花巻市総合文化財センター 令和8年度 企画展「早池峰神楽ー研究史からたどる岳神楽と大償神楽ー」(令和8年9月19日から令和8年11月23日)を開催します
イベントカテゴリ: 歴史・文化 暮らし・健康 子育て
開催エリア:大迫地域
企画展「早池峰神楽ー研究史からたどる岳神楽と大償神楽ー」

- 開催期間
-
令和8年9月19日(土曜)から令和8年11月23日(月曜)まで
- 開催時間
-
午前9時 から 午後5時 まで
最終入館時間は午後4時30分
休館日は月曜日(祝日の場合は翌平日) - 開催場所
-
花巻市総合文化財センター
- 内容
本年は、1976(昭和51)年国の重要無形民俗文化財指定から、50年をむかえます。
本企画展では、「早池峰神楽」研究の端緒となった本田安次と森口多里の研究を中心に展示・紹介します。
- 入場料
-
大人200円、小中高生100円(20名以上の団体割引は各50円引き)
上記料金で常設展もあわせてご覧いただけます。
開催主旨
早池峰神楽は、花巻市大迫町内川目地区に伝わる岳神楽と大償神楽の二つの神楽の総称です。山伏によって舞継がれてきたといわれる早池峰神楽は、舞の中に「能」大成以前の古い民間芸能の要素を残し、中世芸能の香りを伝える稀有な神楽として、1976(昭和51)年5月4日に国の重要無形民俗文化財第一号に指定されました。また、2009(平成21)年9月30日には、ユネスコ無形文化遺産に登録されました。本年は、早池峰神楽が国の重要無形文化財に指定されてから、50年の年になります。
早池峰神楽は、民俗芸能研究者・本田安次(1906~2001)により、広く世に知られました。およそ百年前の1931(昭和6)年8月、本田は、早池峰神社で岳神楽の舞の美しさに深い感銘を受けます。また、同年12月には、大償神楽の舞振りの優雅な手に、このような神楽が残っていることは一つの奇蹟であるとも述べています。これを端緒に本田の調査研究は、1942(昭和17)年の『山伏神楽・番楽』の刊行、早池峰神楽の文化財指定、ユネスコ無形文化遺産への登録につながっていきます。
本展では、日本の芸能研究の黎明期とその発展期に重なるといわれる本田の研究をたどり、「稀なる美しさ」と表現した早池峰神楽の姿を探ります。また、美術史家であり、民俗芸能を主体とした地域研究の第一人者として知られる森口多里の研究成果もたどります。本田と森口の目に映り、感じ取った早池峰神楽の記録を展示紹介します。
展示構成
1 早池峰山と信仰
北上山地は、岩手県のほぼ中央部を南北に縦断する山地で、早池峰山は、その最高峰です。眺める場所で形は異なりますが、ひと際高く秀麗な山容は、地域のランドマークの一つです。
早池峰山は大部分が蛇紋岩からなりますが、構成する岩石は、日本列島において最も古い部類に入る希少なものといわれています。また、早池峰山の南面は、標高1,300mから森林限界になり、特徴的な高山植物を生育しました。
早池峰山は、古くから、信仰を集めた山として知られ、早池峰を源流とする川が、実りを豊かにするとも信じられてきました。
ここでは、早池峰山がどのような特徴を持った山なのか、人々は、どのように関わってきたのかを関係資料から考えていきます。
2 早池峰神楽研究のあゆみ
民俗芸能の研究は、1927(昭和2)年に民俗芸術の会が発足し、翌年に機関紙「民俗藝術」が発行されてからといわれており、今からおよそ百年前に始まります。
本田安次が初めて岳神楽と大償神楽を鑑賞したのは、1931(昭和6)年。本田は、民俗芸能研究の黎明期から、21世紀初頭まで研究を続け、芸能史研究の発展に多大な影響を与えました。
森口多里は、美術評論家として活躍し、ヨーロッパ美術を紹介するほか、日本在来の美に対しても民俗学研究や民芸運動などの形で関わりました。1945(昭和20)年に岩手に疎開。以降、民俗芸能や民俗資料の保存調査に尽力しました。
二人の足跡とその背景を中心に、早池峰神楽研究のあゆみをたどります。
3 岳神楽と大償神楽
早池峰神楽は、岳神楽と大償神楽の総称です。二つの神楽は、遺された獅子頭や古文書から500年以上前から続いている神楽と考えられ、その関係は阿吽の関係といわれています。神楽の分類では、山伏により舞継がれた神楽であることや、獅子頭を奉じる神楽の特徴から、山伏神楽や獅子神楽に分類されています。
岳神楽と大償神楽の概要や演目、特徴などについて、本田安次と森口多里の調査研究を中心に、展示・紹介します。
4 記録された早池峰神楽
映像や写真パネルから、記録された早池峰神楽の姿を紹介します。
関連行事
講演会
早池峰神楽の継承と伝播
講 師:中嶋奈津子(佛教大学総合研究所特別研究員・同大学非常勤講師・岩手県文化財保護審議会委員・花巻市文化財保護審議会委員)
日 時:令和8年11月15日(日曜) 午後1時30分から午後3時まで
場 所:花巻市総合文化センター 体験学習室
その他:申込不要
入場料等
大人200円、小中高生100円(20名以上の団体割引は各50円引き)
上記料金で常設展もあわせてご覧いただけます。
入館料の減免について
- 花巻市内・遠野市内に在住する小中学生は受付で「まなびキャンパスカード」を提示すると、入館料が無料となります。
- 花巻市内・遠野市内に在住する小学生および特別支援学校(小中学生)は受付で「まなびキャンパスカード」を提示すると、本人と付き添い1名の入館料が無料となります。
- 花巻市と遠野市の高等学校に在籍する生徒は生徒手帳を提示すると、入館料が無料となります。
- 富士大学学生は学生証を提示すると、入館料が無料となります。
- 身体障害者手帳、療育手帳、精神障害者保健福祉手帳、戦傷病者手帳等のご提示で入館料が無料となります。また、障がい者1名につき付き添いの介護者1名の入館が無料となります。なお、障害者手帳アプリ「ミライロID」もご利用いただけます。
- 花巻市消防団応援事業制度により「花巻市消防団員カード」のご提示で消防団員は全額、消防団員の同伴者(5名まで)は半額無料となります(消防団応援公共施設一覧)。
周辺地図
関連情報
イベント情報をiPhone・iPad端末のカレンダーに取り込めます。
現在、Googleカレンダーに取り込めない不具合が発生しております。申し訳ございませんが、復旧まで今しばらくお待ちいただきますようお願い申し上げます。
カレンダーへの取り込みについて説明を読む
PDFファイルをご覧いただくには、「Adobe(R) Reader(R)」が必要です。お持ちでない方はアドビシステムズ社のサイト(新しいウィンドウ)からダウンロード(無料)してください。
より良いウェブサイトにするために、ページのご感想をお聞かせください。
このページに関するお問い合わせ
花巻市総合文化財センター
〒028-3203 岩手県花巻市大迫町大迫第3地割39番地1
電話:0198-29-4567 ファクス:0198-48-3001
花巻市総合文化財センターへのお問い合わせは専用フォームをご利用ください。
