「鉛温泉藤三旅館本館」と「鉛温泉藤三旅館白猿の湯」が、国の登録有形文化財への登録について答申されました

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ページ番号1024566  更新日 令和7年11月21日

「鉛温泉藤三旅館本館」と「鉛温泉藤三旅館白猿の湯」が、国の登録有形文化財への登録について答申されました

文部科学大臣の諮問機関である文化審議会(島谷弘幸会長)は、令和7年11月21日(金曜)に開催された同審議会文化財分科会の審議・議決を経て、登録有形文化財(建造物)として、鉛温泉藤三旅館本館と、鉛温泉藤三旅館白猿の湯を登録するよう文部科学大臣に答申したと発表しました。

今回の答申に基づき、近日中に行われる官報告示を経て正式に登録された場合、花巻市では3件目及び4件目の登録となります。
また、その場合、岩手県内の登録有形文化財(建造物)の件数は、今回を含め111件となります。

鉛温泉藤三旅館本館の概要

鉛温泉藤三旅館本館は、昭和16年(1941)年に建設された、鉛温泉に位置する旅館です。

市内を流れる豊沢川沿いに建つ木造三階建で、南東に座敷棟が接続されています。南面東寄りに唐破風造の玄関が突き出ているほか、楼閣風につくられた建物上部や、入母屋屋根が特徴的です。旅館の内部には、各階の中廊下の南北に客室が並んでいます。

川に面した大規模な三階建の旅館のたたずまいが、温泉地の風情を伝えています。

藤三旅館本館の外観
藤三旅館本館外観
藤三旅館本館の客室
藤三旅館本館客室

鉛温泉藤三旅館白猿の湯の概要

鉛温泉藤三旅館白猿の湯は、本館の東方に位置する浴室棟です。昭和前期に建設され、平成16(2004)年に改修しています。

平屋建寄棟造鉄板葺の建物で、棟の中央に越屋根が設けられています。
2か所の入り口から石段で地下の浴室に降りていく構造となっており、浴室の中央には、岩盤をくりぬいた深さ約1.3メートルの大浴槽が配置されています。浴槽の周囲は、石が敷かれた床や石壁で重厚に仕上げられ、上部は吹き抜けとなっており、開放的な浴室棟です。

白猿の湯の外観
白猿の湯外観
白猿の湯の浴室
白猿の湯浴室

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