令和6年9月 定例記者会見を開催しました

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ページ番号1022335  更新日 令和6年10月8日

記者会見の様子

開催日時

令和6年9月30日(月曜)午前11時から11時50分まで

開催場所

花巻市役所本庁本館3階 302会議室

会見項目

  1. 予約乗合交通の新規導入及びバス路線の再編を行います
    <担当 建設部 都市政策課>
  2. インフルエンザと新型コロナウイルス感染症の予防接種が始まります
    <担当 健康福祉部 健康づくり課>
  3. 能登半島の豪雨の被災地へ支援を行いました
    <担当 地域振興部 防災危機管理課>
  4. 花巻市博物館開館20周年記念特別展
    「縄文ワールド-写真家・小川忠博の世界-」 ~10月19日から1月13日まで開催~

    <担当 花巻市博物館>
  5. 初心者向けスマホ教室を開催します
    <担当 総合政策部 広報情報課>
  6. 米国ラットランド市との姉妹都市提携35周年事業の開催と国際姉妹都市等との交流事業について
    <担当 生涯学習部 生涯学習課国際交流室>

冒頭コメント

上田市長

早いもので令和6年度も前半、今日で終了ということで、今後、年度末に向かってやるべきことを進めていかなければならないというふうに思っている次第であります。

最近の市に関する話題としましては、やはり大谷翔平選手。残念ながら三冠王は取れなかったようですけれども、その活躍は本当に素晴らしかったです。そして菊池雄星投手も、いいピッチングしたんですけれども、打線の援護がなくて10勝目には届きませんでしたが、こちらも素晴らしい活躍をしてくれました。この2人が今後プレーオフ(ポストシーズン)に進出します。そこでディビジョンシーズンを勝ち上がると、リーグのチャンピオンシップ、そしてワールドシリーズに進むと、なんと花巻東高校出身の2人がワールドシリーズで対戦するかもしれないと、大変夢のある状況でありまして、期待したいなというふうに思っています。

また、彼らの後輩である花巻東高校硬式野球部の皆さんも、昨日の試合(高校野球秋の岩手県大会の決勝戦)では残念ながら勝利できませんでしたけれども、東北大会への進出を決めたところでございます。今後、選抜(春の甲子園大会)に向かって東北大会で力いっぱい活躍していただいて、何とか選抜に選ばれる成績をおさめるといいなと思っている次第です。これも市民にとっては非常に大きな夢になりますので。8月の記者会見で、花巻はフェスティブシーズンになりますという話をしたんですけれども、それがまだ続いているんじゃないかなと、そういう感じがしております。ぜひ市民の皆さんに元気を与えられるような、そういう活躍をしてくれればいいなというふうに思っている次第であります。

記者会見の項目にはありませんけれども、福井敬さん、有名な方で、昨年のイーハトーブ賞を受賞された方であります。昨年も花巻に来ていただいて、トゥーランドットの「誰も寝てはならぬ」っていう素晴らしい曲を歌っていただきまして、大変感激しましたけれども、12月1日に花巻市文化会館大ホールでコンサートをしていただきます。10月5日からチケットを販売するということで、大変楽しみだなと思っています。

福井敬さん、1992年に二期会のプッチーニの「ラ・ボエーム」で鮮烈デビューしたということでございますけれども、「ラ・ボエーム」も素晴らしい曲が多いですよね。実は昨日、名取市(宮城県)で井上道義さんのオペラの引退記念の指揮ということで、家内と一緒に行ってきました。大変素晴らしかったです。

実は非常に有名な方で、ルザン・マンタシャンさんという方がミミの役で歌う予定だったんですけれども、朝に声の調子が悪いということで、急遽、中山郁文(いくみ)さんという方がミミ役で出ました。これは鮮烈なデビューだと思いますけれども、実はこの「ラ・ボエーム」の井上道義さんのシリーズは全国ではあるんですけれども、今後、関西等でやる場合には、この中山さんがミミ役をやる予定だったんですが、今回突然、ミミ役で出ることになりました。大変素晴らしくて、ひょっとしたらこの方は日本の中で、そのうち福井さんと一緒に歌うような、そういう方になるんじゃないかなという感じがしまして、福井敬さんの今回のコンサートも大変楽しみだなと思っています。

花巻でこういうイベントが開かれることは非常に素晴らしいことだと思いますし、人もたくさん来るんですね。昨日の名取市の文化会館を見ていると、どうも市外、県外の方が大変多いという感じでした。

今、花巻市文化会館では、花巻市民芸術祭が開催されています。最近はスポーツが盛んなイメージのある花巻ですけれども、それだけではなくて、こういった芸術に親しむ機会についても、市民の皆さんに楽しんでいただけるような、そういったまちづくりを進めていければいいなというふうに思っている次第であります。

それで今日は6つの項目について、お話しさせていただきます。

予約乗合交通の新規導入及びバス路線の再編を行います

上田市長

項目1番目、予約乗合交通の新規導入およびバス路線の再編でございます。

予約乗合交通について、現在市で行っているのは、大迫、石鳥谷、東和の旧3町と、それから笹間・太田の西南地区だけでございます。バス路線がなくなったこれらの地区について、市の方で予約乗合交通を導入して交通手段のない方々の交通手段を確保するということでやってきたわけでありますけれども、他の地区についても、バス路線から遠いという地区もありまして、そういった地区にお住いの方を対象にして、今回予約乗合交通の新規導入をするということにしたわけでございます。

具体的に申し上げますと、花巻西部地区については、湯口地区の東北自動車道より西側にお住まいの方、湯本地区のJR東北本線より西側にお住まいの方、宮野目地区のJR東北本線より西側にお住まいの方、松園地区・花西地区については、東北自動車道より西側にお住まいの方、花巻東部地区については、宮野目地区の葛第1・第2、田力行政区にお住まいの方、矢沢地区については、矢沢、幸田、高松第1から第3、東十二丁目行政区にお住まいの方を対象に実施いたします。

今回の新規導入によって、公共交通が全くない地域は花巻市内においてはなくなることになります。自宅からバス停まで少し離れているところにお住いの方は、もちろんいらっしゃいますけれども、そういった方については、このような予約乗合交通を実施するということになりますので、通院などの医療を含めて、あるいは買い物などの際にも、便利にお使いいただけるんじゃないかなというように思っている次第であります。

次のページに運行日数等が書いていますけれども、この運行日数については、火曜日と木曜日の2日間の運行としております。これはですね、フリー運行という形でご希望があったときに自由に運行するということではなくて、ある程度時間を決めて、その時間に合わせて予約をお願いする定時運行ということになります。

具体的には、出発日については午前8時、午前10時、午後1時。各地域のジャンボタクシー車両2台で運行いたしまして、1便について出来るだけ複数の方にご利用いただきたいというふうに考えております。運行の仕方については、定時運行というと、バス路線のようになるんじゃないかとお考えになる方もいらっしゃるかもしれませんが、実際には、自宅付近の公道までジャンボタクシーがお迎えに上がるということになります。バス路線のようにバス停まで行かなくて済むということです。

そこから、花巻のまちなかなどの指定乗降場所に、具体的にここに行きたいということで行っていただけるというものになります。予約についてでございますけれども、利用日の1週間前から当日の1時間30分前までに予約が必要です。予約する会社は、西部地区については笹間タクシー、東部地区については高木タクシーにお願いするということになります。

指定乗降場所については、2ページ目の下の方に書いております。これについてはお住まいの地域の方々について、あらかじめ利用登録をしていただく必要がありまして、これは資料2ページの下の方に書いておりますので、ご確認ください。

次にバス路線の再編でございますけれども、さらに便利にお使いいただけるよう、バス路線の再編をいたします。

まず、市街地循環バスについて、ふくろう号と星めぐり号でございますけれども、これは、交通空白地域を減らすという観点からルートの見直しをいたしまして、バス停を増やします。その結果、今までは1周46分だったんですけれども、それが1周50分程度になります。これについても10月1日から運行を開始いたします。

広報はなまき9月15日号でお知らせいたしましたけれども、この花巻市公共交通ガイドブックについては、広報はなまき10月1日号と合わせて、早いところはもう昨日配られていまして、例えば今の市街地循環バスについては、資料3ページから5ページ目に書いておりますし、新しい停留所等についても書いてあるということでございます。

次に大迫・花巻線について、今まで大迫から来たバスが県立中部病院まで行ったんですけれども、大迫から来る方について、このバスを中部病院まで利用している方が少ないということもございまして、これを廃止します。その代わり、天下田から来ているバスについて、これを中部病院へ行くというふうに変えました。前は賢治詩碑までだったんですけども、利用者が少ないということで、この天下田・中部病院線を県立中部病院まで行くルートに変更したということでございます。

それから、第2工業団地のところにある教育センター線なんですけども、これについては宮野目の西側の方にルートを変更するということで、西側はバス路線がないですので、便利になるということになります。

市街地循環バスについては先ほど申し上げたとおりでございまして、1周46分を50分にしたということもあって、1日の本数を10便から9便に減便したということになります。

詳しくは各家庭にお配りする、花巻市公共交通ガイドブックを見ていただいて、利用していただきたいというふうに考えている次第であります。

あとは、大迫、石鳥谷、東和地域の予約乗合交通については、より便利にするということを検討しているところであります。具体的な中身については、タクシー組合と今協議を進めているところですけれども、なかなか話がまとまらない状況であります。それについては、さらに話し合って、市の負担も増えるわけですけれども、タクシー組合の方々に納得していただけるような形で市民の利便性の向上する改正をしたいなと思っているところであります。今現在は、来年の4月からということを考えているんですけれども、ただこれは話がまとまらなければ、市の方で勝手に進めるわけにいきませんので、状況としてはどうなるか今はわからないというのが実態です。去年の3月までに話し合って、今年の4月からやりたかったんですけれども、話がうまくいかなくて、その状況がまだ続いていて、十分な話ができていない状況でありますけれども、何とかしたいなというふうに思っているところであります。

インフルエンザと新型コロナウイルス感染症の予防接種が始まります

上田市長

項目2番目、インフルエンザとコロナの予防接種についてです。まずはインフルエンザの予防接種でございますけれども、今年も子ども、妊産婦の方の他に、高齢者の接種について支援をします。お子さんについては、1回につき3,000円を上限に2回の助成、生後6ヶ月から小学生、中学生については1回につき3,000円を上限に1回の助成、妊婦の方については、3,000円を上限に1回の助成をするということになります。

これは事前申請が必要でありまして、8月19日から受け付けを開始しております。申請の方法としましては、インターネットでの申請もできますし、健康づくり課または各支所の健康づくり窓口で12月6日までに申請していただく必要があります。郵送でも申請できるわけでありまして、申請書については、小中学校、保育園等を通じて配布しているほか、ホームページからもダウンロードできます。

高齢者の接種の支援につきましては、対象者には10月中旬に予診票等を送付しておりまして、接種期間は10月15日から12月31日ということでございます。高齢者の方々については、自己負担額1,800円でそれを超える分については市の方で助成するということになりまして、生活保護を受けている方は無料ということになります。

それ以外の高校生から64歳までの方の接種については、これは任意接種ということで全額自己負担していただくということになります。

次に、新型コロナウイルス感染症の予防接種についてでございます。対象者には10月上旬に予診票等を送付いたします。接種期間は10月15日から来年の2月28日。対象になるのは65歳以上の方、あるいは60歳から65歳未満の方で、心臓、腎臓もしくは呼吸器の機能、また、ヒト免疫不全ウイルスによる免疫の機能障害を有し、身体障害者手帳1級を交付されている方ということになります。

これも自己負担額については3,000円になりまして、生活保護を受けている方については無料ということになります。自己負担額3,000円についてなんですけれども、花巻市の場合、インフルエンザの予防接種に対する補助と合わせて、近隣他市と比べて遜色のないような形の補助金を出していただくということに決めさせていただきました。それ以外の方についてはですね、任意接種ということになりますので、全額自己負担となります。

なお、インフルエンザとコロナの予防接種ですけれども、今回は同時接種が可能になったということであります。

能登半島の豪雨の被災地へ支援を行いました

上田市長

項目3番目、能登半島の豪雨の被災地への支援でございます。

これについては、石川県輪島市からの要請によりまして、土のう袋3万枚を送付するという手配をしたところであります。

本年1月の能登半島地震の際には、花巻市から石川県白山市、石川県内灘町、石川県輪島市に支援いたしまして、これについては市の職員が大変苦労して運んでいただきました。そのときに輪島市と花巻市の職員でいろんな話をして、今後も必要なときに支援するということをお話させていただいたわけですけども、その縁によりまして、輪島市から依頼があったということになります。

今回の土のう袋3万枚の送付でございますけれども、花巻市役所の中に在庫として保管している分ではなくて、花巻市と災害時の物資の供給に関する協定を結んでいる、NPO法人コメリ災害対策センターのご協力をいただきました。その結果、コメリのですね、新潟に本社がありますけれども、そちらの方から直接石川県輪島市に土のう袋が昨日運ばれたということの報告を受けています。そのような形で協力をさせていただいています。

なお、花巻市は市役所の窓口におきまして、この能登半島の豪雨被災地への支援金の募集を行っておりますので、ご協力いただければありがたいと思います。

花巻市博物館開館20周年記念特別展 「縄文ワールド-写真家・小川忠博の世界-」 ~10月19日から1月13日まで開催~

上田市長

項目4番目、花巻市博物館開館20周年記念で、「縄文ワールド 写真家・小川忠博の世界」ということで、特別展を開催するということにしております。

期間は10月19日から来年の1月13日まで、通常料金で開催できるということで、場所は花巻市博物館の企画展示室です。花巻市も縄文遺跡が大変多い場所でありますけれども、そういう意味では花巻市にふさわしい、そういう特別展なのではないかなというように思っております。

関連イベントとしましては、小川忠博さんをお招きしてスペシャルギャラリートークを10月19日に開催します。また、記念講演会として、小川さんの写真集「土偶美術館」監修者の原田昌幸さんを講師にお招きしまして、11月24日に開催する予定にしております。チラシをつけておりますのでご覧いただきたいと思います。

花巻市の博物館でありますけれども、今年の8月に開館20年で50万人の入館者が達成できたということで、お祝いをしました。その間、ご存知の「アニメージュとジブリ展」を開催いたしました。これは66日間、今月の23日まで開催されたわけでございますけども、66日間での入館者が7万9,720人ということで、大変多くの方に来ていただきました。この20年間で50万人の博物館に、わずか2ヶ月ちょっとで6分の1近い方が入場したということでありまして、それだけやっぱりジブリの人気がすごいなということを改めて感じた次第であります。

この企画については、ジブリの方から提案があって、それでやらせていただいたわけですけども、鈴木敏夫さんの「もう一つの鈴木敏夫とジブリ展」、今でも大沢温泉菊水館で開催されておりますけれども、それと同様に、ジブリの方で大変な協力をくださってやっていただいたということになります。先ほど申し上げましたように、わずか66日で7万9,720人に入場いただいたということで、博物館の職員も夏休み期間に忙しい思いをしたと思うんですけども、本当に来場者に喜んでいただけるような対応ができたということについてはありがたいと思ってますし、その点は感謝したいと思います。

そして、やっぱりジブリの人気はすごいなというふうに思います。今年もですね、イーハトーブフェスティバル(8月31日から9月1日) 宮沢賢治童話村で開催)で鈴木敏夫さんに来ていただいて、お話をしていただきました。イーハトーブフェスティバルは、10年前、平成26年だったと思いますけれども、そのときに特別なイベントとして開催したわけですけれども、そのときに高畑勲監督が来てお話をしていただきました。そのときはセロ弾きのゴーシュだったですかね、高畑監督の映画を上映していただいて、私も高畑勲監督と奥様と横に並んで観ましたけれども、それから高畑勲さんが花巻を大変気に入ってくださって。高畑勲監督が亡くなってからは、鈴木敏夫プロデューサーが毎年来ていただいて。気に入ってくださった。

鈴木敏夫プロデューサーは、大沢温泉の湯治部を気に入って、そこに年に何回もお泊りになっています。鈴木敏夫プロデューサーはイーハトーブフェスティバルの講演で「お忍びだけど」っていう言い方をしていましたけれども、宮崎駿監督も来ていただいているということです。そういう縁があってですね、花巻で開催して、入場者数を見ると、今回のアニメージュとジブリ展、全国で開催していますけれども、花巻が一番じゃないかという話もあります。

市民、県民、あるいは県外の方も喜んでいただいたっていうのを大変ありがたく思っている次第でありまして、縄文ワールドも先ほど申し上げたように、花巻にも縁がありますし、また宮沢賢治もある意味、縄文の世界の、匂いがするような方でありますので、たくさんの方に来ていただきたいなと思っております。

初心者向けスマホ教室を開催します

上田市長

項目5番目、初心者向けのスマホ教室を開催するということで、これは国のデジタル活用支援推進事業、講師派遣型を活用しまして実施します。旧1市3町全ての地域で2日間にわたって開催いたします。定員は1会場につき15人、先着順ということなので、たくさんの方には参加いただけませんけれども、スマホをなかなか使いにくいという、特に高齢者の方については、ぜひご利用いただきたいと思います。

最近はスマホを通した情報発信が多いですよね。例えば花巻市内でクマが出没した場合は、市の農村林務課で県の「いわてモバイルメール」を活用して、そんなに時間を置かずに、クマの出没情報を発信しています。例えば、天下田でクマが何時頃出没しました、ぐらいの簡単な情報しか発信していないんですけれども、市民の安全を確保する情報としては、大きな意味があるわけであります。そういった情報をスマホで見られるようにやっていただくことによって、いろんな情報にアクセスできるということになりますから、こういうことは非常に大事だと思います。

ちなみに市内で目撃されているクマの情報でありますけれども、昨日から今日にかけて市街地に出ているということで、桜台小学校、若葉小学校、それから花巻中学校、花巻北中学校について、昨日から手配して、今日の朝の登校は保護者の方にお送りいただきたいということをお願いしました。そして、保護者がお送りできない方については、市の費用によってタクシーで通学するようにというお話をしております。今日の帰りについても、今回アルテマルカンの付近でクマが出ましたので、先ほど申し上げたような小中学校については、引き続き保護者による送迎、あるいは市の費用負担によるタクシーの送迎をご利用いただくということをさせていただいています。

そういった情報についても、各学校からの通知が一斉に皆さんに届いているわけでありまして、小中学校の保護者の皆さんについてはですね、スマホを使うことは問題ないと思いますけれども、自分やご家族の身を守るためにもですね、やはりスマホを使える方が増えてくれればいいなというふうに思っている次第です。

米国ラットランド市との姉妹都市提携35周年事業の開催と国際姉妹都市等との交流事業について

上田市長

項目6番目、ラットランド市との姉妹都市提携35周年事業の開催ということであります。

今年もホットスプリングス市の方々がお見えになったり、クリントン村の中学生の方がお見えになったり、あるいは先日はオーストリアのベルンドルフ市の生徒さんたちが花巻に来てくださって、大迫地域の方々と一緒に大迫音頭を踊って、あるいはアルコールはなかったですけど食事を一緒に取ってですね、交流していただきました。そういう国際姉妹都市の交流の一環でございますけれども、ラットランドにつきましては旧石鳥谷町が昭和61年10月8日に国際姉妹都市提携盟約書を締結しておりまして、合併後は花巻市が受け継いで実行しております。

今回はラットランド市の市長さんを始め、市議会議長、教育長、いろんな方が全部で13人お見えになります。私もラットランドについては8年前に訪問させていただいて、そのときに大変大きな歓迎をしていただいて、友好を深めさせていただきました。そのことが市内中学生をですね、このラットランドを含めた四つの市、村に派遣できる基礎になっているわけでありまして、そういう意味で今回の交流も大変重要だと思っている次第であります。

今年も、市内中学生を10月下旬から11月下旬にかけて、ホットスプリングス市、ラットランド市、クリントン村、ベルンドルフ市に派遣するということになっています。特にベルンドルフにつきましては、大迫高校生、このうち確か3人は大迫に市外から留学してきている生徒さんだと思いますけれども、そういう方も行っていただくというような形で、若い人たちの交流に非常に大きな意味があるというふうに思います。

私がよく言うんですけれども、私が高校生のときは英語で会話するなんていう発想は全くなかったですね。大学受験のために英語を勉強したということでありまして、28歳のときに海外に転勤になりまして、大変英語で苦労した記憶があります。若い方たちが若いときから、英語をコミュニケーションの手段として使うということについて意識を持っていただくということは、将来に亘っていろんな意味があるんじゃないかというふうに思います。そういう意味では、こういうことを今後とも一生懸命進めていく必要があると、そのように思っております。

主な質問

クマの出没に関して、今朝、保護者の同伴送迎ができないお子さんについてはタクシーの送迎の手配をするという話があったが、実際に利用された児童がどれくらいいるのか。また、昨年もこの時期に市街地へのクマ出没が相次いだが、このような対応を取ったのは初めてか、それとも継続的にやっているのか。

【上田市長】
去年の秋から初めています。タクシーを利用した方もいます。それに加えて、市の公用車を出したり、あるいはバスをチャーターして出したこともありました。今年の春だと思いますが、桜台小学校の北側から来る通学路、これはマルカン自動車学校の跡があるところで、人は普段あまり通らないところなんですが、そこにクマが出た時には、そこを通学路としている小学生には何日かバスで通っていただきました。最初は、お子さんの目の前をクマが横切った、そのような情報がありましたので、そういう手配をしたんですが、通学バスの手配のほかに、AIカメラを何台か設置しました。カメラにクマが映ったこともあるんですね。それで、目撃後もクマが出没しているということがわかり、そういう対応をしたということです。今朝のタクシーに関しては、利用しているかどうか今現在、情報はないです。

やはり市街地でクマが出た場合には、突然会ってしまう危険性があるわけで、クマが通学路付近に出没した場合そのような手配を今後とも続けていく必要があると思っていますし、市街地以外の地域の学校においてもクマが出て危ない場合には、手配するように言っています。ですから、中山間地域についてもクマが出て安全に通学できない可能性がある場合にはそういう手配をしたいと思っています。

桜台小学校の場合にもう一つやったことは、通学路の脇の草が生い茂っていて、木もあったんです。そこは市の方で刈り払いをして、見通しがよくなりました。こういうことは今後も続けていく必要があると思います。

クマ対策のAIカメラにクマが映っていて追い払いまでできたなど、そういうケースはあったか。また、設置してみての運用の課題や工夫などあるか。

【上田市長】
農林部がいないので私からお答えしますけれども、追い払いした例はあるというふうに聞いています。ただ、全部を追い払いしたわけではないです。例えば、深夜にクマがAIカメラに写っていても、職員も寝てますから、起きてすぐ、追い払いなどの対応ができたというわけでは必ずしもないと思います。深夜クマが写った場合において、すぐには追い払いできないことはある。それでも、AIカメラをさらに設置するとか、あるいはドローンを飛ばしてクマの所在を追うということは農林部では頻繁にやっています。

福井敬さんのコンサートで、出演者の中に花巻市内の高校生と書いてあるが、どういう方たちが参加されるか。

【生涯学習課長】
花巻市内の高校の合唱部の生徒さんに声をかけまして、何人か出る予定です。その他にもイーハトーブ子ども合唱隊とか、花巻第九の会テラ・ムジーコも一緒に歌う予定になっております。

担当

総合政策部 広報情報課 広報係

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