【令和6年6月15日掲載】歩ける喜びを「爪切り」でお手伝い（爪切り屋おっほ）

花巻初の「爪切り屋」

2024年3月15日、花巻市石神町にある住宅街の一画で『「爪切り屋」おっほ』がオープンしました。

自分で足の爪が切れない方や怖くて家族の爪が切れないと困っている方など、フットケアワーカーの資格をもつ伊藤美保さんがお悩みを解消します。

爪切り屋ではどんなことをしてもらえるの？

「おっほ」では、厚くなった爪やタコ・ウオノメは専用の機械でお手入れを行い、巻き爪には専用のプレートを用いるなど、お客様のお悩みに合わせた足の爪切りを行います。また、足の爪切りがメインになりますが、手の爪切りも行っています。

足の爪切りでは、足浴から始まり、角質除去、爪切り、やすりかけ、保湿と至れり尽くせりな内容となっています。

お悩みの方も多い「巻き爪」

巻き爪の状態によっては、痛くて歩けなくなることや、転びやすくなることもあります。痛みに対しては前述のプレートを使用しますが、切り方も重要です。

「足の指は裏から見るとトウモロコシの粒の形をしています」と語る伊藤さん。爪の白い部分に沿って丸や三角に切ってしまいそうですが、地面に足がついた時の指はトウモロコシの粒の形をしているため、爪も指の形に合わせたスクエアオフ(角を丸くした四角)型に切るのが良いそうです。

爪切り屋になったきっかけ

伊藤さんは病院、福祉施設、デイケアで働いていた経歴を持ち、業務の中で足の爪を切っていました。しかし、自分で爪を切ることができない方からの要望に対し、本来の業務を優先しなければならず、「爪切り」を後回しにせざるを得ない状況を心苦しく思っていたといいます。

花巻には爪切りのお店がないから、私がやる

一念発起し行動を起こした伊藤さんは、花巻市二枚橋にある「花巻市起業化支援センター」へ相談しました。起業化支援センターでは、起業・創業、経営相談に乗ってくれる専属のコーディネーターがおり、創業セミナーへの参加や事業計画の作成など、オープンまで伴走して支援を受けました。

• まちなか創業支援
• 企業競争力強化支援事業

足元から苦労しない明るい日々を送ってほしい

「おっほ」とは、ご存知のようにフクロウを意味する方言です。福を呼び、苦労しないと言われている縁起の良い鳥です。爪切りを通して「足元から苦労しない明るい日々を送ってほしい」という思いを持って、一人でも多くの方のお悩みを解消します。

店舗情報

「爪切り屋」おっほ

住所：花巻市石神町108-1

電話番号：080-6921-8896

営業時間：午前9時半～午後6時 （受付は午後4時まで）

土日祝は定休