令和2年第1回花巻市議会臨時会 開催前報告 東和町土沢地内の建物火災について

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ページ番号1011877  更新日 令和2年4月23日

東和町土沢地内の建物火災について

東和町土沢地内の建物火災について、報告いたします。

市長

まずは、4月11日、花巻市東和町土沢地内において発生した火災でお亡くなりになられた方に対しまして、心よりお悔やみ申し上げます。

また、被害を受けられた市民の皆様に対しましては、心よりお見舞い申し上げます。

この火災は、午前6時50分ごろ花巻市東和町土沢地内の住宅が密集した消防活動困難性地域で発生し、死者1名と住宅等7棟を焼損、1棟を水損し、発生から鎮火まで4時間を要した大火でありました。

被害状況は、全焼が店舗兼住宅1棟、理容店1棟と物置等2棟、半焼が店舗兼住宅1棟、部分焼が店舗兼住宅1棟と住宅1棟の計7棟を焼損し、延焼防止の消火用水による水損が店舗兼住宅1棟の計8棟、5世帯12名の方が罹災したものです。

消防の活動状況は、消防車両7台、消防職員35名が出動。

消防団については、第18分団、第19分団、第20分団、第21分団、第22分団及び第23分団の計6分団、車両23台、消防団員179名が出動し、消火栓や防火水槽に加えて、和田公園プールや鏑川用水から水を揚げるなど懸命な消火活動により、同日の午前10時47分に鎮火しました。

本火災は、死者1名と住宅等7棟を焼損、1棟を水損した大火でありましたが、懸命な消火活動により消防活動困難性地域で発生した大火であったにも拘らず、それ以上の延焼を防いだものであります。水損した建物の隣の方とお話をしましたが、その建物の火災を防いだことについて大変感謝していました。その建物も燃えた場合には、さらに隣の建物の燃えたのではないかという話を伺ったところであり、私もそのように感じたところであります。常備消防に加え、消火に当たられた消防団の活動に心から感謝と敬意を表するものであります。

今回の火災で亡くなられた方は、東京都の方で、土沢地内集合住宅への入居を楽しみに、4月8日に花巻市に来られ、そのわずか3日後に火災で犠牲になられたとのことであります。

土沢地内集合住宅の現在の入居者の方々は、首都圏も含め県内外から土沢への移住を希望し入居された高齢者の方々が多く、お茶飲み等の住民相互間の交流も盛んであると伺っております。

そのような状況で、コロナウイルス感染症による重篤化の危険性が特に高い高齢の入居者の方々の心配に配慮して、また、入居を希望された火災で亡くなられた方のご都合も考え、土沢地内集合住宅の関係者の方が、この犠牲になられた方にとって良かれと思い、自己の所有する店舗兼住宅を、土沢地内集合住宅に入居できるまでの2週間の仮住居として無償で提供されたものであると伺っております。

このような心温まる配慮があった中で、火災により亡くなられたことに対して誠に痛ましく改めて、犠牲になられた方のご冥福を心よりお祈りいたします。

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