令和6年12月 定例記者会見を開催しました
開催日時
令和6年12月24日(火曜)午前11時から11時50分まで
開催場所
花巻市役所本庁本館3階 302会議室
会見項目
- 「伝統的酒造り」がユネスコ無形文化遺産に登録されました
<担当 石鳥谷総合支所 地域振興課> - 東北初の「女子野球タウン」に認定されました
<担当 生涯学習部 スポーツ振興課> - 令和6年度花巻市20歳のつどいを開催します
<担当 生涯学習部 生涯学習課> - 外国人旅行者にも対応した公衆無線LAN「HANAMAKI-Free Wi-Fi」を設置します
<担当 商工観光部 観光課> - 高校生を対象とした「はなまき企業見学バスツアー」を開催します
<担当 商工観光部 商工労政課> - 第13回イーハトーブ花巻ハーフマラソン大会を開催します
<担当 生涯学習部 スポーツ振興課>
冒頭コメント
上田市長
おはようございます。雪が降ってきまして、本当に師走もあと少しということになりました。今年1年間皆様に大変お世話になったことについて、まず御礼を申し上げたいと思います。皆さんの力を借りて市民の皆さんに市からの情報などを知っていただくというのは大変重要でございまして、そういう意味で、皆さんのご尽力について感謝申し上げたいと思います。
今日は六つの項目を用意しております。この中には入っておりませんけれども、今、花巻市内の小学校、中学校で大変インフルエンザが流行っていて、学級閉鎖のところが増えています。学校閉鎖自体も、一校で出ているということであります。また、新型コロナも、市役所の中でも課の何人かがかかったとか、あるいは私の身近な人もかかったというようなことがありまして、やっぱりそういう中でマスクも大事でございますので、そういうことも私どもも気をつけているところでありますけれども、市民の皆さんが年末年始お元気に過ごされることを、我々としては本当に望んでいるところであります。ぜひ皆さんお元気で新しい年を迎えていただきたいと思います。
それでは六つの項目についてお話をさせていただきます。ちょっとお聞き苦しいかもしれませんけど、ご迷惑をおかけすると申し訳ありませんので、マスクをかけてお話をします。
「伝統的酒造り」がユネスコ無形文化遺産に登録されました
上田市長
項目1番目。「伝統的酒造り」がユネスコ無形文化遺産に登録されたということであります。これはもう報道されておりますのでご存知だと思いますけれども、日本の麹を使った酒造りがユネスコで認められて無形文化遺産に登録されたということであります。
花巻市はご存知のように南部杜氏の中心の場所でございまして、花巻市民の杜氏、あるいは岩手県内、あるいは全国の杜氏の方が南部杜氏として技術の研修に励んで、そして全国の酒蔵に冬の期間行きまして、酒造りに頑張っていただいているということでございます。
そのような伝統的な酒造りの技がユネスコ無形文化遺産に登録されたことについては、本当に嬉しいことだと思っております。
当市としましては、南部杜氏伝承館に懸垂幕、横断幕を設置させていただいたということ、そして南部杜氏伝承館で日本酒の有料試飲、通常200円で2杯のところプラス1杯をお得にお楽しみいただけるというキャンペーンを来年の1月31日まで開催中でございます。
南部杜氏伝承館、これは道の駅石鳥谷の大改修のときに、新たな場所に曳家して移して、その後、南部杜氏が作っているお酒についての展示とか、あるいは試飲もできるようにしたわけでございまして、新しくなってからは1カ月に2,500人を超える、過去に比べると7倍とか8倍の方がこの南部杜氏伝承館に来ていただいています。南部杜氏の酒造りについて展示を見ていただいたり、あるいは試飲をしていただいたりしているということでありまして、大変よかったなと思っていますし、そのような中で、この南部杜氏を含む伝統的酒造りがユネスコ無形文化遺産に登録されたということは、大変嬉しいことです。
東北初の「女子野球タウン」に認定されました
上田市長
項目2番目。令和6年11月30日付で、一般社団法人全日本女子野球連盟により、全国で18自治体目、東北で初となる女子野球タウンに花巻市が認定されました。
この認定を記念しまして、来年(令和7年)1月9日に、菊池雄星投手が作ったKing of The Hillにおいて、一般社団法人全日本女子野球連盟の山田会長も見えられるということですけども、花巻市女子野球タウン認定調印式を行います。これの詳細については、今年(令和6年)中に詳細を公表させていただきますけれども、現時点においては、まだ詳しくは公表できない状況でありますけれども、お楽しみをいただける、そういう調印式になるというふうに思っているところであります。
女子野球についてはご存知のように非常に盛んになってきていまして、花巻東高校は去年から今年にかけて全国の大会で準優勝3回、あるいは花巻で行った女子硬式野球イーハトーブ花巻大会で今年優勝、そしてあとは長野県松本市の大会でも準優勝というようなことで大変活躍をしています。
今日のネットニュースを拝見しますと、佐々木秋羽選手ですね。今年のチームのキャプテンですけれども、筑波大学に進学が決まっておりますが、読売巨人軍の女子チームに入団が決まったということが公表されていました。筑波大学という名門大学に入って、そして野球もできるということでありまして、お兄さんがスタンフォード大学で野球をしているわけですけれども、本当にすごいなということで、我々としても嬉しく感じる次第です。
この女子野球タウンでございますけれども、認定期間は認定日から5年間でございまして、この認定基準のうちの必須1および必須2の項目を必ず遂行し、基準1から4のうち2項目以上遂行することとされております。この必須1なんですけれども、シティプロモーションの一環として女子野球を活用すること、必須2として、市町村の特性を生かしたオリジナル企画の提案、ということであります。基準1から4ですけれども、1は女子野球の大会誘致、実施をする。これはもう既に女子硬式野球イーハトーブ花巻大会を開いておりますので、問題ない。それから球場や付帯施設を女子野球に活用する。これについては花巻球場など利用していただいていますし、市の所有している笹間野球場を一部整備いたしまして、花巻東高校女子硬式野球部に常設の練習場として使っていただいており、そういうようなことでこれはもう満たしているということであります。3として女子野球を通じて地域の女性地位向上を考える活動を行う。4として女子野球を通じ地域で新たな収益構造を生み出している。これも全て花巻の場合には、既に基準を満たしているというように私どもは考えております。
認定の経緯でありますけれども、先ほど申し上げましたように、令和5年そして今年、合計2回、花巻球場をメイン会場として全国の女子硬式野球の強豪チーム、高校だけではなくて大学のチームも招いて、女子硬式野球イーハトーブ花巻大会を開催しておりまして、本市も後援を行っております。そして、この大会でございますけれども、一般社団法人全日本女子野球連盟の公認をいただきまして、日本航空株式会社やみちのくコカ・コーラボトリング株式会社をはじめとして、地元企業など30社以上から支援をいただくなど、補助金に依存しない持続可能な大会を実現しているということでございます。この大会の大きな特徴は次のページに記載していますが、花巻東高校男子硬式野球部員が、塁審やボールボーイ、グラウンド整備などの運営補助などを行っております。そして先ほどの基準でもあります市内の経済効果ということなんですけれども、弁当等は市内の業者に発注していますし、また花巻市内の温泉宿泊施設を利用いただいている。それからお土産品等の知名度向上などもやっていただいて地域経済の活性化に寄与しているということです。
先ほど申し上げましたように笹間野球場を花巻東高校女子硬式野球部の練習の拠点として、貸し出しておりまして、このことをきっかけにして笹間野球場の整備も進めているということでございます。
そして花巻東高校女子硬式野球部には、「花巻東で野球がしたい」という生徒が集まっておりまして、たくさんの方々が県外からも入ってきております。そういうことをやってですね、花巻に愛着を持っていただいて、そういう意味でシティプロモーションに繋がっているということでございます。
このイーハトーブ花巻大会ですけれども、今年は一般社団法人全日本女子野球連盟の山田会長がお見えになりまして、大会期間中、朝から晩まで2日間にわたって、試合を見ていただきましたし、私どもともいろんな話をしていただきました。花巻における野球を通した様々な支援、あるいは交流等については、実際にご自身の目で見ていただいたということでございまして、そのことが今回のスムーズな認定に繋がったというふうに考えております。
この認定をいただくことについては花巻東高校男子硬式野球部の佐々木監督をはじめ、花巻東高校の皆さんに大変大きなご尽力をいただいたところであります。
今後の取り組みの例としてはですね、3ページの下の方に書いておりますけども、イーハトーブ花巻大会については来年度以降も開催したいということで、花巻東高校の関係者と話し合っているところであります。あとは女子野球ワールドカップの開催誘致、具体的な話としてはまだございませんけども、将来的にはそういうことも考えられればいいなということでございます。花巻球場については、プレーヤー専用の女子トイレは今のところ用意していないわけでありまして、観客だけのトイレだけではなくて、プレーヤー専用の女子トイレなどについても改修していきたいというふうに考えております。
また練習拠点となる施設の整備ということについては、先ほど申し上げた笹間野球場ということになります。そして女子野球日本代表との連携等も進めていきたいというふうに考えておりますし、女子野球応援企業によるコラボ商品の企画開発、あるいは女子野球タウン認定ロゴというのがあるんですけれども、これは一般社団法人全日本女子野球連盟のモデルのようなものがありまして、それに花巻独自のものを付け加えて、認定ロゴを作ることができます。今この認定ロゴについては、花巻東高校の関係者あるいは野球部員と話し合っているところでありまして、花巻独自の認定ロゴを公表したいというふうに考えています。認定ロゴについては、市職員の名刺への活用等も考えたいということであります。
その他、先ほど申し上げましたように、JALさんはじめ、あるいはみちのくコカ・コーラボトリングさん、いろんな企業が、この女子硬式野球を応援してくださっているわけでありまして、花巻東高校女子硬式野球部と応援企業との連携した取り組みということも我々としては期待しているところであります。
次のページでございます。調印式でございますけれども、一般社団法人全日本女子野球連盟との認定調印式を1月9日の木曜日、午後1時半から開催します。場所はKing of The Hillです。協定書の調印と、先ほど申し上げましたように、認定ロゴの披露、その他記念イベントを考えているところでありまして、これについては決定した後に、先ほど申し上げたように、プレスリリースで公表させていただきたいというふうに考えております。
全日本女子硬式野球連盟としても、このような認定調印式については、華やかな会をしてほしいというご意向もありますので、これについては花巻東高校の関係者と今打ち合わせて、早晩、具体的な内容については公表できるという状況になっております。
令和6年度花巻市20歳のつどいを開催します
上田市長
項目3番目、花巻市20歳のつどいです。
これについては、民法上の成人となるのが18歳になったのちに、成人式ということではなくて、20歳のつどいということで花巻市においても開催しております。
今年度は令和7年1月11日の土曜日、午後2時から3時15分、場所は花巻市文化会館の大ホールです。
今のところ対象919人のうち、出席報告があった方は495人ということでありまして、例年、実際の開催までに希望者が増えますので、たくさんの方に参加いただきたいなと思っております。
内容については5ページの真ん中に書いてあるとおりでございますけれども、YouTubeでライブ中継、配信するということになりますので、去年もYouTubeで録画したものをその後、流しましたけども、今年もライブだけではなくてその後流すということもあると思います。記念行事の部分については、若い方々が実行委員会を作って企画運営します。記念行事のテーマとしましては、「繋(つなぐ)~未来への挑戦~」ということでございます。主な内容としては、抽選会やパフォーマンス、お世話になった方々のメッセージとか撮影スポットなどを用意するということでございます。
一生に一度の機会ですので、ぜひ参加していただいて、友人との交流を深めていただき、ご家族と20歳を迎えたということを一緒に祝っていただきたいなというふうに思います。
外国人旅行者にも対応した公衆無線LAN「HANAMAKI-Free Wi-Fi」を設置します
上田市長
項目4番目、外国人旅行者にも対応した公衆無線LAN「HANAMAKI-Free Wi-Fi」の設置であります。
既に花巻市においてはいろんな場所で、例えば市役所も含めてWi-Fiを設置しておりますけれども、今回は特に外国人の方がお見えになったときに便利なWi-Fiを設置するということでございます。
場所としては、JR花巻駅東口、それからJR新花巻駅西口、そして今、観光客に非常に注目されております花巻東高校野球場の裏にあるモニュメント付近ということになります。設置工事の終了後、順次利用が可能となりますが、今のところ1月中旬頃より本格運用を開始するということを考えております。対応言語としては日本語、英語、中国語(簡体字・繁体字)、韓国語ということになります。
これの特徴ですが、安全な公衆無線ということで、欧米を中心にして導入が進んでいるということでございますけども、日本においても、このオープンローミング対応のWi-Fiということで、これは一度利用設定すると国や地域に関係なく同タイプのWi-Fiに自動的に接続できる、そして高度なセキュリティにより、盗聴やなりすましアクセスポイントへの接続を未然に防止できるということでございます。
このタイプの公衆無線LANでございますけれども、日本国内では既に導入しているところがありまして、東京都、京都府、大阪市、神戸市などの中で600カ所以上が運用中ということでありますけれども、東北では花巻市が初導入ということでございます。
接続の仕方については別紙に書いておりますけれども、スマホの扱いに慣れている方にとっては、難しくないだろうなっていう接続の仕方です。次のページにどうやって接続するかということを書いております。
接続するときのIDとしては自分自身が使っているFacebookとか、SNSアカウントでログインすることもできますし、あるいはメールアドレスでログインすることもできるということでございまして、そんなに難しくなくできる。海外の方は特に、旅行でこういうのを使っている方が多いと思いますので、ご利用いただけるのではないかなというふうに考えています。
このWi-Fiの利用可能な範囲でございますけれども、接続の仕方の次のページに書いております。花巻駅前広場、花巻駅前の東口についてはほぼ使えます。そして、日居城野運動公園については先ほど申し上げたように、花巻東高校の野球グラウンドの裏側の付近、ここで使えると。そして新花巻駅については西口の交通広場で使えるということになります。
高校生を対象とした「はなまき企業見学バスツアー」を開催します
上田市長
項目5番目、高校生を対象とした「はなまき企業見学バスツアー」を今年も開催いたします。
昨年度も、4コースにわたって開催しまして、7ページの下の方に書いておりますが、花北青雲高校、花巻農業高校、花巻南高校から特に参加者が多く、あとは専大北上高校、盛岡工業高校からも参加いただいています。
確認しましたら、前回参加された方のうち、4人の方が見学された企業に内定したということであります。そういう意味では高校生にとっても、企業を知るという意味で効果があるということが期待されますし、企業さんにとっても、人手不足で大変困っていますけれども、企業に就職する可能性があるということで、非常に効果的な取り組みになっているんじゃないかなというふうに思っています。
今年度の参加企業については、昨年度の参加企業とは違う企業にお願いしているところでありまして、7ページの上の方に書いていますけども、1月21日に複合業種コースと製造系業種コース、そして1月23日も複合業種コースと製造系業種コースということでありまして、企業名をここに書いております。非常に元気な企業が多い、そのように我々としては思っているところでございます。
チラシをつけておりますので、後ほどご覧いただきたいと思います。
本当に企業は人手不足で困っているんですね。全国的な状況ですけども、若い方で、特に高校卒業後にすぐに就職するという方が非常に限られている状況なので、やっぱり花巻の場合も、花巻市、あるいは花巻の近くの高校を卒業した方については、花巻市の企業をご紹介して、そこに勤めていただきたいということを考えておりまして、そういうことでこういう事業を実施しているということでございます。
どこでもそうだと思うんですけど、例えば企業さんに花巻に進出してくださいって言ったときに、「人が見つかりますか」ということをよく言われるんですね。我々の感覚としては花巻の子どもたちが就職できるところが少ないんじゃないかっていう、そういう感覚をお持ちになります。特に親御さん、あるいは年齢の高い方はそういう考えをお持ちの方がいらっしゃるんですけれども、実はむしろ企業の方が、人が少ないという心配をしているということがあります。ですから、こういうことが有効じゃないかなというふうに思います。
ただ就職の場合なんですけど、希望する職種、希望する企業が見つかるかというのは非常に大きな課題になります。職はあるんだけれども自分が入りたい企業があるかというのが大きな課題になるわけです。そういう意味では、企業を紹介して、自分の希望に合っているかどうか確認をするのは非常に大事だと思うので、我々としてはこういう取り組みを今後も進めていきたいというふうに考えております。
第13回イーハトーブ花巻ハーフマラソン大会を開催します
項目6番目、イーハトーブ花巻ハーフマラソン大会、4月27日に開催します。実はこれゴールデンウィークに入ってからになるんですね。そうしますと、宿泊施設が満杯っていうことがあったり、あるいはそういう特別の料金ということはあるので、4月27日に開催するということについてはもう少し違う日にできないかなっていうことを思ったわけですけれども、他の市における同様の大会があったりしまして、そうするとそれとかち合う。そのときに選手だけではなくて、ボランティアの方もかち合うということもありまして、来年(令和7年)についてはゴールデンウィークの中にやると。再来年(令和8年)も同じようなことになるようなんですけれども、やむを得ないということでございます。
ゲストランナーとしましては、有名な福士加代子さんに来ていただきます。そして三津家貴也さん、ランニングアドバイザーでモデルの方にも来ていただきます。特に福士加代子さんは青森県のご出身ということで、この春のですね、桜はもう散っているかもしれませんけれども、そういう中で、皆さんと一緒に走っていただければありがたいなというふうに思っております。
表彰・副賞でございますけれども、特別賞としては東京マラソン2026大会に抽選で3名の方が参加できる、そういう特別賞を贈呈させていただきます。あと第20回湘南国際マラソン大会に、4名の方に参加いただける特別賞を贈呈させていただきます。そして2025台北マラソンには、ハーフマラソンの部完走者の方から、3名を派遣するということで用意させていただくということになっています。男子については優秀選手1名、女子についても優秀選手1名、そして抽選による1名ということになります。
昨年は2,479名の方が参加いただきましたけれども、今年も申し込み定員は3,000名として募集をさせていただきます。
主な質問
女子野球タウンに認定されることによる利点について具体的にあれば教えていただきたい。また、花巻市はこれまで女子野球を盛り上げてきたというところがある中で、女子野球というものが花巻市にこれまで与えてきた影響と、女子野球タウンとしてさらに認知が進んでいく中において、期待する部分、展望について教えていただきたい。
【上田市長】
女子野球タウンに認定された場合には、先ほど申し上げたように例えばロゴを使えるとか、また、大会等をこちらで開くということを希望されるわけですけれども、そういうことをやるときに女子野球連盟から非常に大きな支援をいただけるということになります。
イーハトーブ花巻大会については先ほど申し上げましたけれども、山田会長自らが2日間とも花巻にいて、ずっとバックネット裏から試合を見ていただいたんですね。その間いろんな話をさせていただきましたけれども、そういう支援をしていただける。昨年は長嶋茂雄さんのお嬢様に来ていただいて、その方もずっと2日間いらっしゃって、長島茂雄特別賞のようなものを出すことについて、認めてくださったわけですね。長嶋茂雄さんも大変喜んでいるというお話をお聞きしましたけれども、そういうことで花巻市で女子野球の大会を開催するときに連盟からいろんな支援をいただけるということが期待できると思います。
またそのことによって、企業30社が今応援してくださっていますけれども、そういう企業にとっても、しっかりした大会であるということを確認いただいて、我々としては、継続的にご支援をいただけるんじゃないかと思います。要するに、補助金頼みではなくて、大会として自立できるような、そういう体制ができるんじゃないかなということを期待しています。市として必要な支援は今後ともしていきたいと思っておりますけども、そういうことが大きな認定のメリットになるんじゃないかと思います。
また、そのことによって、花巻東高校の女子硬式野球部に入部したいという選手も、引き続き来ることが期待できるんじゃないかなということです。我々よく申し上げているんですけれども、花巻東高校は今定員を超えて入学されているんですね。今年度は教育委員会の確認を得て1クラス増やして生徒を受け入れていると伺っておりますけれども、そのように花巻東高校が元気であるってことは、これは花巻にとって非常に重要だと思うんです。そもそも花巻東高校は、私立谷村学院と花巻商業高校が合併し統合してできた学校で、統合した段階で学校の建設等について花巻市は大きな支援をしている、いってしまえば市民が作った高校なんですね。私立ですけどもそういう高校なので、こういう特色のある事業をやることによって、花巻東高校がさらに元気になるということも我々としては期待しているということでございます。
追加で、市民全体に与える影響や展望を伺いたい。
【上田市長】
これは、大谷翔平選手とか菊池雄星投手が与えている影響と同じだと思うんですね。要するに、花巻は女子硬式野球のメッカの一つになるということですね。そのことが、花巻のイメージがアップする大きな要素になって、全国的に見てもそのことが市民にとっての誇りになるというふうに私は思っております。
あとジェンダーフリー、ジェンダー平等を実現しようと書いておりますけれども、要するに女性も硬式野球をやっていくこと、それについてみんなが支援するということが、男女の平等といいますか、女性も同じように活躍できることを応援するという象徴にもなると思います。我々としては女子硬式野球を頑張っていただくのはそういう意味もあると、そのように思っています。
女子野球タウンの認定申請はいつ申請したのか。
【上田市長】
正式な申請書を出したのは10月31日ですね。1カ月ちょっとで認められたということです。ただ、連盟との話し合いはその前からしていましたので、そういう意味では、正式な書類が出てから1カ月ちょっとということで、少し時間かかりましたけども、実績はありますから、スムーズな話し合いになりました。
女子野球タウンに認定されたことによって、花巻東高校女子野球部の生徒たちにとってはどのようなメリットがあるのか。
【上田市長】
それはさっきもちょっとだけ申し上げましたけれども、来年以降も大会開くことになると思います。イーハトーブはなまき大会以外の大会も場合によっては開く可能性が出てくると思うんですね。そうすると、花巻市の地元でそういう大会を開ける、それで、生徒たちも大きな大会の中で活躍できるという機会を得るということになりますので、他の全国大会もありますけれども、そういうことでの誇りを持って大会に参加できる。また、女子硬式野球が市民に応援されることによって、彼女たちもさらに嬉しくと言いますか、注目も得ながら活躍できるようになるんじゃないかなというふうに思っております。
認定の経緯で、「笹間野球場を拠点として貸し出していて地域の賑わい創出に寄与している」とあるが、具体的にどのような賑わいがあるか。女子野球部と地域の間で何か交流の機会が作られていたりするのか。
【上田市長】
何か具体な賑わいということではないと思いますね、ただ練習で使っているということですから。2、3年ぐらい前にグラウンドをきれいにしたり、トイレを整備したり、使いやすくしました。笹間野球場は本来、地域の方々が使う球場なんですけれども、笹間地区の方々が花巻東高校の女子硬式野球部で使っていいよということをおっしゃっていただいたので、地域の方々の理解を得て、女子硬式野球部の野球場として日常的に使えるようになっているということです。また、地域の皆さんは非常に温かく見ています。花巻東の女子硬式野球部やってるね、笹間にしょっちゅう来てくれてるね、と喜んでもらっているというふうに私は感じています。話していると非常にそういう印象です。
調印式の詳細についてスケジュールがタイトだがいつ頃わかるか。
【上田市長】
今年中、今週中になると思います。サプライズもあるかもしれません。
はなまき企業見学バスツアーについて、令和5年度に参加した生徒のうち4人が見学した企業に内定したということだが、どこの高校の生徒がどこに就職したのか伺えるか。
【上田市長】
それは公表できません。すみません。
昨年度と今年度と企業が変わっているが、基準や経緯を教えてほしい。
【商工観光部長】
今年度はバスツアーにご協力できる企業さんを募りました。その中で、昨年度との重複がありましたけれども、昨年度ご参加いただいた企業さんは今年度お休みさせていただくという調整はさせていただきました。基本的にどの企業も手挙げでやりたいということを言ってくださいました。
【上田市長】
本当はもっと回数増やした方がいいんですけど、なかなかすぐにはできないということだと思います。
女子野球タウンの認定について、率直に、上田市長はこの認定についてどのような気持ちとして受け止めているか。
【上田市長】
私としては非常に嬉しいと思っています。とにかく若い人たちが元気な部分が花巻で目立っていますよね。その一つだと思うんです。女子野球の選手たちが挨拶に来たりしていただいてお話しますけどね。やっぱり目が輝いているんですね。本当に野球の好きな人たちで、その人たちが自分たちのやっていることをこういう形で評価されるということだと思うんですね。喜ぶ選手たちを見るのは我々としても嬉しいですよね。市民の皆さんも同じだと思います。
今後の取り組み例として花巻球場施設(女子トイレ等)の計画的な改修と書いてあるが、今の段階で決まっていることがあれば、どのような改修をいつ頃にしたいか。
【上田市長】
まずは選手用の女子トイレというのは早く作りたいですね。来年度の予算に改修の設計費用を申請しているというところで、設計して、できたらすぐ作った方がいいかもしれないですね。その他についてはまだ決まってないですね。
ただ、野球場自体をいろんな形で活用するということについては、この女子硬式野球だけではなくて、いろんなことを検討したいなというふうに思っています。
担当
総合政策部 広報情報課 広報係
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