令和6年2月 定例記者会見を開催しました

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ページ番号1020912  更新日 令和6年2月28日

記者会見の様子

開催日時

令和6年2月20日(火曜)午後1時30分から3時まで

開催場所

花巻市役所本庁本館3階 302会議室

会見項目

  1. 令和6年度当初予算(案)の概要について
    (担当 財務部 財政課)
  2. 第2次花巻市まちづくり総合計画(長期ビジョン)を策定しました
    (担当 総合政策部 秘書政策課 総合計画策定室)
  3. JR花巻駅橋上駅舎・東西自由通路のデザイン案に関するワークショップ、地域意見交換会等の結果について
    (担当 建設部 都市機能整備室)
  4. 令和6年度の主な組織機構改正の概要について
    (担当 総合政策部 総務課)
  5. イトーヨーカドー花巻店の事業承継について
    (担当 商工観光部 商工労政課)
  6. 「注文の多い料理店」初版本(大正13年発刊)の寄贈について
    (担当 生涯学習部 宮沢賢治記念館)
  7. 令和6年度宮沢賢治創造芸術公演 人形劇団プーク「オッペルと象」を上演します
    (担当 生涯学習部 賢治まちづくり課)

冒頭コメント

上田市長

2月の定例記者会見にご出席賜りまして誠にありがとうございます。今日はまず、令和6年度の当初予算案について、説明させていただきますので、よろしくお願いします。

令和6年度当初予算(案)の概要について

上田市長

令和6年度の花巻市予算案について、ご説明いたします。

令和6年度当初予算案は、2月8日の市議会臨時会で承認いただいた、第2次花巻市まちづくり総合計画長期ビジョンに掲げる将来都市像「豊かな自然 安らぎと賑わい みんなでつなぐ イーハトーブ花巻」の実現に向けて、最も重要な課題である「人口減少」に立ち向かうべく、「子ども・子育て応援プロジェクト」「花巻で暮らそうプロジェクト」の2つの重点施策推進プロジェクトに加えまして、「市民の生活を守り 魅力あふれる強く優しい まちづくり」の3つの柱について、重点的に取り組むための予算として編成しました。

まず初めに、1本目の柱、「子ども・子育て応援プロジェクト」であります。プロジェクトの総額でありますが、82億9,475万円を計上いたしました。本プロジェクトに関する予算は、多数の項目において計上していますが、特に重要な事業についてご紹介いたします。

1点目は、周産期医療の維持確保であります。妊産婦への交通費支援や市内の産科医療機関へ就職する医師、助産師、看護師に対する支援を継続し、岩手県立中部病院を含めて、市内の周産期医療の維持確保に努めます。

また、産後ケア事業、産前・産後サポート事業につきましては、市内の事業者に委託して実施しておりますが、その事業の拡充について、現在、委託している事業者とお話しをしているところでありまして、今年度実施した事業については、令和6年度も引き続き継続してまいります。

2点目は、医療費等の支援であります。まずは、昨年8月から実施している、市内の全ての子どもを対象とした医療費助成を継続していきます。これ実は、予想以上にお金がかかっておりまして、大きな理由の一つが、新型コロナにかかるお子さんが多かったということです。それについての高い薬、効く薬ですけれども、それを使うお子さんが多かったということで、結果的に予想以上に大きな金額を医療費助成させていただいたということがあります。

また、本年4月からは、市内に住所がある全ての妊産婦について、所得額にかかわらず医療費助成を受けられるようにします。妊産婦の方が安心して、医療機関を受診できる環境を整えるということになります。

3点目は、保育園等副食費、学校給食費の負担軽減であります。保育園等の3歳以上の副食費については、これまで第3子以降までを無償化の対象としていましたが、第2子の副食費も無償化します。

また、食材料費などの物価高騰分を保護者負担に転嫁させないため、物価高騰分を市が負担し、保育園等の副食費支援を行うとともに、市内小中学校の学校給食費を据え置きます。

なお、0歳から2歳までの保育園等の保育料につきましても、市では独自に国の基準から40パーセント程度の保育料の引き下げを行っておりますが、これについても引き続き行います。

4点目は、不妊治療への支援であります。不妊治療を受けた方の治療費と検査費用については、保険適用になったものが増えたわけでありますけれども、市としては、保険適用外の部分についても支援していく、保険適用にかかわらず支援するということにしております。

5点目は、給付型奨学金等の拡充であります。はなまき夢応援奨学金の貸付月額を2万円以内から3万円以内に増額するほか、日本学生支援機構の奨学金の収入基準を満たす方であれば、成績にかかわらず、貸し付けの対象といたします。この、はなまき夢応援奨学金でございますけれども、大学等を卒業した後に花巻に住む方については、返還を不要としておりまして、花巻にお住まいになった場合には、給付型の奨学金になるわけでございます。

また、この奨学金については、これまでは進学されるときに奨学金の申請をしていただくことにしておりましたけれども、今後は、進学した後でも申請を可能といたしました。

そして、この夢応援奨学金とは別に、今まで富士大学を卒業して、花巻市にお住まいになる方については、返還額の半額を市が補助する「ふるさと奨学生定着事業補助金」というものがありますが、今年の4月以降は、富士大学だけではなくて、岩手県内の大学等を含めまして、全国の大学を卒業した方が花巻に戻って、住んで、奨学金を返還するという場合には、申請によって、その返還額の2分の1を市が支援するという制度にいたします。

6点目は、学童クラブの保育料負担軽減であります。これまでも、低所得者を中心に負担軽減を行ってまいりましたが、新たにひとり親世帯の第2子以降の保育料を全額免除します。

7点目は、「子育て世帯住宅奨励金」の多子世帯加算制度の創設であります。親等と同居・近居する、または市内の一定エリアに子育て世帯が住宅を取得する場合、居住する地域の状況に応じて、30万円もしくは50万円を支給しておりますが、それに加えて、新たに18歳未満の子どもが複数いる場合には、2人目以降1人につき10万円を加算して補助します。

8点目は、「定住促進住宅取得等補助金」の多子世帯加算制度の創設であります。県外から転入した子育て世帯が市内に住宅を取得した場合や、県外から転入した方が、空き家バンク登録物件を取得した場合、市外から転入した新規就農者が市内に住宅を取得した場合に最大200万円の補助金を支給しておりますが、この制度について、18歳未満の子どもが複数いる場合には、これも2人目以降1人につき、10万円補助上限額を拡大いたします。

そして、これは令和6年度当初予算ではなく、令和5年度補正予算の事業になりますが、高校や大学への入学や就職を控える子育て世帯を支援するため、令和5年度末に、満15歳となる生徒1人当たり3万円、満18歳となる生徒1人当たり5万円を、今年の3月末までに支給します。

続いては2本目の柱、「花巻で暮らそうプロジェクト」であります。プロジェクトの総額は12億5,936万円であります。実はこの金額は、昨年度の金額よりも少なくなっております。(仮称)花南産業団地の土地の買収費用あるいは造成費用について、令和6年度は令和5年度よりも一般会計が負担する繰出金が少なくなるということが大きな理由です。

「花巻で暮らそうプロジェクト」の具体的な中身でありますけれども、1点目でございます。JR花巻駅東西自由通路等の整備でございます。利便性の高い都市基盤の整備は、特に若者が住みたい、住み続けたいまちにするために大変重要だというふうに考えておりますけれども、その一環として、JR花巻駅東西自由通路等の整備を進めていきます。

この事業については、令和5年度に着手いたしました基本設計を令和6年度の上期に終えて、令和6年度中に実施設計を開始いたします。西口駅前広場整備については、基本設計に着手するとともに、用地の取得や駐輪場の移転整備の実施設計も行います。

令和5年度の事業につきましては、全て市のお金でやってきたわけでございますけれども、令和6年度につきましては、都市再生整備計画による国の事業の採択を前提としておりまして、現在国と具体的な申請書類について話し合いをしているところであります。近日中にその話し合いが終わって、申請を出すということを考えておりますので、そのことによって、令和6年度からは国の補助金を得ながら事業を実施していくことになります。大体、半分ぐらい国の補助金を想定しております。

2点目は、空き家バンク制度等による住宅取得支援であります。39歳以下の若者世代や県外からの転入者が空き家バンクに登録されている物件を取得した場合に、子育て世帯等の状況に応じた30万円もしくは50万円の奨励金や、空き家のリフォームに対する補助制度を引き続き行います。また、空き家および空き店舗を解体後、その跡地に新築した場合に最大100万円を補助する、「空家等解体活用事業補助金」も継続いたします。

3点目と4点目については、先ほど「子ども・子育て応援プロジェクト」の7点目、8点目で説明したものと同じでありますので説明を省略しまして、5点目の、「地域おこし協力隊空き家改修補助金」の創設でございます。これは、地域おこし協力隊の3年間の任期が終了した後、花巻に住みたいという方で空き家を利用したいという方が結構いらっしゃいます。市にとっても大変ありがたいわけでありまして、それを後押しするために、空き家の改修経費について、1人当たり200万円を上限に補助するというものであります。

6点目は、「結婚生活支援事業補助金」の拡充であります。今の日本において大変な問題になっておりますけれども、生まれる子どもの数が極端に少なくなっている状況になっておりまして、花巻市においても、コロナ禍も相まって出生数が相当減っているという状況にあります。コロナが完全に収束した場合には少し増えていってほしいと思っているわけでありますけれども、どうなるか分かりません。そういう状況のもとにおいて、花巻市は子育て世帯に対する支援について、先ほどご説明しましたように、大変多くやっております。

ただ、やはり見えてきているのは、結婚する方が少ないということです。この問題については、これといった解決策がなかなか見えてきていない状況でありますが、そういう中で、市内で結婚のマッチングを行っている組織に対して、市では過去から補助しておりますけれども、さらに支援していくことが必要だと考えているわけでございます。また、婚姻時に夫婦とも39歳以下の場合に30万円、29歳以下の場合に60万円を補助する制度をさらに拡充し、婚姻時に夫婦ともに29歳以下の場合には、さらに10万円を上乗せ補助するということを考えております。

そして7点目、先ほど結婚のマッチングの話をしましたけれども、このマッチングについて、県外で婚活イベント事業を行っている組織がありまして、そこにお願いしまして、市内および移住・定住に関心のある市外、県外の独身者を対象としたイベントをモデル事業として開催します。結婚した結果、実は花巻ではなくて他のところに住む可能性もあるわけでございまして、この事業について具体的な仕組み、設計についてはまだできてない段階でありますけれども、できることをやっていくということが大事という観点から、このような婚活イベントのモデル事業を実施したいと考えてる次第です。

8点目は、産業団地の整備であります。市内への企業立地を促進するため、(仮称)花南産業団地のB工区の造成工事を引き続き進めていきます。なお、B工区のうち、一部の区画については、令和6年秋を目途に分譲を開始する予定です。

9点目は、UIJターン者就業奨励金、移住支援金であります。県外から移住、就業した方に対し、最大25万円を支給する市単独事業のUIJターン者就業奨励金や、主に首都圏からの移住者が就労など様々な条件を満たした場合に、世帯の状況に応じ、単身世帯の場合では60万円、2人以上の世帯の場合には100万円、さらに18歳未満の子どもがいる場合には1人あたり100万円を支給する移住支援金を継続します。これは国の事業でありまして、国2分の1、県4分の1、市4分の1の負担となっております。

次に3番目の柱、「市民の生活を守り、魅力あふれる強く優しい まちづくり」についてであります。

「1 市民の生活を守るための取組」の1点目、公共交通の維持でございます。これは花巻だけではありませんが、地方の市町村では、自動車が交通手段として圧倒的な役割を果たしているわけであります。その意味で、公共交通に乗る方は非常に少ないわけでございますが、それでも高齢者の方で自動車の運転ができない方もいらっしゃいますし、そのほか色々な事情で自動車を利用できない方がいらっしゃいます。

そういう方のために公共交通を守る必要があるということを考えておりまして、今年の3月末をもって廃止される「土沢線」について、岩手県交通株式会社が撤退した後に、花巻市の第3セクターである株式会社東和町総合サービス公社が、市のコミュニティバスとして道の駅とうわから花巻駅までのバス路線を運行いたします。

また、予約乗り合いバスについては、これまで東和地域、大迫地域、あるいは花巻の西南地区で運行しておりましたが、湯口、湯本、宮野目、矢沢地区についても今年の10月を目途に運行を開始することにしております。

さらに、交通手段を持たない高齢者や障がい者の方々の通院や買い物を支援タクシー券の給付を継続するとともに、医療機関までの通院に対する助成金の限度額について、医療機関までの距離に応じて最大3万円まで引き上げます。

2点目は、予防接種についてでございます。市では、高齢者のインフルエンザや子どものインフルエンザなどのワクチン接種について補助をしておりまして、インフルエンザのワクチン接種については、ほぼ自己負担がないような補助をしているわけでございますけれども、帯状疱疹ワクチンについても補助対象にしてほしいという市民の方々からの声が多かったわけでありまして、50歳以上の市民の方を対象とした「帯状疱疹ワクチン接種」に対する費用の補助制度を創設いたします。

高齢者の軽度生活支援事業については、これまでは人力による除雪作業のみを支援の対象としていましたが、機械による除雪作業も支援の対象とすることにいたします。また、これは特別会計の話になりますが、介護保険料については、低所得者に配慮した保険料を定めて、経済負担の軽減を図ることといたします。

3点目は、鳥獣被害に対する対策でありますけれども、近年、市街地でのクマの出没が多発しておりますので、AI搭載クラウドに対応したカメラを活用するほか、未利用果樹の伐採に対する補助制度を創設いたします。

AI搭載クラウドに対応したカメラにつきましては、2月8日の市議会臨時会で補正予算として計上し、承認いただいております。30台1セットとして、購入いたしまして、クマの市街地への侵入経路と推測される場所についてカメラを設置したいと考えております。

昨年は大変多くクマが目撃されて、通学途中の子どもたちを襲わないかとか、大変心配したわけでありました。保護者の方が送迎できない場合には、市でタクシーやバスを出したりして、安全に学校あるいは自宅まで送るということをやってきましたけれども、今年も同じような事態が発生した場合には、同様の対策をしていきたいと考えている次第です。

4点目は、物価高騰対策です。先ほど申し上げましたが、市の負担による保育園等の副食支援、あるいは小中学校の給食費の据え置きを行うほか、農業資材等を購入する場合の補助についても引き続き行ってまいります。

5点目は、良好で安全・安心な学習環境を守る、であります。老朽化が進んでいる学校施設については、国の補助制度や学校教育債等を活用しながら、長寿命化対策を進めます。

続きまして「2 魅力あふれる強く優しいまちづくりの取組」の1点目、生活基盤の充実でありますけれども、生活道路や橋梁については引き続き、国の補助制度や地方債を活用しながら整備を行います。花巻市の場合には、今までしっかりできておりますが、来年度も同じように国の支援等を得ながらやっていきたいというふうに思っております。

2点目は、災害に強いまちづくり、でありまして、消防指令センターを盛岡市に集中して作るということ、あるいは消防団員の装備品、具体的には制服を全面的により安全なものに変更する、あるいは岩手県、遠野市と合同で総合防災訓練を開催するなど、災害に強いまちづくりを引き続き進めます。

3点目は、魅力あふれるまちづくり、であります。新花巻図書館の整備については現在、専門家にお願いしまして、JR花巻駅近辺に整備する場合と総合花巻病院跡地に整備する場合の図書館のイメージであったりとか、どういう図書館ができるかということについて調査し、それを市民にお示しするということを準備しております。それが出来上がった段階で、市民の皆さんに意見だけではなくて、良いところ悪いところについて対話型の意見交換をしていただいて、建設場所についての意見の集約化を図っていきたいと、そのように思っております。

また、宮沢賢治に関するものや、花巻市博物館の開館20周年事業として「アニメージュとジブリ展」を開催するということで、ジブリとは今、話をつめている状況であります。

4点目は、市民の積極的な参画によるまちづくり、であります。コミュニティ会議や自治会の活動での事故等に対応する保険制度を創設します。

以上が主要な事業の説明でございます。

次に、花巻市の令和6年度一般会計予算案の内訳について、説明させていただきます。総額は過去最大となる551億5,332万円、令和5年度当初予算と比べますと、13億6,216万円の増、率にして2.5パーセントの増となります。

この増額について、大きい部分はふるさと納税です。令和5年度のふるさと納税については、大体88~90億円になるという状況にあるんですけれども、令和5年度の当初予算では30億円と計上しておりまして、その30億円に比べると、倍以上、ふるさと納税による寄付をいただいたわけであります。それを踏まえまして、令和6年度については、ふるさと納税を30億円から50億円に増やしておりますので、全体として見ますと、13億6,216万円の増になるということになります。

このうち、投資的経費は59億9,684万円で、前年度当初予算対比7億2,826万円増ですが、先ほど申し上げました盛岡市に整備予定の消防指令業務共同運用事業の花巻市の負担分、あるいは生活道路整備事業の増が主な要因となります。また、投資および出資金が3億5,489万円減となっておりますが、これは花巻市の一般会計から下水道事業会計に対する出資金が減るということによるものです。

歳入の自主財源、花巻市の自主財源でありますけれども、40.2パーセントとなっております。これは、先ほど申し上げましたように、ふるさと納税を30億円から50億円増額したことにより、自主財源が増えまして、40パーセントを超える予定になったわけであります。

そして、市の借金について、一般会計の運営のために新たに発行する市債の発行額は31億6,180万円、前年度当初予算対比1億320万円減となります。一方で、今まで発行した市債の令和6年度における返済額は54億9,753万円ですので、ここ数年の傾向ですけれども、市債の残高はどんどん減るということになります。

その上で、市債の発行残高でありますけれども、令和7年3月末における市債発行残高は500億7,932万円となる見込みであり、本年3月末見込額対比で23億3,573万円の減になると見込まれています。ただ、実際的には市債を発行しない部分もありますし、事業も全部やれるわけではありませんので、そういった意味では、市債発行残高は500億円を切る可能性も出てきているということになります。そのような状況でありますので、借金という意味では、明確に減るということが、現時点において予想される状況であります。

一方、基金については、今の時点では固く見積もっておりますので、令和5年度末残高見込額との比較では減るという予想になっています。令和4年度の実績ですとか令和5年度の見通しでは基金が減らないという状況になっていますので、同じようになるという保証はございませんけれども、基金については令和6年度当初予算では減るという見込み、そういう計画にしておりますけれども、実際的にはそこまで減らない可能性があるということを考えているところであります。

以上、令和6年度予算の特徴についてご説明いたしましたが、予算の概要および主な財政指標等につきましては、財務部長から説明いたします。

財務部長

引き続きまして、私からは別冊資料ナンバー1-2 資料編により予算の概要及び主要事業について御説明させていただきます。

1ページをご覧願います。

一番下段、「一般会計及び特別会計予算額」の表ですが、一般会計と特別会計を合わせた全会計の予算総額は775億9,439万1千円となり、全会計の予算総額では前年度比14億6,125万円の増、率にして1.9パーセントの増となるものです。

次に2ページをご覧願います。

ここからは、一般会計予算についての内容となりますが、歳入の主な項目についてご説明いたします。1款「市税」は114億4,742万8千円で、前年度比1.6パーセントの減と見込んでおります。減額の主な理由は、個人住民税の復興増税の終了及び定額減税の実施によるものであります。

11款「地方交付税」は146億円、前年度比0.4パーセントの増です。内訳としましては、普通交付税に133億4,000万円、特別交付税に12億6,000万円を見込んでおります。18款「寄附金」は50億1千円、前年度比66.7パーセントの増ですが、ふるさと納税50億円を見込んでおります。

22款「市債」は31億6180万円、前年度比3.2パーセントの減です。主な起債事業としましては、道路・橋梁の整備・維持事業に10億8,550万円、消防防災施設整備事業に5億5,240万円、学校施設整備事業に3億740万円のほか、臨時財政対策債として9,110万円を見込んでおります。

続いて、歳出についてですが、3ページの目的別は説明を割愛させていただきまして、4ページの性質別によりご説明いたします。

「義務的経費」は245億9,136万3千円、歳出合計に占める構成比は44.6パーセント、前年度比3.1パーセントの増であります。主な増要因でありますが、「扶助費」が子どものための教育・保育給付などの増により前年度比5.6パーセントの増となる97億4,763万9千円になったことなどによるものです。

投資的経費の「普通建設事業費」は59億9,683万6千円、構成比10.9パーセント、前年度比13.8パーセントの増です。「その他の経費」は、全体で245億6,312万5千円、構成比44.5パーセント、前年度比0.4パーセントの減です。

ふるさと納税の事務費や返礼品などで物件費及び補助費等が増加しましたが、産業団地事業特別会計への繰出金の減や、下水道事業会計への出資金の減などにより前年度比9,648万8千円の減となっております。

次に、5ページをご覧願います。

主な財政指標のほか、主要3基金及び市債の状況を掲載しております。はじめに、上から2つ目の表、基金の状況でありますが、財政調整基金につきましては、財源調整のため、18億7,952万3千円を取り崩すこととし、令和6年度末の残高は、前年度対比18億7,677万7千円減の49億698万1千円と見込んでおります。

まちづくり基金につきましては、産業団地事業特別会計繰出金へ2億1,000万円、ホテルベルンドルフの増築工事へ6,900万円など、各種事業への財源として2億8,151万円を取り崩すものであり、令和6年度末残高見込額は、前年度対比2億7,885万7千円減の59億5,709万2千円となるものです。

3基金の残高合計としては、前年度対比で22億1,619万円減の120億8,974万1千円と見込んでおります。

なお、3基金以外にも、令和5年度のふるさと納税の一部、15億円を「イーハトーブ花巻応援基金」に積立て、全額を令和6年度に繰入して、寄附者の意向に沿った事業に活用しております。

また、3つ目の表、市債の状況についてですが、先ほど歳入の市債でもご説明いたしましたが、総額31億6,180万円の発行を予定しております。

このうち、合併特例債について、欄外の※印に記載しておりますが当市の発行可能額はハード事業で360億760万円、基金造成分が29億6,060万円、合計で389億6,820万円となっており、令和6年度に発行を予定している3,020万円を加えた令和6年度末までの発行総額は311億7,040万円となりますことから、令和7年度以降に活用できる発行可能額は77億9,780万円と見込んでおります。

一方、償還元金は、54億9,753万6千円を予定しており、令和6年度末の地方債残高は、今年度末残高見込み額対比で23億3,573万6千円減の500億7,932万1千円となります。これを、令和6年1月末現在の人口9万964人により市民一人当たりの残高を試算いたしますと、55万1千円となるものです。

6ページ以降は、令和6年度予算の重点施策推進プロジェクトと重点予算についての説明となりますが、詳細は後ほど資料をご覧いただくことといたしまして、各プロジェクト及び重点予算の概要のみを説明させていただきます。

まず、重点施策推進プロジェクト1の「子ども・子育て応援プロジェクト」についてでありますが、プロジェクトを構成する7つの内容のうち、5つの内容についての予算額の合計額と、主要な事業を掲載しております。

6ページの「(1)妊娠・出産・子育てに関する相談・支援体制の充実」については3,890万円、3つの事業を掲載しております。なお、主要な事業のみを掲載しておりますので、掲載している事業の合計額とは一致しない場合があります。

「(2)周産期医療の維持確保」では、4,508万円、3つの事業を掲載しております。「(3)妊娠・出産・子育てに係る経済的支援の充実」では、22億705万円、8つの事業を掲載しております。

7ページになりますが、「(4)子どもの学習支援」では、8億6,634万円、3つの事業を掲載しております。「(5)子育てしやすい環境の充実」では、51億3,736万円、6つの事業を掲載しております。

8ページになりますが、重点施策プロジェクト2の「花巻で暮らそうプロジェクト」でありますが、プロジェクトを構成する7つの内容について説明します。なお、本プロジェクトの前年度比が3億1,239万円の減となっておりますが、これは産業団地事業特別会計への繰出金が4億9,797万円の減となったことによるものでありますので、この要素を除くと増額となっております。

「(1)移住・定住に関する相談体制の充実」では、2,210万円、2つの事業を掲載しております。「(2)移住・定住支援の充実」では、4億6,385万円、5つの事業を掲載しております。「(3)結婚支援の充実」では、1,734万円、3つの事業を掲載しております。

9ページになりますが、「(4)魅力ある商業エリアの創出」では、4,270万円、3つの事業を掲載しております。「(5)働く場の確保と所得の向上」では、6億8,568万円、6つの事業を掲載しております。「(6)企業や地域の意識改革の推進」では、260万円、1つの事業を掲載しております。「(7)シビックプライドの醸成」では2,506万円、2つの事業を掲載しております。

10ページになりますが、ここからは令和6年度の重点予算「市民の生活を守り 魅力あふれる強く優しい まちづくり」の主要な事業について、まちづくり総合計画長期ビジョンの6つの分野別に概要を説明いたします。

「(1)しごと」では、40億2,245万円、8つの事業を掲載しております。「(2)暮らし」では、75億6,962万円、3つの事業を掲載しております。

11ページになりますが、「(3)健康・いのち」では、103億8,016万円、9つの事業を掲載しております。

12ページになりますが、「(4)子育て・ひとづくり」では、84億847万円、7つの事業を掲載しております。「(5)地域づくり」では、6億4,719万円、2つの事業を掲載しております。「(6)行政経営」では、29億4,920万円、3つの事業を掲載しております。

以上、概要のみをご説明いたしましたが、詳しい事業内容については後程ご覧くださるようお願いします。以上で、令和6年度花巻市当初予算案の説明を終わります。

第2次花巻市まちづくり総合計画(長期ビジョン)を策定しました

上田市長

項目2番目、第2次まちづくり総合計画長期ビジョンについて、2月8日の市議会臨時会で審議、可決され、策定となりました。

この第2次総合計画でございますけれども、令和6年度から8年間の計画になります。そして、8年間の中で前期4年間と後期4年間について具体的な事業を盛り込んだアクションプランを策定するということになります。ただ、アクションプランにつきましては、4年前に決めたものを全てやれば良いことにはなりませんので、毎年毎年見直して、ローリングと我々は呼んでおりますけれども、計画スタートから1年経つ、令和7年度の初めまでに、令和7年度以降の最低3年間分のローリングを行うこととしたいと考えております。

今回策定した長期ビジョンでございますけれども、将来都市像としましては「豊かな自然 安らぎと賑わい みんなでつなぐ イーハトーブ花巻」ということでございます。これは長期ビジョンの策定にあたりまして、アンケート調査やワークショップなどを開催したわけでございますけれども、ワークショップで出された言葉をピックアップして作ったという部分が大きなものとなります。従って、市で作ったというよりも、市民の皆さんからいただいた意見を中心に作り上げたということになります。

資料8ページの上段にありますとおり、将来都市像をより具体化するため、6つのまちづくり分野である「しごと」、「暮らし」、「健康・いのち」、「子育て・人づくり」、「地域づくり」、「行政経営」を設け、それぞれに「目指す姿」や、その目指す姿を実現するための取組の方向を示しています。

そして、「人口減少対策」が最も重要であるということで、この6つのまちづくり分野を横断的に進める「子ども・子育て応援プロジェクト」「花巻で暮らそうプロジェクト」の2つを重点施策推進プロジェクトとして設けたわけであります。

令和6~9年度を計画期間とする「前期アクションプラン」につきましては、今年の3月中に、長期ビジョンあるいは令和6年度当初予算も考慮に入れながら、作業をしている状況であります。

なお、今回策定いたしました長期ビジョンの概要版につきましては、準備ができ次第、市内全世帯に配布する予定としております。

JR花巻駅橋上駅舎・東西自由通路のデザイン案に関するワークショップ、地域意見交換会等の結果について

上田市長

JR花巻駅橋上化・東西自由通路の整備について、新しい駅舎および東西自由通路のデザイン案について検討を進めているわけでありますが、昨年11月末には、市民ワークショップでまとめたデザインコンセプトや有識者会議でいただいた意見をもとにJR東日本が作成したデザイン案が、市に提供されました。

JR東日本からはデザイン案を3つ出していただきましたが、その3つのデザイン案について、前回開催したワークショップに参加いただいた方にもう一度集まっていただいて、ワークショップを行い、3つのうちどれが良いかということをお聞きしました。そのほかにも、地域意見交換会や有識者会議も開催して、デザイン案について意見交換を行ったほか、花巻商工会議所の議員懇談会でも説明する機会をいただき、そこで説明を行いました。

いずれの意見交換においても、「デザイン案Bが良い」という意見が多数という結果になりました。デザイン案Bに対する感想としては、「全体的に内装が木で落ち着く」、「木のぬくもりが感じられる」、「黒の外観と、内装が木をメインにしており、ギャップが美しい」、「高級感あるデザインで好感」などの意見が出たわけでありまして、その他にも色々な意見をいただいておりますが、これは資料10ページに記載しておりますので、後ほどご覧いただければと思います。

市としては、デザイン案Bを基本としてほしいということをJR東日本に申し出ることにしております。基本設計も既に入っておりまして、デザインによって基本設計の最終的な方向性が出てきますので、本年上期までJR東日本から基本設計を出していただきたいというふうに考えている次第であります。

先ほど当初予算の説明でも申し上げましたけれども、その後、実施設計に入りたいというふうに考えておりますが、実施設計に入った場合には、都市再生整備計画による国の補助金をお願いしたいと、大体費用の半分近くについて、支援していただきたいと考えておりますし、残りについては合併特例債を使いたいと考えております。合併特例債は、発行した市債の70パーセントについて国の交付税による支援が得られますので、市としては実質30パーセントの負担になりますから、国の補助金や合併特例債を使いながら、市の負担が大きくないような形で事業を進めていきたいと考えている次第であります。

令和6年度の主な組織機構改正の概要について

上田市長

項目4番目、令和6年度の主な組織機構改正についてです。

まず、総合政策部の総合計画策定室の廃止でございます。これは第2次花巻市まちづくり総合計画長期ビジョンの策定が完了し、前期アクションプランについても令和5年度内に策定予定であることから、廃止するものです。

次に地域振興部地域づくり課内に設置している地域支援室を同課地域振興係へ統合しますし、各総合支所地域振興課内に設置している地域支援室についても同課地域づくり係へ統合します。

建設部につきましては、JR花巻駅の橋上化などを担当している都市機能整備室について、令和6年度以降は設計等のハード面の業務が本格化し、技師を配置している部署との統合が必要のため、都市政策課都市デザイン係へ統合いたします。

健康福祉部につきましては、「こども家庭センター」を新設します。国でこういった部署を作りなさいと言っていることもありまして、現在の地域福祉課の児童家庭係、健康づくり課の母子保健係、こども課のこどもセンターを集約しまして、妊産婦、子育て世帯、子どもへの一体的な相談支援を行う機関として新設することになります。

そしてもう一つ、現在の教育部こども課を健康福祉部内に設置します。これは例えば、子ども関連の施設を作るとか、それに関する予算を計上するとか、そういった機能については市長部局の方にある方が適当であるという考えのもと、市長部局である健康福祉部内に設置するということにさせていただきます。

イトーヨーカドー花巻店の事業承継について

上田市長

項目5番目です。イトーヨーカドー花巻店の事業承継でございますが、これにつきましては、すでに発表されておりますけれども、イトーヨーカドー花巻店は来年の2月頃に株式会社OIC(オイシー)グループに事業継承されることになりました。

これは昨年の6月だったと思いますが、親会社のセブン&アイ・ホールディングスの株主総会でアメリカのファンド等が、収益力の悪いところを切り離すべきだ、それをしない社長さんは変えるべきだということを提案して、結果的に否決されましたが、そのような強い圧力があったということです。

イトーヨーカドー花巻店は黒字店舗の一つでありまして、これについては本年も変わらないというふうに我々は認識しているところでありますが、アメリカのファンドから見た場合には、収益力が低いところは黒字であっても切り離すべき、そうすることで株価が上がるという考え方で、非常に圧力があったということでございます。

そしてもう一つは、青森県や宮城県などの他店舗が閉店等となった場合、商品の配送ルートとして花巻店だけが単独で残るということは大変効率が悪いわけですから、そういった面からも花巻店のみが存続することは難しいであろうと考えていたところでした。結果的に、東北のイトーヨーカドーは青森県の黒字の2店舗を含めて、全て看板を変えるか、あるいは完全に閉店するかになったところであります。その中でイトーヨーカドー花巻店は黒字であったということもありまして、株式会社OICグループが事業継承するということになったというふうに理解しておりまして、その意味では、経営が黒字であったことが功を奏したのかなと思っている次第であります。

株式会社OICグループにつきましては、食品スーパーとして非常に人気があるというふうに伺っておりまして、日本型コストコだと言う方もいらっしゃるみたいですし、花巻市民にとっても人気のある店になっていただくことを期待しております。

イトーヨーカドー花巻店の従業員も継続して雇用していただけること、また、現在イトーヨーカドー花巻店に入居しているテナント各店とは個別に交渉され、条件が整えば、継続してテナントとして営業を続けていただけると伺っておりますので、それについてはどうなるか、我々としても関心を持って見ているところであります。

株式会社OICグループには、私が直接ご挨拶に行く予定にしておりまして、具体的なテナントの話ですとか、そういうことについてのお話をするのは、まだできない状況ではあると思いますけれども、花巻に来ていただいて歓迎するということ、そして市としても店舗運営に協力して、一緒にやっていきたいということをお伝えしていきたいと思っております。

「注文の多い料理店」初版本(大正13年発刊)の寄贈について

上田市長

項目6番目です。注文の多い料理店の初版本、これを寄贈いただいたという話でございます。

この本については、売れ行きが良くなかったという話がありますけども、今では大変有名な本であります。今回寄贈いただいた初版本については、所有者の方の義理のお父さんの遺品の中にあったということなんですが、自分が持ち続けるより宮沢賢治記念館で活用してもらいたいということでございまして、寄贈いただいた経緯がございます。

寄贈資料の今後の活用につきましては、令和6年は宮沢賢治が生前に刊行した、童話集「イーハトヴ童話 注文の多い料理店」と詩集「心象スケッチ 春と修羅」の二冊が出版されてから100年を迎えますので、これを記念した特別展を宮沢賢治記念館で開催する予定としております。会期は8月10日から令和7年2月9日までの予定です。

令和6年度宮沢賢治創造芸術公演 人形劇団プーク「オッペルと象」を上演します

上田市長

項目7番目です。人形劇団プーク「オッペルと象」の上演でございます。人形劇団のプークさんは戦前から活動されていた劇団で、1948年の戦後再建第一作で宮沢賢治の「オッペルと象」を公演しました。令和4年には、「第32回イーハトーブ賞」を受賞しております。

今回の公演は4月28日(日曜)、会場は花巻市文化会館で行われます。座席は全席自由席、チケット販売開始は3月1日(金曜)となっております。

主な質問

令和6年度当初予算案について、改めて力を入れた部分について教えてほしい。

【上田市長】

子育て支援に力を入れたことは間違いありません。「子ども・子育て応援プロジェクト」に学校の施設整備等も含めて、総額82億円という巨額の予算を計上しております。また、まちなかの活性化や若い人たちに花巻に住んでいただけるような「花巻で暮らそうプロジェクト」についても、総額12億円ほど計上しています。こちらは前年度比で減額にはなっておりますが、ご説明したとおり、(仮称)花南産業団地の特別会計に一般会計から繰り出す予算が令和5年度は大きかったということで、その部分を除くと増額となっております。

そういう意味では、第2次花巻市まちづくり総合計画長期ビジョンに掲げる重点施策推進プロジェクトに関する予算について、早速計上させていただいたということでございます。

「有害鳥獣被害対策事業」について、AI搭載カメラに関する予算以外の部分についても少し教えてほしい。

【上田市長】

まずは、有害鳥獣対策推進員について、現在1名いらっしゃいますが、もう1人増員します。この方については、去年、市街地でクマが多く目撃された際に、朝4時から夜中まで働くこともあったので、それではいけないということで1名増やすこととしました。

また、鳥獣被害対策実施隊の定員を140名から160名に増員します。市では狩猟免許の取得に係る費用の支援を行っておりまして、また、狩猟免許試験および狩猟免許試験の予備講習会を花巻で開催できるように県に願いして、開催いただいております。その結果、新たに狩猟免許を取得する方が増えましたので、そういった方々に鳥獣被害対策実施隊に入っていただけるように、それを期待して、定員を増やすものであります。そのほか、新規で狩猟免許を取得した方のガンロッカーや装弾ロッカーの購入費を補助する制度を創設いたします。

学童クラブの保育料について、ひとり親世帯の第2子以降の保育料を全額免除するとのことだが、市独自の制度という理解でよろしいか。

【上田市長】

はい。そのとおりです。

妊産婦に関する所得制限を撤廃するということについても、市独自の事業ということか。

【上田市長】

はい。そのとおりです。

コミュニティ会議や自治会の活動での事故などに対する保険制度の創設について、創設した経緯は何か。

【上田市長】

コミュニティ会議から、そういった保険制度を創設してほしいという声があったことが大きな理由です。創設までに2年ほどかかりましたが、保険会社と色々と協議を重ねた結果、今回の予算に計上できることとなりました。

令和6年度当初予算案にキャッチフレーズを付けるとしたら、どういったものになるか。

【上田市長】

キャッチフレーズを付けるとすると、2つあります。

「子供たちの未来のために」そして、「あらゆる世代の命と暮らしを守るために」、この2つになります。

子育てに関する予算、移住定住に関する予算、様々な支援を拡充等されているが、大切なのは、これを利用する人たち、転入してくる人たちへ伝えることだと思うが、その点についてはいかがか。

【上田市長】

非常に重要なことであると同時に、大変難しいことであると考えています。大事なことは、伝わらない人たちへ、どうやって情報を伝えるかということ。広報はなまきはあくまでも市民向けという部分が大きいと思うので、分かりやすいチラシや冊子を作って発信することは当然必要ですが、それ以外に、例えば動画を作成することも有効な手段ではないかと考えています。

例えば、市では「除雪」に関する動画を作成し、ユーチューブに上げている。そうすることで、花巻市民のみならず、より多くの方に見ていただけることになりますので、花巻はこういったことに力を入れていますとか、子育て支援に積極的に取り組んでいます、といった内容の動画を作成して、広くアピールしていくことが、これからさらに重要になってくるのではないかと思っている次第です。

担当

総合政策部 広報情報課 広報係

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