【令和6年11月6日掲載】光の恩恵を 幸せにつながる価値へ(株式会社オプトル)
光の恩恵を 幸せにつながる価値へ(株式会社オプトル)
「株式会社オプトル」ってどんな会社なの?
株式会社オプトルは、岩手県花巻市に本店を置くモノづくり企業です。
光学・画像処理技術を強みとして、世界最小の車載用ステレオカメラをはじめとしたセンシング事業、プロジェクターメーカー向けの投射レンズモジュール等を取り扱うプロジェクション事業、精密加工技術を生かしたプラレンズや車載用成形部品等を取り扱うコンバージョン事業を展開しています。
創業から「株式会社オプトル」として新たなスタートを切るまで
同社は、1973年に花巻第一工業団地で株式会社リコーの子会社である「リコー光学株式会社」として創業しました。その後、2014年に株式会社リコーの事業部と統合し、リコーインダストリアルソリューションズ株式会社に会社名を変更しています。
そして、2024年7月、リコーインダストリアルソリューションズ株式会社のオプティカル事業を承継し、株式会社オプトルとして新たなスタートを切りました。
「株式会社オプトル」発足に際する想い
1973年の創業当初から、「光」を大切にしてきました。
カメラ、コピー機のレンズ、プロジェクターレンズ、車載カメラ、ヘッドアップディスプレイなどこれまでの歴史の中で、数々の光学製品を創り出してきました。
私たちは、光の持つ力は無限であると考えています。
「光の持つ無限の力を多くの価値に変えて、健やかで豊かな生活のために役立てるとともに、社員とその家族の幸せを追求し、私たちに関わる全ての人や社会、地球全体が幸せになる原動力を持った会社にしたい」そんな強い想いを持っています。
「光の恩恵を 幸せにつながる価値へ」
これは、そんな想いを込めた株式会社オプトルの企業理念です。
株式会社オプトルは、社員一人ひとりがこれまでの取り組みを自信に変え、自律し、仲間・パートナーを信頼し、より強固となった「志」のもと、幸せにつながる価値の創出を目指して挑戦し続けます。
会社名の「オプトル」ってどういう意味?
オプトルは英語で表記すると「OPTOWL」。
会社名には以下の意味・想いを込めています。
ロゴデザインとコーポレートカラーは、社員が中心となって社員自らの手で会社を作り上げたいという想いから、社員投票で決定しました。9割を超える社員が投票に参加し、最も票を集めた上記のロゴデザインと青のコーポレートカラーが選ばれました。
従業員の方へインタビュー!
株式会社オプトル花巻事業所に勤務する4名の方々にインタビューしてみました。
センシング事業部センシング生産室長 葛巻 敏美さん
Q.仕事で達成感を感じるときはどんなときですか?また、地域貢献に対する考え方を教えてください。
A.会社の目標に対し、達成までは様々な苦労もありますが、メンバーとともにやり遂げたときには達成感があり、やりがいや喜びを感じます。株式会社オプトルは横の繋がりを大切にしており、仲間意識を持っていろいろな面で協力し合える体制であることが素晴らしいと感じています。
コロナ禍では、マスク着用によってメンバーの表情が見えにくかったり、ソーシャルディスタンスで活動が制限されたりと寂しい気持ちもありましたが、コロナ禍が明けて、またメンバーの表情を見ながら一緒に仕事ができるようになってとても嬉しく思っています。
今年の9月に行われた花巻まつりでは、部署間の垣根を越えてコミュニケーションをとることができ、非常に有意義な時間を過ごすことができました。花巻まつりには地域貢献の一環で毎年参加していますが、株式会社オプトルになってからは、会社としてより一層地域貢献に力を入れています。
私も先日、地域貢献の一環で岩手県立黒沢尻工業高等学校のOBとして同校で出前授業を行いました。出前授業のテーマは、「仲間」と題しまして、私の経験や今まで学んできたこと、これから生徒たちに社会人として期待することなどを話してきました。
これからも地域行事への参加や私たちの光技術を通じて地域に貢献していきたいと思っています。
ビジネスインキュベーションセンターオプティカル研究グループリーダー 吉田 勇人さん
Q.ビジネスインキュベーションセンターが担当する株式会社オプトルの新規事業に関する今後の展望はありますか?
A.株式会社オプトルは、光学・画像処理技術を強みとしており、現在は主に車載用ステレオカメラやプロジェクターレンズなど製造していますが、新規事業・新規開発にも力を入れています。
令和6年10月には、画期的な光学技術である「メタレンズ」を新たに開発しました!
従来のレンズは、複数枚のレンズを使用していましたが、このメタレンズは1枚でその役割をすべて担っています。そのため、製造時の材料削減やそれに伴う環境への配慮、薄型化により製品の軽量化や省力化に繋がると考えています。
株式会社オプトルでは、このメタレンズの量産に向けた製造装置を導入し、直径30mmのレンズを量産する体制を整え、今後、メタレンズを普及させ、それを活用した製品を広く展開することで、テクノロジーの進化を促進し、次世代の課題解決に向けて社会に新たな価値を提供し続けていきます!
【メタレンズとは?】
複数のレンズを1枚の薄いレンズに集約できる可能性をもった新しい技術で、この技術により、光の波長よりも十分に小さな「ナノ構造体」を形成し、既存の光学デバイスでは成し得なかった特異な特性を実現させたレンズのこと。
経営企画室事業管理グループ 小田嶋 紗希さん
Q.関東の大学に進学したと伺いましたが、なぜUターンで株式会社オプトルに就職しましたか?
A.両親が転勤族だったことと自分自身の進学の都合で、これまで他県を転々として過ごしてきました。その中で岩手県で過ごしたのは人生の半分ほどになります。就職先を選ぶ際、長く勤めたいという思いがあり、当時私は神奈川県の大学に通っていましたが、長く務めることをイメージできたのが岩手県だったことからUターン就職を決めました。
県内の数ある企業の中で株式会社オプトルを選んだ理由は大きく分けて2つあります。
(1)当時はリコーインダストリアルソリューションズ株式会社という会社名でしたが、「リコー」というブランドに対して憧れがあったこと。
(2)インターンシップの経験を通じて、自分がこの会社に誇りを持って働いている姿を直観的にイメージできたこと。
入社を決めた理由でもあったことから、正直「リコーブランド」が外れることに関しては寂しい気持ちもありますが、私自身は変化を楽しめる性格なので、今はとてもワクワクしていますし、前向きに捉えています。
当時、「リコー」というブランドに憧れて入社を決めた私のように、株式会社オプトルに対して「かっこいいな」と思ったり、憧れを持ってくださるファンの方がたくさんできるような、そんな会社にしていきたいと思っています。
長く務めるという観点では、「働き方を自由に選べることや充実した福利厚生」は、株式会社オプトルの魅力の一つであると語る小田嶋さん。
産前産後休暇や育児休暇などを経て、令和6年5月に職場復帰!今では時短勤務を活用し、仕事と育児に励んでいます!
プロジェクション事業部PJ生産室PJモジュール生産グループ 杉山 美藍さん
Q.今年度(令和6年度)入社されたとのことですが、なぜ株式会社オプトルで働こうと思いましたか?
A.高校在学中にあるプロジェクト活動の一環で使用したプロジェクターに興味を持ち、自分も地元でプロジェクター関連の業務に携わりたいという思いから、入社を希望しました。また、福利厚生がしっかりしており、長く働くことができると思ったことも入社を決めた要因の一つです。
内定をもらった際、リコーインダストリアルソリューションズ株式会社から株式会社オプトルになるという話を人事担当の方から伺い、正直戸惑いを隠せませんでしたが、会社の良いところをより成長させるための事業承継と聞き、前向きに捉えました。
周りの方の平均年齢は比較的高いですが、世代のギャップを感じることがなく、上司の方を含めて気兼ねなく質問や相談ができることも株式会社オプトルの良いところです。
学生時代よりも充実した毎日を過ごすことができているので、「入社してよかった!」と思ってます。
これからどういう会社になりたいか
花巻市出身者、花巻市在住者は事業所の全従業員の9割以上になります。創業の地でもある花巻から、光学技術を用いた新たな価値を創出し続けていきたいと考えています。
最近では、岩手大学の学生向け工場見学会や出張授業、県内の大学との共同研究も行っています。花巻まつりをはじめとしたイベントに参加して地域活動を支援することで、花巻市の活性化に貢献し、この花巻の地で共に未来を築いていきたいと思っています。
企業情報
住所:〒025-0394 花巻市大畑第10地割109番地(花巻事業所)
電話:0198-26-4011
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