令和5年10月 定例記者会見を開催しました

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ページ番号1018233  更新日 令和5年11月30日

記者会見の様子

開催日時

令和5年10月24日(火曜)午前11時から11時50分まで

開催場所

花巻市役所本庁本館3階 302会議室

会見項目

  1. 第9弾「がんばれ花巻!対象のお店で最大20パーセント戻ってくるキャンペーン」を開催します
    (担当 商工観光部 商工労政課)
  2. いわての地域づくり・道づくりを考える大会を11月6日に開催します
    (担当 建設部 道路課)
  3. 令和5年度花巻市消防演習を11月5日に開催します
    (担当 消防本部 総務課)
  4. 第22回花巻市歯科保健大会を11月26日に開催します
    花巻発「イー歯トーブ8020」~健康づくりはお口から~

    (担当 健康福祉部 健康づくり課)
  5. 市民訪問団がホットスプリングス市を訪問します
    (担当 生涯学習部 生涯学習課 国際交流室)
  6. ツキノワグマの目撃状況や市の対応について
    (担当 農林部 農村林務課)

冒頭コメント

佐藤教育長

おはようございます。10月の定例記者会見に先立ちまして、先週教育委員会関係で発生した事案についてお話を申し上げます。

まず、学校給食の異物混入の件でございますが、10月16日(月曜)、市内中学校の給食で委託業者に納入していただいている米飯容器1個に2センチメートル程度のカエルの死骸が混入しておりました。他への混入はございませんでした。

この件について、教育委員会の学校給食管理室で直ちに状況を確認し、中部保健所、中部教育事務所、岩手県学校給食会に報告いたしました。翌日の10月17日(火曜)に中部保健所が立ち入り検査を行い、異物の混入原因等の調査を実施いたしました。また10月19日には、県の学校給食会と市教育委員会の学校給食管理室で現地調査を実施いたしました。

原因につきましては、中部保健所によりますと、米飯は金属容器に機械で炊飯されたものが盛られ、その後、人の手で混入物がないか目視をした後に蓋をされ、一定数を搬送用の箱に入れてそれぞれの学校に届けられるわけですが、この工程のうち、容器にご飯が機械で盛られ、蓋をするまでの間にカエルが混入したのではないかと、そういう推測がされるとの見解でありました。また、蓋をする段階での目視が不十分だったと考えられます。それから、カエルの侵入路については明らかではありませんが、当然外部から入る可能性もありますので、その点について保健所からご指摘をいただきました。

現在、委託業者において、中部保健所よりご指摘いただいた混入したと思われる箇所およびカエルが侵入した可能性のある場所などについて改善を進めており、さらに目視の強化を検討していただいている状況です。今後、納入業者にこれらの再発防止に向けた改善策を早急に実施していただき、報告書の提出とともに私どもで現地を確認した後、保健所の助言を仰ぎ、その上で問題ない場合は提供を再開したいと考えております。ただし、それまでの期間はご飯の提供ができませんので、市内全ての学校でありませんが、該当する学校においては、主食をパンに切り替えて提供している状況であります。また、パンの小麦アレルギーのある子は当面、保護者のご理解とご協力を得て、ご飯を自宅から持参していただくこととしております。

安全・安心が前提の学校給食で、このような事故が発生し、大変ご心配をおかけいたしましたこと、心よりお詫び申し上げます。

次に教育委員会職員が岩手県の「青少年のための環境浄化に関する条例」に違反した行為についてであります。

10月19日(木曜)、県内の10代の女性に18歳未満と知りながら、みだらな行為を行ったという容疑で逮捕されたものであります。当日、自宅および教育委員会所属部署の家宅捜査があり、現在取り調べ中であります。捜査が途上であり、詳細は把握できませんが、今後違反内容に沿って厳正な処分をもって対応を検討してまいりたいと存じます。

社会人としてはもちろんのことでありますが、公務員として市民の皆様の信頼を損なう事態となりましたことに深く反省し、お詫び申し上げます。大変申し訳ございませんでした。

以上でございます。

上田市長

10月の定例記者会見にご出席賜りまして誠にありがとうございます。

今、市内でクマの出没が心配されているところでありまして、これにつきましては本日の定例記者会見の項目として、後ほどご説明申し上げたいと思いますが、今年のクマの出没が多い理由につきましては、クマの貴重な食料である山のブナの実が大凶作であるということが岩手県から発表されているところであります。

お腹を空かしたクマが、こちらの方にエサを求めて下りてきているという状況があるのではないかと、そのように考えているところであります。また、クマが、こういった理由でエサを求めてくる背景といたしまして、クマの生息数自体が増えているということがございます。先日も新聞に掲載されておりましたが、クマの数がここ10年で約3倍、これが正しい数値かどうかは分かりませんけれども、それくらいは増えているということでございます。特に北東北3県においては、クマの数が相当増えていると理解しているところであります。そういった背景のもとにおいて、さらにクマの食料不足も重なり、このような状況になっているものと思っております。

我々としては、市民の命を守るということを大前提にして、今後とも対応していきたいと思っている次第でございます。

それでは今日は6つの項目についてお話をさせていただきます。

第9弾「がんばれ花巻!対象のお店で最大20パーセント戻ってくるキャンペーン」を開催します

上田市長

項目1番目です。「がんばれ花巻!対象のお店で最大20%戻ってくるキャンペーン」を12月16日(土曜)から1月14日(日曜)まで実施いたします。花巻市ではキャッシュレス決済サービスのPayPayを利用して、この20%プレミアムを付けるキャンペーンを実施しておりますけれども、今回で第9弾となります。

このキャンペーンの目的でございますが、当初から申し上げておりますけれども、コロナの影響を受けている地場の店舗の支援ということで実施させていただきました。しかし最近は、物価高騰の傾向がありますので、市民の方々にはこのキャンペーンを物価高騰対策としてもご利用いただきたい、そのように思っている次第であります。

実施の方法につきましては従前と同様でございまして、対象となる店舗につきましては、コンビニエンスストアなどのフランチャイズチェーン、あるいは令和4年度に市が実施した「温泉宿泊施設等利用促進事業」の対象施設、病院や調剤薬局などの公的医療機関、介護保険の適用となる施設などは対象外とさせていただきます。

いわての地域づくり・道づくりを考える大会を11月6日に開催します

上田市長

項目2番目です。「いわての地域づくり・道づくりを考える大会」を11月6日(月曜)に花巻市で開催いたします。

これは私が会長を務めております「岩手県道路整備促進期成同盟会」の主催による大会でございまして、花巻温泉ホテル千秋閣で開催いたします。共催は岩手県知事が会長となっている「岩手県高規格幹線道路整備促進期成同盟会」、そして盛岡市長が会長となっている「岩手県道路利用者会議」です。出席予定者は、市議会の藤原議長ほか市議会議員の皆さま、国からは東北地方整備局道路部長、岩手河川国道事務所長ほか、そして県選出の国会議員の皆さま、あるいは岩手県や岩手県議会議員、県内市町村長なども大勢出ていただく予定になっております。

岩手県全体として見た場合に、復興交付金の対象となる事業がほぼ完成したというようなこともありまして、県全体での建設工事が非常に少なくなっているという話も聞こえてきているところでありますが、内陸部を含めて、まだ道路整備が十分にされてない状況にあります。

例えば、国道4号、1桁国道であるにも関わらず、花巻以南について、まだ4車線化されておりません。また、盛岡南道路、これは岩手医科大学附属病院に繋がる道でありますが、これもまだ整備されていないというようなこともありますし、さらに言えば、北北道路[北岩手・北三陸横断道路(仮称)]、要するに三陸沿岸北部と内陸部を結ぶ道路の整備などについても、これからの課題になっています。

そういうことを考えたときに、やはり岩手県に対して、国から支援をしていただきたいというようなこと、あるいは国の方でもしっかり予算を確保していただきたいというようなことを要望するということが重要であります。花巻市の場合も、市道を整備する場合には国から約50%の社会資本整備総合交付金や防災・安全交付金による補助をいただいて、それで初めて市道の整備ができる状況であり、これは岩手県も同様でございます。各市町村も全く同様ということでありますので、やはり国に対して、こういった地域の実情を訴えて、しっかり対応していただきたいということを要望するための大会でございます。この大会後には、私を含めて県内の他市町村長、あるいは県と一緒に、国に対して要望活動をしていきたいと思います。

それから、少し余談になりますけれども、岩手県において道路の整備に関しては、今回の岩手県道路整備促進期成同盟会や岩手県高規格幹線道路整備促進期成同盟会、岩手県道路利用者会議のほかに、岩手地区国道協議会というものもあります。岩手地区国道協議会の会長は谷藤前盛岡市長でありましたが、今般、私が会長となりましたので、こちらの方も私が責任者として、引き続き道路整備についてしっかり対応していきたいという次第でございます。

令和5年度花巻市消防演習を11月5日に開催します

上田市長

項目3番目です。花巻市消防演習を11月5日(日曜)に、北上川・朝日橋下流右岸河川敷地で開催します。コロナ禍のもとにおいて2年間中止し、昨年度開催いたしましたが、今年度も昨年度に引き続き開催させていただきます。

消防団員約750名、消防職員約50名のほか、大谷幼稚園の園児や花巻市花巻地区赤十字奉仕団の皆さまにも参加いただきます。消防演習を開催するということにつきましては、消防団員の技量や団結力の向上はもとより、消防団の日ごろの活動に感謝する機会にもなりますので、今年もしっかり参加させていただきたいと思います。

第22回花巻市歯科保健大会を11月26日に開催します 花巻発「イー歯トーブ8020」~健康づくりはお口から~

上田市長

項目4番目です。花巻市歯科保健大会を11月26日(日曜)に開催します。歯が健康でなければ、体全体が健康であることがなかなかできないということを最近よく言われておりますけれども、そういう観点から歯科保健大会を開催して、皆さんの意識の向上を図りたいと考えております。4年ぶりに花巻市文化会館で開催することになります。

花巻東高校のダンス部によるオープニングアトラクションに始まり、花巻市よい歯のコンクール表彰や、歯・口の健康に関する図画・ポスターコンクールおよび歯・口の健康啓発標語コンクールの表彰を行います。そのほか、天津木村さん、アンダーエイジさんによるトークショーも開催いたします。

また、同時開催イベントといたしまして、口腔がん検診、歯科検診、健口(けんこう)くんハンディによる口腔機能状態の測定、花巻歯科技工士会による石膏人形の色づけ・ハンコづくり・模型展示、光学的皮膚カロテノイド量測定装置(ベジメーター)による野菜摂取状況の測定、体成分分析装置(インボディ)による人体成分測定、歯・口の健康に関する図画・ポスターコンクールおよび歯・口の健康啓発標語コンクールの優秀作品の展示も行います。

市民訪問団がホットスプリングス市を訪問します

上田市長

項目5番目です。10月26日(木曜)から11月1日(水曜)まで、市民訪問団が米国アーカンソー州ホットスプリングス市を訪問して、現地において姉妹都市提携30周年の記念式典を開催させていただきます。

9月の花巻まつりの時期[9月5日(火曜)~10日(日曜)]にホットスプリングス市から市民訪問団がいらっしゃいまして、花巻市でも30周年記念式典を開催しましたが、今度は花巻からホットスプリングス市を訪問させていただきます。

アーカンソー数理芸術学校、ガーランド図書館、国立公園などの視察を行うほか、今年5月にオープンした、アーカンソー州初の酒蔵「OrigamiSake」の視察も行います。この「OrigamiSake」は、ホットスプリング市の訪問団が2012年に来花した際に、酒蔵に立ち寄ったことをきっかけに開業が実現したものでございまして、南部美人で2年間修業したベン・ベル氏が創設者の一人となって、ホットスプリングス市の地下水とアーカンソー州の酒米を使用した日本酒を醸造している酒蔵でございます。

資料6ページには、今後の国際姉妹都市等との交流の予定を記載しておりますけれども、アメリカ合衆国バーモント州ラットランド市、ウィスコンシン州クリントン村には市内中学生が、オーストリア共和国ニーダーエスタライヒ州ベルンドルフ市には市内中学生のほか大迫高校の生徒が、また、ホットスプリングス市には市内中学生のほか花巻東高校の生徒と富士大学の学生がそれぞれ訪問する予定となっています。実際に現地の学校などで一緒に勉強したり交流したりすることになっておりますが、大変重要なプロジェクトであると私は思っています。

やはり、現地の方々と交流することで、色々な視野が広がると思っています。よくホットスプリングス市の方がおっしゃるのですが、一生に一度の経験だと。それによって人生が変わるんだということを、実際に行った子どもたちも言っていました。10代のときからそういった経験があるということは、その子の将来にとって非常に大きいのではないかなと思っています。我々が10代のころは、英語は大学受験のために勉強しているというイメージだったんですけれども、いまの子どもたちにとっては、必ずしも大学受験などの勉強のためだけではなくて、自分たちの今後の生活に直接関わってくるようなことなんだろうなと思っている次第であります。

今回、ホットスプリングス市に行く大きな目的は、ホットスプリングス市の方々が花巻の子どもたちを本当に温かく受け入れてくれている、そしてそれを30年間も続けていただいているということに対するお礼を伝えることだと思っています。

記念式典でございますけども、花巻市からの記念品として特注の花巻傘をお渡しします。この特注の花巻傘は、明治時代から作られている手すき和紙「成島和紙」を「せがわ京染店」5代目が宮沢賢治の世界観をイメージして染め上げ、県内唯一の和傘工房「滝田工芸」の3代目が形にしたものです。

昨年度まで地域おこし協力隊として伝統工芸のプロモーションを担当した今野陽介元隊員が商品開発したもので、傘には、成島和紙を使って、「ホットスプリングス市・花巻市姉妹都市提携30周年記念」と文字入れされています。

ツキノワグマの目撃状況や市の対応について

上田市長

項目6番目です。ツキノワグマの目撃情報などについてお話を申し上げます。新聞などで報道されているとおり、岩手県あるいは秋田県もそうですが、ツキノワグマの出没が非常に多い、そして人的な被害についても岩手県でも20人を超えており、市内でも4人がツキノワグマに襲われて怪我をしています。

花巻市内における10月22日現在のツキノワグマの目撃件数でありますが、前年同期と比較して171件多く、353件となっています。この353件を地域ごとに見ると、顕著なのは花巻地域におけるクマの目撃情報が昨年度と比べて3倍を超えているということです。

市街地での出没も多く確認されていて、10月4日に材木町地内で目撃されたツキノワグマの親子については、設置した罠にかかりまして、10月7日に全頭を捕獲し、市内の奥山に放獣いたしました。

人身被害につきましては、3件発生しています。1件目は10月1日(日曜)、大迫町外川目地内で男性1名、2件目は10月15日(日曜)、同じく大迫町外川目地内で男性2名、3件目は10月22日(日曜)、石鳥谷町大瀬川地内で男性1名がツキノワグマに襲われて、頭や顔、足、腕などに傷を負いました。

市としましては、ツキノワグマによる人身被害が発生した場合は当然ながら、それ以外にも、人家の近くや特に市街地でクマが目撃された場合には、市ホームページやSNS(フェイスブック、エックス)、あるいはコミュニティFM、東和有線放送などで目撃情報を発信するほか、広報車を出して注意喚起を図っています。

材木町地内にツキノワグマが出た時には、状況が分かったのが午後9時近くになっておりまして、その段階で広報車を出しました。遅い時間帯だったので、付近の方から苦情といいますか、市に何かしらの抗議のような声が届くかもしれないなと思いつつ、やはり危ないので、広報車による注意喚起を行ったのですが、私が報告を受けた限りにおいてはそのような抗議などは一切なかったということで、大変ありがたかったなと思っております。

ツキノワグマの目撃があった場合の市の体制でございますが、花巻市鳥獣被害対策実施隊を組織して、この方々の協力を得ながら、有害鳥獣の追い払いや捕獲活動を行うとともに、消防のOBの方々を有害鳥獣対策支援員として任用し、6月から10月の間、2人体制で週3日、目撃情報があった地域を重点的にパトロールしていただいております。また、ツキノワグマが出没した場合には、市の関係職員が速やかに情報共有を行い、警察や猟友会などとも連携し、初動対応にあたっています。

一番大事なことは市民の安全でありますので、特に学校関係、保育所、学童クラブなどの方々には、それぞれの学校のメールの連絡網などを使いながら、いち早く、登下校の時間の前に情報を流すようにしているということでございます。また、有害鳥獣の生態に詳しい専門家を有害鳥獣対策アドバイザーとして任用しておりますが、最近は特にツキノワグマの目撃が多いので、色々と対応いただいています。

そのほか、材木町地内でツキノワグマが目撃された際には、緊急的な対策として、警察などの関係機関と相談の上、付近の皆さんに不要不急の外出を控えるように広報を行いましたし、付近の小中学校に通う子どもたちの通学時の安全を確保するため、保護者の皆さんに車での送迎をお願いするとともに、送迎が難しい家庭には、市の公用車を出したり、バスやタクシーを市の費用で出したりしています。この公用車やバス、タクシーによる送迎につきましては、10月11日が1名、13日が60名、16日が101名、合計162名が利用しています。

主な質問

ホットスプリングス市への訪問について、訪問の様子を後日市民にお知らせするような機会はあるか。

【上田市長】

広報はなまきなどで市民の皆さんにお知らせします。

学校給食への異物混入の件について、容器にご飯が盛られ、目視の後、蓋を閉めるまでの間に混入したという分析だが、蓋を閉めるまでにかかる時間はどの程度なのか。

【佐藤教育長】

推測でありますが、容器にご飯が盛られ目視の後に蓋をするまでにかかる時間は非常に短いもの、本当に30秒とか、それくらいの時間内だと思います。

ご飯の提供をストップしているのは何食分か。

【佐藤教育長】

5,800食分です。

ストップしているご飯の提供の再開まではどの程度の時間を見込んでいるか。

【佐藤教育長】

できるだけ早く、まずは報告書を提出していただいて改善をしていただきたいと思っています。パンが好きな子はまだいいのですが、そうでない子やパンの小麦アレルギーを持っている子もおりますので、そういった子どもたちに対して早くご飯を提供してあげたいと思っております。

県の条例違反による職員逮捕の件について、事件が明らかになってから今日まで数日が経過している。もう少し早く会見する機会があってもいいのではないかと思うが、今日に至った経緯は。

【佐藤教育長】

大変お騒がせして申し訳なかったんですけれども、逮捕事案があった後、マスコミリリースやホームページなどでお示しした情報以上のものが、まだ捜査途中ということで全く把握できておりませんでした。そういった状況の中で、事実確認もできない中で、やはり会見ということは難しいものがあったという判断です。ただ、今日の定例記者会見があることは分かっておりましたので、そういった中である程度分かってきた部分などについてお話しさせていただければなということで、遅くなりましたけれども、本日の定例記者会見の冒頭でお話しさせていただいた次第です。

容疑者の処分については、いつ頃に判断する予定か。

【佐藤教育長】

本人は、現在勾留されていて、その後一定の期間の後に起訴されて、といった流れになろうかと思いますが、日数的にはどれぐらいかかるか予測がつきません。従って、起訴内容が確認されて、事実が全部分かってから処分について検討に入るということを予定しております。

学校給食への異物混入について、外部からカエルが入る可能性もあるという点について、具体的に教えてほしい。

【佐藤教育長】

機械にカエルが付着するまでの経路についてはいくつかあると思うんですが、例えばシャッターなどの小さな隙間から工場内に侵入してきたとかですね、そういうような可能性について、いくつか保健所からご指摘をいただきました。そのほか、万が一に工場内の人に付いて工場内に侵入する場合もない訳ではありませんので、そういった点検などもしっかりしてもらうということで、保健所などから色々とご指導をいただきましたので、業者にはそれに基づいて全て改善していただくということを想定しております。

カエルの侵入経路の追跡、特定は物理的に難しいということなのですが、いずれ容器に入ったということは事実ですから、入る可能性がある部分については全てチェックして、その上で防止策を図ってもらうということで進めております。

そうすると、ご飯の提供までには少し時間がかかるという考えか。

【佐藤教育長】

既に納入業者さんの方でも、今回のようなことがあってはいけないということで、例えば夏には、工場の周りの草刈りを入念に行うとか、そういったことも一生懸命やっていただいていたようですし、そのほか、進入口となりそうな、例えば排水路みたいなところにはネットを張るなど、色々な防止策は講じていただいていたということです。

今回入ってしまったカエルは2センチメートル余りの小さなアマガエルということで、一定の小さなスペースがあれば、工場内に入ってくる可能性があるということを保健所などからご指摘いただきましたので、そういったところについて、いずれ早急に対応いただきたいと思っております。ただし、大々的に新しい機械を設置するとか、そういったことではないと思いますので、比較的早く対応いただけるようにお願いしているところです。

ホットスプリングス市への訪問について、前回はどのようなタイミングで行かれたか。

【上田市長】

前回は姉妹都市提携25周年のタイミングで記念式典を行うということでしたので、そのタイミングで行きましたし、ホットスプリングス市からも花巻市へ訪問団がいらっしゃいました。

今回のホットスプリングス市への訪問は、現地の方々との交流の機会は多いのか。

【上田市長】

そうですね、多いと思います。こちらにホットスプリングス市の訪問団が来たときも、市民の方々が非常に心温まるおもてなしをしてくださいました。我々が向こうに行った際にも同じように、ざっくばらんな形で色々な交流をしてきたいと思っております。

学校給食への異物混入について、容器にご飯が盛られる以前に混入していた、つまりカエルがご飯と一緒に炊かれた可能性はないのか。

【佐藤教育長】

その点については、保健所の方にご質問させていただきました。保健所の見解では、米と一緒に炊かれた場合、おそらくカエルはバラバラになっているということでした。今回の場合は、全く損傷のない状態で、コメと一緒に炊かれた可能性は低いと、あくまでも保健所の推測ではありますが、そういったことでございました。

目視確認について、何人体制でチェックしていたのか。

【佐藤教育長】

業者からの説明では、4~5人体制でチェックしていたと記憶しています。

 

担当

総合政策部 広報情報課 広報係

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