平成27年11月 定例記者会見を開催しました

印刷大きな文字で印刷

ページ番号1003154  更新日 平成31年1月18日

開催日時

平成27年11月25日(木曜)午前11時から正午まで

開催場所

花巻市役所本庁本館 3階委員会室

会見項目

  1. 総合花巻病院移転整備基本構想案について(担当 健康福祉部 健康づくり課)
  2. 株式会社セブン-イレブン・ジャパン、株式会社イトーヨーカ堂との「地域活性化包括連携協定」の締結について(担当 商工観光部 商工労政課)
  3. 富士大学開学50周年記念事業について(担当 教育部 教育企画課)
  4. 花巻市定住促進住宅取得等補助金交付制度の拡充について(担当 建設部 都市政策課)
  5. イーハトーブ花巻応援寄附金推進事業について(担当 総合政策部 秘書政策課)
  6. 自動証明写真機設置者の募集について(担当 市民生活部 市民登録課)
  7. 「花巻市子育てガイドブック」の発行について(担当 教育部 こども課)
  8. 希望郷いわて国体 冬季大会60日前・本大会300日前イベントについて(担当 生涯学習部 国体推進課)
  9. 「ぐるっとはなまき再発見!イーハトーブの先人たち」共同企画展の開催について(担当 生涯学習部 生涯学習交流課)
  10. ピロリ菌検診の実施について(担当 健康福祉部 健康づくり課)
  11. 岩手県中学校新人大会(後期)の結果について(担当 教育部 小中学校課)

会見説明内容

総合花巻病院移転整備基本構想案について

市長

総合花巻病院は施設の老朽化の問題を抱えておられますが、今般、旧県立厚生病院跡地に移転新築する移転整備基本構想案を発表されました。
現在の旧厚生病院跡地では、県医療局が建物の解体とヒ素の土壌改良事業を実施しております。これまでに内部のアスベスト等の除去が終了し、12月からは建物自体の解体工事を始めると伺っています。
今般の総合花巻病院移転整備計画は、その土地に建設する予定となっています。

11月9日に、この基本構想案について、第1回総合花巻病院移転整備検討委員会が開催され、私も委員の一人として出席させていただきました。
検討委員会のメンバーは、岩手医科大学の理事長、県立中部病院の院長、中部保健所長、花巻市医師会の会長・副会長、花巻市歯科医師会の会長、花巻市薬剤師会の会長、花巻市社会福祉協議会の会長、花巻市国民健康保険運営協議会の会長となっています。
この検討委員会では、総合花巻病院が作られた基本構想案について、主に医療と福祉の専門的な立場からご意見をいただくこととなっています。

具体的な構想案ですが、病床数は198床となっています。現在の総合花巻病院の稼働病床数は174床ですので、現在よりも多い病床数を計画されているということになります。その中には、リハビリテーション機能を持つ病床も計画されていると伺っています。さらにこの198床に加えて、90床の介護付賃貸住宅施設も併設するという計画になっています。その結果、病床機能の適正化と高齢者施設の併設が実現するという構想です。
また、リハビリテーション医療体制や、現在も実施している訪問看護等の地域包括ケアシステムの一要素としての機能を強化していくと伺っています。

さらに、総合花巻病院は二次救急の医療機関であり、三次救急や高度医療については、県立中部病院と岩手医科大学附属病院にお願いすることになるわけですが、それぞれの病院と連携を強化していくと伺っています。高度医療を伴わない一般的な病気については、最初から全て花巻病院がその任に当たるわけですが、高度医療を受けるため県立中部病院や岩手医科大学附属病院を利用した場合、退院後に利用する病院も必要になることがありますので、総合花巻病院はそのような位置付けになるという構想です。
総合花巻病院が花巻の中心部に移転整備されることによって、中心部の活性化にもつながることを期待しています。

移転整備の事業費は、総合花巻病院の試算によると約99億円となっています。このうち、総合花巻病院の自己資金と借入金で約56億円。国からの補助金が約13億円。これは花巻市の立地適正化計画策定に伴い国から期待できる補助金約8億円を想定しているほか、保育所や看護学校建設等の補助金を加えて約13億円見込んでいるということです。花巻市には約30億円の補助が要望されているという状況です。

今回の移転整備基本構想案は、花巻市が本年2月に策定した花巻市地域医療ビジョンの施策と合致していると考えています。花巻市地域医療ビジョンでは、産婦人科、小児科等が市内にもう少し必要との考えを示していますが、これについては当面、非常勤の医師等をお願いすることを含めてご検討いただいておりますので、市としては、医師確保が非常に厳しい中、ご配慮いただいていると考えています。

また現在、岩手県では県の地域医療ビジョンを策定中と伺っていますが、この総合花巻病院の性質、特に中部病院と岩手医科大学附属病院との連携を強化し、高度医療を伴わない一般的な病気の患者を受け入れるという位置付けですが、これは県が策定中の医療ビジョンとも合致していると理解しています。

この基本構想案に関する説明会を総合花巻病院と市の共催で開催しております。これまでに5回開催しましたが、全般的な部分について、基本構想案を進めてほしいという意見が圧倒的に多かったというのが実感です。今後、花巻市が補助金30億円強の金額を負担することについて、市民の皆さまの意見集約ができましたなら、それを前提に議会に対して債務負担行為についてご審議をお願いしたいと考えています。市民の意見の集約の程度によりますが、早ければ来年3月の議会で審議をお願いすることを考えています。

病院のイメージ図を添付しております。病院棟は6階建て。その隣には特定施設入居者生活介護施設棟として90床、5階建ての施設が並びます。さらに今の花巻高等看護専門学校も同じ敷地に移転する予定となっています。そして保育所につきましては、現在、病院の中に未認可の保育所がありますが、これを認可保育所に変えていただき併設する計画です。この保育所では病後児保育も実施していただく構想と伺っています。現在花巻市には病後児を受け入れる保育所はありませんので、大変期待しています。

株式会社セブン-イレブン・ジャパン、株式会社イトーヨーカ堂との「地域活性化包括連携協定」の締結について

市長

株式会社イトーヨーカ堂さんから花巻市との地域活性化包括連携協定締結のご提案があり、株式会社セブン-イレブン・ジャパンさんも含めた3者による協議を重ねてまいりましたが、具体的な中身が固まりましたので、12月3日に3者でこの協定を締結することになりました。
イトーヨーカ堂さんでは、本年3月以降、イトーヨーカ堂さんの店舗のある市町村との協定締結を進めてきたところですが、本市との締結は東北では初めて、全国でも7番目ということになります。

協定の具体的な中身について、特に市として重要と考えているのは、市の特産品の販路拡大や産業振興についての協力ということです。
先日、11月14日にイトーヨーカ堂花巻店さんの開店27周年セールオープニングイベントがあり、私も参加させていただきまして、花巻産品の消費拡大への貢献を期待するとの挨拶をさせていただきました。花巻農業協同組合さんからも、花巻の新鮮な農産物の販路拡大を期待するという挨拶がありました。その中で、記念セール当日は、株式会社道奥さんの青南蛮みそっこ胡瓜を中に入れたのり巻きや、佐々長醸造株式会社さんの味噌を使った鮭の味噌漬け、株式会社高源精麦さんの白金豚のたれ漬け、花巻農業協同組合さんの農産物の販売が行われ、大変好評を博しました。イトーヨーカ堂さんでは、このような花巻産の商品を他の店舗でも販売するための話し合いを進めており、大変よい反応が出ていると聞いております。今回の協定により、さらに花巻産品の販路拡大につながっていくことを期待しています。

イトーヨーカ堂さんの店舗につきましては、5年以内に40店舗を閉鎖することがセブン&アイ・ホールディングスさんから発表されています。花巻店につきましては、建物・土地は自社所有であり、その意味では低コストで運営できるということから、市としては花巻店さんは今後とも運営していただけると考えております。ただし、やはり経営が成り立つことが大事ということは事実ですので、市としてもイトーヨーカ堂さんの販売促進については、可能な限りにおいて協力していきたいと考えています。

今回の包括連携協定の中でもう一つ大事なこととして考えていることは、買い物弱者対策として、イトーヨーカ堂さんが実施している移動販売です。
この移動販売は、既存の店舗・商店から500メートル以上離れた場所でなければならないというのが国の条件となっています。500メートルという距離は、特に高齢者にとっては大変遠い距離です。この条件の緩和について国にお願いをしておりますが、イトーヨーカ堂さんも同じような考えをもっていると伺っていますので、今後、その可能性を追求していきたいと考えています。

富士大学開学50周年記念事業について

市長

富士大学は県南唯一の大学です。奥州大学という名前で開学してから50周年を迎えています。
この大学が花巻にあることは非常に大きな意味があります。大学の先生方や学生さんが花巻を中心にお住まいになっていただいており、人口維持の観点からも大変重要ですが、それだけではなく、富士大学の重要性は今後さらに増していくと考えています。

その理由の一つとして、国の指導によって、地方の国立大学の文系の定員を減らす動きがあるということがあります。岩手大学も今般、文系で105人の定員を減らす構想を発表されています。岩手大学の工学部・農学部については県外出身者が多い状況となっているわけですが、文系の学部については、県内の優秀な高校生が進学する大きなルートとなっています。その中で、国公立、特に岩手県出身者が数多く入る岩手大学の文系の定員を減らすことは大変遺憾だと思っています。

岩手大学は国の指導もあり苦渋の決断をしたと理解していますが、今後、岩手大学を目指していた県内の文系志望の高校生の進学先が課題になります。岩手大学の定員が減った分については、県立大学、盛岡大学、そして富士大学が引き受けていかなければならないだろうと感じています。その意味で、富士大学がさらに素晴らしい大学になっていただくことは、花巻市だけではなく県全体に非常に大きな意味があると考えています。

現在、富士大学には花巻市民セミナーとして、市民の生涯学習に貢献いただいているほか、毎年「賢治の里から全国高校生童話大賞」を開催していただいております。
また、花巻市との相互友好協定により、花巻市のまちづくりに先生方や学生が参加して、さまざまな意見を出していただいております。さらに花巻市と富士大学とは、今年の8月1日に定期協議に関する合意書を締結しています。そして10月6日には、富士大学地域連携協議会が設立され、この組織に市の総合政策部長がメンバーとして参加しています。その中で富士大学の在り方、地域との連携の在り方などにについて、協議に参加させていただいております。

50周年記念式典は11月28日、花巻市文化会館で開かれます。これに付随して、東京大学の玄田教授の講演会や祝賀会も行われます。また、50周年記念誌の刊行も予定されています。これには花巻市から125万円の補助金を交付させていただいております。

この記念誌への掲載を目的として、青木富士大学理事長、藤原前学長、岡田新学長、私の4人で富士大学の理念と役割について座談会をさせていただきました。その中で私から申し上げたことは、富士大学の役割が非常に重要になっていること、そして、富士大学は県南唯一の大学として、花巻市や北上市だけではなく、奥州市、一関市、遠野市との連携も進めていく必要があるのではないかということです。さらに、富士大学の学生が地元に就職することを推進していただき、それを踏まえて、地元の高校生が富士大学に進学することを一緒に考えていく必要があるということを申し上げました。

花巻市定住促進住宅取得等補助金交付制度の拡充について

市長

本年度から、市内に住宅を新築または購入した方のうち、中学生以下の子どもと同居している方について、限度額200万円の補助を行うことにしていました。
今般この補助制度を、空き家バンクを利用して住宅を購入または借りた人についても利用できるように変更いたしました。いずれの場合も対象となるのは、県外から花巻に移り住んだ人となります。市民の方から、県内から花巻に移り住んだ場合にも使えるようにしてほしいという声もありましたが、市としては、県内の他市と人を取り合うようなことはすべきではないと考えており、県外からの移住に限定させていただております。

空き家バンクを利用して住宅を借りた場合は100万円を支援することになります。特に空き家は、トイレや水回りを直さないと住むことができない場合が多く、市としては空き家の利用を促進するという観点からもこの変更を行ったところです。

イーハトーブ花巻応援寄附金推進事業について

市長

イーハトーブ花巻応援寄附金は、11月23日現在で1億1,900万円ほどの実績となっています。昨年は1年間で680万円ほどでしたので、相当大きな成果となっております。

寄付金は特に11月に入りまして急激に増えています。それまでは毎月1,000万円ほどでしたが、11月は23日間だけで3,310万円という非常に大きな金額となっております。理由としては、例えば銀河フーズさんの商品をお歳暮に使いたいという方がいたわけですが、それ以上にリンゴのご指定が非常に多かったということです。特に農協さん提供のリンゴは11月から始めまして、20日程度で877セットの希望があり、990万円のご寄付をいただいております。市としては花巻のおいしいリンゴを全国に発信したいと考えており、ご指定いただいたことについて大変うれしく思っております。

10月から返礼品として追加した滝田リンゴ生産組合さんのリンゴについても多くのご指定があり、すぐに用意していた分がなくなってしまいました。滝田リンゴ生産組合さんからは、既存のお客さまを大事にしたいということから、花巻応援寄附金事業に出せるのは80セット程度という話を当初からいただいておりました。既存のお客さまを大事にすることは、非常に大事なことだと思います。

市としては、既存のお客さまを大事にしていただいた上で、この応援寄附金事業を進めていきたいと考えております。

今回新たに追加する返礼品についてですが、一つは、復興庁の「究極のお土産10選」に選ばれた「平泉バウム」を製造しているブルージュプリュスさんのバウムクーヘンやラスクなどの詰め合わせセットです。イーハトーブやイギリス海岸をイメージさせるお菓子で、花巻の農産物などを利用して作った商品です。

二つ目は、岩手阿部製粉さんの商品です。全国で初めて冷凍和菓子を作ったことでも有名な皆さんご存知の芽吹き屋さんですが、岩手県産の穀類やハチミツを利用したクッキーを今回返礼品として追加させていただくことになりました。

三つ目は、山の神温泉優香苑さんの温泉成分を使った石けんセットです。花巻産の雑穀やエーデルワイスのポリフェノールも配合されており、大変美容にいいという石けんです。これを今回、追加させていただくことになりました。

自動証明写真機設置者の募集について

市長

マイナンバー制度が導入されて、希望者の方にのみ顔写真付き個人番号カードが発行されます。花巻市はこの顔写真付き個人番号カードを持っている方が、住民票などの証明書類をコンビニエンスストアで取得できるように準備を進めております。

この顔写真付き個人番号カードの申請の仕方は2種類あります。一つは市役所に来ていただき申請書を提出いただく方法と郵送やスマートフォンから申請していただく方法です。申請の際に市役所に来ていただいた方については、郵送で顔写真付き個人番号カードをお届けし、郵送やスマートフォンで申請された方については、受け取るときに市役所に来ていただくことになります。

市役所に来て申請する方については、写真を持参しなくても庁舎の中で写真を撮り、それを貼り付けて申請できるように、今回、自動証明写真機を設置することにいたしました。市役所本庁と三つの総合支所に設置することを条件として業者を公募します。花巻市の費用負担なく、証明写真機を庁舎内に設置して市民の方々の利便性を図るというものです。

「花巻市子育てガイドブック」の発行について

市長

花巻市は本年4月に「イーハトーブ花巻子育て応援プラン」を策定いたしましたが、具体的にどんな子育て支援があるか分からないという声もあり、「花巻市子育てガイドブック」として、子育て支援の内容を1冊にまとめて配布することにいたしました。

このガイドブックは、妊娠した方へ母子手帳交付時に配布するほか、未就学児童のいる転入世帯、幼稚園・保育園に在園しているお子さんのいる世帯、小学校や学童クラブ、その他希望者に配布いたします。

ガイドブックの内容については、市のホームページにも掲載し、多くの方にご覧いただけるようにいたします。

希望郷いわて国体 冬季大会60日前・本大会300日前イベントについて

市長

11月28日・29日の2日間、花巻産業大博覧会を開催します。市民の皆さんに大変好評を得ておりますが、今年も開催いたします。
この博覧会の中で、希望郷いわて国体 冬季大会60日前、本大会300日前イベントとして、バレーボールの名選手であった竹下佳江さんと高橋みゆきさんをお呼びいたしまして、トークショーを行っていただきます。

「ぐるっとはなまき再発見!イーハトーブの先人たち」共同企画展の開催について

市長

花巻市内の記念館の共同企画として、花巻の先人たちの展示を行います。
花巻新渡戸記念館では、十和田市の新田開発に尽力し、十和田市で太祖と呼ばれる新渡戸傅の人生と業績を紹介します。萬鉄五郎記念美術館では、萬鉄五郎からつながる地方美術の系譜をテーマに、藤根与治郎、藤原八弥兄弟展を開催します。花巻市博物館では、花巻の三画人の一人、東和町の菊池黙堂を紹介する展示を行います。大迫総合文化財センターでは、大迫出身力士、江戸時代の初代の錦木塚五郎と昭和の時代に活躍した若ノ海正照の二人を紹介します。

ピロリ菌検診の実施について

市長

花巻市では、胃がんの原因菌であるピロリ菌検診を実施します。
ピロリ菌がなければ胃がんの可能性が非常に少ないといわれておりますが、その観点から、ピロリ菌があるかどうか検診をしていいただきます。対象は、特にピロリ菌除去による効果が高いといわれる若い世代、20歳、25歳、30歳、35歳、40歳の市民とし、12月から検査キットの送付を開始します。

対象となる方は無料で検診が受けられます。このようなピロリ菌の検診事業は他の市では行っていないと理解しております。

岩手県中学校新人大会(後期)の結果について

市長

岩手県中学校新人大会では、前期日程に続き後期日程でも非常に優秀な成績を収めています。
バトミントン男子では矢沢中学が優勝、バトミントン女子は湯口中学、卓球男子は石鳥谷中学、柔道女子は大迫中学、剣道女子は花巻中学校がそれぞれ優勝しております。個人競技においても大変多くの生徒が入賞を果たしております。また、湯口中学校の野球部は、岩手県新人大会で優勝し、その後、東日本大会で3位に入賞しております。今後とも学業との両立を維持しながら大会等における活躍を期待しております。

主な質問

総合花巻病院への補助金30億円の財源の目途は立っているか

市長

まず花巻市の場合には合併特例債が使えます。これは来年の3月で10年間の期限が切れるわけですが、さらに10年間延長が可能となっていますので、新市建設計画の変更作業を現在進めております。この結果、合併特例債はまだ160億円くらいの枠がありますので、それも使えるということになります。合併特例債は、70パーセントは国の交付税措置がありますので市の負担は30パーセントに減ることになります。また花巻市の基金は現在120億円ぐらいありまして、そのうちまちづくり基金が30億円ほどあります。それらも使っていく可能性を今後検討していきたいと考えています。市民の方々の了解が得られれば、財源については問題なく調達可能ということになります。

イーハトーブ応援寄附金は掛かる経費もあると思うが、どれくらいの経費となっているか

市長

経費については、公表しないことというのが総務省の指導ですので申し上げられませんが、確かに経費は掛かっております。しかし、その経費を除いても十分なお金が市の財源に入っております。

合併特例債の延長対応の理由は、まちづくりに使いたいということか

市長

そのとおりです。先ほど申し上げたように合併特例債は非常に大きなメリットがあります。仮に10億借りた場合も7億円は国の交付税措置がありますので、市の負担は3億円で済みます。ただし、合併特例債があるから必要のないものに使うということはいたしません。まず必要なものありきで、その財源として合併特例債を使うことを検討するという姿勢です。

合併特例債の追加の見込み額はまだ確定していないということか

市長

そのとおりです。現在、新市建設計画の変更作業を行っている状況です。また現在、市の道路や建物を含めた公共施設の維持管理計画の策定作業を行っている段階であり、今の時点で今後何十年間に、これくらいの費用が掛かるということを発表できる状況ではありません。これらの計画を踏まえて今後のお金の使い方を検証していく必要があると考えておりますが、今後10年以内に建設する可能性が想定できるものについては新市建設計画に盛り込むことを考えています。

自動証明写真機は市の負担なしで設置できるのか

市長

市の負担なしで設置いたします。

自動証明写真機の利用料は、利用者の負担ということか

市長

そのようになります。

ピロリ菌の検診事業の費用はどれくらいか

健康福祉部長

予算は443万8,000円です。

ピロリ菌検診事業の来年度以降の予定はどうなるか

健康福祉部長

20歳から40歳までの5歳刻みの節目の年の人を対象にしていますので、来年度以降も同じように実施し、5年継続すれば若い世代は全て終了します。その後は、毎年20歳の人を対象に実施していくことを考えています。

検診受診後の対応は、個人の判断になるのか

健康福祉部長

陽性の検査結果が出た場合は、個人の判断にはなりますが、除菌していただくことをお勧めします。除菌できる医療機関は市内に14カ所あり、除菌は保険診療の対象となります。

ピロリ菌検診事業は、市として何らかの問題意識があり始めた事業か

健康福祉部長

健康を考えてということですが、特にピロリ菌は親子の経口感染が多くなっていますので、そういったことを防ぎたいという考えです。

PDFファイルをご覧いただくには、「Adobe(R) Reader(R)」が必要です。お持ちでない方はアドビシステムズ社のサイト(新しいウィンドウ)からダウンロード(無料)してください。

より良いウェブサイトにするために、ページのご感想をお聞かせください。

このページの内容は参考になりましたか?
このページの内容はわかりやすかったですか?

このページに関するお問い合わせ

広報情報課
〒025-8601 岩手県花巻市花城町9番30号
広報係 電話:0198-41-3504 ファクス:0198-24-0259
情報政策係 電話:0198-41-3508 ファクス:0198-24-0259
広報情報課へのお問い合わせは専用フォームをご利用ください。