令和6年5月 定例記者会見を開催しました

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ページ番号1021705  更新日 令和6年6月4日

記者会見の様子

開催日時

令和6年5月28日(火曜)午前11時から正午まで

開催場所

花巻市役所本庁本館3階 302会議室

会見項目

  1. 「高校生おおはさま留学生」を募集します
    <担当 大迫総合支所 地域振興課>
  2.  テレビ難視聴対策に関する補助制度を創設しました
    <担当 総合政策部 広報情報課>
  3.  6月7日から「花と緑のまつり2024」を開催します
    ~ もっと身近に花と緑を感じる3日間 ~
    <担当 建設部 都市政策課>
  4. 「第42回南部杜氏の里まつり」を6月1日に開催します
    <担当 石鳥谷総合支所 地域振興課>
  5.  花巻市博物館テーマ展
    「多田等観-遥かなるチベット-」~5月25日から7月7日まで開催~
    <担当 花巻市博物館>
  6. タイで開催された「日本東北観光フェア2024」と現地旅行会社等への訪問について
    <担当 商工観光部 観光課>

冒頭コメント

上田市長

5月の定例記者会見ということで、雨の中、お集まりいただいてありがとうございます。

豊沢ダムの水が足りないという記事が岩手日日さんで出ました。ちょっと予想外だったんですけれども、4月の段階では、ほぼ満杯になっていて、雪が少なくても意外と大丈夫だなと思っていたところですけれども。結局、新たに雪が溶けて、ダムに入ってくる水が少なかったとか、4月、5月は非常に天気の良い日が続いたことから、水不足になったということでございまして、豊沢川土地改良区で速やかに手を打っているということを私どもも伺っているところであります。

今後、6月の梅雨が例年どおり降れば問題はないだろうと思いますけれども、豊沢川土地改良区の方では場合によっては、水を出すのを調整しているというように伺っているところであります。実りの秋のために、ぜひ水が出てくるとありがたいなと。

花巻には昔から、「日照りに不作なし」という言葉があります。宮沢賢治の「雨ニモマケズ」には、「ヒドリ(ヒデリ)ノトキハナミダヲナガシ」という表現がありますけれども、水の争いというのは昔たくさんあったと聞いております。でも、米は不作にならないという言い伝えが言葉として残っています。

今年、ダムの水が豊かになるということを我々としては期待するところでありますけども、仮に水が少なめであっても豊かな秋を迎えることを期待する次第でございます。

「高校生おおはさま留学生」を募集します

上田市長

項目1番目、「高校生おおはさま留学生」の募集についてです。県立大迫高校については、1学年の入学者が21人以上続く限りは、新たな入学者の募集をやめないと県教育委員会は言っているところでありまして、5月23日に開催された「県立高等学校教育の在り方に関する地区別懇願会(中部地区)」においても、私が出席し、そのことについて発言しております。

大迫高校の入学者については、令和6年度は16人(うち、おおはさま留学生4人)ということではございますけれども、市内のお子さんの中には、大規模な高校ではなくて、小規模なところで、密接な環境で勉強したいというお子さんもいらっしゃいます。そういったお子さんの受け入れ先として、大迫高校は大変大きな役割を果たしているということについても、お話しさせていただきました。

大迫高校に限ったことではありませんが、小規模校について県教育委員会では、簡単に諦めることはせず、できる限り存続させます、というお話でございまして、そういうことからしますと、我々としては仮に大迫高校の入学者が20人以下になったとしても、そこに進学したいというお子さんが一定数いる限りは、入学者の募集を続けていただけるのではないかと、そのように期待しております。

「高校生おおはさま留学生」の募集人数でございますけれども、県教育委員会による「いわて留学(県外募集)」にかかる入学選抜方法の見直しのため、7月中旬以降に正式決定されます。

寮につきましては、ホテルベルンドルフの客室を使用します。1人で1部屋または2人で1部屋を使用し、食事は1日3食、お昼は弁当を提供しておりまして、留学生の方には非常に好評であります。なお、ホテルベルンドルフについては、昨年度は寮室として4部屋改修しておりますし、今年度は客室として4部屋増築する予定としています。

資料2ページには、大迫高校だからこそ経験できるものとして、いくつか記載しています。まずは大迫の特産品である「ぶどう」に関してですが、栽培や加工、販売など、ぶどうに関する様々なことを学ぶことができます。これは花巻市の地域おこし協力隊のOBである鈴木寛太さんが中心となって、彼の農園で行っていることですけれども、皆さん楽しみながら、ぶどうについて学んでいます。

また、先日、大迫地域の盛んなぶどう栽培のきっかけを作ったとされる、元岩手県知事の國分謙吉さんの銅像の清掃活動が行われましたが、大迫高校の生徒たちもこの活動に参加していただいたということを伺っています。

その他のものとしては、ユネスコ無形文化遺産である早池峰神楽や、大迫に伝わる「昔話の語り部」などの伝統芸能にも取り組んでおりますし、総合的な探求では、「大迫全体が教科書・まちが学びの場」として、地域住民と関わりながら地域課題にも取り組んでいて、例えばベンチに絵を描いて、それを街中に置くとか、そういった活動をしたり、大変元気に頑張っていただいているなと思っております。

留学生決定までのスケジュールについては、2ページの下に書いていますので、後ほどご覧ください。

資料3ページには、大迫高校の生徒確保に向けた取り組みについて記載しています。まずは「地域みらい留学」制度を活用して、全国から生徒募集を行っています。これは全国139の高校(県内11校)が参加して、中学生に対して高校を紹介する制度です。

先ほど少し触れましたが、学生寮としてホテルベルンドルフを活用しております。寮費については、個室は月4万円、2人部屋は月2万円です。大迫高校までは徒歩3分程度の距離にありますので、非常に便利に利用いただけます。

また、大迫高校を見学していただくために、オープンスクールを7月29日、県外生については7月28日から29日に開催します。

そして、「岩手県立大迫高等学校生徒確保対策協議会」の事業を支援しておりますが、この財源のほとんどは花巻市が負担しています。冒頭申し上げました、「県立高等学校教育の在り方に関する地区別懇願会(中部地区)」の際にお会いした県の課長さんからは、花巻市の支援は非常に充実しているということを評価いただきましたけれども、資料3ページに書いてあるような、例えばオープンスクールへの参加費の補助とか、県外留学生の方に対する帰省に係る交通費の補助とか、学習支援費の補助ですとか、制服購入費の補助、各種検定の受験料の補助などを行っています。

大迫高校で学力もつけていただいて、頑張っていただければなと思っています。

テレビ難視聴対策に関する補助制度を創設しました

上田市長

項目2番目、テレビ難視聴対策に関する補助制度でございます。花巻市においては、中山間地を中心に53のテレビ共同受信施設組合が組織されていまして、テレビ共同受信施設を設置して、アンテナからケーブルを各家庭にひいて、テレビ視聴をしていますが、その施設が老朽化しておりまして、このままでは今後テレビが映らなくなる可能性もある、という状況にあります。そういった中で、今回まず市が創設したのは、テレビ共同受信施設の「解体撤去」および「テレビ電波の受信調査」に対する補助でございます。

解体撤去に対する補助につきましては、地デジ化やテレビ放送局の電波中継局の環境変化などにより、共同受信施設を使わなくても、戸別アンテナを設置することでテレビを見ることができる地域が出てきています。そういった地域については、共同受信施設の解体にお金がかかるということで、なかなか解体できない状況にありますので、そういった地域について市が支援させていただきます。1世帯あたり35,000円を負担していただいて、それを超える分について市が支援させていただきます。

テレビ電波の受信調査に対する補助につきましては、先ほど申し上げましたとおり、地デジ化などの影響によって、戸別アンテナを設置することでテレビを見ることができる地域もありますが、まだはっきりと映るかどうか分からない地域の方々もいらっしゃいますので、映るかどうか調査をする際の費用についても市が補助するものです。補助率は2分の1です。

この2つの補助制度に関する説明会を今週行います。東和地域では昨日(5月27日)すでに説明会を実施しておりまして、大迫地域は5月29日、石鳥谷地域は5月30日、花巻地域は5月31日に説明会を開催します。

テレビ共同受信施設が必要ない組合については、施設を解体撤去していただいて、共同受信施設が必要な組合について今後どうするか、ということは、さらに検討を進める必要があります。国では、施設の更新については補助をしないということをずっと言っていたわけでありますが、最近になって検討をするような動きも出てきています。場合によっては、地方局の番組も含めてインターネットを活用したテレビ視聴などができる仕組みも出来ているようでありますし、そういった技術の進展や国の動向なども見ながら、市としても地域の方々と一緒に、今後のテレビ視聴の方向性などについて考えていきたいと思っている次第です。

6月7日から「花と緑のまつり2024」を開催します ~ もっと身近に花と緑を感じる3日間 ~

上田市長

項目3番目、花と緑のまつりについてです。今年は6月7日から9日の3日間、総合体育館や体育館前広場などを会場に開催します。

例年好評の花苗配布や子ども寄せ植え体験に加えて、東京農業大学グリーンアカデミー副校長の大出英子さんをお迎えして、「花と緑のまちづくり」について講演いただきます。また、花巻おもちゃ美術館の出張工作教室も開催します。多くの方にご来場いただければと思います。

「第42回南部杜氏の里まつり」を6月1日に開催します

上田市長

項目4番目、南部杜氏の里まつりを6月1日に開催します。ちょっと申し訳ないのは、建物の中での開催ということもあって、入場者を300人に限定していまして、チケットは完売となっています。

チケットをお買い上げいただいた皆さまは、南部杜氏自醸清酒の鑑評会に出品した、南部杜氏が造った全国各地の銘酒の飲み比べなどをしていただけます。私も毎回出ておりますけれども、美味しいお酒がたくさんあります。石鳥谷地域が「南部杜氏の里」であるということを、今後も発信をしていきたいというように思っております。

花巻市博物館テーマ展 「多田等観-遥かなるチベット-」~5月25日から7月7日まで開催~

上田市長

項目5番目、多田等観のテーマ展を花巻市博物館で5月25日から7月7日まで開催します。

多田等観については、ご存じの方も多いかと思いますが、秋田県秋田市出身の世界的なチベット仏教学者で、ダライ・ラマ13世と師弟関係を結んで、10年にも及ぶ現地での修行生活の末、チベット仏教に関する膨大な資料を日本にもたらしました。

チベットから請来した数々の秘仏や世界的にも貴重な仏画などが平成6年に花巻市へ寄贈されたわけでありますが、今回のテーマ展では、そういった博物館が所蔵するチベット仏教に関する貴重な資料と一緒に、多田等観と縁が深い円万寺観音堂などが所蔵する資料を、特別に展示します。また、等観と花巻の人々との交流についても、等観の日記や手紙などから紹介する内容となっています。

実は、多田等観は、私の母の実家にずいぶん長くお住まいになっていたということであります。長いと言っても2年も3年も、というわけではありませんけれども、多田等観の日記を見ますと、「高屋敷(屋号)に帰る」といった表現もありまして、そういった縁もある方でございます。

タイで開催された「日本東北観光フェア2024」と現地旅行会社等への訪問について

上田市長

項目6番目、タイで開催された日本東北観光フェアと現地の旅行会社などへ訪問した件でございますけれども、私は5月17日に、バンコク市内にある旅行業者を訪問しまして、花巻のPR、そして旅行商品の造成と送客を要望してまいりました。具体的な訪問先としましては、クオリティエクスプレス社長のタナポールチワラッタナポーン氏、日本航空株式会社バンコク支店の澤田支店長、タイ旅行代理店協会の名誉顧問であるアネーク・スリシェヴァチート氏、それぞれ約1時間30分、話をさせていただきました。

この中で特に、タイ旅行代理店協会名誉顧問のアネークさんは、タイの旅行業界でトップの方ということでありまして、特に色々な話をさせていただきまして、花巻市ではこういうことをした方が良いよということも教えていただきまして、大変参考になったなというのが正直な感想です。

そのほか、東北観光セミナーとして、タイの旅行業者40社に向けて、一般社団法人東北観光推進機構から東北全体の紹介などが行われたほか、商談会として花巻観光協会、花巻温泉株式会社、市観光課職員が現地旅行会社10社に花巻市の紹介を行いました。また、タイ旅行代理店協会名誉顧問のアネークさんをはじめ、タイの旅行業者と参加団体約130名による交流会が行われまして、私はアネークさんと同じテーブルでありましたので、そこでもお話をさせていただきましたし、ほかのエージェントの方々とも名刺交換をしながら、色々な話をさせていただきました。

5月18日から19日は、「日本東北観光フェア2024」が開催されまして、私も参加させていただきました。主催は一般社団法人東北観光推進機構でございまして、私以外にも例えば、宮城県の副知事や仙台市の副市長も出られておりました。そこでも様々な情報交換ができたと思っております。

先ほど申し上げました、タイ旅行代理店協会名誉顧問のアネークさんとのお話の中で感じたことは、情報発信の重要性です。今、若い方の個人旅行が増えておりますけれども、そういう方々は、花巻のあるいは東北の観光地の動画を見て、訪問する場所を決めるというようなことを話しておりましたので、そういった動画による情報発信の重要性を学びました。また、例えば成田空港や羽田空港から東北へ来る場合において、どのような交通機関を使って、どれだけ時間がかかって、料金はいくらか、ホテルはいくらかかるのか、といった具体的な旅行プランをしっかり目に見えるような形で作って、商談会に望まないといけないよ、という話をされていました。

ランドオペレーターと言うらしいんですけれども、旅行先の交通機関や宿泊場所などの手配について情報を提供して話し合うことができる人、そういった人を日本から連れてきた方がもっと具体的に話が進むというようなことを教えていただきまして、大変ありがたいなと思っている次第です。

日本航空株式会社(JAL)のバンコク支店長さんとも、ずいぶん長い間お話をしましたけれども、この方もやはり同じように動画での情報発信の大切さをおっしゃっておりました。また、花巻には「いわて花巻空港」もあるので、そういった意味でも今後も支援をしていきたいということをお話しいただきまして、大変ありがたいなと思いました。

また、東北観光推進機構からは今後の航空便についての話もございまして、これは東北全体というよりも、たぶん仙台にということだと思いますけれども、そういった航空便についての話し合いも進めているんだというような話がございました。いわて花巻空港のことでなくて申し訳ないという話を会長さんがしておりましたけれども、我々としては、仙台から花巻へ来るお客さんも多いので、もちろん花巻に来ていただくことが一番ですけれども、仙台に来ていただくことは、東北全体の観光を進める上で非常に重要だという話をさせていただきました。東北観光推進機構と今後も協力していきたいなと思った次第です。

主な質問

今回のタイへの訪問を踏まえて、改めて市としての観光戦略や今後の展開に関する考えについて教えてほしい。

【上田市長】
まず、現在の花巻温泉郷を中心とした市内の観光の状況ですが、非常に好調です。国内のお客様も戻っていますし、台湾からのお客様もコロナ禍前とほぼ同じくらいまで戻ってきている状況で、そして単価が上がっています。これは観光庁の事業ですけれども、花巻市が地域計画を作成して、「地域一体となった観光地・観光産業の再生・高付加価値化事業」に採択されまして、観光庁から補助金をいただいて、自分たちもお金を出して、施設の改修などを行いました。そういったこともあって、単価が上がりまして、客足も好調であると、そういった動きがあります。

その一つの要因に、コロナ禍が始まった時に花巻市がいち早く市内の宿泊施設の利用者に対する補助金を出したことが挙げられます。県民割ですとか、国や県の支援が始まる前に、花巻市は独自に支援させていただきました。そういったこともあって、たぶん、他の温泉地等に比べてコロナによるダメージが少なかったのではないかと思っていまして、こういった観光庁の補助金を使う場合においても、自分たちもお金を出せる余力があったと、そのように考えています。

観光に関する将来の展望についてですが、国内の観光客については今後減っていくことは間違いないです。全国的に見ても65歳以上の人口は減り始めていまして、一番旅行に行くであろう世代の方々、退職して、時間もお金もあって、という方々が減ってきているということですので、国内の観光客にのみ頼った場合には、観光客を維持していくことはできません。これは国も同じ考えです。ですから、海外からお客さんを引っ張ってこなくてはならないわけでありまして、花巻は台湾からのお客さんは多いんですけれども、やはり他のところからも確保する必要があります。

タイは今、非常に豊かな国になっていますし、東京まで飛行機で6時間くらいで来ることができます。中国とか韓国とかインドネシアとか、タイも含めてそういったところから観光客を確保したいということで、今回はタイを訪問した経緯もあります。日本にいらっしゃる海外のお客さんについて、1回目、2回目はゴールデンルートと呼ばれる、東京、箱根、富士山、名古屋、京都、大阪などを巡ることが多いと言われていまして、3回目、4回目になって初めて地方に目を向けるということでございますので、東北がそういった場所になる必要があるというのが我々の考えです。これは東北観光推進機構も同じ考えです。

先ほども申し上げましたけれども、海外から花巻に来ていただくことを考えたときに、花巻だけの観光ですと、やはり限界があるわけでございます。ですから、我々としては、宮城県、仙台市含めて東北に来ていただくことがまずは重要で、そうすると、場所として見た場合には、花巻が東北観光の拠点になりうると考えています。

ですから、宮城県、仙台市に来る方々も含めて、その後、花巻に来ていただいて、花巻の温泉に泊まっていただいて、そこから例えば三陸に行くとか、青森県に行くとか、秋田県に行くとか、そのときに花巻は交通アクセスが非常にいいです。新幹線もありますし、高速道路の中心にもなっています。そういった立地を生かして、花巻を必ずしも観光したり、花巻で遊んだりしなくても、花巻の温泉に泊まっていただくということについて、中心として考えてやっていきたいと考えています。

そういったことの実現に向けて、具体的に市としてどのようなことを進めていきたいか。

【上田市長】
まずは知ってもらうことが大事だと思います。花巻の温泉については、先ほど申し上げましたように、非常に設備的にも整っていまして、好評です。料理も素晴らしいですし、そういったことを知ってもらうことが大事だと考えていますので、情報発信についてしっかりやっていきたいと思います。

情報発信についてですが、現在の観光課の人数を増やさなくてもできることはたくさんあると考えています。タイでお話ししたクオリティエクスプレスの副社長さんは自分で動画を撮るというような話もしておりました。ですから例えば、そういう方を呼んで、花巻のあるいは東北、岩手県の情報について、発信していただく。その発信について、我々はお手伝いをする、あるいは一緒にやっていくということを考えるということも一つの手段だろうと思いますし、いずれにしましても、花巻をまずは知ってもらうということをやっていきたいと思います。

多田等観の企画展に関連して、市長のお母様の実家に滞在されていたという話があったが、どういうご関係だったのか。

【上田市長】
湯口の円万寺という地区で農家をやっていたんですけれども、そこに住んでいて、座敷にいて、1人でご飯を食べたりしていたというように聞いておりますけれども、円万寺の山の上に地域の方々がお住まいを作ったということでございます。そっちに住んだ後も、しょっちゅう来て、お風呂に入ったり食事したいり、あるいはお酒を飲んだり、そういった交流があったということです。多田等観の日記にも、この話は出てきていまして、高屋敷に行ったとか、あるいは私の祖母が若くして亡くなったんですけれども、高屋敷のおかあちゃんが死んだとか、そういったことも日記に書かれています。

市長のお宅でも多田等観に関する資料などは残っているものでしょうか。

【上田市長】
母の実家には、もしかしたらあるかもしれませんけれども、私は知りません。

豊沢ダムの渇水対策について、このまま今ちょっと雨が降らないまま、計画通りに水を下流に流していくと6月16日にはゼロになるということです。水道企業団の話になるかもしれないが、水道水に関しても今後対策が必要になる可能性もあると考えますが、その点についてはどのように考えているか。

【上田市長】
まだ情報がないのではっきりしたことは申し上げられません。ただ、ご指摘のように、花巻の水道に関しては中部水道企業団がやっておりまして、その中の水源の一つが豊沢ダムであることは間違いありません。ただ、中部水道企業団は北上市の大きなダムの水も使っておりまして、そちらは非常に大きなダムですし、雪の多い地域にありますから、そちらの方の水不足という話は、今のところ聞こえてきていません。

従って、すぐに、例えば今年の夏に花巻市の水道の水が出なくなるということはないのではないかなと、今の段階では思っています。もちろん、先ほど申し上げたように、詳しい情報はまだないところですので、引き続き注意しなければなりませんけれども。豊沢ダムは小さいダムでありまして、例年であっても、雪解け水は6月末から7月の初めにはなくなって、その後、ちょうど梅雨の時期で雨が降って、ということでありまして、春に溜まった水だけでは夏は過ごせないダムでありますので、そういった意味では、農家の皆さんにとっては6月、7月はまだ水が必要でしょうから心配ではありますけれども、8月ぐらいに水が少なくなって大変なことになるという心配はないのかなと、今の段階では私は思っています。

担当

総合政策部 広報情報課 広報係

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