令和7年3月 定例記者会見を開催しました

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ページ番号1023345  更新日 令和7年4月9日

記者会見の様子

開催日時

令和7年3月27日(木曜)午前11時から午後0時3分まで

開催場所

花巻市役所本庁本館3階 302会議室

会見項目

  1. 新花巻図書館整備基本計画(案)の策定に伴い議員説明会と市民参画を実施します
    <担当 生涯学習部 新花巻図書館計画室>
  2. 大迫・石鳥谷・東和地域予約乗合バス及びコミュニティバス大迫・花巻線の運行内容を変更します
    <担当 建設部 都市政策課>
  3. タイの旅行会社を招いた春の視察ツアーを実施します
    <担当 商工観光部 観光課>
  4. 地域おこし協力隊が4名着任します
    <担当 地域振興部 定住推進課>
  5. 第13回イーハトーブ花巻ハーフマラソン大会を4月27日に開催します
    <担当 生涯学習部 スポーツ振興課>
  6. 自衛隊への情報提供を希望しない人の除外申請を受け付けます
    <担当 地域振興部 防災危機管理課>
  7. 花巻市パートナーシップ制度及びファミリーシップ制度の運用を開始します
    <担当 地域振興部 地域づくり課>
  8. 花巻市文化会館は改修工事に伴い令和8年4月から全館を休館します
    <担当 生涯学習部 花巻市文化会館>
  9. 花巻市防災士会を結成します
    <担当 地域振興部 防災危機管理課>

冒頭コメント

上田市長

令和6年度もあと数日になりました。皆様にご協力いただいた色々な活動について感謝を申し上げたいと思います。

花巻東高校の応援に、甲子園に私も行ってまいりました。1回戦そして強敵相手の試合をその場で応援したいなという気持ちで準々決勝の試合を応援に行ってまいりました。準々決勝では残念ながら敗退ということでしたけれども、甲子園で2勝したということは大変立派だったと思います。そして、花巻東高校の戦いを見て、まだまだ進歩するところはあるなということを思いました。バッティングが非常に素晴らしいチームで、佐々木監督もおっしゃっていましたけれども、守りの時間が長くて集中できなかったんじゃないか、そういうこともあったのかもしれないと思いつつ、最後155キロの球をしっかり打ち返していて大変驚きました。

155キロというと、菊池雄星投手が選抜準優勝したときのボールよりも速いボールです。そのボールをしっかりヒットを打ったことはすごいなと思いましたし、またそれは1人の選手だけではなくて花巻東高校の選手たち全員がしっかり弾いていましたので同じような可能性があるんだなということを見させていただきました。夏の大会までにその素晴らしいバッティングをさらに進歩させていただいて活躍するのを我々としても期待したいなと、そういう希望を持って試合を見ていました。選手の皆さんには胸を張って、花巻に帰ってきていただいて、これからさらに大好きな野球を楽しんで、精進していただきたいと思う次第です。

新花巻図書館整備基本計画(案)の策定に伴い議員説明会と市民参画を実施します

上田市長

項目1番目、新花巻図書館整備基本計画(案)についてでございますけれども、今までは新花巻図書館整備基本計画試案ということで進めてまいりましたけれども、今回、令和6年11月から令和7年2月に開催しました市民会議の結果を受けて、市としてJR花巻駅前を建設候補地としたいということを表明させていただいております。そのことについて、試案検討会議や社会教育委員会議、図書館協議会において意見をいただきまして、教育委員会議で協議しまして、基本計画(案)としてまとめたところでございます。

今後は、この基本計画(案)について市民参画が必要でございますけれども、まずは明日(3月28日)の10時から議員説明会を開催します。建設候補地についてはもうすでに議員説明会を開催しておりますが、建設候補地を記載した基本計画(案)全体についての説明をさせていただきます。その上で、この基本計画(案)について花巻市市民参画・協働推進委員会が認めた3つの市民参画であるパブリックコメント、市民説明会、図書館協議会を行います。

パブリックコメントについては、4月1日から1ヶ月間実施します。市民説明会については、旧1市3町それぞれにおいて4月に開催させていただく予定としていますし、図書館協議会においても協議をしていただくということで市民参画を進めていきたいと考えています。その上で、最終的には教育委員会と市が基本計画を決定するということを考えています。

資料1ページ中段には、そもそも新花巻図書館整備基本計画とは何かということをまとめております。新花巻図書館整備基本計画は、新花巻図書館における具体的なサービスの内容や施設、建設場所などについて、平成29年8月に市民参画手続きを経て策定した新花巻図書館整備基本構想に基づいて具体的に示すもので、今後議会に予算について議決を頂いて実施する設計などの基本となる計画です。

基本計画(案)策定までの経緯でございますけれども、先ほど申し上げました基本構想に基づき、令和2年12月の市議会新花巻図書館整備特別委員会の提言と、高校生と20代、一般の人が参加した「としょかんワークショップ」、各種団体などとの意見交換などで出された意見を反映し、市の事務局が「新花巻図書館整備基本計画試案」を作成しました。

令和3年度からは図書館協議会委員や社会教育委員、図書館を利用する団体の代表の方々、そして図書館ボランティア、図書館司書、学校図書館担当者などで構成する新花巻図書館整備基本計画試案検討会議を設置して、基本計画試案に対してご意見をいただきました。令和6年11月から令和7年2月に、市民間の対話による市民会議を4回開催しまして、その市民会議の結果を踏まえて、建設候補地をJR花巻駅前とし、令和7年3月11日に開催した「第16回新花巻図書館整備基本計画試案検討会議」において検討し、さらに花巻市社会教育委員会議、花巻市図書館協議会で意見をいただいた後に令和7年3月21日教育委員協議会で説明して、基本計画(案)としてまとめたところであります。

したがって、試案検討会議はあくまでも「試案」についてのご意見をいただく会議でございましたので、今回試案から基本計画(案)になったことによって、試案検討会議の役割は終了したと、そのように我々は考えているところでありまして、そのようにさせていただきます。

建設候補地選定の経緯についてお話しますと、令和5年から6年にかけて建設候補地について比較調査を行い、これについては議会で、総合花巻病院跡地とJR花巻駅前、この2ヶ所に絞った比較調査を専門家に委託して実施するということについての予算を議会で承認いただきました。令和6年11月から令和7年2月には市民対話型の市民会議を4回実施したということでございますし、これについても議会で必要な予算については議決をいただいたところであります。

この市民会議でございますけれども、令和6年3月末現在の住民基本台帳から15歳以上の3,500人を無作為に抽出して、その方々に参加のご案内を送付し、10代から80代の75名の参加希望をした方によって実施したもので、慶應義塾大学大学院特任教授の山口先生がメインファシリテーター、進行役となり実施させていただいたということでございます。

市民会議では、2ヶ所の建設候補地についてメリットやデメリット、デメリットの解決策について話し合い、対話を繰り返す中で、最終的に個人の意見をヒアリングシートに記載していただきました。市民会議で話し合ったそれぞれの候補地のメリットデメリット、デメリットの解決策について10項目に分類しました。これについては、市の方で分類したのではなくてAIを使って分類をいたしました。

その10分類の中で市民会議の方々が重要視した上位5つは、「アクセス」「活性化」「安全」「周辺環境」「駐車場」でございます。各分類において最も多かった意見は、アクセスは「明らかに駅前がよい」42人、活性化は「明らかに駅前がよい」27人、安全は「どちらかといえば駅前がよい」25人、周辺環境は「どちらかといえば駅前がよい」21人、駐車場は「どちらかといえば病院側がよい」24人という結果になったところでありまして、重要視された5分類のうち4分類で駅前が評価されており、「駐車場」のみが、病院跡地が評価されたということになります。

市ではこの結果を踏まえまして、JR花巻駅前を、先ほど申し上げましたとおり建設候補地に選定したところであります。

大迫・石鳥谷・東和地域予約乗合バス及びコミュニティバス大迫・花巻線の運行内容を変更します

上田市長

項目2番目、まずは「大迫・石鳥谷・東和地域予約乗合バス」の変更内容についてです。大迫、石鳥谷、東和、この3地域の中心部と周辺部を結ぶ公共交通機関がないということで、これまでは週に3日予約乗合バスを運行しておりましたけれども、4月1日からは週5日にするということで、平日は毎日運行させていただくということになります。

したがって、周辺部にお住まいの方で中心部で買い物をしたい、あるいは医療機関にかかりたいという方々がこの予約乗合バスを使って便利に行けることになるということになります。また、4月1日からは運行時間の目安を決めて運行する定時運行という形にさせていただきます。これまでは自由な時間にご予約いただいて自由な時間に来ていただく、何時から何時までといった制限はございますけれども、そういう自由運行という形でやっていただいたんですけれども、これを定時運行に変更します。

これはタクシー協会と話し合ってきたわけですけれども、タクシー協会としてはフリー運行になりますと、実際的には通常のタクシーと同じ使い方をするというようなことで、乗り合いになってないんじゃないかというような意見が出たわけであります。そのことからすると、定時運行といっても何人申し込むか、あるいはどこの場所で乗降するかによって時間が変わりますので、正確に何時に行きますということは言えないんですけれども、おおむねの目安として、出発時間を指定させていただいたわけでございますので、それについては皆さまにご理解いただきたいというように考えております。

利用料金ですけれども、今まではお子さんとか障がい者手帳をお持ちの方については150円、一般の方は400円だったんですけれども、これをお子さんとか障がい者手帳をお持ちの方については300円、一般の方は600円とさせていただきます。

これは、タクシー会社の方々から見た場合に、やはり収入が多くなければ予約乗合をわざわざやるメリットも実はないわけでありまして、やはりたくさんの方を乗せていただきたいと我々としては思っているわけですけども、タクシー会社にとっても収入が増えるということを考えさせていただいたわけであります。市ではタクシー会社には一定額の委託料、1日当たりいくらということで払いますけれども、それにプラスして、この利用料金については、タクシー会社の収入が増えるような仕組みにさせていただいたということであります。

次に「コミュニティバス大迫・花巻線」の変更についてです。これは県交通に委託して長年続けてきたわけですけども、県交通からは運転手不足があって、続けられないという話もありまして、むしろ市の方で第3セクターの東和町総合サービス公社に委託した方が費用も安くできるのではないのかという話もありまして、今後は東和町総合サービス公社に運行をしていただくということにしたわけであります。

運行ルートについて一番大きいのは、いわて花巻空港を経由するルートに変更したということであります。これによって、いわて花巻空港から花巻の中心部に行く際にバスを使える、あるいは花巻駅からいわて花巻空港に行く際にもバスを使えるということで、いわて花巻空港の2次交通が今まで問題になっておりましたので、それについて一部良くなるということになります。さらに6つのバス停を新設するということにしております。

タイの旅行会社を招いた春の視察ツアーを実施します

上田市長

項目3番目、タイの旅行会社を招いた春の視察ツアーを実施します。これについては昨年11月に1度実施していますけれども、今回は春の桜の時期に視察ツアーを企画して、前回ご案内できなかった場所を案内させていただくという予定であります。

期間は4月14日(月曜)から19日(土曜)まで、タイの旅行会社の3名に来ていただいて、花巻と県内の視察をしていただくということになります。

視察の概要でございますけれども、4月15日(火曜)に北上の展勝地を視察していただく。そして渡り温泉に宿泊していただきます。16日(水曜)は小岩井農場、八幡平アスピーテラインを視察して、花巻温泉の佳松園に宿泊いただきます。この日については、タイの旅行会社3社と、市内外の企業との商談会を実施いたします。17日(木曜)は沿岸エリア、具体的には大船渡市を見ていただいて、昼食、いちご狩りをしていただきます。その後に陸前高田市のTSUNAMIメモリアルを視察していただきます。18日(金曜)はイギリス海岸、えさし藤原の郷を視察して、お帰りになられるということにしています。

先ほども申し上げましたが、昨年11月に実施していて、今回で2回目ということになりますけれども、すでに実際に商談できているものもありますし、今後タイからのお客さんをもっともっと増やしたいということでの実施ということになります。

地域おこし協力隊が4名着任します

上田市長

項目4番目、地域おこし協力隊4名が着任するということになります。

1人目は、酒本愛実(さかもと めぐみ)さん。「ワインを中心とした花巻ブランドの魅力発信」をテーマに活動いただきます。この方は市の会計年度任用職員ではなくて、もっと自由に活動ができる委託型の地域おこし協力隊として活動いただきます。花巻クラフト・ワインシードル特区の認定から10年ということで、花巻産ワインのプロモーションなどを行いたいということであります。

2人目は、戸來真之(へらい まさゆき)さん。この方も委託型になります。「ぶどうのポット栽培の普及 地域の魅力発信」をテーマに活動いただきます。アールペイザンワイナリーでぶどうのポット栽培とワイン醸造に取り組んでいただきながら、花巻市の魅力を発信していただきます。

3人目は、戸來渚(へらい なぎさ)さん。この方は先ほどの戸來真之さんの配偶者の方でございますけれども、この方も委託型で自由に仕事をしていただくということで、「体験型観光農園で耕作放棄地を解消」が活動テーマとなっています。

4人目は、荻野恵(おぎの めぐみ)さん。この方は任用型で、市の会計年度任用職員ということでございます。活動テーマは「大迫のまちなかの活性化」です。10年間デザインの仕事をされたということで、大迫のまちなか、特に仲町周辺の活性化についての仕事をしていただくということになります。仲町をどうするかということについては、今まで町の方々に話し合っていただいておりますけれども、最近になって若い方々もその話し合いに参加する動きがありまして、そういうことも踏まえながら、こういう活動をしていただくということになります。

第13回イーハトーブ花巻ハーフマラソン大会を4月27日に開催します

上田市長

項目5番目、イーハトーブ花巻ハーフマラソン大会ですが、今年は4月27日(日曜)に雨天決行で開催いたします。開催日がゴールデンウイークの中に入ってくるので、宿泊費が高い時期になりますけれども、いろいろ検討したんですけれども、この日が一番いいだろうということで、この日程での開催を決めさせていただきました。

ゲストランナーですけれども、青森県出身のあの有名な福士加代子(ふくし かよこ)さん。そして、ランニングアドバイザー、モデルの三津家貴也(みつか たかや)さんに来ていただくということになります。また、2024台北マラソンの出場者2名を招待いたします。

自衛隊への情報提供を希望しない人の除外申請を受け付けます

上田市長

項目6番、自衛隊への情報提供を希望しない人の除外申請を受け付けるということでございまして、全国の市町村も同様でございますけれども、花巻市では、自衛隊法施行令第120条に基づく防衛大臣からの情報提供依頼に応じて、自衛隊が自衛官および自衛官候補生の募集を行うために必要な情報を自衛隊に提供しています。昨今の個人情報保護への意識が高まっている状況を踏まえて、自衛隊に個人情報の提供を希望しない人への配慮として、自衛隊へ提供する情報からの除外申請を受け付けるということでございます。

国の法律に基づく情報提供依頼でありますから、これを市が断ることができるかということについては、慎重に考えてきたところであります。最近、このような除外申請を受け付ける市町村が増えてきているという状況を踏まえて、花巻市でもそのようにさせていただくということでございます。今回は、情報提供しないでほしい人を受け付ける手続きということで、いわゆる「オプトアウト」という方式ですね。もう一つのやり方としては、情報提供してもいいよというふうなことを言った人だけについて自衛隊に情報提供をする「オプトイン」というやり方があるんですけれども、全国的に見てもオプトアウトが多いということもありまして、我々としては、オプトアウトの方式をとったわけでございます。

この除外申請の受付期間は4月1日(火曜)から5月9日(金曜)までということでありまして、対象者本人、法定代理人、あるいは法定代理人以外の代理人が申請することができますけれども、申請者によって必要書類が異なってきます。それについては資料9ページに記載していますので、ご覧ください。申請方法としては、市役所の防災危機管理課へ持参、郵送、電子申請がございます。周知方法としては、ホームページ、広報はなまき、SNSなどですので、除外申請を希望する方は手続きをしていただきたいと思います。

花巻市パートナーシップ制度及びファミリーシップ制度の運用を開始します

上田市長

項目7番目、市では、令和6年12月16日に制定した「花巻市パートナーシップ制度及びファミリーシップ制度に関する条例」に基づき、4月1日から制度の運用を開始します。

この制度は、法律により婚姻ができない同性カップルなどの関係について市が認めることで、そういう方々が自分らしく暮らしていきたいということを応援する制度です。この制度は全国で400を超える自治体で既に導入されていますけれども、条例を制定して行うのは、花巻市が東北では今のところ唯一ということでございます。これについては、こういう重要なものについて市長の決裁で制定できる規則とか要綱で決めるのではなくて、やはり議会で議論いただいて、市全体としてこのような制度を認めていただくということで条例化したわけでございます。

制度の利用方法については資料11ページに記載していますけれども、地域づくり課に宣誓日を予約して、必要書類を提出、予約日に市役所で2人そろって宣誓書に署名いただくことになります。宣誓については、個室での対応も可能です。

これは法的には効果がないというふうに言われていますけれども、それでも市の方で配偶者等婚姻関係のある異性間の男女の場合と同様の一定のサービスをさせていただくというメニューを作っておりますし、県あるいは民間でもそのような一定のサービスを認めるということをやっていますので、ご利用いただきたいと考えています。

利用できる市のサービスとしましては、市営住宅や定住促進住宅について、パートナーシップを結んだカップルも親族とみなして入居の申し込みができるようになります。また、住民票の続柄を「縁故者」として変更が可能になります。そのほか、介護保険等の認定申請について、パートナーの方が代理申請をすることができるようになりますし、母子健康手帳交付について、パートナーの方を妊婦本人の代理交付対象として認めることができるようになります。さらに、子育て世帯住宅取得奨励金や、定住促進住宅取得等補助金などについて、パートナーシップを結んだカップルも申請が可能になります。

岩手県の場合ですけれども、県営住宅への入居、子育て応援パスポートの交付などができるようになりますし、民間についても、携帯電話会社の家族割引の適用とか、あるいは生命保険の生命保険受取人について、パートナーのことを指定することができることになります。多くのメリットがあります。法的な効果はないと言いつつ、それに準ずる効果がある制度がたくさんありますので、ご利用いただければありがたいなというふうに思っています。

周知については、職員研修5回やっていますし、広報はなまき、花巻市ホームページなどでお知らせしたほか、市内高等学校、富士大学、学童クラブ、市内事業所、民生児童委員などに説明資料を配布し周知に努めてまいりました。まだまだ今後も周知する必要があると思いますし、非常に重要なことですので、頑張って続けていきたいと思います。

花巻市文化会館は改修工事に伴い令和8年4月から全館を休館します

上田市長

項目8番目、文化会館の全館休館についてでありますけれども、文化会館は開館から今年で50年を迎えていて、古くなっておりまして、ステレオとかプロジェクターとか、さまざま修繕しております。今回は受変電設備について、これもう部品が手に入らないということで数億円かかりますが大幅に改修します。あとはトイレについても洋式化を希望される方が多いので洋式化しますし、館内照明のLED工事もさせていただくということになります。

その結果、全体工期としては令和7年9月上旬から令和8年10月下旬までの13ケ月かかりますけれども、令和7年度は平常通り開館いたしまして、来年の4月6日(月曜)から10月29日(木曜)まで約7ケ月に渡って休館させていただきたいと思います。利用者の方々に対して大変申し訳ないですけれども、受変電設備が駄目になると、これは文化会館として機能しなくなるということ、そしてそれに合わせて、ご希望の多かったトイレについては全面的に改修いたします。ご理解とご協力をよろしくお願いします。

花巻市防災士会を結成します

上田市長

項目9番目、花巻市防災士会を結成いたします。これは防災士の方からこういった組織を結成したいということで、それを花巻市も応援するということになります。

これをやることによって今までなかなか手に入らなかった防災士の方々の名簿も手に入りますし、そういった方々に対していろんな連絡もできるようになるということになります。また、市では防災士を対象にしたスキルアップ研修会を開催するなどの支援を行います。

主な質問

新花巻図書館に関する市民参画について、花巻駅前の商店街の方、総合花巻病院跡地を希望していた方々の意見なども尊重しながら進めることになるかと思うが、市としての進め方のスタンスを教えてほしい

上田市長

これについては当然、いろんなご意見があると思います。ですから、なぜJR花巻駅前を建設候補地として選択したのかということについてはしっかり丁寧に説明していく必要があると思います。市民説明会については4回開催するということをお話しましたけれども、その他に商店街の方々から話を聞きたいというお話はいただいています。そういう方々についてはしっかり対応させていただくということで、丁寧に説明させていただきたいと思っています。

また、花巻は賢治のまちであるから、賢治にゆかりのある場所に建設するべきという強い意見をお持ちの方々もいらっしゃいます。でもそれについては、市民会議の中でも図書館の場所と宮沢賢治ゆかりの場所であることは必ずしも結びつかないんじゃないかという意見の方もたくさんいらっしゃいました。ただそれは別にしまして、宮沢賢治のふるさとである花巻の図書館として、図書館の中身の問題として宮沢賢治を大事にすることは必要だと考えて居るところです。まず、宮沢賢治関連のの本は、できるだけ全て集めるということをまずやりたいと思っています。宮沢賢治展示コーナーというふうな名前にするかどうかは別にしまして、宮沢賢治関連の本をできるだけ1カ所に集めて、手に取ってすぐに見られるような場所にする、そういう本をまとめておく、そういったいうことをやっていきたい。また、花巻市においては、宮沢賢治イーハトーブ館がありますよね。宮沢賢治学会の先生方とですね、市民の方々が会員になって、宮沢賢治の研究をする場所でありまして、例えば市販していないいろんな貴重な資料について、宮沢賢治イーハトーブ館に今保管しています。我々はその宮沢賢治イーハトーブ館にある研究資料についてはですね、引き続き宮沢賢治イーハトーブ館で保管するということをこの基本計画(案)の中に書いています。ただ、それについては図書館でもそういった資料を見られるようにしたいということで、ご希望される方には宮沢賢治イーハトーブ館から図書館の方に移して見ていただくというようなことをしたいと考えています。ですので、新花巻図書館については、宮沢賢治のいろんな本を集めるとともに、イーハトーブ館で保管されている研究資料なども見られる総合的な場所となる図書館にしたいと考えています。

また、いろんな人が集まって、いろんな話し合いをするとか、宮沢賢治についての読書会をするとか、そういうことも想定されると思います。宮沢賢治のための集会場所ということではないんですけれども、多くの方が集まって、宮沢賢治に関する学び合いといいますか、そういうことはできるような図書館にもしたいと考えているわけです。花巻は宮沢賢治のゆかりの地ですが、建設場所がどちらかだと宮沢賢治の学びが弱くなるようなことはなくて、それを十分にできるような図書館を作っていきたい、そのように思っています。逆に言うと、今後ですね、例えば今まで図書館でいろんなことやってきた方が、JR花巻駅前に建設することによって、自分たちがやってきたことがやれなくなってしまう、そういうことがあるのかどうか、そういうことは聞いていきたいと思います。我々としては、そのようなことは図書館の場所に関係なく対応する必要があり、また、できると思っているので、JR花巻駅前ではできなくなるといった具体的なご意見がある場合には、そのことを教えていただき、そのような意見に対してしっかり対応していきたいと思います。

新花巻図書館整備基本計画(案)が基本計画として策定されるのはいつ頃になる見込みか

上田市長

基本計画(案)については、これから市民参画の手続きに入っていきますけれども、その前に議会にも説明します。そういったことを進める中で、いろんな意見はあるけれども、概ね基本計画(案)の通りでいいよということであれば、我々としては今年度の遅くない時期に基本計画として策定していきたいと思っています。

そうなるとその後、予算を議決いただくことになりますし、そこは早い時期、8月とか9月になる前には進めていきたいと思います。我々の計画としては、この事業については国の都市再生事業の補助金をもらいたい、対象になる事業は全部ではないですけれども、駐車場の整備含めて、ほとんどは国の補助金の対象になるということで、国から補助金をいただいて進めていきたいと考えています。基本設計は補助金の対象になりませんけれども、実施設計からは補助金の対象になりますが、来年度の予算に実施設計費を算入していただくためには今年秋の国の概算予算要求に入れていただく必要がありますので、その前に国に対して働きかけていかなくてはならないということになります。建設場所がどちらになるか分からない段階で、補助金をお願いしますということはできませんので、我々としてはそういった時期のことも考えながら、ギリギリになるのではなくて、もう少し早い時期に市として議会の承認をいただいてですね、その上で、国に対して働きかけていくということをやっていきたいと思っています。

昨日、飲酒が絡む運転の20代男性消防職員の懲戒免職処分というのが公表された。プライベートなところで生じた事案なので内規に基づいて匿名での処分の公表としたようだが、改めて匿名での処分の公表とした理由について教えてほしい

上田市長

これについては、いろんな考え方があると思っています。正解は多分一つじゃなくて、やはりそういうことを市民に伝える必要があるだろうという意見もあると思います。おっしゃるように、やはり市民に対して迷惑をかけているんだから、公表すべきだという考え方はあると思います。ただ、懲戒免職は非常に重い措置ですし、懲戒免職になった方にとっては社会的に見ても非常に重い制裁を課されたということになります。その上で、ご本人には本当に反省していただいて、今後は花巻市の業務とは関係なく、別なところで働くことになると思いますけれども、そこでは気を付けていただきたいという気持ちも我々としては持っています。やはりもう1回自身を見つめ直していただいて、社会復帰できるような猶予は残しておくべきではないかなということを考えたわけです。

市民の方々から見た場合には、なぜ公表しないんだというご意見があるのは想定されますけれども、本人に再生するチャンスは与えたいというような判断があったということです。これが正しいかどうかについては、当然いろんなご意見があると思いますし、我々の判断が絶対に正しいというわけではありませんけれども、我々としてはそのように考えたということでございます。

担当

総合政策部 広報情報課 広報係

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