令和5年9月 定例記者会見を開催しました

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ページ番号1019359  更新日 令和5年10月3日

記者会見の様子

開催日時

令和5年9月27日(水曜)午前11時から11時45分まで

開催場所

花巻市役所本庁本館3階 302会議室

会見項目

  1. 令和5年度花巻市市勢功労者を決定しました
    (担当 総合政策部 総務課 )
  2. 令和4年度の決算の状況について
    (担当 財務部 財政課)
  3. (仮称)花南産業団地の造成工事を開始しました
    (担当 商工観光部 商工労政課 企業立地推進室)
  4. 花巻市文化会館大ホール舞台音響設備改修工事が完成します
    (今後の主な公演予定のお知らせ)

    (担当 生涯学習部 文化会館)
  5. 新型コロナワクチン接種とインフルエンザ予防接種について
    (担当 健康福祉部 健康づくり課)
  6. 花巻市博物館特別展
    「日本中の子どもたちを笑顔にした絵本作家かがくいひろしの世界展」を開催します

    (担当 花巻博物館)
  7. 初心者向けスマホ教室を開催します
    (担当 総合政策部 広報情報課)

冒頭コメント

上田市長

9月の定例記者会見にご出席いただきまして大変ありがとうございます。今年度も半年過ぎたわけでございまして、ときの経つのが早いなと思っている次第でございます。

9月は市内各地で祭りが開催されました。コロナによる制限なども特になく、今年はフル規格で開催できたわけですけれども、参加者の方々、あるいは祭りを見学、見物された方々も大変喜んでいただいたということについて、我々としても感謝申し上げたいと思いますし、またそれを準備した各地域の皆さまには心から御礼を申し上げたいと思います。

そして、もう1点。富士大学のサッカー部が第47回総理大臣杯全日本大学サッカートーナメントで優勝しまして、花巻の高校、大学では初めて日本一ということになりました。このことについて、我々としても心からお祝い申し上げたいと思いますし、また市民が元気をもらったということについて、感謝申し上げたいと思います。これに続くチームが出てくれればありがたいなというふうに思っている次第でございます。

今日は7つの項目についてお話させていただきますので、よろしくお願いいたします。

令和5年度花巻市市勢功労者を決定しました

上田市長

項目1番目です。令和5年度の花巻市市勢功労者の決定についてです。本年度は4人の方に受賞いただきます。受賞者は、市が市表彰選考委員会に諮問しまして、同委員会からの答申を受けた後、ご本人へ受賞意思を確認後に決定したものです。

まずは地方自治功労について、元花巻市副市長の 亀沢健 氏です。平成26年2月から平成30年2月まで花巻市副市長として色々な活動をしていただきました。私が市長になった直後に副市長になっていただき、色々なことを教えていただいた方でございます。

2人目でございますけれども、前の花巻市議会議長の 藤原晶幸 氏です。4期16年にわたって市議会議員を務めていただき、令和3年10月から令和4年7月までは市議会議長としてご活動いただきました。

3人目でございますけれども、元花巻市議会議員の 藤井英子 氏です。6期18年にわたって市議会議員を務めていただきました。

4人目につきましては教育文化功労でございまして、前一般財団法人花巻市体育協会の会長である 似内利正 氏です。この方は花巻東高校の教諭をされておりまして、同校の陸上部の監督としても長年活躍された方であります。まだまだ、すごく元気な方でございますけれども、体育協会の会長を勇退されたということで、今回、市勢功労者とさせていただきました。

令和4年度の決算の状況について

上田市長

項目2番目です。令和4年度の決算の状況についてお話を申し上げたいと思います。令和4年度の決算については、先日閉会した花巻市議会の9月定例会において、市議会の承認をいただいております。

令和4年度の歳入は577億9,519万円、歳出は548億6,351万円で、差し引き額である形式収支は29億3,168万円です。そこから令和5年度に実施する事業に充当するために繰り越すお金である8億4,777万円を差し引いた額である実質収支は20億8,391万円の黒字になりました。形式収支は過去最大の黒字額、実質収支については令和3年度に次ぐ黒字額でございます。

歳入を細かく見ていきますと、市税が115億7,557万円ということで、昨年度に比べ、3億8,791万円増加しております。市としては、予想より多かったなと思っておりますが、花巻市の財政の中で市税が占める割合は、まだまだ大きくないという状況であります。市税が増えたこと、さらに、先ほど申し上げましたように前年度の黒字額が大きかったということになりますから、それの繰り越しなどによって、自主財源全体では28億5,808万円増加したということになります。

依存財源の代表的なものである地方交付税についてですが、国から、花巻市の財政規模だとこれだけ行政需要があるだろうという見込みと、花巻市の市税の差額の部分、言ってみれば市税だけでは赤字となる部分を埋めるために、普通交付税が交付されます。令和4年度の地方交付税はこのような普通交付税と国が特に認める目的に充当する特別交付税合わせて148億2,677万円ということになりまして、前年度に比べると5,933万円減少しています。

また、国庫支出金につきましては、93億7,170万円となっておりますが、これは具体的な事業に対する補助金です。コロナ対策の補助金や、あるいは土木工事関係の補助金などがあるわけですけれども、そういった具体的な事業について国から補助金がありますが、コロナ対策の部分が減ったということもありますので、依存財源全体で見ますと37億9,616万円減少しております。その結果、歳入全体では、9億3,808万円減少したということになります。

一方、歳出も減っておりまして、国の施策による子育て世帯臨時特別交付金、これは令和3年度に子育て世帯については1人当たり10万円を給付したんですけれども、こういった国の給付金がなくなったことですとか、あるいは生産施設等整備事業、カントリーエレベーター整備の補助金などがなくなったというようなことによりまして、歳出全体としては11億1,386万円減少したということになります。

令和4年度の主な事業の概要については資料の2~3ページに、コロナ対策関連経費については資料の3~4ページに書いておりますので、細かな説明は省略しますが、コロナ対策についてお話し申し上げますと、コロナ対策については国からの補助金が相当出ているわけでありまして、令和4年度は31億3,081万円使っています。その中で国からの補助金は、まず地方創生臨時交付金が7億2,884万円、そのほか、具体的な感染対策、例えばワクチンを接種するための費用などを含めて国から補助金が出ておりまして、先ほど申し上げました31億3,081万円のうち相当程度は国からの補助金で賄われております。

市独自の財源としては一般財源で4億1,532万円、ふるさと納税の充当額が1億4,340万円で、合計5億5,872万円にとどまるということになります。ただ、この市負担額の5億5,872万円については、多分、花巻市と同規模の財政規模の市の中では多い方だと思っています。ほとんどの市町村の場合には、県も含めてなんですけれども、国の地方創生臨時交付金をはじめとした国の財源に基づいてコロナ対策をやっておりますから、花巻市の場合には、それにプラスして、独自の財源によって市民の生活を守るためにお金を使ってきたということは言えると思います。

資料5ページに移りまして、令和4年度のイーハトーブ花巻応援寄附金、ふるさと納税の活用状況についてお話します。令和4年度につきましては、金額にして46億847万7千円もの寄付をいただきました。寄付いただいた金額のうち、23億2,395万円は寄付の受け入れに係る事務費に充当し、残る22億8,452万7千円は、寄付者が希望していた使い道に応じて、事業に充当したということになります。

使途の1つ目「仕事いっぱい、雇用いっぱい、活力に満ちたまちづくり」への充当額は5億2,940万円、2つ目「自然豊かな地域でともに支え、誰もが安心して、いきいきと快適に暮らすまちづくり」には8億1,320万円、3つ目「郷土を愛し、丈夫な体と深い知性を持つ心豊かな市民が育つまちづくり」には5億6,024万1千円、4つ目「市民目線で経営する強くて優しいまちづくり」には7,060万円、5つ目「市長におかませ」には3億円、6つ目「ウクライナ人道危機救援金への寄付」には1,108万6千円を充当いたしました。

5つ目の「市長におまかせ」の3億円でございますが、「市長におまかせ」を希望された寄付が一番多くて、46億円のうち20億2,674万円が市長におまかせに指定されたものであります。このうち10億3,862万円は寄付の受け入れに係る事務費に充当しておりまして、残りの6億8,812万円につきましては、まずは先ほど申し上げた1から4番までの使途に充当し、「市長におまかせ」には3億円を充当させていただきました。

この3億円につきましては、まちづくり基金に積み立てまして、令和5年度において、農業者に対する収入保険加入促進事業、水田永年生牧草支援事業、健康診査事業、就学援助事業などの事業に充当し活用する予定です。

このように「市長におまかせ」といっても、当然、市長が勝手に使えるわけではありませんので、しっかり予算化して、議会の承認を得た上で、市の事業に使わせていただいている次第であります。

次に特別会計および公営企業会計の決算について、本市には国民健康保険、後期高齢者医療、介護保険、公設地方卸売市場事業、の4つの特別会計がありまして、合計歳入が214億2,730万円、歳出が212億2,806万円、差し引き残額1億9,924万円ということでございます。

下水道事業会計については、公営企業会計ということで特別会計の中でも複式簿記により経理を行う会計でございます。地方自治体の会計については、大きな市の場合には複式簿記を採用しているところもありますが、花巻市のような市の場合には、単式簿記、いわゆるキャッシュフローベースで、入ったお金と出たお金、それだけを見ているわけです。

一方、当市の下水道会計のように、複式簿記の場合には債権債務が発生した段階で、それをしっかり費用としてあるいは収入として認識する会計ということでございまして、結果としまして、資料6ページに記載の決算状況になります。

資本的収支について見ると、大幅な赤字になっておりますが、この不足分については、複式簿記でありますので、実際には支出を伴わない原価償却の費用を支出として計上しておりますので、実際にお金が出ていなくても、こういった大幅な赤字になっているように見えるということです。ただ、20億円程度は市の一般会計から繰り出しておりますので、それも含めて何とか成り立っているという状況になります。

一般会計、特別会計、下水道事業会計を含めた本市の財政状況でありますが、国の基準から見た場合に花巻市は全ての項目で健全化基準をクリアしているということになります。

将来負担比率というのは、将来、市が負担する実質的な負債の市の標準的な収入何年分にあたるかという割合でございまして、50.2%となっておりますが、そのうち約35%は下水道事業会計分でございまして、一般会計について見ますと、職員の退職金がこの負担の大きな部分を占めております。職員の退職金部分を除くと、一般会計においては実は将来負担が全くない、むしろマイナスの状態となっておりますので、そういった意味でも財政の健全性を保っているということが言えると思います。

資料7ページに移ります。本市の貯金と借金の状況でございますが、財政調整基金、減債基金、まちづくり基金の3つ、主に花巻市がある程度自由に使えるお金ということで計算すると154億円の貯金があるということになります。

一方、借金でございますけれども、令和3年度に比べますと約39億円減少しまして、898億円となっております。これは一般会計と特別会計、下水道事業会計を合わせたものになります。そのうち一般会計における借金の残高は542億円となりますが、例えば合併特例債は1億円借金しますと、返済額のうち7,000万円については、国から先ほど申し上げた地方交付税という形で、後で補填されます。その場合には、市が市のお金で返済する金額は3,000万円ということになります。そういった国から後年度に地方交付税として受け取る額などを542億円から差し引いて、実際に花巻市の財源で払わなくてはならない、実質的な将来負担額は133億円にとどまっているということになりまして、これは昨年度末に比べると約7億5,600万円減少しています。

借金が減少している傾向は、ここしばらく続いておりまして、花巻市が合併した平成18年には1,095億円、私が市長になった平成25年は1,010億円ですので、その頃から比べますと100億円以上借金は減っていることになります。本年度の予算では約35億円の市債を発行する予定になっていますが、約56億円の元利金を返済する予定にしておりますので、この状況が続くと、借金残高は今後も減っていくというような状況になっているということです。

仮称)花南産業団地の造成工事を開始しました

上田市長

項目3番目です。新しいスマートインターチェンジが来年の3月には完成の見込みになっておりますが、そこに直結する場所に産業団地、(仮称)花南産業団地を造成しています。全体では約33ヘクタールになりますが、そのうちの12ヘクタール、B工区と言っていますが、そこの造成工事が9月に始まったということであります。

資料9ページにはB工区の特徴を書いておりますが、花巻PAスマートインターチェンジから車で3分の好立地であること、分譲予定面積は7.36ヘクタール、子育て世代や地域の方も利用できる約1ヘクタールの公園を整備する場所になります。

埋蔵文化財調査については、5.5ヘクタールを実施します。ほぼ終わっている状況でありますが、今回工事が始まる西側エリアについては、この埋蔵文化財調査の終了に伴って、最終的には工事が着工できるということになったわけでございます。

工事のスケジュールについては、9ページの下の方に書いておりますが、B工区については令和7年度の秋頃に分譲ができる状況になるのではないかというふうに我々は考えています。

花巻市文化会館大ホール舞台音響設備改修工事が完成します (今後の主な公演予定のお知らせ)

上田市長

項目4番目です。花巻市文化会館大ホールの舞台音響設備改修工事が間もなく完了します。この音響工事につきましては、一部の部材がないということで、補正予算で一部増額しまして、工事を進めているところでありますが、今月の29日に工事が完了する予定になっております。改修工事費は約2億4,700万円で、音響設備について全面的に変えたということになります。

文化会館の音響設備は平成2年に大規模改修をして以来の大規模改修になりますが、文化会館自体をやはり少しずつ改修していかなければならないということで、改修計画を今考えているところでございます。

トイレの洋式化、緞帳を変えてほしいという話もありますし、あるいはアーティストの方を呼んだ時などの楽屋が少し貧弱ではないかという話ですとか、色々な課題がありますので、今後、結構大きな金額がかかる可能性がありますけれども、やはりあれだけの施設でありますから、しっかり利用してコンサートや演劇などを含めて、市民が文化的な活動をする場所として、しっかり整備していきたいなというふうに考えている次第であります。

今後の主な公演予定ですが、まずは9月30日、今週の土曜日には、花巻市出身の映画監督・きくち雄一氏が手掛けた短編ドキュメンタリー映画「大償神楽 壱の舞」を上映します。この映画の非常に大きな目玉は、9月に亡くなった大償神楽の名手、佐々木隆さんの貴重なインタビューが入っているということでございまして、それも楽しみだなというふうに思います。入場料は一般1,000円、高校生以下無料でございますので、ぜひ市民の方々にも見ていただきたいなというふうに思っている次第です。

そのほかの文化会館の今後の公演予定は、資料10ページの下に書いていますが、11月23日には「山形交響楽団フレンドリーコンサート花巻公演」、12月10日には「陸上自衛隊第9音楽隊コンサートin花巻」、12月23日には「特選!ぎんどろ寄席」が行われます。

新型コロナワクチン接種とインフルエンザ予防接種について

上田市長

項目5番目です。新型コロナワクチンにつきましては、市では9月20日から生後6か月以上のすべての方を対象に、新しいワクチン、オミクロン株XBB.1.5対応1価ワクチンを使用した、秋開始接種を開始しています。

少し複雑な要件になりますが、端的に申し上げますと、春開始接種を受けた方については、ワクチン接種の予約をする必要はありません。市の方でいつ、どこの医院でワクチンを打ってくださいという案内をします。それに基づいて、接種いただければいいということになります。

そうでない方については2パターンありまして、接種を受けたいので、市から予約の書類を送ってくださいという申請をしていただく方と、その申請をしなくてもワクチン接種の予約の案内が届く方がいます。

非常に分かりにくいので、後で必要に応じて健康づくり課にお聞きいただければ、ありがたいと思います。

インフルエンザの予防接種につきましては、資料13ページに記載しています。これも、高齢者の方については、市から接種を受けるための予診票を送付いたしますので、それに基づいて接種いいただくということになります。また、子ども、妊婦の方につきましては、市で予防接種費用の助成を行っています。子ども、妊婦の方が助成を受けるためには申請が必要となり、申請受理後に順次、予診票などをお送りいたします。

あと、国の通知では、コロナワクチンとインフルエンザワクチンは同時接種が可能ということになっています。

花巻市博物館特別展 「日本中の子どもたちを笑顔にした絵本作家かがくいひろしの世界展」を開催します

上田市長

項目6番目です。花巻市博物館の特別展として、「日本の子どもたちを笑顔にした絵本作家 かがくいひろしの世界展」を9月30日から12月24日まで開催します。「だるまさん」シリーズの作者で、50歳で絵本作家デビューを果たすと、54歳で亡くなるまで、驚異的なスピードで16作品を描いた方でございます。

また、関連イベントとしてスペシャルギャラリートーク、るんびにい美術館「であい授業」、子どもたちの絵画作品展などを開催します。

初心者向けスマホ教室を開催します

上田市長

項目7番目です。初心者向けのスマホ教室を開催します。スマートフォンについては、市が行ったPayPayポイント付与キャンペーンなどの影響で、高齢者の方でも使える方が増えてきていると思っています。ちなみに、PayPayポイント付与キャンペーンについては、今年度予算に計上しておりまして、実施時期について検討していますので、決まり次第、公表いたします。

スマホ教室でございますけれども、もう既に予約申し込みを始めておりますが、定員にまだ空きがありますので、受講したいという方がいましたら、ぜひ受けていただきたいということで、お話しさせていただきました。

以上でございます。

主な質問

産業団地の造成がスタートしたということだが、企業の方から何か問い合わせ等は来ているか。

【上田市長】

問い合わせはございます。ただ具体的な立地の話などは今後の話になります。

こういった企業に来てほしいというような考えはあるか。

【上田市長】

特にこういった企業、業種に来てほしいというように決めていることはございません。

今後どのようにこの産業団地をPR、情報発信していくか。

【上田市長】

情報発信については色々な方法について検討しようとしていることは間違いありませんけれども、具体的にこういった方法でPRするということについては、まだ検討中でございます。9月28日(木曜)には東京で立地企業懇親会がありますが、そういうところでも情報を得ながら、色々と検討していきたいと思っています。

ふるさと納税について、10月1日から経費の算定ルールが厳格化されるが、現状どのような対応を考えているか。またどのような影響が出ると考えているか。

【上田市長】

実際に企業さんとお話しをしておりますが、返礼品について一部手直しをするということはあると思います。今回のことでどのくらい影響があるのかについては、はっきりした予測はできません。ただ現状としますと、新聞などでも報道されているとおり、9月のふるさと納税の申し出が非常に増えているという全国的な傾向はあります。この傾向は花巻市についてもそのとおりでありまして、予想以上に寄付が多い状況です。ですから、10月以降にその反動が出てくる可能性はあるかもしれないと思っています。

ただ、花巻市だけが返礼品の率を変えるわけではなくて、やはり全国的に変えるところが多い、特に寄付額が多い市町村については、そうするところが多いように認識しています。そういうことからすると、花巻市の寄付額だけが10月以降減るということはないのではないかなと、一時的に、9月の駆け込みの反動によって10月以降の寄付が減ることはあるかもしれませんが、それがずっと続くということはないのではないかなと思っています。

今後もふるさと納税の好調を維持、発展させていくために、市として取り組むこと、強化していくことはあるか。

【上田市長】

ますは企業さんの協力を得てやらなくてはなりませんが、寄付をする方々が求める返礼品を提供し続けるということに尽きると思います。

9月の駆け込み的な寄付額は対前年度比でどの程度か。

【上田市長】

相当大きいです。花巻市の場合には、報道されている以上に大きいという状況です。ですから、市としましては今年度の予算は30億円のふるさと納税を想定して予算化しておりましたが、議会を開く時間がありませんので、専決で増やす(注)ということを準備しています。
注)9月27日、補正予算第7号として歳入歳出予算に10億円の補正予算を追加し、専決処分により対応(10月2日、補正予算第8号として歳入歳出予算にさらに15億円の補正予算を追加し、専決処分により対応)

9月の対前年度比に関する具体的な数値については、他の市町村が発表しない中で、花巻市だけ発表するわけにもいかないので、申し上げられませんが、倍以上になっているという状況です。

担当

総合政策部 広報情報課 広報係

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