令和元年5月 定例記者会見を開催しました
開催日時
令和元年5月29日(水曜)午前11時から11時45分まで
開催場所
花巻市役所本庁本館3階 302・303会議室
市長からの報告事項
第66回春季東北地区高等学校野球岩手県大会で花巻東高校が優勝
市長
花巻東高校が岩手県の春季大会で優勝したということで大変喜んでおります。
「逆転の花巻東」ということですが、今年は準決勝、決勝も含めて最初からリードし、横綱相撲のような、投手陣も整備されたということを感じていまして、高校野球に関しては熱い夏になるのを大変楽しみにしているところです。
花巻東高校に頑張っていただくと、ほかの市内の高校も含め、市民が元気になりますので、ぜひ頑張っていただきたいなと思っています。
5月25日・26に日本ワインフェスティバル花巻大迫2019を開催しました
市長
5月25日・26日に、大迫で日本ワインフェスティバル花巻大迫を開催させていただきました。
今年は約6,000人の方に来ていただいたということで、一昨年は約3,700人、昨年は5,000人でしたから、毎年来場者が増えていて、来た方々には大変好評だったようです。
皆さん笑顔でワインを味わっておられましたし、また、花巻を中心とする大変おいしい食材をたくさん出していただきましたので、それも楽しんでいただけたと思います。
また、世界一のソムリエの田崎真也さんにも日曜日の26日、2回にわたりご講演いただき、これも大変喜んでいただいたということで、関係者の努力について感謝したいというように思います。
会見項目
- 花巻市子育て世帯住宅取得奨励金を多くの子育て世帯に活用いただいています(担当 地域振興部 定住推進課)
- 「ワインツーリズムいわて2019」を8月31日・9月1日に開催します(今年はたっぷり2日間。ワインを育む花巻の魅力をお楽しみください)(担当 地域振興部 定住推進課)
- 「第3回リノベーションスクール@花巻」を開催します!(7月26日から3日間、マルカンビルでアクト開始)(担当 建設部 都市政策課都市再生室)
- 「令和元年度魅力ある道づくり懇話会」が6月25日に開催されます(担当 建設部 道路課)
- 「花と緑のまつり2019」を6月7日から開催します(もっと身近に花と緑を感じる3日間)(担当 建設部 公園緑地課)
- 「第39回南部杜氏の里まつり」を6月1日に開催します(担当 石鳥谷総合支所 地域振興課)
花巻市子育て世帯住宅取得奨励金を多くの子育て世帯に活用いただいています
市長
花巻市子育て世帯奨励金は、昨年の4月1日から実施したわけですが、非常に多くの子育て世帯に活用いただいているということについてご報告させていただきたいと思います。
平成30年度は、問い合わせが200件近くあったということで大変多かったわけですが、既に29世帯115人の方が花巻市内に定住しています。令和元年度になり、既に15世帯の方々に定住していただいているということで、今後もさらにたくさんの方に奨励金を使っていただき、定住いただく見込みですので、令和元年度6月議会において補正予算を計上し、対応したいと考えています。
この制度を活用されるのは市内の方が多いのですが、令和元年度については市外から奨励金を利用して花巻に定住した方も出てきている状況です。我々としてはこの制度は、花巻市内の居住を誘導したい地域、花巻・大迫・石鳥谷・東和の中心部になりますが、そこに住んでいただく方、あるいは親御さん世帯と近いところにお住みになる場合に補助をさせていただくということで、市内でも特に我々としては居住誘導地区として誘導したい地域に市内の方に住んでいただく、あるいは親御さんと近いところに住んでいただくということを狙った施策ですが、特に市民の方に使っていただいているということで、成果が出ているというように思っている次第です。
この平成30年度の内訳、令和元年度の内訳については、平成30年度については親世帯との同居が4件、近居が13件で、17件の方々が近くにお住まいいただいたということで、おじいちゃんおばあちゃん世帯の方と子育て世帯のお孫さんたちが交流できる場所に住んでいただくということ、あるいは特に中心地ではない地域について、子どもの数が減っているということもありますので、効果があったのではないかと思っています。
また生活サービス拠点についても、12件の方が転居という形で使っていただいています。
令和元年度の申請状況ですが、親世帯との近居が6件、生活サービス拠点への転入・転居が9件、計15件ということで、この方々は転居あるいは近居を既に実行しておられますので、申請に基づいて奨励金をお支払いさせていただくということになります。
制度の概要については、生活サービス拠点での住宅取得奨励金は30万円、JR花巻駅東側の中心部のみ50万円となっています。親世代との同居・近居についての奨励金は30万円で、これもJR花巻駅東側の中心部については50万円ということにさせていただいています。
「ワインツーリズムいわて2019」を8月31日・9月1日に開催します(今年はたっぷり2日間。ワインを育む花巻の魅力をお楽しみください)
市長
ワインツーリズムいわて2019を8月31日・9月1日に開催します。
日本ワインフェスティバル花巻大迫2019では、特に関東、甲信越、そして東北、北海道の41ワイナリーに集まっていただいて、5月25日・26日に開催させていただき、これについても花巻がワインの生産地であるということについて、うまく発信できたと思います。
日本ワイナリー協会が支援あるいは後援している日本ワイン祭りあるいはフェスティバルは全国で二つだけとなっており、一つは日比谷公園で開催される「日本ワイン祭り」で、49ワイナリーが出展するということですけれども、東京は1,000万人以上の人口で、約5,000人しかいない大迫で41ワイナリーが出展ということですから、人口当たりの数からすると圧倒的に大迫の方が活発であるという話をいつもさせていただいています。
日本ワインフェスティバル花巻大迫2019の開会式でそのお話もしたのですが、お見えになっていた日本ワイナリー協会の事務局さんから「人口比だけでなく、熱気という意味でも、大迫の日本ワインフェスティバルは大変すばらしい」というお話をいただいています。東京だと、どうしても冷やかしの方々も来るということですが「大迫の日本ワインフェスティバルに来るのは、本当にワインが好きな方、楽しみたい方で、熱心にお話をしながら日本ワインを楽しんでいる様子が非常にすばらしい」という話をされていました。全国から来るワイナリーの方々も「ワイン好きの方々に集まっていただいて、その方々とワインについて話しながら販売できるというのは非常に楽しい」ということをおっしゃっていまして、第1回目の時には、ワイナリーの方々にお願いして来ていただいたわけですが、2回目、特に3回目になると、積極的に来ていただいている状況です。
そのような日本ワインフェスティバルとは別に、昨年からワインツーリズムということで花巻中心ですけれども、花巻とお隣の紫波町のワイナリーや日本酒の蔵元に訪れていただく、あるいはまちなかの販売店で日本ワインをお買い求めいただくというようなツーリズムを開催しています。昨年も大変好評だったわけでして、参加者の方からは、「ぜひ続けてほしい」というお話をいただいており、今年も昨年に引き続き2回目を開催するということになりました。
東北では6月9日の日曜日に「ワインツーリズムやまがた」が山形県上山市・南陽市で開催されるということですが、本年についても花巻そして紫波で開催する「ワインツーリズムいわて2019」が東北では2番目の開催となります。主催は花巻市ですが、紫波町にもご協賛をいただきますし、山梨にある組織・一般社団法人ワインツーリズムに企画・運営の協力をいただく予定としています。
開催日時は8月31日・9月1日の午前8時30分から午後5時頃まで、専用のバス停を設置し、各ワイナリーや酒蔵、商店街などを巡回することを予定しています。各会場では有料・無料のテイスティングを用意しているほか、各ワイナリーや酒蔵、商店街の方々が考えた、地域ならではのさまざまなイベントが実施される予定となっています。8月31日の土曜日は紫波地域と、特設会場を除く花巻地域の一部、9月1日は花巻地域で開催するということになります。
主なバス停留所については、大迫のエーデルワイン近くのカントリープラザ、そして新しいワイナリーで「四季島」に採用されたりするなど、大変おいしいワインということで評価が高い高橋葡萄園、あるいは新しくできた亀ヶ森醸造所、商店街の真ん中にある大迫交流活性化センター、東和町の土沢商店街、紫波町の自園自醸ワイン紫波、紫波町内の酒蔵ということを考えています。
参加費は5,400円で、2日間の利用可能なチケットでバス利用券とワイングラス、グラスホルダー、ガイドブックを含むということです。ワイナリーにおけるテイスティングについては、無料の部分についてはもちろん飲んでいただけるわけですが、有料のものについては各ワイナリーでお支払いして楽しんでいただくということになります。
参加ワイナリーは、エーデルワイン、高橋葡萄園、亀ヶ森醸造所、このほかに特設会場で販売するワインを提供いただくのは、MKファームこぶし、大迫佐藤葡萄園、もんのすけ農園です。
MKファームこぶしは、大迫で2ヘクタールぐらいのブドウ畑でブドウを植栽し栽培していただいていますが、前からあったブドウ畑ではブドウをすでにつくっていただいており、そのブドウを使って醸造したワインを提供していただくということになります。
大迫佐藤葡萄園は静岡から移住されてブドウ栽培を楽しんでおられるということで、将来的にはワイナリーもつくりたいというご希望あるようですが、現在は委託製造していて、そのワインを提供いただくということになります。
もんのすけ農園は花巻の西側、南万丁目に新しく農園を開いた方で、この方にはリンゴを原料にしたシードルを提供していただくことになります。
紫波町については、自園自醸ワイン紫波のほかに、日本酒の酒蔵・吾妻嶺酒造店、月の輪酒造店、廣田酒造店、高橋酒造店に参加いただきます。
そのほかに、陸前高田市の神田葡萄園、平泉ワイナリー、遠野市のソーシャルファーム&ワイナリー、野田村の涼海の丘ワイナリー、この方々にも商店街の特設会場でワインを提供いただくということになっています。この方々は、この前の日本ワインフェスティバル花巻大迫にも参加いただいたということで、私も一部飲ませていただきましたが、おいしいワインをつくっているなというふうに思った次第です。
イベント内容等については現在調整中で、チケット販売は5月29日から、申し込みは専用ホームページからということになります。
「第3回リノベーションスクール@花巻」を開催します!(7月26日から3日間、マルカンビルでアクト開始)
市長
リノベーションスクール@花巻を開催いたします。リノベーションスクールについては、過去2度開催しています。
リノベーションについては、空いている店舗等を利用するということが前提になります。新しく店舗を開く方々にご自身の事業計画をつくっていただき、その事業計画の範囲内で払える金額を賃料として支払うということで、家主さんとお話をして、フェア・マーケット・バリューといいますか、通常想定されるような賃料よりも安いということが前提となりますけれども、古い建物を使わせていただいて、その上で、その建物を改修して店舗等を開いていただくというプロジェクトです。
全国で北九州、あるいは草加、豊島など、いろいろなところで活発にされておりますが、花巻でのスクール開催も3回目になりまして、全国でも注目されている中の一つになっているようです。
3回目の開催に当たり、去年は11月末から12月初めに開催したのですが、今年は7月に開催するということで、リノベーションスクール事前講演会が6月15日、午後3時から午後5時まで、マルカンビルの地下1階特設会場で行われるということになります。地下1階はスケートボードパークになっていますので、どのような会場設定になるか分かりませんが、そこで開かれることになります。
基調講演として、全国で有名なリノベーションのリーダーの1人である東野唯文さんに来ていただいて、「まちにつくる新しい暮らしと仕事」ということで、東野さんが代表取締役をされているReBuilding Center JAPAN(リビルディング センター ジャパン)の取り組みについてご紹介いただくということになります。
第2部はトークセッションで、東野さんのほかに、紫波で活躍されている星さん、奥州市で活躍されている川島さん、そして花巻家守舎の小友さんに参加いただきます。
リノベーションスクール自体は7月26日・27日・28日と3日間にわたって開くということで、昨年度・一昨年度と同様、あらかじめ定めた候補物件をグループごとに検討いただいて、ご自身たちの事業計画をつくっていただき、その上で3日目に家主の方を含めて参加者の前でその事業計画についてのプレゼンテーションをしていただくということになります。
リノベーションまちづくりの特徴は、先ほど申し上げたように、しっかりした事業計画で、建物もそれに見合った形・金額で家賃を設定する、そして古い建物を改造してやることになりますので、収益性が高く、新築よりも初期投資が小さくスピーディであるということになります。
民間主導でやるということになりますし、リノベーションの考え方はそもそも補助金に頼らないということがあります。我々としては必要な場合には、国の制度も利用していただきながら補助金を得るということもあってもいいと思いますが、基本的には自分たちで経済合理性を追求した上で事業を展開するということが前提となっています。その結果、建物1戸だけではなく、その地域の経営課題「衰退した町を元気にする」ということが目的となっているということになります。
現在、マルカンビル大食堂などいろいろな事業を既にリノベーションの考え方でやっていただいていますし、小友ビル等もやっています。ゲストハウスができたり、あるいはレストランができたり、いろいろな動きが出てきています。
その中で今後近い将来に出てくる動きとして紹介しますと、一つ目はlit workplace(リットワークプレイス)という名前でコーヒースタンドとクラフトビールのブリュワリー、醸造所を組み合わせた店がJR花巻駅の東口、以前の民芸品店にできます。これは2017年第1回目のリノベーションでサブユニットマスター務めた方で、当時花巻酒販ビルを使うということで計画されたのですが、老朽化が激しく無理ということで別の場所になり、そのときの事業計画が実現するということになります。2年越しのプロジェクトで、先ほどお話したスピーディからするとちょっと時間がかかりましたけれども、酒造免許を取る必要があるということで大変な事業になりますが、今回開設できるということを伺っています。
クラフトビール、コーヒー、パンのほか、ビールに合うソーセージやチーズ料理なども提供し、あとはランチも提供する予定と伺っています。6月末にプレオープン、7月初めにグランドオープンの予定で、ビールは既に醸造しているということです。おいしいビールができていると聞いていますので、私も楽しみにしていますし、市民の方々にも喜んでいただけると考えています。
二つ目は、これまで花巻家守舎そして上町家守舎を小友さんが中心になってつくり、家守舎が二つありますが、三つ目の株式会社吹張家守舎が出来上がるということです。これはゲストハウス「meinn(メイン)」を開業した福田一馬さんとその仲間が、新たにつくるということです。
ゲストハウスもいろいろなイベントを開いて、盛んに使われているようですし、このゲストハウスの建物の中に中国料理店も開業されました。赤坂四川飯店の陳健一さんのお父さんが四川から初めて麻婆豆腐を日本に持って来たということで、赤坂四川飯店は麻婆豆腐の元祖で大変おいしいところなのですが、この中国料理店では、赤坂四川飯店直伝の麻婆豆腐等の中国料理を提供していて、私も食べたことがあり大変おいしいです。
そういうゲストハウスあるいはレストランのある建物を今事業としてやっている福田一馬さんは、以前、花巻の地域おこし協力隊員だったわけですが、彼が新たな家守舎をつくるということです。具体的なプロジェクトは現在検討中ということですが、今年の7月に設立予定と伺っています。
「令和元年度魅力ある道づくり懇話会」が6月25日に開催されます
市長
令和元年度魅力ある道づくり懇話会が6月25日に開催されます。これは商工会議所主催で、花巻市はあくまで後援ということですが、国道4号花巻-北上間が3月29日に内閣の承認を得た上で調査事業に入りましたし、交差点改良事業については、同日に事業決定している、あるいは花巻スマートインターチェンジについて、国、県、NEXCOと共に準備会を開いて事業計画をつくり、今後事業決定するように国に要望している状況です。
また、道の駅については、道の駅「石鳥谷」が国、市それぞれ改修作業するということで今進んでいます。国の方は駐車場整備や情報センター、トイレを移設新築しますし、市は今ある施設を、伝承館については場所を変えて中身を変えるというような事業をするということを進めています。道の駅「西南」についても、岩手県がつくる情報センターの部分と市の事業がそれぞれ進んでいて、敷地については田んぼですので、国の協力をいただいて土を入れているのですが、建設も今年の9月ぐらいから始まるというようなことで、道関連でいろいろな動きがあります。
そういう中で、今回の魅力ある道づくり懇話会では、東北地方整備局の阿部道路部長に来ていただき講演いただく、あるいは花巻市の遠藤建設部長に講演もいただくということにしています。遠藤部長はもともと東北地方整備局の方で、そういう意味では花巻の道の課題だけではなくて東北全般の課題についてもご存じの方です。この2人に商工会議所あるいは建設業者の方々に現状についてお話をいただいて、今後の考え方について皆さんのご意見をいただいたり、ご協力をいただいたりするような機会にさせていただきたいというように考えています。
「花と緑のまつり2019」を6月7日から開催します(もっと身近に花と緑を感じる3日間)
市長
5番目は、6月7日から開催される「花と緑のまつり2019」です。3日間ですが、例年と同様、日居城野運動公園の総合体育館前の広場と総合体育館の中でも開催されます。
行事内容については、記者会見資料の下の方に書いております。あまり例年と大きく違うことはないというふうに考えています。
花巻はよく、「花という名前があるから花できれいにすべき」だという話がありまして、私もそのとおりだと思っています。道路脇等、各地で花を植えていただいて、きれいなまちづくりに貢献いただいていますが、これについては今後とも続けたいと思っています。
そして、一昨年の4月に公園緑地課をつくりました。これまで公園の保守がきちんとなされておらず、担当者2人ぐらいで公園の管理をしているということになると管理不足ではないかという問題意識があり、一昨年の4月に新しい課をつくらせていただいたわけです。
やっぱり調べてみますと、花巻市にはたくさん公園があるのですが、子どもが遊ぶ遊具等については、ここ数十年間あまり整備されてないという状況にあります。古くなった遊具を全部新しくするためには数億円のお金がかかるということが分かりましたので、我々としては全て整備するのは無理だろうと思っています。その中で、お子さんたちに実際に遊んでいただいている公園については、遊具の必要な補修等をしっかりやっていこう、あるいは場合によっては変えることも考えていかなくてはいけません。一方、実際にお子さんたちがほとんど遊んでいない公園については、危険な遊具はむしろ撤去するという方向というように考えています。
まちなかの公園についても、草刈りがなされていない公園がたくさんあり、お子さんたちが遊ぶについても、雑草が30センチも40センチもあるというようなことで、管理が行き届いていない公園が目立つわけですが、こういうものは市がやるか、あるいは地域にお願いするかしてしっかり管理していきたいと思っています。
また、特に道に面して人々の目につく公園については、やはりきれいにする必要があるのではないかということで、予算の関係もあり全面的にすぐというわけにいきませんが、芝生の植え替え等も逐次していくことを考えたいと思っています。その一つ目がJR花巻駅西口の材木町公園で、令和元年度(平成31年度)予算の中では、材木町公園の土の水はけ等をよくするための工事を実施いたしまして、それを踏まえた上で、できれば今年度の補正予算によって、来年の3月ぐらいに芝の張り替え等をするというようなことを考えています。その結果を見て、同様の整備等をほかの各地の公園で逐次実施していくということを考えています。
子どもたちが遊べる、あるいは中高齢者の方々が憩いの場として使っていただくということが大きな目的ですけれども、もう一つはまちの景観を良くするということも狙って、財源の限界がありますが、少しずつやっていきたいというように考えています。
どうしてもまちは建物が古くなると見た目が悪くなります。しかし、自然の力によってまちがきれいに見えるということがありますので、そういう観点から考えていきたいと思っています。
街路樹についても、街路樹を植えていても枯れた部分があります。そういう部分についても逐次植え替えするということも考えていきたいです。地域の方々には「落ち葉が邪魔」「街路樹はいらない」という方もいますけれども、やはり、まち全体の景観を考えたときにそういうこともやっていく必要があるのではないかなと考えています。
花と緑のまつりについては、そういうきれいな花巻をつくるという大きな目的もありまして、そういう観点から緑のすばらしさを市民の方々に味わっていただきたいというように思っています。
「第39回南部杜氏の里まつり」を6月1日に開催します
市長
六つ目になりますけれども、南部杜氏の里まつりを6月1日に開催いたします。
今年100回目となる南部杜氏自醸清酒鑑評会、これは明治44年に1回目が開かれ、先の大戦の時、あるいは東日本大震災の時に開催できなかったということがありますので今年で100回目ということになります。
今年は、確か鑑評会に出たのは岡山が一番西だったように記憶していますが、各地の酒蔵で南部杜氏協会の南部杜氏の方々がつくった、日本酒の鑑評会が開かれ、大変おいしい日本酒が今年も出来上がっているところです。
今回の南部杜氏の里まつりでは鑑評会で上位に入賞したお酒等がたくさん出ますので、これも楽しんでいただければいいなと思っています。石鳥谷町を中心に、花巻全域からたくさんの愛好者がいらっしゃいますので今年も楽しんでいただければと思っています。
ちなみに、この南部杜氏自醸清酒鑑評会の表彰式祝賀会が先週開かれ、私も出ましたが、その時に南部杜氏の里・道の駅「石鳥谷」の改修についてお話をさせていただきました。先ほども申し上げましたように、国が駐車場整備あるいはトイレ、情報センターを移転新築してくださり、市としては、販売施設の酒匠館、食堂あるいは、過去に南部杜氏が使っていた器具等を展示している南部杜氏伝承館などの施設がありますけれども、南部杜氏伝承館については曳き家と言って、建物を引っ張って場所を移すということを考えていまして、その結果、コの字型の西を向いた広場を中心として市の施設が並ぶことになります。
そういう中で、やはり目玉は南部杜氏伝承館で、これが南部杜氏の技術あるいはお酒についての発信施設という性格をより強く持つように改築したいと考えています。具体的には、そういう南部杜氏が過去に使った用具等の展示をするとともに、全国でつくっている南部杜氏のお酒をそこで試飲できて、また、買えるというようなことも我々は今検討しているところで、南部杜氏協会をはじめとする南部杜氏の皆さんのご協力が必要になりますので、この南部杜氏自醸清酒鑑評会の表彰式祝賀会でその旨をお話しさせていただいた次第です。会長さんをはじめ、出席している南部杜氏の方々も、にこにこしてうなずいておられましたので、我々としては、ご協力いただけるのではないかなというように思っています。
この道の駅「石鳥谷」については、国に新たに整備していただけるものについては限界がありますし、市の方は、新たな建物をつくるということはしない前提でいますので、ハードの部分については、今、市民の皆さんの意見を聴いていますが、大きな変更はできないということを説明しています。その上で、具体的にソフトの部分で、南部杜氏伝承館あるいは食堂、販売施設のあり方については、石鳥谷を中心とした市民の皆様のご意見を聴いて、南部杜氏の方々の意見もしっかり聴いて、すばらしい施設になるようにしていきたいと考えています。
主な質問
ワインツーリズムいわて2019について、1日のバスの本数は
6次産業推進室次長
今のところ本数は具体的に決まっていませんが、45分に1本という形で考えています。
昨年の参加者数と、今回、開催時期を早めた理由は
市長
ブドウ農家の方もそうですが、ワイナリーの方が忙しく、10月はちょっと厳しいということで、9月に開催したいということになったのですが、9月は今年、県の選挙があったり、いろいろな行事があったりして、なかなか開催できる日がなかなかないという現実があります。
一方、8月24日・25日になりますと、ツーデーマーチと花火ファンタジーがあるので、これを避けました。8月31日、9月1日はイーハトーブフェスティバルを宮沢賢治童話村で開催する日でそれと重なり、我々としては非常に残念なのですが、9月に適当な日がないため、この日にせざるを得ないということになりました。多分、市民の方々から、お叱りの声が出ると思いますが、実はそういう事情があって設定したということになります。
ワインツーリズムは昼のイベントで、イーハトーブフェスティバルは夕方からのイベントですので、ワインを飲んでアルコールが回った方は難しいかもしれませんが、少しのほろ酔いであれば、楽しんでいただける可能性もあるのではないかなということで、何とかご了解いただきたいというように思っている次第です。
地域振興部長
昨年の参加者数につきましては205人です。アンケートはそのうち157人からいただいたのですが、県内の方が38%でしたので、多くは県外からお越しになっていただいたということになると思います。
今年の集客目標などは設定しているか
地域振興部長
昨年は目標が400人で、実際の参加者が205人だったのですが、今年は2日間にわたるということもありますので、今のところ担当部としては300人と設定しています
市長
県外の方に来ていただいて、花巻はワインの里であるということを知っていただきたいというのが大きな目標なのですが、やっぱり、せっかくの機会ですから市民の方にも楽しんでいただきたいなと思います。
花巻市子育て世帯住宅取得奨励金を申請して定住した方が29世帯115人となっているが、住んでいる地域の内訳と、住みたい地区のニーズは把握しているか
市長
花巻が26件、石鳥谷が3件ということで、残念ながら大迫と東和は平成30年度の実績はありません。ちなみに、これとは別に、空き家バンクを使うとか子育て世帯の方が県外から、あるいは県内からの新規就農者について、最大220万円の補助金を出している支援制度がありますが、平成30年度については9件利用いただいていまして、花巻が6件、大迫が1件、東和が2件ということになります。令和元年度については、既に2件利用していただいていますが、大迫1件、石鳥谷1件ということになります。
したがって、県外から移住する方については、この30万円の奨励金の制度ではなく、最大220万円の補助金の制度を使って県外から移住して来ていただいているという成果があったということになります。
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