令和2年6月 定例記者会見を開催しました

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ページ番号1012456  更新日 令和2年7月3日

写真:記者会見の様子

開催日時

令和2年6月29日(月曜)午前11時から11時55分まで

開催場所

花巻市役所本庁本館3階 302・303会議室

市長からの報告事項

6月28日に「花巻おもちゃ美術館」の内覧会と、学芸員へのエプロン授与式が行われました

会見項目

  1. 新型コロナウイルス感染症に関する花巻市の対応について(担当 新型コロナウイルス感染症対策本部)
  2. 「がんばれ花巻!対象のお店で最大20%戻ってくるキャンペーン」を実施します(東北地方初!「PayPay」を使ったキャンペーンで市内における消費拡大とキャッシュレスを推進)(担当 商工観光部 商工労政課)
  3. 道の駅「はなまき西南」が8月7日にオープンします(担当 建設部 道路課)
  4. 中学生、高校生等の医療費助成の現物給付が8月から始まります(高校生等の現物給付は花巻市独自の取組)(担当 健康福祉部 国保医療課)
  5. 医療用ウィッグ購入費の補助を7月から開始します(担当 健康福祉部 健康づくり課)

6月28日に「花巻おもちゃ美術館」の内覧会と、学芸員へのエプロン授与式が行われました

市長

昨日マルカンビルで、花巻おもちゃ美術館の内覧会と、学芸員の方々約100人に対するエプロン授与式が行われ、私も行かせていただきました。

7月20日の開館を予定されていますけれども、おもちゃ自体は、今の時点では館内に入れるおもちゃの100分の1ぐらいしか入っていないということでしたが、花巻あるいは岩手県内の約30種類の広葉樹を使って、床にこの板が貼られたりしていて、いろいろな木のにおいのする美術館ということです。全国で5番目のおもちゃ美術館ということですけれども、マルカンビル大食堂を含めてたくさんの人が来るのではないかなと、まちなかの活性化に非常に大きな効果があるのではないかなと思った次第であります。

このマルカンビルの花巻おもちゃ美術館についても、上町家守舎あるいはその中心の小友木材店が中心となって、開館するわけでございますけれども、マルカンビルにつきましては、市が1番多いのですが、国、県からの補助も受けて、約1億5,000万円かけて耐震化工事を今年3月に行い完了しています。安全なビルに生まれ変わったということで、そのような場所で大食堂も含めて、市民あるいは県民の方々、そのほかの地域から来た方々に楽しんでいただける、そういう場所になるのではないかなと思います。

近くには、南池袋の公園整備の中心となった方々の力を借りてデザインしていただいた花巻中広場もあります。コンクリートの滑り台、あるいは壁をよじ登るプレイウォール以外何もない公園ですが、行った子どもたちは1日楽しんで遊んでくださっているということです。この花巻おもちゃ美術館と併せて、まちなかの活性化につながるのではないかなということで期待しているところであります。

新型コロナウイルス感染症に関する花巻市の対応について

市長

1点目は新型コロナウイルス感染症に関する花巻市の対応についてお話しさせていただきます。

一つは、PayPayと連携して利用者へのポイント還元を行う事業を創設するということであります。これは、要するにPayPayを使って支払うと2割のポイントが付くという制度で、我々はやはりこの支援というのは、市民の方々にお金を渡すというよりも市内事業者の事業の継続を図るということを目的としているわけでございます。

次に「はなまき小判」配布事業ということですが、これはこのPayPayによる支援とは別のものでありまして、PayPayはご存じのようにスマホがないと使えないわけでございまして、統計では、60代は60数パーセントの方がスマホを持っていますが、70代になると30パーセントぐらいしかスマホを持っていないということでございまして、我々としては、70代の方々がスマホを利用するというのはなかなか難しいのではないかということで、そういう方々に対して、スマホを使わなくてもこの市の支援によって花巻の飲食店等でお金を使っていただきたいという考え方から、このPayPayの制度とは別に、はなまき小判の配布事業というのをさせていただきます。

はなまき小判は、花巻商工会議所が毎年実施している事業でありまして、市も一部支援をしていますが、8パーセントのプレミアムが付く、要するに100の額面のものを92で買えるという、そういうはなまき小判を毎年使っていただいています。

今回は、このように買っていただくのではなくて、70歳以上の方については、2,000円分のはなまき小判を無償で提供するという事業をやることにしております。はなまき小判は、非常に経済効果もあってすばらしい事業ですが、やはり特に高齢者の方々にとって、92パーセント分を支払って、あらかじめはなまき小判を買うというのは、なかなか難しい。それから経済的にもそういう余裕がない方も、あらかじめお金を払ってそういう券を買うことができない方もいらっしゃるわけでありまして、そういうことから考えると、無償でお渡しする方がいいだろうということで、2,000円分に限りますけども、そのような券をお渡しするという事業をさせていただきたいと思っております。

先ほど申し上げたように我々は、あくまで市内事業者の事業継続のために花巻のお金を使いたいということですけれども、どうしてもこのPayPayを使えないということで、不公平だという声も出てくるわけでありまして、そのようなことから70歳以上の方々については、これを使わせていただくということを決めさせていただいたわけです。

また、実は調べますと、花巻市9万5,000ぐらいの人口のうち、70歳以上の方々が2万7,000人位いらっしゃいます。当初は前期高齢者の65歳以上ということを考えていましたが、そうすると3万人をはるかに超えるということでありまして、そこまで行くと金額が多過ぎるということで、60代の方はスマホが使える方も多いということで、使えない方には大変申しわけないのですが、そこで線引きをさせていただいたということでございます。

次に中小企業についての家賃補助でございます。これは県の制度がありまして、花巻市もその制度に乗って家賃補助をしていたわけでございます。国も家賃給付金支援制度を始めたわけですけれども、今回、県の要件緩和に合わせて、小売業、飲食業、宿泊業、生活関連サービス業に加えて、タクシー業、貸し切りバス業などの道路旅客運送業、レンタカーなどの物品賃貸業を追加させていただいたということであります。

ちなみに、地方創生臨時交付金でありますけれども、第一次で花巻市は3億8,800万円いただいておりますが、先日発表された第二次では、12億4,000万円配分されることになったわけです。第一次の金額が我々にとって驚くほど少ない金額だったわけですけれども、第二次は、その意味では予想より少し多かったのかなという感触を持っております。これを有効に使わせていただくということをやっていきたいなと思っております。

先ほど申し上げましたように我々としては、まずは花巻の事業者の事業継続を図るということを集中してやりたいと思っています。この前の特別定額交付金、花巻だけで95億円来たわけですが、このような事業、あるいは持続化給付金、これも全国で2兆3,000億円ですから、仮に1,000分の1であれば花巻で23億円ということになるわけですけれども、そのような大きな事業は市町村レベルではなかなかできないということから考えると、我々は、国のようにお金をどんどん交付するということはなかなかできない、有効に使うことについて、一生懸命考えていきたいと思っております。

その一環ですけれども、次の宿泊施設等関連事業者支援金でございます。これはゴールデンウイーク中に、県をまたぐ移動、あるいは県をまたぐ観光については控えてほしいという国あるいは県の方針があったわけでありますけれども、以前にもお話し申し上げておりますが、岩手県は残念ながらこの宿泊業者の方々に対して、その時点で休業の要請をしなかった。その結果、休業された事業者に対する補償的な交付金はしなかったということでありますけれども、我々としては、ゴールデンウイーク期間中、やはり県外から花巻にお見えになるということはあまり好ましくないということからして、温泉旅館等について休業をお願いしたわけであります。要請というような強い話ではないのですが、お願いしたわけでありまして、それに伴って、感染拡大防止協力金の予算が1,500万円でしたが、この休業された温泉施設に対して交付金を交付させていただきました。

話を聞きますと、やはりこのような、休業した温泉施設等に物品を納めている事業者が非常に大きな打撃を受けたという声がありましたので、この温泉事業者への卸販売事業者等に対して、同じように休業に伴う支援あるいは補償をしなくてはいけないという考えから、総額2,000万円ですけれども、事業者の温泉施設等に対する取引先1件について、20万円を上限にして支援することを決めたわけであります。

また、ゴールデンウイーク中に休業した宮沢賢治記念館などの市の施設がございます。それに伴って、そのような施設を頼りに事業を行っている店舗等について、やはり大きな打撃を受けたという声がございましたので、14事業者を今予定しておりますけれども、1事業者当たり10万円の支援金を支給することにさせていただいております。

次は花巻産牛銘柄確立緊急対策事業の創設でございます。これは50パーセント以上売り上げが減ると、国の持続化給付金、個人で100万円あるいは法人で200万円を上限にして、交付金を受給できるわけでございますけれども、花巻の場合には50パーセントまでは売り上げが減っていないけれども、打撃が大きいということがありました。花き等については、実は50パーセント以上売り上げが減っているのが多かったわけでありまして、これは持続化給付金で支給の対象になるということで対象にはしておりません。牛に関しましては、売り上げの減少がそこまでいかず持続化給付金支給の対象とならないということから、花巻市は肥育牛について、1頭当たり5万円の補助をするということを決めたわけであります。県あるいは従前から花巻市・JAいわて花巻が共同でやっているこの支援を含めますと、合計で肥育牛1頭当たり10万円の補助ができるということになります。

この1経営体当たり20頭を上限として最大100万円にしておりますけれども、花巻では大手の肥育牛の事業者がいらっしゃいます。そういうところに県外の資本でございますけれども、同じように、全部支援するということになると、これは、地元の事業者に対してできる支援が減ってきますので、20頭を上限としたということです。地元の事業者で、年に最大で20頭ぐらい肥育して出荷すると伺っていますので、これで地元の事業者は全頭について支援を受けられると考えております。

その次に、牛が生産費より少ない販売価格でしか売れなかった場合に、国の牛マルキンということで90パーセント、その赤字の分について国から補填いただけるのですが、10パーセントの分については市が支援するということで、全部で100パーセントの支援ができるようにする制度をやっております。

次は温泉宿泊施設等利用促進事業の内容拡充についてであります。花巻市は市民と市内事業者に限定してやっていたわけですが、4月の段階でこの制度を作ったわけでありまして、その時点では、その後さらに県内も感染拡大の可能性が大きいのではないかということも考えまして、基本的には市内の方だけに限定して制度を作ったわけであります。

その後、国の県をまたぐ観光の自粛等も制限が外れてきたわけでありまして、その段階で我々は、実施を見合わせていた市民及び市内事業者に対するこの温泉宿泊施設の利用に伴う支援を実施したわけであります。その後に我々としては状況を見ながら、県民あるいは県内の事業者の方々に対しても、この支援をするということを考えていたわけでありますが、観光施設関連の方々との打ち合わせの中でも、やはり県内に広げてほしい、そのことによって、花巻市内の観光施設に対する支援を拡充してほしいという要請をいただきました。それも受けまして、我々としても当初からその可能性は考えていたので、7月1日からは県民及び県内の事業者に対する支援も行うということを決めたわけであります。

また、市長への手紙で利用者の方から、「日帰りについて支援するのに素泊まりについて支援しないのはおかしい」というご指摘をいただきまして、これはもっともだなということで素泊まりも対象とさせていただきました。これについても、特に自炊旅館を持っているような事業者等と協議しまして、その方がいいだろうと判断させていただいて、拡充するということにしたわけであります。

その次に、ワイン、肉、野菜、漬物、工芸品など、3,500円から5,500円相当の物産品が当たる花巻観光協会で実施する抽選会についてです。これは先月の記者会見でも話して「具体的にどんな景品を使いますか」というご質問をいただき、「まだ決まっていません」と回答させていただいておりましたが、今回景品が決まりました。資料に一覧を載せていますので見ていただきたいと思いますが、花巻市の土産物を販売している事業者がたくさんあります。この助成を利用したお客様を対象に、抽選でこの事業者の物品をお送りするということにしております。抽選は、今日花巻観光協会がやるということでありまして、6月15日までの助成で、日帰り入浴助成357名、宿泊助成965名、19施設から報告をいただいておりますけれども、その中で、この抽選券を持っている方々から300人の方に対して、このお土産が当たるということになります。

7月・8月にも同じように抽選をしますけれども、7月・8月は、温泉宿泊施設等利用促進事業を利用される方々が多くなることにより、抽選券を引く人が多くなりますから、当たる確率は今より減りますが、今回は比較的少ない人数が抽選に参加し、この中で300人ということですので、相当高い確率で当たります。その方々に対して、3,500円から5,500円相当、これは500円の送料も含まれていますので、商品自体は3,000円から5,000円ぐらいということですけれども、相当高い確率ですばらしいものが当たるということになります。

ご覧いただくと分かりますように、花巻の誇るお土産品がほとんど全部入っていますね。高源精麦の白金豚、あるいは佐々長醸造の老舗の味つゆ、エーデルワインのワイン、台焼など、いろいろなものが入っております。この中でA賞・B賞とありますけれども、一つの事業者で2種類の商品を出していただくところについて、A賞は5,500円相当、B賞は3,500円相当、何も書いていないところは、5,500円相当あるいは3,500円相当を出していただくということになっておりまして、非常に喜んでいただけると思います。

またこういうことによってお土産が売れていなかった事業者、特に個人でやっているようなところについて、それなりに大きな金額になりますので大きな効果があるのではないかなと思っている次第です。

もう少しこれは、大々的に宣伝すればよかったのですが、観光協会と市の担当者とのコミュニケーションが十分ではなかったなというのは、私共の反省点ですけれども、どういうものが当たるかということをホームページに出すとか、そのようなことも今後やっていきたいなと思っております。

次に、市民の皆様に対する支援ということであります。事業者に対する支援を中心としたいという話をしましたけれども、それとは別に、本当に困っている方について、やはり支援していく必要があるという考えから、東北労働金庫と提携するということになりますけれども、教育資金について支援をさせていただきます。これについては今後、学校に進学する方だけではなく、在学中の方についてもご利用いただけます。3年間は市が利子を全額補給させていただきます。

そしてもう一つは、生活資金特別融資ということで、貸付限度額が教育資金は300万円、生活資金特別融資の方は50万円ですけれども、これについては市ではなくて、東北労働金庫の関係団体が5,000円の利子補給をするということです。そうすると、5年間の融資で8,000円だったでしょうか。そのくらいの利子で借りることができるということになります。

これとは別に国の生活福祉資金、これは20万円無利子、あるいは総合支援資金60万円無利子という制度がございます。これは主に社会福祉協議会、東北労働金庫経由でもできるようなのですが、社会福祉協議会が窓口になっています。

この大きなところは、やはり新型コロナウイルス感染症の影響で生活が苦しくなったという方々が対象になりますけれども、返済の時期が来て、まだ生活が苦しいという方については、返済が免除される可能性があるということが国の要綱ではっきり決まっております。そういうことで、借り入れについて実質的には返済免除になる可能性もあるということであります。市民税を支払う必要のない方々が対象になるということですけれども、それも含めて将来的には花巻市も、それ以外の方について支援することを検討していきたいと考えています。

要するに、お金は借りても返すときに生活が厳しい方については、全額であるかどうかは別にしましても、その支援をする可能性があるのではないかなということで、国の第二次地方創生臨時交付金を利用する中に、そういうことも一つの検討材料になるかなと思っております。教育資金あるいは生活資金特別融資についても、全額であるかどうかは別にしましても、一部そういうことも考えられるのかなと思っております。これは、借り入れの状況を見ながら、検討していきたいと考えています。

次に、特別定額給付金の6月26日現在の状況でありますけれども、申請世帯が37,301件ということで、未申請の世帯は614世帯にまで減っております。先週よりは未申請世帯が少なくなりまして、1週間前は1,000世帯ぐらいだったでしょうか。それでも少しずつ減っております。振り込み件数については、申請いただいたところの98.2パーセントということで、60件程度はまだ申請してから振り込みされていないところもありますけれども、これは申請書に修正すべき点があるということで振り込みできてないということですので、市の事務作業として滞貨はないという状況であります。

そして未申請世帯に対して、6月11日に、申請できない理由を尋ねるアンケート用紙を出させていただきました。その段階では、確か1,300世帯ぐらいが未申請になっていましたけれども、やはりこれも効果があって、そのアンケートが出た次の週の初めには、申請が随分増えたということがありました。

今後、我々としては200・300まで未申請世帯が減った段階で、やはり申請できない方について大きな理由があれば、申請できない方々に対して申請のお手伝いをするということを考えていきたいと思っております。

それから、地域外来検査センターについては当初、医療圏ごとに医師会にこういうものを造っていただくという県の方針であったのですが、1カ月位前に、市が主体になるべきだという話に突然変わりまして、それまで我々は北上市と一緒に、同じところに造りましょうという話をしていましたけれども、最終的に医師会の先生方のご意向で、北上は北上、花巻は花巻で造ることになったわけであります。

花巻で造る地域外来検査センター、場所は厚労省の指導で公表できないということになりますので、場所は公表いたしませんけれども、花巻市が設置して、花巻市医師会が医師を派遣し、遠野市医師会も協力いただくということで着々と進んでおります。

対象者は花巻市・遠野市に在住する人で、小学生以上ということになります。開設の時期ですけれども、7月中に開設したいと考えております。当初、7月中ごろを考えたわけでありまして、この開設に当たって、診療施設あるいは管理棟を二つ造る必要がありますが、これが7月中ごろには出来上がるということになっておりまして、すぐに開きたいと考えておりました。

これについては、すでに工事業者に発注しておりまして、予定通り7月14日ぐらいには完成するというような話をいただいております。その上で、実際に開設する時期でありますけれども、7月4日に医師を含めたスタッフの研修会を開催する予定ですが、建物完成後にも、その建物を使った研修をさらにするということで、その後に開設になります。多分開設の時期は7月中になりますけれども、7月中頃よりもっと遅い時期になるというように我々としては今考えております。

この中身でありますけれども、毎週水曜日と土曜日の午後1時30分から午後3時30分まで、当面、1日最大6人の検査を実施するということで、ドライブスルー方式でやります。かかりつけ医に受診いただいて、かかりつけ医からの検査依頼による完全予約制にするということであります。検査後1日から4日で結果が市に届く、事業者によっては1日ぐらいで出ると言っているところもあるようですけれども、その結果が届くので、市から本人、かかりつけ医、保健所に報告する予定であります。

従事スタッフですけれども、医師は花巻市医師会の先生方、そして場合によっては遠野市医師会の先生方もご協力するとおっしゃっていますので、医師会同士の話し合いによって増える可能性があります。花巻市医師会でも、大変たくさんの先生方にご協力いただけるということを今伺っておりまして、内科医を中心として30人ぐらいの医師の方々が協力してもいいということをおっしゃっていただいていると伺っております。看護師でありますが、これは総合花巻病院にお願いするということで今調整をさせていただいております。

そのほかに、市の職員が検体梱包業務や誘導、環境整備をすることになります。委託業者、にまだ決まっていませんけれども、委託業者に医療事務をやっていただくということにしております。

地域外来検査センターの業務の内容ですけれども、問診、PCR検査、そして必要により体温測定、酸素飽和度測定ということであります。PCR検査については、唾液をとってやるということであります。鼻から取ることが一般的でしたけれども、最近だと唾液の方に変えているところも多いようですし、唾液でも正確だということでありまして、被験者の負担も少ない。したがって小学生も対象にできるということになります。

この予算措置については、お手元の資料のとおりです。

関係機関による準備会を、花巻では2度開催しております。6月16日と6月24日でありまして、出席したのは中部保健所、花巻市医師会、総合花巻病院、花巻市、そして24日は遠野市医師会、遠野市ということでございます。

このように、特に保健所には大変お世話になってご指導いただいていますけれども、花巻市医師会と花巻市において非常に重要な病院として今年3月1日に移転の上、開院しました総合花巻病院の力をお借りして運営していくということにしております。

次に非接触型体温計・サーモグラフィーカメラ等の設置であります。花巻市はサーモグラフィーカメラを相当早い時期に注文しておりまして、4月の終わりには既に手に入ったのですが、現在は本庁の本館正面玄関と、各総合支所正面玄関、宮沢賢治記念館正面玄関で使用しております。さらに台数を増やして、市の施設に設置することを考えております。

市所管施設の開館等につきましては、お手元の資料をご覧いただくことにして、説明は省略させていただきます。イベント等の延期・中止についても省略いたします。

そして指定緊急避難場所における感染症対策の指針については、花巻市でこの感染症対策のための新たなマニュアルを作りまして、市の職員に対するガイドライン、あるいは健康状態チェックシート等を作りました。今後花巻市において指定緊急避難場所を開設する場合にコロナウイルス対策をしっかりとっていくということで、今できることを決めさせていただいたということであります。

「がんばれ花巻!対象のお店で最大20%戻ってくるキャンペーン」を実施します(東北地方初!「PayPay」を使ったキャンペーンで市内における消費拡大とキャッシュレスを推進)

市長

次にPayPayを使ったキャンペーンであります。これは先ほど申し上げましたように、20パーセントのプレミアが付くということでありまして、8月から9月の2カ月間実施いたします。

その後ですけれども、PayPayの方で法律の関係もあって、2カ月ぐらい期間を空けないと再開できないということで、我々としては8月・9月の状況を見てになりますけれども、もし市民の方々に使っていただいて花巻の飲食店等の活性化につながるということが確認できた場合には、例えば12月からさらに4カ月間ぐらい続けて実施するということも検討していきたい、そのときには、国の第二次補正予算の臨時交付金を活用するということも考えていきたいと思っております。目的はあくまで飲食店をはじめとする事業者の事業継続の支援ということであります。

道の駅「はなまき西南」が8月7日にオープンします

市長

3番目は、道の駅「はなまき西南」が8月7日にオープンするということであります。
8月7日午前11時30分オープンで、開所式を8月7日午前10時から開催いたします。

これは西南地区の方々、太田・笹間地区でありますけれども、待望の施設ということで、市のほかに県も費用負担してくださって完成するということになります。運営は地元の方々が設立した株式会社はなまき西南が運営するということになります。

通常の情報施設のほかに、産直については、JAいわて花巻の「だぁすこ」ノーハウも活用して運営していただきます。食堂については、笹間にある肉の卸をやっている株式会社高清物産、味楽苑という、全国放送のテレビでも取り上げられている大変おいしい焼き肉店でありますけれども、そこに出店していただきます。そして、地元の女性の方々が設立した組織が主体となって、弁当惣菜「ミレットキッチン花(フラワー)」ということですけれども、地域に配食サービスをするというような施設も造っていただくということになります。

中学生、高校生等の医療費助成の現物給付が8月から始まります

市長

4番目ですけれども、中高生、中学生高校等の医療費の現物給付が8月から始まるということでございます。小学生については現物給付がすでに実施されています。

実際的に医療費の補助自体は、市町村レベルでそれぞれ独自に行っておりますが、現物給付というのは、医療機関窓口でその市町村等の補助金の部分を差し引いて支払えるということでありまして、現物給付でなければ、補助金部分を含む医療費をいったん支払った後で補助金部分が還付されることになりますけれども、現物給付をすることによって、保護者の方々の負担が非常に改善されるということになります。

県全体として、中学生について現物給付を始めることにしていたわけでありますけれども、花巻市は市内の医療機関に限られますが、高校生等についても現物給付をするということにしまして、医師会のほか、総合花巻病院をはじめ、市内の病院のご理解を得て、高校生についてもそういう事業をさせていただくということになります。

医療用ウィッグ購入費の補助を7月から開始します

市長

5番目でありますが、医療用ウィッグ購入費への補助を7月から始めます。

これは購入費用の2分の1補助ということで、がん治療によって髪が一時的になくなった方に対するウィッグ購入、これは随分前から「このような制度を作ってほしい」という患者の皆さんからの要請があったわけでありますけれども、今回、このような制度を作って実施できるということになります。

主な質問

道の駅「はなまき西南」の入り口に「賢治と光太郎の郷」と書かれているが、これは愛称か

市長

地元の方々が、いろいろ考えて付けてくださった愛称でございます。

温泉宿泊施設等利用促進事業の対象期間は

市長

今の予定では、7月いっぱいということになります。

実は、国の方で「Go Toキャンペーン」を実施する予定になっており、例えば2万円の宿泊費の場合、1万円の補助が出るということで、県内の場合も対象になります。ただ、ご存じのように、この運営委託についていろいろな議論があって、当初は7月下旬の海の日ぐらいから実施したいということでありましたけれども、8月にずれ込むということになります。

7月の海の日から実施すれば、花巻市の施策をつなぐということが考えられたわけですけれども、それができなくなって、Go Toキャンペーンが始まるか分からない状況になっています。ただ、花巻市としては、Go Toキャンペーンが実施された場合においても、市として、このような施策を続けた方がいいということもありうるなと考えていまして、その場合に、県内全域に市の補助の対象を広げたままにするのか、そこは一部考え直すのか、その点がありますけれども、国の補助は半額ですから、市の方で一部支援して、皆さんに花巻温泉郷を中心とする宿泊施設にどんどん行っていただくということは、続けてもいいのではないかなと思っています。

先ほど申し上げたように、支援することによって事業を継続していただくのが大事で、全国においては老舗の宿泊施設も廃業するというニュースが流れてきています。花巻温泉郷は、いつも申し上げておりますがほかの温泉郷より経済的にしっかりした施設が多いのですけれども、やはり油断はできないということになりますので、その支援を続けるということはあるのかなと思っています。どれだけの支援をすべきなのかは、先ほど申し上げたようにGo Toキャンペーンがいつ始まるのかによっても違いますけれども、我々としては、第二次補正による国の地方創生臨時交付金を使いながら、しっかり対応していきたいと思っています。

温泉宿泊施設等利用促進事業について、当初花巻市に限っていたのを拡充した理由は。また、予算枠に対してどのぐらいの利用があるか

市長

まず理由ですけれども、4月の段階では、県内にも感染者が拡大する可能性が大きいだろうということで、やるとすれば市内だと安心できるということ。市内で感染した方がいらっしゃらなければ、市内の方の利用であれば安全を確保できるというのが一つの大きな観点でした。

それからもう一つは、やはり国の臨時交付金を使うにしても、市民のお金を使わせていただくので、まずは市民の方々にこの感染拡大による自粛疲れを癒していただきたいと我々としては思ったわけです。そういうことで、1カ月間は市民を対象にするということにしてきたわけですけれども、今の状況から見た場合に、少なくとも岩手県は感染者がまだ確認されてない状況ですよね。これは、4月の段階では確認されていないけれども、岩手県にも感染者がたくさんいるのではないかということが盛んに言われたのですが、これだけ続くということはやはり岩手県は感染があまり拡大しないということを考えてもいいのではないかということがあります。

そういうことも含めて1カ月間は市民だけに限定して使っていただいたわけなので、その後に県内の人たちにも使っていただいても安全の確保はできるのではないかなということが大きな理由であります。その上で花巻市民だけではなく、県内全体を対象にすればもっとたくさんの人に使っていただけるということが我々として考えたところです。

先ほども申し上げましたけれども、この事業はやはり花巻温泉郷の事業者に事業を維持していただくということが目的ですから、そういう意味で岩手県に拡大して県内の方々にもどんどん使っていただきたい。これはほかの地域については、当初から県内全域にしているところがありましたよね。ただ一つ、大きな違いは、やはり花巻温泉郷は大きいので、県内に拡大する場合のインパクトも大きいということがありました。利用者に関して言えば、先ほどもお話しましたけれども、翌週に前週の利用状況を温泉宿泊施設等から報告いただくのですが、実はまだ毎週報告していないところもありまして、全部ではないです。

資料に、温泉宿泊施設利用促進事業について書いておりましたけれども、その中で利用状況について6月1日から6月15日までしか報告をいただいていません。全部で30数施設がありますが、報告いただいたのは19施設だけで、日帰り入浴助成が357名、宿泊助成が965名ということですから、数字としては予想したより少なくはないです。この事業の予算が2カ月間で4,000万円ですから、現在の利用状況が、予測より少ないということはございません。ただ、7月まででも4,000万円の補助金で足りなくなれば、我々としては補正してどんどん使ってもらいたいと思っています。

その中で、宿泊施設関係者からも、やはり県内まで拡大してほしいという要望があったことも事実でありまして、これも当初から「状況によってはそういうこともあります」ということは話していましたので、そういうことで今回決めたということでございます。

新型コロナウイルスの地域外来検査センターについて、着工の時期は決まっているか

市長、新型コロナウイルス感染症対策室室長

先週、落札した工事業者と契約は結びましたので、現在、工事業者と打ち合わせをしておりまして、それが整い次第と思っております、予定では今週末あたりから着工になろうかと考えております。7月14日ぐらいには完成するという見込みで、全体工期を3週間として、その中2週間ぐらいはかかるのではないかと言われております。

開設の時期は7月14日以降に決まるのか

市長

そうですね。7月14日以降に建物が完成し、その後に医師の方々を含めた研修をもう1回やるとおっしゃっていますので、それを見ながらになります。

ですから、多分7月末に近い下旬なのかなというのが今の見通しであります。建物ができても、やはり医師の先生方とか、そのご都合がありますので、開設時期については、医師会の先生方と十分に打ち合わせてご意見を聞きながら決めたいと思っています。

特別定額給付金について、未申請の方に、さらに支援・お手伝をするということだが、どういうことを考えているか

市長

先ほど、およそ1,300数百世帯にアンケートを出したと申し上げましたが、回答いただいたのは127世帯の方なんですね。その回答した方のほとんどは、「特に困っていることはない」という回答なんです。

そういう方については支援が必要ないだろうと思います。ただ、一部「書き方が分からない」とか「添付書類が手に入らない」というような方もいらっしゃいます。

これは多分、高齢で公共交通がなくて自分では車が運転できないような方だと思うんです。そういう方については、やはり、市の職員が伺って、そのお手伝いするということが必要になるのではないかと思っています。

ただ、現在未申請世帯が614世帯ありますけれども、その全部に市の職員が行くということは大変なんですよね。ですから、アンケート調査をしたのも、そういうことをやることによって、未申請世帯が減ってくるのではないかということを期待してやったわけでありまして、もうしばらく様子を見て600世帯が200世帯とかそのぐらいに減って、その中でやはりアンケートに回答していただけない方、回答していただいたけれども書き方が分からない、あるいは例えば大迫地域は中心部にしかコンビニがありませんが、中心部から10数キロ離れているところにお住まいの方については、コンビニに行けないということで、コピーがとれないという人もいるのではないかと思うんです。

そうすると、そういう方については市の職員がお手伝いをしないといけなのではないかなと思っていて、なるべくその対象になる方の人数を減らした上で、8月の期限になる前に、お手伝いすることを考えていきたいということであります。

担当

広報係

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