令和7年度一般会計予算の概要をお知らせします

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ページ番号1023307  更新日 令和7年3月21日

令和7年第1回花巻市議会定例会で、令和7年度当初予算が審議、可決されましたので、一般会計予算の概要をお知らせします。

予算編成の考え方

令和7年度一般会計予算で目指す姿として、「公共交通の充実・生活基盤の整備拡充・長寿命化と 子育て支援を進め 市民が安心し、笑顔で暮らせるまち」を掲げ、第2次花巻市まちづくり総合計画 前期アクションプランの分野ごとの主要な施策を展開するため、「市民の暮らしを守る 多彩な支援策で 安心のまちづくり」、「子ども・子育て応援プロジェクト」「花巻で暮らそうプロジェクト」の3つの柱について重点的に取り組むための予算として編成しました。

1 市民の暮らしを守る 多彩な支援策で 安心のまちづくり

3つの柱の1本目「市民の暮らしを守る 多彩な支援策で 安心のまちづくり」についての1点目、「市民の暮らしを守るための取組」についてですが、市民の交通手段を守るため、幹線バス路線への支援、岩手医大などの医療機関へのバス運行、土沢線などのコミュニティバスの運行を継続し、大迫、石鳥谷、東和地域の予約乗合バスの運行日数を、週3日運行から週5日運行に拡大するほか、大迫・花巻線は、花巻空港を経由するルートに変更し、市民の利便性の向上を図ります。

さらに、交通手段をもたない高齢者や障がい者の方々の通院や買い物を支援するため、タクシー等助成券の給付と、医療機関までの助成制度についても引き続き実施します。

次に、地域医療の中核を担う医療機関の医師を確保するため、新たに医師が就職した場合の就職支援金の給付、保育料、家賃、交通費、奨学金返還支援、医師紹介事業者に支払う紹介手数料、医師の研修に要する費用に対する支援を行います。

次に、鳥獣被害から市民の命を守るため、市街地等に出没する熊への対応にあたる有害鳥獣対策推進員を1名増員するほか、隠れ場所となる河川や市街地等の草刈りを今まで以上に実施するなど、人里への侵入を未然に防止する対策を強化します。

次に、物価高騰から市民の暮らしを守るため、市の負担により保育所等の副食費支援、学校給食費の材料高騰部分の保護者負担据置のほか、経営環境が厳しい畜産農家を守るため、飼料等の物価高騰対策を引き続き行います。

2点目「生活基盤強化の取組」についてですが、生活道路・橋梁については、安全で快適な道路網を構築し、また維持するため、国の補助制度や地方債を活用しながら、引き続き整備を進め生活基盤の充実を図ります。

さらに、地震や頻発する豪雨災害に備えるため、現在盛岡で整備が進んでおります消防指令センターの整備やトイレカーの新規購入などハード面の充実を図るとともに、下水処理場等の「急所施設」と避難所等の「重要施設に接続している管路」の全てについて、国の交付金を活用しながら耐震診断を行い、耐震化に取り組むほか、各種の防災訓練を開催するなど、ソフト面での備えも充実させます。

2 子ども・子育て応援プロジェクト

2本目の柱「子ども・子育て応援プロジェクト」でありますが、プロジェクトの5つの項目ごとに説明いたします。

はじめに、妊娠・出産・子育てに関する支援体制の充実でありますが、核家族化や共働きの進展など、社会環境の変化に伴う妊婦・出産・子育てについての不安などについて、気軽に相談できる窓口機能や相談体制で支援します。

次に、周産期医療の維持確保でありますが、安心して出産できる環境づくりのため、市内産科医院の医師及び助産師等の確保や、妊産婦が産科医療機関へ移動する際の負担軽減などを行います。

次に、妊娠・出産・子育てに係る経済的支援の充実であります。妊娠から子育て期間に係る経済的な負担感を和らげるため、不妊治療にかかる費用や子ども及び妊産婦の医療費、各種ワクチン接種費用、保育料などへの支援を行います。副食費や学校給食費の物価高騰分は市が負担し、保護者負担は据え置きます。

次に、子どもの学習支援であります。経済的支援を必要とする世帯の児童・生徒を対象に、学習支援を通じて、子どもたちが学ぶ意欲を醸成し、進学等の希望に向かう子供たちを後押しします。

次に、子育てしやすい環境の充実であります。仕事と子育ての両立を応援するため、保育園や学童クラブなど一時的に子どもを預かるサービスを引き続き提供します。受け入れ体制を充実するため、保育士の確保や処遇改善、施設環境の整備を行います。また、子どもが安全に遊べる場所を充実するため、公園の整備なども行います。

3 花巻で暮らそうプロジェクト

3本目の柱「花巻で暮らそうプロジェクト」でありますが、こちらは七つの項目になります。

はじめに、移住・定住に関する相談体制の充実であります。移住・定住を希望する方への相談窓口での支援、本市の魅力や移住・定住に関する支援制度を広く伝えるための情報発信を行います。

次に、移住・定住支援の充実であります。移住者・定住者が住みやすい住環境を整えることで、住みたい・住み続けたいまちを目指します。その一環としてJR花巻駅東西自由通路等整備事業を進めていきます。また、日本学生支援機構の貸与型奨学金制度を利用して大学へ進学し、卒業後、市内に定住し、市内企業へ就職した若者に対して、奨学金返還額の一部を支援する制度を新たに創設します。

次に、結婚支援の充実であります。いきいき岩手結婚サポートセンター「ⅰ-サポ」への入会金を市が負担して、婚活の支援を行います。

次に、魅力ある商業エリアの創出であります。既存商店街の魅力向上のためのイベント開催や、空き店舗の活用、民間事業者の公共空間の活用事業の実施に対する支援を行います。

次に、働く場の確保と所得の向上であります。企業が市内へ立地できる環境を整えるため、産業団地の整備を進めるほか、就職希望者への情報提供や相談支援を行います。さらに、移住支援金については、東京圏内の大学に通う大学生が県内の企業に就職し、市内への移転をする移転費を新たに補助します。

次に、市内企業が妊娠や子育てに伴う休暇の取得や勤務時間の調整などに、意欲的に取り組めるよう、企業への働きかけ、また、各種支援制度の周知を継続して行います。

最後に、シビックプライドの醸成であります。市民が本市に愛着を感じ、定住やUIJターンが促進されるよう、市民の活動に対する支援、国際姉妹都市等への中学生、高校生の派遣など、若者を中心としたシビックプライドの醸成を図ります。

予算の規模

歳入歳出予算総額 581億7,862万円

花巻市の令和7年度一般会計予算について、総額は過去最大となる581億7,862万円です。令和6年度一般会計予算と比較すると、30億2,530万円(5.5%)の増となります。

なお、国の令和6年度補正予算において本市に対する国庫補助金の配分の通知をいただいた小学校施設維持事業などの3事業、総額2億5,344万円については、令和7年度一般会計予算ではなく、令和6年度補正予算案(第14号)へ前倒して予算措置し、令和7年度予算と一体で事業を実施します。

これにより、令和7年度一般会計予算と令和6年度に前倒しを行う事業費を合わせた令和7年度の実質的な予算規模は、584億3,206万円となり、令和6年度の実質的な予算規模554億4,644万円との比較では、29億8,562万円の(5.4%の増)となります。

主な事業の概要

3つの柱ごとの主な事業については、下記をご覧ください。

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