令和2年7月 定例記者会見を開催しました

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ページ番号1012632  更新日 令和2年8月5日

写真:記者会見の様子

開催日時

令和2年7月30日(木曜)午前11時から午後0時10分まで

開催場所

花巻市役所本庁本館3階 302・303会議室

市長からの報告事項

  • 医療費助成に係る給付事務の処理遅延がありました
  • 盛岡保健所管内の方と宮古市の方が新型コロナウイルス感染症に感染したことが確認されました
  • 第19回花巻市新型コロナウイルス感染症対策本部会議を7月29日に開催しました
  • 7月27日・28日の大雨警報、洪水警報、土砂災害情報に伴う花巻市の対応について
  • マルカンビルの花巻おもちゃ美術館が7月20日にオープンしました

会見項目

  1. 「がんばれ花巻!対象店舗で最大20%戻ってくるキャンペーン」を対象店舗674か所で8月1日から実施します(1回あたりのPayPayボーナスの付与上限を1,000円から4,000円に拡充)
    (担当 商工観光部 商工労政課)
  2. 温泉宿泊施設等利用促進事業を市民及び市内事業所に勤務する方に対象を限定して8月も継続実施します
    (担当 商工観光部 観光課)
  3. 新型コロナウイルス感染症に関する花巻市の対応について
    (担当 新型コロナウイルス感染症対策本部)
  4. 8月1日に花巻市が農地法における農地転用許可に関する「指定市町村」に指定されます
    (担当 農林部 農政課)
  5. 材木町公園の芝生張替えが完了しました(8月6日から全面開放!)
    (担当 建設部 公園緑地課)
  6. 花巻中央広場を活用した民間イベント事業が8月1日から開催されます(立地適正化計画における公共空間活用の取り組み)
    (担当 建設部 都市政策課)
  7. 「高校生おおはさま留学生」を7月16日から募集しています
    (担当 大迫総合支所 地域振興課地域支援室)
  8. 2020いわて花巻スマート農業体験試乗会を7月31日に開催します
    (担当 農林部 農政課)

医療費助成に係る給付事務の処理遅延がありました

市長

医療費助成に係る給付事務の処理遅延がありました。
これについては7月27日にマスコミの皆様にもリリースさせていただきましたけれども、市の職員が、医療費助成に係る給付事務、昨年度中に終わらなくてはいけないことについて、してなかったということが、7月17日に本人からの申し出により判明いたしました。

関係者の皆様に迷惑をお掛けしたこと、そして市民の皆様に、本当に心配をお掛けしたことについて大変申しわけなく思います。陳謝申し上げます。

盛岡保健所管内の方と宮古市の方が新型コロナウイルス感染症に感染したことが確認されました

市長

新型コロナウイルス感染症に関しては、今回の会見項目の中に入っておりますけれども、昨日、盛岡保健所管内の方、そして宮古市の方が陽性であったということが、岩手県知事、盛岡市長、そして宮古市長から公表されました。

これに関しまして、今まで岩手県では感染者が全く確認されていなかったということだったわけですけれども、一方、医療関係者の方々からも、いつかは発生するだろうという話がありました。今まで感染が確認されていなかったということについては、これは県民の皆様の大変なご努力があったということでありますけれども、やはり感染が確認されたということであります。

大変残念ではありますけれども、そのような事態が来るということは想定されたわけでございまして、これを踏まえて、我々としてやるべきことをもう一度確認していく必要があるというように考えております。

第19回花巻市新型コロナウイルス感染症対策本部会議を7月29日に開催しました

市長

県内での感染の確認が公表される前になりますが、昨日花巻市の新型コロナウイルス感染対策会議を開催させていただきまして、今後感染者が岩手県内に出た場合、あるいは首都圏等や岩手県に緊急事態宣言が再び出た場合についての対応を話し合ったところであります。

市の施設等については、4月にいろいろな措置をしましたが、その時の措置がよかったのかどうかを含めて、検証して話し合うということを指示しました。また、それとは別に、すぐできることとして、職員の特に感染拡大地域への出張について、何らかの制限をする必要があるのではないかということを話しまして、これについては本日の午前中に、人事課から市の職員に対して、職員の感染拡大地域への出張については副市長決裁とするということに戻しました。また、私用の外出、訪問についても、自粛してほしいという通知を出させていただいたということであります。

そして窓口あるいは市民の方とお話する場合には、職員にマスクの着用お願いしております。それから会議等についても、マスクを着用するということを実施しておりますけれども、それを改めて通知させていただきました。仕事場におけるマスクの着用については、レイアウトも部署によって違いますので、例えばパソコン作業をする場合もマスクの着用を求めるか、今後暑くなるわけでありまして、なかなかマスクをずっとかけて仕事をするというのも厳しいところがありますので、その点は例えば話をしないとか飛沫が飛ぶ可能性が低いということであれば、部署ごとに考えていただく、マスクをしない場合を認めてもいいというようなことを通知させていただいたということであります。

これに関連しまして、花巻市は今後どうするかということについては、先ほどお話しましたが、昨日のこの対策会議の中で話し合われて、もう一度見直そうということでやっていたわけでありますけれども、現時点における考え方について簡単にお話しますと、温泉施設の対応につきましては、市民、県民に対する宿泊支援1人当たり2,000円から4,000円、日帰り入浴支援1人当たり1,000円をやっております。

この結果、7月については相当の方に利用していただいたということで、県内宿泊客については、各温泉施設において通常と同様のお客様が入っているところ、あるいは増えたところもあるという状況であります。8月についても続けるということにしたわけでありまして、これについては後でお話ししますけれども、我々としては、それと別に、県の補助金もありますし、Go Toトラベル事業の補助金もあるので、それも使っていただけるのではないかということで、そういう対応をさせていただいたわけであります。
Go Toトラベル事業につきましては、いろいろな意見がございます。その中で、東京は対象地域外にされたわけでありますけれども、これは大事であったと思っておりますし、また知事も同様の意見を述べられておりますけれども、東京都以外の感染拡大地域についても東京と同様の対応をしていくということを検討していただくのは、私は大変重要ではないかなと思っています。

我々としては、当面は県内及び東北の方がこのGo Toトラベル事業を利用して、花巻温泉郷を利用していただくということを特に期待したいと考えているわけであります。ただ、Go Toトラベル事業が、仮に今後の感染の拡大によって全面的な中止になるということになった場合でありますけれども、花巻温泉郷を含む全国の観光宿泊施設への打撃が大変大きくなるということになります。その場合には事業者に対する国の支援を全面的に拡大していく必要があるのではないかと考えています。

花巻市は、市の単独の事業として、ゴールデンウイーク中に休業していただいた温泉宿泊施設に協力金をお支払いしておりますけれども、金額的には非常に小さな金額です。今後、休業というような事態となった場合、その期間がどのくらい続くか分かりませんけれども、市がゴールデンウイーク中の休業の協力金としてお支払いしたような金額だけでは、全国の温泉宿泊施設の事業の継続が困難になるということも想定されるわけでありまして、その点は国の方にしっかり考えていただきたいと思っております。

市教育委員会の対応については、市の教育委員会で臨時休業・休校等の基本的な対応表、これは文科省の基準に基づいたものを作成しておりまして、これに基づいて今後の状況によって対応していくということが決まっているわけでありまして、これを淡々と実行していくということになります。

それから特定健診ですね、住民の方々に集まっていただいて健診をするということをやっておりまして、今日は東和の浮田地区、あるいは乳幼児健診も花巻保健センターで本日実施することになっておりますけれども、これは予定どおり実施いたします。今後ですけれども、この特定健診、実は大変重要でありまして、それと感染の危険性とのバランス、兼ね合いを見て判断しなくてはいけないということになります。花巻市の場合には、3月以来、中部保健所と非常に密接に相談させていただいていまして、所長先生をはじめ、皆さんには大変いろいろなご指導をいただいています。また、花巻市医師会とも大変密接に相談させていただいています。地域外来・検査センターもそういうことでやらせていただいています。特定健診についても。専門家の方々のご意見を聞きながら、今後の対応を考えていきたいと思っております。

そして、先ほど申し上げました、花巻・遠野地域外来・検査センターでありますけれども、昨日、開所されました。準備会4回、研修2回、そしてセンターでのシミュレーション3回を行いまして、中部保健所からも柳原所長先生をはじめ、7人ぐらいの方に準備会などに毎回出席いただいていたわけでありますけども、そのような中で昨日開院できたということであります。小原岩手県医師会長、三浦花巻医師会長にも昨日視察いただいて開所いたしました。実は、市内の医院から紹介いただいた方1名、昨日検査を実施したということでありまして、現在は県外の事業者に採取した検体の分析を頼んでおりますので、結果が分かるまで2日かかり、明日にはその結果が判明するということを聞いております。来月から県内の事業者が採取した検体の分析をすることになり、その場合は翌日には結果が出るということです。

いずれにしましても今後の対応については、先ほど申し上げましたけれども、中部保健所あるいは花巻医師会などと必要に応じて密接な相談をして専門家のご意見をいただきながら、新型コロナウイルス感染症予防に取り組んでいきたいと思っている次第でございます。

7月27日・28日の大雨警報、洪水警報、土砂災害情報に伴う花巻市の対応について

市長

7月27日・28日の大雨警報、洪水警報、土砂災害情報に基づいて、花巻市は対応させていただきました。

7月27日に大雨警報・洪水警報が発令されまして、市の災害警戒本部を設置しました。そして、7月28日の深夜2時10分に土砂災害警戒情報が発令されましたので、盛岡気象台と相談の上、花巻市全域ではなく、土砂災害の危険性があると判断された地域を対象として警戒レベル3・避難準備・高齢者等避難開始を発令させていただきまして、対象地域にある18の振興センターに指定緊急避難場所を開所させていただいたということであります。

実際に避難した方は11名にとどまりました。結果的に大きな土砂災害はなかったということで、その点については大変安堵しているという状況であります。夜中の2時ぐらいに盛岡気象台あるいは岩手河川国道事務所、特に盛岡気象台と話した段階では、その後、大変な大雨が降る可能性があるということで、土砂災害の危険性が非常に切迫しているということでした。そのようなことで、様子を見ながら避難準備・高齢者等避難開始を出させていただいたわけですけれども、結果的には少し南のほうにずれたということもあったようでございまして、大きな土砂災害はなかったことは大変よかったなと思っている次第です。

ただ、今回の大雨によりまして、花巻市内でも床上浸水1戸を含め、16戸が床下浸水を含めて被害を受けたということがありましたし、あるいは田畑についても水をかぶったという場所がございました。そのような地域について我々としては、大変残念に思いますし、被害に遭った方々に対してお見舞いを申し上げたいと思います。

洪水の心配については、北上川は朝日橋において、最大4.15メートルまで水位が上がりました。避難判断水位が5メートルで、避難勧告等が必要になる氾濫危険水位が5.3メートルですから、まだ少し余裕あったのですが、大変心配したことも間違いございません。

また、大迫を流れる稗貫川につきましては、避難判断水位の1.9メートルを超える2メートルまで上がりまして、その後2.6メートルに2時間以内になる見込み、あるいは、2.6メートルとなった場合には、避難勧告をしなくてはいけないという状況になったわけですけれども、2.6メートル以上に急激に上る状況ではないという予測はいただいており、実際に上がらなかったということで、避難勧告まではする必要がなかったということであります。

いずれにしても今回、台風と違い梅雨前線による雨というのは予測が大変難しいと感じたわけであります。台風については、盛岡気象台の予想は相当先の時間まで精度が高いと感じておりますけれども、梅雨前線は上に上がるか下に下がるかによって全然違ってくるので、直前まで予想することが大変難しいということをあらためて感じた次第です。台風であれば、例えば日中のうちに、避難準備・高齢者等避難開始などを出せるわけですけれども、梅雨前線については、そういうことはなかなか難しいということがございまして、改めて災害対応の難しさを感じた次第であります。

マルカンビルの花巻おもちゃ美術館が7月20日にオープンしました

市長

マルカンビルの花巻おもちゃ美術館が7月20日にオープンされまして、4連休中は1,907人が入場し、大変好評だったということであります。

これは小友木材店が運営しています。それに関連して一つだけ申し上げますと、マルカンビルの耐震化について、心配されている方が今でもいらっしゃるようでありますけれども、マルカンビルは今年3月に耐震工事が終わっているということです。耐震化工事に大体1億3,000万円か4,000万円ぐらいかかったと記憶しておりますけれども、そのうち、市は国・県からの支援も得ながら、7,000万円を超える補助をしており、市の負担分としては約4,000万円であります。

あと国は、市経由の補助金2,300万円のほかに、独自の直接の補助金を3,200万円、合わせて5,600万円ぐらい支援しておりまして、そういうお金も使いながら耐震化工事は終わったということでありまして、我々としては、マルカンビルは耐震化されているので安心して使っていただきたいと思っている次第であります。

「がんばれ花巻!対象店舗で最大20%戻ってくるキャンペーン」を対象店舗674か所で8月1日から実施します(1回あたりのPayPayボーナスの付与上限を1,000円から4,000円に拡充)

市長

1点目、花巻市のPayPayとの連携によるキャンペーンであります。

これについては、6月の記者会見において、プレミアムは1回当たり1,000円が上限だという話をしましたが、PayPayにお願いいたしまして、1回当たりの上限額を4,000円まで上げさせていただきました。

その結果、どうなるかということなんですけれども、5,000円の飲食代の場合には、1,000円で変わりませんが、ご家族とかご友人と行って1万円の飲食代になった場合には、2,000円のプレミアムが付く、あるいは例えばジャケット2万円のものを買っていただいた場合には4,000円のプレミアムが付くということで、使い勝手は相当良くなっているのではないかなと思います。

これは当初、PayPayから1,000円が1回当たりのプレミアの限界だという話がありましたけれども、PayPayで行った全国12自治体の首長とPayPayの社長との記者会見において、兵庫県加西市が1回当たり2万円の上限までプレミア付きますと話しまして、PayPayの社長が「それは非常にすばらしい」とおっしゃったので、花巻市も増額してくださいという話を記者会見の後にしまして、上限額を1回当たり4,000円まで増やしてくださるというご配慮をいただいたということです。

7月に始まった4市を含めて8月から全国で12市が実施することになりますけども、4,000円という数字は、加西市の次に大きな金額になり、そのほかは1,000円、2,000円のところがあるということです。

我々としては、地場の事業者の支援ということで、思い切った金額を出させていただいたということでありまして、これは予算が1億円でありますけれども、温泉宿泊施設等利用促進事業の場合も6月、7月で予算を軽く超えたわけですが、予算を超えるということも見通しながら、必要な場合には予算を増額していきたいと考ています。

この事業は、例えば、プレミアムが1億円であれば市内の事業者の売り上げが5億円になるわけですね。そういうことで、市内の事業者にとってプレミアム以上の売り上げ増加につながり、事業の継続に役立つということから、我々としては、ぜひ市民の皆様に使っていただきたいと思っています。もちろん市外の方も花巻の事業者にお金を使っていただければ、これは花巻の事業者にとってメリットがありますから、市外の方も花巻の地場の事業者に使っていただければいいなと思っております。

現在加入している事業所でございますけれども、現時点で674事業所になっております。飲食関係が138事業所、小売関係が191事業所、サービス関係が153事業所、そして交通関係が191事業所ということであります。交通関係191事業所のうち、タクシーが184事業所となっていますが、これはタクシーの場合1台当たり1事業所と計算することによるものです。全て花巻市の地場の中小の事業者ということになります。

温泉宿泊施設等利用促進事業を市民及び市内事業所に勤務する方に対象を限定して8月も継続実施します

市長

温泉宿泊施設等利用促進事業を8月も継続して実施するということであります。

今回は、日帰り入浴について利用者1人当たり1食付き1,000円、宿泊支援については1泊利用者1人当たり2,000円を助成します。対象は市民または市内事業所に勤務する方ということで、県内の方は今回の対象としないことにいたしました。

6月、7月が予算オーバーするように好評であったということももちろんあるのですが、それ以上に、我々としては赤羽国土交通大臣がGo Toトラベル事業を7月から実施すると発表したことを踏まえて、このような形で8月は実施するということを決めたわけであります。

国の説明によると、地方自治体のこのような支援は、Go Toトラベル事業が実施されるまでのつなぎ的なものであるという位置付けをしております。一方国は、国のGo Toトラベル事業の支援と地方自治体の支援を、もちろん両方併用しても構わないという方針を出したわけであります。今回のGo Toトラベル事業は非常に大きな金額ですので、この部分について、我々として6月、7月の規模の支援は必要ないのではかという判断したということです。

参考までに、岩手県事業の「岩手(じもと)に泊まるなら割引クーポン」、そして国のGo Toトラベル事業などが利用可能になっているということであります。

岩手県事業の「岩手(じもと)に泊まるなら地元割クーポン」でありますけれども、これは往復はがきで応募しなくてはいけないということで、そこは少し面倒なところであります。往復はがきで応募した場合には、2,000円の割引クーポンが手に入るということでありまして、予約が9月30日までになっております。第一次はもう満杯になったという報道がされておりましたけれども、第2次・第3次がまだあるということなので、ぜひこれは市民の皆様あるいは県民の皆様にご利用いただいて、花巻温泉郷に泊まる手段としていただきたいと思っています。

そしてGo Toトラベル事業ですけれども、報道を見ていますと、例えば首都圏からこちらに来るような方についてGo Toトラベル事業を使うというイメージですが、実は市民もしくは県民が花巻温泉郷に泊まる場合もこのGo Toトラベル事業による補助金を得ることができるということでありますので、これも使っていただきたいと思っています。

実は7月27日宿泊分ぐらいまでは、還付の手続きが必要だということでありまして、その後についてどうなのかということですが、二つございます。温泉宿泊施設が、このGo Toトラベル事業の対象となる事業者として、国に登録しなくてはならない。そして、その場合において、お泊まりになる方は旅行代理店で予約するか、あるいは温泉宿泊施設に直接電話で予約するかの方法があります。温泉宿泊施設は、その予約を電話で受けた場合において、第三者機関にそういう予約の登録をしなければならないということになります。

これは既に第三者機関が指定されておりますが、花巻の温泉で既に登録しているところについては、そういう第三者機関にすでに登録している温泉に花巻市民がお泊まりになる場合、花巻市の補助金を使いますということと、そして、Go Toトラベル事業による補助金も使いますということを温泉宿泊施設に直接予約する時にお話していただいていれば、宿泊施設に泊まったときに宿泊施設から予約をしたという申請確認書が出されて、それにサインすることによってGo Toトラベル事業の補助金を引いた金額の支払いでお泊まりになれるということになります。

現在、Go Toトラベル事業は宿泊する場合について上限7,000円とする35パーセントの補助金が出るということになっています。そうすると、1万円の宿泊の場合、市民については市の支援が2,000円、県のクーポンがあればさらに2,000円、それにプラスして国の補助金が3,500円になりますから、1万円の料金のうちの7,500円の支援を受けられるということになります。2,500円で泊まれるということになりますと、6月、7月に花巻市が実施した支援よりも大きな支援が得られるということになりますので、我々としてはこれを市民の皆様にお伝えしたいと思っています。

先ほど1万円と言いましたが、2万円のところに泊まっていただければ、7,000円が国から来ます。国からの支援が7,000円で、市・県から4,000円の支援だと合計1万1,000円の補助金、2万円の宿泊施設について9,000円で泊まれるということになりますから、ますますこの支援が大きくなるということで、それについて我々は、市民や県民の方にお伝えする努力がまだ足りないと思っています。

これは国の制度自体がはっきりしてきたのは、この2日、3日でありますので、そういうこともあってまだお伝えすることができてない状況ですが、それを使っていただきたい。

新型コロナウイルス感染症に関する花巻市の対応について

市長

3番目、新型コロナウイルス感染症に関する花巻市の対応についてということでありますけれども、県内で2人の感染者が発生したことについての対応は先ほど申し上げたとおりであります。

ここで用意しておりますのは、花巻市の経済的な支援等についての内容になります。
一つは国の家賃支援給付金でございますが、これについて国は申請サポート窓口を設置するということになりまして、花巻市のなはんプラザに7月22日から9月30日まで、国の家賃支援給付金の支援申請サポート窓口が設置されたということであります。

国のこの家賃支援給付金は大変すごい給付金でありまして、5月から12月の期間中、1カ月の売り上げが前年同月比で50パーセント以上減少した事業者、あるいは連続する3カ月売り上げが前年同期比で30パーセント以上減少した事業者について、申請日の直前1カ月に支払った賃料の3分の2を6倍した、要するに6カ月分ですね。ひと月の賃料の3分の2を補助するもので、上限は法人600万円、個人300万円でありますけれども、この金額は東京の家賃をもとにした上限でありまして、花巻の事業者については、このように高い家賃を支払っている事業所はほぼないと思われますので、このような上限にかかわらず、6カ月間分家賃の3分の2国から補助を得られるということになります。

花巻市は県と一緒に、ひと月当たり10万円、3カ月分最大30万円の補助をしておりますので、これを計算しますと国の支援を得られる6カ月間について、最大で95パーセントの家賃補助を得られるということになりますから、家賃について困っている飲食店等について相当大きな支援になると考えております。したがって、ぜひこの申請サポート窓口にご相談いただきたい。

申請サポートの窓口設置については、国がやる前に花巻市がやったわけですけれども、やはり、こういうところにインターネット、ITを使っての申請となりますと、こういう支援が必要だと国も認識しているということで、言ってみれば花巻市の場合、一歩進んでいたのかなと思いますけれども、そういうことでやってもらうということになります。

それから、はなまき子育て応援特別給付金でありますけれども、これは4月27日以前に生まれたお子さんについては、国の特別定額給付金10万円を受け取れたわけですが、それ以降に生まれたお子さんについては、国の支援を得られないということで市の独自の制度として5万円を給付させていただくということになります。

本来10万円であればよかったのですが、10万円を支払うについては、なかなか財源的に厳しいということ、そしてまた我々としては、あまり困ってない方にお金を給付するよりは、困っている方を中心として支援をしていきたい、あるいは事業を継続できない方について支援していきたいと思っておりまして、そういう意味で10万円ではなくて5万円にさせていただいたということであります。

4月28日から7月31日までに生まれた方については、市の方で児童手当を受給されている口座に振り込みますので申請は不要です。公務員等の方については、8月上旬に申請書を送付いたしますので、これについて返信をお願いするということになります。

そして8月3日以降に出生届を提出される方については、出生届提出の際に、この申請書を提出いただくということで、この支給は特に既に生まれたお子さんについては、速やかに給付させていただくという予定にしております。

10万円の特別定額給付金の支給状況でありますけれども、7月29日時点で対象世帯37,921世帯のうち、37,775世帯99.6パーセントの方に申請をいただいています。未申請世帯は146世帯0.4パーセントということであります。振込件数も37,747世帯ということで、99.5パーセントになっております。

7月21日から8月1日まで、未申請世帯を市の職員が各戸訪問しており、その結果、7月29日時点で未申請世帯234世帯中、88世帯が申請となりました。特に、ポータブルのコピー機を持って行きましたので、高齢者等の方で身分証明書とか、あるいは通帳等のコピーをとることができなかった方については、その場でコピーをとりまして、申請をしていただいたということで申請が進みました。32世帯の方についても、後日申請するということで、まだ申請していただいてないところもありますけれども、相当程度が申請したということになります。

残る方はおりますけれども、実は大部分は20代から60代の、お勤めの方でありまして、その中には申請する意思がないという方もいます。あるいはそういう方で、日中お勤めで出ている方については、お会いできていない方もいます。市の職員は昨日・今日の午後7時ぐらいまでですけれども、夜も訪問しております。土日も訪問する予定にしておりましたが、例えば高齢で申請できないという本当に困っている方を我々としては救うことが大変大事ですけれども、自分で申請できる方でこれをやらない方については、それ以上の対応は不要ではないかという話をしています。その方たちについても、何度か申請をお願いする手紙は出しておりますので、それでおしまいにしてもいいのかなと思っています。8月6日が申請期限でありますので、申請したい方については、申請していただければありがたいと思っています。

次に、国のひとり親世帯臨時特別給付金についてでありますけれども、これは基本給付、1世帯当たり5万円、第2子以降1人につき3万円、追加給付が1世帯当たり5万円ということであります。

基本給付につきましては、既に給付の通知を7月の20日過ぎだったでしょうか、お出ししております。いらないという方についてはご連絡いたたくことにしており、いらないと言わない限り、こちらからはお支払いしますという通知をしておりまして、ほぼそのような連絡はなかったと報告を受けていますけれども、8月6日、銀行に送金の手配をしてから5営業日かかります。そういうことで、既に手配は終わっていますが、実際の口座への振り込みは8月6日の予定になっています。

追加給付については、特に家計が新型コロナウイルス感染症の影響を受けて急変し、収入が減少した人ということでありますけれども、これは申請していただかなくてはいけないということで、これもそういう方は申請してくださいということで申請書を送付しております。この方々については、お子さんの現況届と一緒にその申請書が花巻市に届き次第、速やかに手続きを進めていくことを予定しております。

それから先ほど申し上げましたけれども、花巻・遠野地域外来・検査センターでありますけれども、毎週水曜日・土曜日、午後1時半から午後3時半までいうことでありまして、予約は市内の医療機関、遠野市を含めてですけれども、医療機関から受け付けをするということにさせていただいております。

これについては、医師会あるいは保健所に全面的なご協力をいただいております。そして、登録医は、花巻市医師会42名、遠野市医師会5名の方で、現場で受診者の問診をし、唾液から検体をとります。そのような検体採取をしていただくということになります。これを補助する看護師については、総合花巻病院に全面的にご協力をいただいて看護師を派遣してくださるということになっております。本人確認とか検体の梱包、保管など事務的なことをやるセンター全体統括ということで、保健師資格を持つ市職員2名が対応するということになります。

そして医療事務と誘導については、民間の委託事業者にやっていただくということになります。仕組みについては次のページに図がございますけれども、いずれにしてもかかりつけ医等が中間に入って予約をするということになります。

そして先ほど申し上げましたけれども、検査結果、昨日の分については2日かかりますが、8月以降は1日でできるという見込みになっております。陽性結果が出た場合には患者さんにご説明するとともに、保健所・かかりつけ医に報告するということになります。

7月29日に検査を受けられた方については、明日結果が分かるということになります。大変心配しておりますけれども、陰性であればいいなと思っております。

このように、医師会とか保健所、総合花巻病院の大変なご協力を得てやるということになりますが、現時点においては、週に2日ということですけれども、今後の状況によっては開院する日を増やすあるいは時間を長くするということも可能性としてはあると関係者とはお話させていただいている次第でございます。

8月1日に花巻市が農地法における農地転用許可に関する「指定市町村」に指定されます

市長

次に、8月1日に花巻市の農地法における農地転用許可に関する「指定市町村」に指定されたということであります。

今までは、4ヘクタールまでは花巻市農業委員会が農地の転用許可を出しておりました。4ヘクタールを超える部分は今まで岩手県が転用許可を出しておりましたけれども、8月1日から花巻市にこの権限を移譲するということになります。農水省農政局のご指導によりまして、今後は許可を出すのは、4ヘクタールまでの場合も含めて花巻市農業委員会ではなくて、花巻市の市長部局・農林部が担当するということになります。

実は3年ぐらい前だったでしょうか、全国市長会あるいは全国知事会が、大変大きな運動をして、ようやく市町村にこういう権限が来たということであったわけです。ただ、農業振興地域の除外については、市町村レベルで自由に裁量を持ってやることはできない、むしろ厳しくなっている状況でありまして、例えば花巻市が産業団地を造りたいから花巻市の農業振興地域を除外するということは、農水省の基準だと認められない、具体的な事業者の具体的な計画がなければ農業振興地域の除外ができないということになりますから、この農地転用許可の権限を受けても、花巻市が農業振興地域に産業団地用の整備をするためにこの権限に基づき農地転用を許可するということはできません。

しかもその農地転用許可につきましても30アールを超える部分については、花巻市の農業委員会が受け付けした上で、県の農業委員会ネットワーク機構、岩手県農業会議と言いますが、そこに事前相談するということになっています。その事前相談の上で、花巻市長が許可する、しかし、4ヘクタールを超える場合には、農林水産大臣、具体的には東北農政局と事前に協議しなくてはいけないということになっていますから、全国市長会はこの権限を受け取ったことについて、大きな成果だということで言っておりまして、花巻市も早くこういう権限もらいたいと思ったのですが、実は、ほとんど重要な部分について市町村には権限の移譲がなされてないというのが実態であります。

花巻市は、それでももっと早くこの権限移譲を受けたかったのですが、権限移譲を受けられる新しい制度になる直前に、農業委員会の職員による農地転用許可の偽造という事件が起きまして、それもあって何年間かかかってようやく今回、この権限の移譲ができたということであります。ただ、権限移譲を認める前提として、花巻市農業委員会ではなくて、市長部局の農林部が許可担当部署になるべきであるというのが農水省の指導でありまして、そのような形で今回の農地転用許可に関する指定市町村に花巻市がなったということになります。

花巻市は全域で7,000ヘクタールぐらいの水田で主食用米をつくっておりまして、一方、飼料用米とか転換作物等をつくっている分も合わせて、1万4,000ヘクタールぐらい水田があるわけであります。その中で、10ヘクタール・20ヘクタール・30ヘクタールぐらい、特に別の用途に使えた方がいいという水田について、よりその土地に相応しい利用を行うことができないということについては、いかがなものかなということをいつも申し上げていますけれども、なかなかこれは岩盤規制と言いますか、簡単にはいかないという実態があるということであります。

そういう中で花巻市は、スマートインターチェンジを整備していただいて、まずはその近くの農業振興地域以外の部分について産業団地を整備することを今検討しているところであります。

材木町公園の芝生張替えが完了しました(8月6日から全面開放!)

市長

5番目でありますけれども、材木町公園の芝生張替えが完了したということであります。

全般的に、これは花巻市だけではないのですが、日本のこういう都市公園は非常に荒れていますよね。花巻市でも雑草が大人の膝ぐらいまで伸びている公園が多かったわけですけれども、最近は定期的な芝刈りも少し徹底してきて、きれいな公園になってきていると思います。

その中で、特に利用者の多い公園については、芝生を張り替えてきれいな公園にし、子どもたちとか高齢者も含めた市民の方に喜んでいただきたい、あるいは花巻の景観を考える上でもそれが重要だと考えておりまして、今回、国が長寿命化計画の策定を求めていますけれども、公園もその一つの実施計画の対象になるということで、公園を今後どうしていくかという計画を今後市民の皆様に案を投げかけて、ご意見をいただくことにしています。

その中で、こういう利用者の多い公園については、芝生を張り替えてきれいにしていく、あるいは利用者が全くいないような公園については、遊具が古くなってきていますので、場合によっては撤去することも考えると提案したいというように考えております。 その中で、材木町公園は芝生の張り替えが完了したということであります。

花巻中央広場を活用した民間イベント事業が8月1日から開催されます(立地適正化計画における公共空間活用の取り組み)

市長

花巻中央広場でありますけれども、これについても公園と同じような考え方、景観も含めて整備したわけでありますが、上町の方々を中心として、8月1日から9月12日の土曜日、8月15日を除くということですけれども、どでびっくり土曜夕市を開催していただくということになりました。

我々としては、まちの活性化にも非常に役に立ちますので、大変ありがたいなと思っている次第でありまして、このビラについては、次のページに付けさせていただいております。

市内の食品事業者の方々に店を出していただくということでありますけれども、ソーシャルディスタンスの確保も必要だということで、テーブル等は置かないというようにすると伺っております。

「高校生おおはさま留学生」を7月16日から募集しています

市長

7番目でありますけれども、おおはさま留学生、大迫高校に入る留学生ですね、今2人来ておりますけれども、今年度も募集いたします。

大迫高校については、1学年当たり21人以上の入学者がいる場合には、募集を継続するというのが県の教育委員会の考え方でありまして、入学者は平成29年度が22人だったのが、平成30年度が25人、令和元年度が34人、令和2年度が27人ということで、順調に生徒を確保しております。 神楽とか、あるいはベルドルフ市との交流など、非常に特色のある高校でありますので、県外の方も入っていただきたい。そのために寮も確保するということで、事業を進めさせていただいているわけであります。

本年度は1カ月早く募集を始めるということで、こういう山村の留学について県外の興味のある方にぜひ応募していただきたいと思っております。

2020いわて花巻スマート農業体験試乗会を7月31日に開催します

市長

最後になりますけれども、2020いわて花巻スマート農業体験試乗会を7月31日に実施するということであります。

大変先進的な農業をしている盛川農場の圃場を借りて実施します。
毎年やっておりますけれども、今回は大型自動操舵システムのある大型農業機器だけではなくて、比較的安いスマート農業機器、水管理システムとか農薬散布ドローン等についてもやっていただく、あるいは花巻の和同産業が開発したロボット草刈り機体験エリアも用意するということになっています。

花巻市は、このスマート農業のための補助金を単独事業としてやっておりまして、事業費として5,722万7,000円、補助額1,420万7,000円を41経営体に補助させていただいております。

その結果でありますけれども、市内スマート農業機器の導入状況としまして、農業自動操舵システム、トラクター等の自動運転については、16件で経営面積が1,145ヘクタール、収量コンバインについて3件369ヘクタール、農業用ドローンについて12件443ヘクタール、ラジコンボートについて1件214ヘクタール、ロボット草刈り機について2件1ヘクタールが導入されています。

この農業用自動操舵システムですけれども、GPSから直接来る場合では誤差が40から50センチ以上あるといわれていますが、花巻市は四つの基地局を造ることによって、誤差が2から3センチの自動操舵システムの活用ができるということになっていまして、このGPS基地局を使って自動操舵システムを導入しているのは12経営体、経営面積955ヘクタールということになります。955ヘクタールとか1,145ヘクタールということになりますと、先ほど申し上げたように花巻市の主食用米の生産面積が約7,000ヘクタールですので、相当進んできているということだと思います。

ある程度広いところでないとできないのですが、平場の5反歩田あるいは1町歩田については、相当進んできているということで、中山間地ではなかなか導入が難しいですけれども、これをやることによって省力化できる、あるいは長い目で見たコスト削減ができるということで、我々としてはさらにそれを支援していきたいなと考えている次第であります。

主な質問

地域外来・検査センターでの初回の検査結果が明日出るということだが、陽性の場合の対応はどうなるか。また、夏休みに入り、県外に出られる職員や旅行される方がいると思うが、職員に対して申告が必要とか、何かルール決めなどをしているか

市長

1点目の地域外来・検査センターについてですけれども、陽性が出た場合には、直ちに公表いたします。

公表の内容については、県とも相談しながらやらなくてはいけないと思いますけれども、そういう形でやる必要があると考えています。

私自身の記者会見をするかどうかについては、必要な場合にしたいと思っていますけれども、これも県と相談しながら対応については考えていきたいと思っています。

2点目の夏休みで職員が県外に出る場合についてですけれども、先ほど申し上げましたが県外全部ということではなくて、感染が拡大されている地域に出る場合についてはできるだけ自粛していただきたい、あるいはそれについて報告していただきたいというようなことを本日の通知で出しております。これは4月でも同じようなことをしましたけれども、同じようなになったということであります。

地域外来・検査センターで検査結果が陽性だった場合、直ちに公表する方針ということだが、時間的なめどは

市長

それは、何時に出てくるかによりますが、出て1時間後に公表というのはなかなか難しいと思います。

ただ、分からない段階でも陽性が出たということは、早く公表したいと思っていますので、同じ明日中に公表するということを我々としては考えていきたいと思っています。

感染拡大地域の定義を決めているか

市長

まだ感染拡大地域について具体的な定義を出していません。

この後協議して決めて、それを市職員に通知したいと考えておりますが、私が想定していますのは、首都圏の全部ではないと思いますけれども、感染者が多い地域、あるいは中部、関西、北九州、福岡なのかなと思っております。

1日当たり100人、200人の感染者が出ているような地域が大まかな想定です。

公共施設等を含めての対応について、北上市と対応が違っていた時期もあったようだが、4月の措置について検証した上での対応はいつごろ決めて公表されるのか

市長

それについては、北上市と大きく違ったと私はあまり認識していません。ただ、花巻の方が早く動いたのもあったのかなと思います。

ただ、その時点では、国の緊急事態宣言とかいろいろなことが出ていたのを踏まえてやっているわけです。現在は出ていないんですね。それがどうなのかということについては、国も感染者はいるけれど重症者が少ないとか、いろいろなことおっしゃっていますが、そういうものとか、あるいは県内での感染者が2人確認されたことを踏まえて、今日県で対策会議を開催すると聞いているわけでありまして、県の対策会議の方針を見た上で、市としてどういう方向で考えるのかということを、それも参考しながら考えていく必要があると思っています。

したがって、この3月、4月にやったことをすぐに全てやらなくてはいけないということでは必ずしもないかもしれない。それは状況を見て、あるいは先ほども申し上げましたけども、専門家の意見も聞きながら考えていきたいと思っていまして、昨日市職員に指示したのは、お盆の前に対策会議を2回開こうと、できれば来週に1回対策会議を開いて議論して、それを踏まえた上でもう1回、場合によってはフィードバックしてもらって、その上でお盆の前に基準というか、どのような対応をするかということについて決めていきたいという話をしています。

それは先ほど申し上げましたけども、県内の感染者が2人確認される前の話でありましたので、できればもう少し早く検討する必要があるかなと思っていますけれども、一方、あまり急かすのもよろしくないので、そこは専門家の意見を聞いたり、今後の県内の感染状況を見たりしながらやっていきたいと思っています。

Go Toトラベル事業が全面中止になった場合、市として、温泉宿泊施設に対する国の補助を要望していくのか

市長

私1人でできるものかどうかという問題はありますが、例えば花巻市の場合、地方創生臨時交付金が16億4,000万円ぐらい来ているんですね。その中で、6月、7月だけで、市民と県民だけで1億7,000万円ぐらいの補正予算を計上しています。

今後、8月は別としても、9月から3月までだと6カ月ですよね。それで同じような支援を続けるにしても3月で終わらない可能性があります。そういう状況になった場合には。来年度については地方創生臨時交付金もまた別に出てくると思うのですが、市の体力ではなかなか支え切れない状況が出てくる可能性はあると思います。

これは、花巻市だけではなくて、全国各地そうだと思うんですよ。花巻市以上に大きな温泉地もあります。その市町村が、花巻市が行ったような支援をずっと続けるということが果たして可能なのかということ。そしてまた、感染拡大の状況が長期にわたった場合には、例えば県内のお客様もたくさんお呼びするということが難しくなる可能性もあるわけですね。それ以外の方法を考えなくてはいけないということになると、例えば協力金、給与補償の協力金とか、どういう形になるか分かりませんけれども、別の形で支える仕組みを考えないと、これは全国の観光地は持たない、観光宿泊施設が持たないという可能性が出てくると思います。

我々はいつも話しますけれども、花巻温泉郷は県内の温泉地の中では1番強いと思っています。さはさりながら、やはりそういう課題が出てくる。そうするとやはりそれを救うためには、このGo Toトラベル事業、実はものすごく大きなインパクトのある事業だと思いますけれども、この事業は、やはり我々と同じような問題意識で国がやっているわけで、救わなくてはいけないということについては皆さんコンセンサスができているわけです。

仮にGo Toトラベル事業が使えなくなったら、別の形で観光宿泊施設を支える仕組みをつくらないといけないのではないかということについては、多分皆さんも同じ意見だろうと思います。そういうことについて、我々としては発言していきたいし、我々だけだと到底どうしようもないわけですけれども、全国の方々もそういう話になるのではないかと思います。

私は全国の温泉所在都市協議会の副会長をやっておりますけれども、そういうところにも働き掛けていきながら、あるいは県選出の国会議員の先生とかいろいろな方に働き掛けながら、温泉宿泊施設に対する強力な支援が必要であるということは声を上げていく必要があるのではないかなと思っています。

昨日、地域・外来検査センターが開設されたが課題などはあったか

市長

検査を受けた方のプライバシーの問題や、あまりたくさんの人が行くべきではないので私は現地に行っていませんが、担当からはスムーズに実施できたということ、そしてあとは先ほども申し上げましたけれども、県の医師会長先生、あるいは市の医師会長先生が自ら行って様子を見ていただいたということで、そういう意味でやはり関係者には非常に力強い支援をいただいているなということを感じた次第です。

そして先ほども申し上げましたけれども、この地域・外来検査センターを開設するについては、中部保健所と、医師会の会長先生、担当の先生方、それから総合花巻病院からも看護師長をはじめ、いろいろな方に来ていただいて、市の職員も何人か出て、ものすごく真剣に相談したんですね。マニュアルも市が作るたびに「ここは直した方がいい」とか、ほかにも出席していない医師の先生からも、いろいろなご助言をいただいて、中部保健所からもご助言いただいて、直していったんです。

あるいは、もし陽性者が出た場合には、対応をどうしようかというようなことまで話していただいて、保健所先生が中部医療圏の中核病院にお話いただいて、いざとなったら花巻市が救急車で運んだ場合に受け入れていただくということについて確認していただくとかですね、そういう専門家の先生方が考えられるあらゆることを検討してくださって、スタートしたということでありまして、そういう意味では、私は良いシステムができたなと感謝しているところです。

PayPayについて、4,000円にプレミアムを拡充したということだが、8月、9月のどういった消費需要を見越して拡充を考えたのか

市長

さっき申し上げましたように、例えば1人で飲食店に行く場合には普通、花巻の相場としましては5,000円いかないですよね。だけどご家族で行ったり、お友達と行ったりした場合には5,000円かかる場合があるわけです。そして1万円の支払いに1,000円のプレミアムということだと「安くなるから行こうか」とはなかなかならないのが心配だったんですね。

あとは、例えば花巻の地場の衣料品店に行ってジャケットを買うときに、2万円のものを買って1,000円のプレミアムだと、「じゃあ買うかな」ということになかなかならないのかなと。そうすると4,000円まで増やせば、「じゃあ16,000円で20,000円のジャケット買えるから買おう」と、そういう気持ちになっていただけるのかなと、それを期待して増やしたということです。

それから、お盆に家族で集まるとか、そういう需要も考えたということですね。

地域・外来検査センターについて検査結果が判明するのが7月は2日後、8月からは翌日になる理由は

市長

これは、8月から県内の検査機関にお願いしたいということを考えていまして、県内であれば翌日に出る。県外であれば、送ったりするのに時間がかかりますから、そういうこともあって2日かかると聞いております。

検査された人は花巻市在住の方か

市長

現在のところはどちらにお住まいの方か私は把握しておりません。

遠野市の方で陽性が出た場合、花巻市が勝手に公表するというわけにいかないと思いますので、その場合には遠野市とご相談して遠野市から公表いただくのかどうかということは考えなくてはいけないと思います。

担当

広報係

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