか難しいという声も聞こえてきております。
しかし、温泉の経営が安定するためには、宿泊数を確保するとともに、単価を上げていくことは大変重要でありまして、そういう意味では花巻温泉郷は単価が上がりましたが、お客さんも増えているということで、このままコロナの感染状況が抑制される状況が継続される場合には、経営の危機的状況は間違いなく越えたのかなと思います。我々としても非常に安心しているところでございます。
花巻温泉郷につきましては、昨年度、観光庁の「地域一体となった観光地の再生・観光サービスの高付加価値化事業」に採択され、国の補助金をいただいて改修した施設が多いわけでございます。実は今年も申請しておりまして、4月に提出した地域計画の審査結果が間もなく観光庁から発表されることを期待しておりますし、採択されるとありがたいなと思っています(注)。観光は市にとって非常に大きな産業でありますし、こういった国の補助金を活用しながら、今後も発展していくことを我々としては期待している次第であります。
(注)花巻市の地域計画が5月31日に採択されました。
宮沢賢治の親子関係について描いた映画「銀河鉄道の父」につきましては、現在、全国300以上の映画館で上映されているということでございますが、特に岩手県内では非常にたくさんの方に見ていただいているというようなことを聞いております。まだ上映中でございますので、全国のたくさんのお客さまに見ていただければと思います。5月27日の夜(日本時間28日未明)には、役所広司さんが第76回カンヌ国際映画祭で最優秀男優賞を受賞したということで、そのようなことも、さらにこの映画に対する注目が集まるきっかけとなることを我々としては期待している次第でございます。
それでは今日は7つの項目について、お話をさせていただきます。よろしくお願いします。
新型コロナウイルス感染症に係る花巻市の施設利用制限等の廃止について
上田市長
項目1番目です。
5月8日より新型コロナウイルス感染症の感染症法上の位置付けが季節性インフルエンザと同様の5類に移行したことに伴いまして、花巻市においては現在、市関連施設の利用を制限していないわけでございますけれども、それについての説明をまだ記者会見ではお話ししておりませんでしたので、今回お話をさせていただきたいと思います。
5月8日付けで、花巻市は「市関連施設の利用制限ガイドライン」について一切廃止いたしましたので、飲食等も含めてご利用いただけるということになりました。ただし、検温器・消毒液の設置については、まだ利用希望する方がいるかもしれないということで、設置は続けております。ただ、それを利用しなければならないというような制限は一切なくなっております。
例えば市役所においては、入り口に検温器を設置させていただいておりますが、音は鳴らないようにしています。前は一定の体温を超えている場合には音が鳴ったり光ったりして注意を促しておりましたが、そのようなものは一切廃止しております。
市関連施設の利用については、市としては具体的な感染対策は求めていないわけでありますけれども、イベントの参加者について、例えば高齢の方が多いとか、色々な要素があって、イベントの主催者の方で一定の注意を払いたいということであれば、主催者の判断でマスクの着用や手指消毒のお願い、密を避けるための対策などを講じることについては、主催者の判断でやっていただいて構わないというふうにさせていただいております。
ただ、何度も申し上げますけれども、市からそのような制限や対策を現時点においては求めないということでございます。マスク着用の判断についても、個人の判断となっておりますので、市として一律にマスク着用を呼びかけることはありません。ただし、マスク着用につきましても、市関連施設を利用するイベントの主催者が求めることについては構わないというふうにさせていただいております。
なお、市の事業でマスク着用などを呼びかける例といたしまして、特定健診や新型コロナワクチン接種があります。
妊産婦への交通費を支援しています
上田市長
項目2番目です。
市では、花巻市にお住いの妊産婦に対して、産科医療機関での妊婦健診や通院・入院にかかる交通費などを補助しています。ハイリスク妊産婦については、県内の周産期母子医療センター、例えば岩手医科大学附属病院や県立中部病院に通院する際の交通費および待機宿泊の際の宿泊費・交通費について、県の方で半額補助するわけでございますけれども、上限5万円まで補助しておりましたし、ハイリスク以外の妊産婦につきましては、対象地区内の産科医療機関に通院する際のタクシー料金について、片道3,000円を超えた分を市単独で補助しておりました。
この制度につきまして、県では、4月1日以降に出産される方に対して、ハイリスク妊産婦については、県内の周産期母子医療センターだけではなくて、県内の産科医療機関に通院する場合の交通費や待機宿泊費などを対象経費としましたし、ハイリスク以外の妊産婦についても、ハイリスク妊産婦と同じ補助対象経費としました。このことを踏まえまして、花巻市でも県の半額補助をいただきながら同様の支援を実施するということにいたしました。
ちなみにハイリスク以外の妊産婦については、今までは補助対象経費がタクシー料金だけだったのですが、タクシー料金に加えて自家用車で行かれる場合のガソリン代や有料道路料金、駐車場料金についても補助するということにさせていただきます。
補助上限額については2万円ということにさせていただいたのですが、これは県からの補助金の上限額が1万円だということも、もちろん理由の一つとしてありますが、実態としまして、今までタクシー料金については1万円を超えるような補助を請求される方がいなかったということで、今回は上限を2万円にさせていただきました。ただ、これについては今後、宿泊費などの補助なども要因として、上限額が2万円では足りないというような事態になった場合には、増額することを想定しております。
本年度も「はなまき健康ポイント事業」を実施します
上田市長
項目3番目です。
6月1日から「はなまき健康ポイント事業」を行います。スマートフォンのアプリを利用して、1日の歩数などに応じてポイントを貯めて、期間内に600ポイント以上獲得した方の中から、抽選で300人に電子マネー等6,000円分と交換できる電子マネーギフトを差し上げるという内容です。
ご自身の健康にために、本事業をご利用いただければありがたいなというふうに思っております。
証明書交付窓口等での手数料のキャッシュレス決済を導入します
上田市長
項目4番目です。
6月1日から、本庁市民登録課、各総合支所市民サービス課、花巻市清掃センターの手数料支払い窓口でキャッシュレス決済を導入します。ご利用いただける決済の種類およびキャッシュレス決済をご利用いただける手数料の種類は資料4ページのとおりです。なお、各窓口では、従来どおり現金での支払いもご利用いただけます。
「高校生おおはさま留学生」を募集します
上田市長
項目5番目です。
県立大迫高校は現在、各学年1学級しかなくて、入学者が20人以下の状況が2年間続いた場合には、募集を停止するということになっております。大迫地域のお子さんが大迫高校に通いたいのに通えなくなる、あるいは地域の方々にとって高校生が大迫地域にいるということは非常に重要だと思っている、この2つの観点から、花巻市としては大迫高校を存続させるために様々な事業を行っています。
その大きな目玉が「高校生おおはさま留学生」でありまして、市外からも募集しています。今年度は6名の生徒が留学生として入学していただきました。先日、その方たちにお会いしましたが、例えば神楽をしたいとか、ぶどう栽培をしたいとか、大迫の自然の中で高校生活を送りたいというようなことで、非常に意欲を持って生活していただいていることを確認させていただいた次第であります。
留学生の生活につきましては、大迫高校まで徒歩3分のところにあります「ホテルベルンドルフ」の客室を学生寮として提供させていただいて、そこから通学していただいております。
令和6年度の留学生につきましては、募集人数は4名としております。留学生の受け入れに向けて、学生寮となるホテルベルンドルフ内に新たに洋室4部屋を改修する予定としております。留学生の皆さんから聞いた話ですと、食事も美味しいし、スタッフの方々や生活指導員のサポートも充実しているという評価をいただいておりますので、是非応募いただいて、来年度から大迫に来ていただきたいと思っている次第であります。
資料6ページの下には、留学生の応募実績や大迫高校の入学者数を記載しております。令和3年度の大迫高校の入学者数は17人ということで、20人以下となり心配しましたけれども、令和4年度は22人、令和5年度は27人の入学者を確保することができましたので、我々としては非常に喜んでいる状況でございます。
資料7ページには、大迫高校生徒確保の取り組みについて記載しておりまして、留学生以外にも通学補助、学習支援補助、新入学者の制服購入費補助など様々な支援を行っております。制服購入費の補助につきましては、なぜ大迫高校の生徒にだけ補助するのかといったご意見もありますが、大迫高校を存続させるためにできることをしたいという観点から、支援させていただいております。
「花と緑のまつり2023」を4年ぶりに開催します
上田市長
項目6番目です。
「花と緑のまつり2023」を総合体育館および体育館前広場などを会場に開催します。具体的な内容につきましては資料8ページに記載しておりますが、展示部門として見本庭園やさつき展など、講習会部門としてプリザーブドフラワーアレンジメント教室ですとか、イベント部門として花苗配布や子ども寄せ植え体験などを行います。
4年ぶりに開催できるということで、たくさんの方々に集まっていただいて、楽しんでいただけたらと思います。
「キラキラはなまき銀河鉄道ナイター」を開催します
上田市長
項目7番目でございます。
埼玉西武ライオンズの本拠地ベルーナドームで8月2日(水曜)に「キラキラはなまき銀河鉄道ナイター」を開催します。埼玉西武ライオンズと福岡ソフトバンクホークスの試合を見ていただくということで、市内小中学生と大人のペアによる応援バスツアーを併せて開催するものです。当日は、来場者に花巻市をPRするチラシなどを配布するほか、球場内の各種ビジョンには花巻市の魅力を伝えるCMを流すなど、来場者に花巻市の魅力を発信します。
バスツアーに参加する特典といたしまして、開場前のスタンドにて打撃練習を見学できるほか、バスツアーに参加する児童生徒の中から始球式や選手への花束贈呈を行う方を選出します。子どもたちにとって大変喜んでいただける内容となっておりますので、是非ご応募いただければと思います。
質疑応答
証明書交付窓口での手数料のキャッシュレス決済導入について、県内他市町村で既に行っているところは。
市民生活部長
盛岡市、宮古市、奥州市、雫石町で実施していると聞いています。
証明書交付窓口での手数料のキャッシュレス決済を導入することで、市としてのメリット、住民のメリットをどのように考えているか。
上田市長
市としては事務が早くなりますし、現金を扱うことも少なくなりますので、業務の効率化が図られると考えています。市民の方から見ますと、お釣りをもらう必要もありませんし、キャッシュレスの方が慣れている方にとっては、非常に便利になるだろうと思っています。
税金の支払いや公共施設の利用料などについて、市としてどこまでキャッシュレス決済の導入を進めようとしているか。
上田市長
市税等の支払いはクレジットカードのほか、PayPayなどキャッシュレス決済にも対応していますし、やはり利便性が高まりますので、必要な部分については、市としてキャッシュレス決済の導入をどんどん進めていくべきだと思っています。
妊産婦への交通費支援に関する前年度の実績および今年度の予算額は。
健康福祉部長
令和4年度の実績につきましては、ハイリスク妊産婦は9件、200,040円、ハイリスク以外の妊産婦は3件、20,080円です。令和5年度の予算額につきましては、ハイリスク妊産婦が50万円、ハイリスク以外の妊産婦が190万円、合計240万円です。
健康ポイント事業について、昨年度の実績とアンケートではどのような声があったのか。
健康福祉部長
実績につきましては、第1期(9月1日~11月30日)で928名、第2期(12月1日~2月28日)で1,004人です。両期間に参加した方もいらっしゃいますので、実人数といたしましては1,029人となっています。参加者からの声といたしましては、歩くきっかけができた、楽しみながら参加できた、といった声がある一方で、冬場は歩くのが大変だった、といった声もありましたので、今年度は6月1日から11月30日までの期間で実施させていただくこととしました。
担当
総合政策部 広報情報課 広報係
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