【令和5年9月13日掲載】生活雑貨からリフォームまで、すてきな暮らしのお手伝い(有限会社東北物産)

印刷大きな文字で印刷

ページ番号1019207  更新日 令和5年9月13日

生活雑貨を取り扱うセレクトショップ「smile goods」がオープン!

smile goods 店内

2023年7月8日、花巻市下似内にある有限会社東北物産の2階に、上質なギフトや生活雑貨を販売するセレクトショップ「smile goods(スマイルグッズ)」がオープンしました。

白を基調とした店内には、壁面の大部分を占めるガラスから日が差し込むことで、日中はすてきな雑貨がより一層映え、夜になると暖色の照明が店内や街を彩ります。

品揃えは、女性スタッフがセレクトした食器などのキッチン用品、インテリア小物、生活雑貨のほか、ベビー用品なども取り扱っており、自分用はもちろん、贈り物にも喜んでもらえる逸品が手ごろな価格から取り揃えてあります。

元々は内装工事業、リフォーム事業を主軸とする同社。今回は、smile goodsのオープンに至った経緯について、代表取締役の髙橋英明さんにお話しを伺ってきました。

東北物産の成り立ちとsmile base/goodsオープンまでの経緯について

髙橋代表のお話によると、創業は1965年(昭和40年)。現在の髙橋代表の祖父である髙橋正さんが、藁の買い付けをおこなっていたことから「坂本畳屋」として創業したことが始まりだったようです。
畳屋さんとして始まった同社ですが、次第に内装工事まで手掛けるようになり、1974年に「有限会社東北物産」と名称を変え、内装工事業を生業として現在に至ります。

現在の髙橋代表は、県内で内装工事業の修行を経て、2014年に35歳で代表へ就任。
これまでは会社からの発注が中心であった内装工事業ですが、総合リフォーム会社として地域に親しんでいただきたい、自社の得意とする内装事業で沢山の方に笑顔になっていただきたいという髙橋代表の思いから、個人向けリフォーム事業「smile base(スマイルベース)」を2022年7月からスタート。同時に、これまで倉庫として使用していた自社社屋を改装し、ショールームを1階に構えました。

smile base 店内
smile baseのショールーム。水回りも実際に施工例を見ながら相談することができます。
smile base 店内
浴室も様々な施工例を見ながら相談ができます。

「家のことならsmile base。小さなことでも気軽に相談できる場所にしていきたい。」として始まったリフォーム事業。培ってきた内装工事業のノウハウを活かし自社施工でできる範囲が広いことや、小さな修理や補修の発注も可能なため、リーズナブルな価格から相談できることが売りで、ショールームに訪れる方や発注も次第に増えているようです。

そうして当初は、リフォーム事業の商談スペースとして使用していた社屋の2階でしたが、商談スペースとしては余剰があり、何か別の事業ができないかと考えいたそうです。

社員の方との相談を重ね、たどり着いたのが雑貨販売のセレクトショップ。「雑貨販売店に来られた方にもリフォーム事業を知ってもらえたら嬉しい。また、すてきな暮らしに向けて、リフォームだけではなく素敵な雑貨やインテリアも提供ができたら、もっとお客さんに喜んでいただけるのではないか。」と、「すてきな暮らし」に通ずる事業として社内で話が進み、社内でセレクトショップの案が出た昨年11月からわずか8か月間という短期間で今回のsmile goodsのオープンに至りました。

smile goodsに込められた思い

セレクトショップのコンセプトは、「大切なあの人に。そして私に。」。笑顔を届ける雑貨店として自分用はもちろんのこと、大切な家族・友人・仲間に向けて、贈る人も贈られる人も笑顔になるような上質なギフトや生活雑貨を取り揃えたお店にしたいという思いが込められています。実は、ショップの立ち上げにあたってスタッフの募集をかけたところ、募集定員の10倍近い応募があり、一からショップの立ち上げに関われることが魅力に感じてもらえたのか、その人気ぶりに髙橋代表も驚いたとのことです。

現在は女性スタッフ3名が中心となって商品のセレクトから販売までを行っており、ナチュラルな小物や革製品、食卓を彩る食器等、暮らしを彩ってくれるすてきな雑貨が多数揃っています。
さらには、花巻市の企業競争力強化支援事業補助金※の活用によって外部アドバイザーの力も借り、店内レイアウトや商品ディスプレイなど、セレクトショップとしての魅力にさらに磨きがかかっていきます。
※企業競争力強化支援事業補助金とは…花巻市内の中小企業者、個人事業主等が、販路拡大や人材確保、事業の再構築といった、企業の競争力強化に資する事業経費の一部を補助する花巻市の補助金です。

また、髙橋代表の「smile goods/baseに訪れた方に楽しんでもらいたい」という思いから、smile goodsのグランドオープンの際、オープンイベントとして2日間、敷地内の駐車場などを間貸ししてキッチンカーやワークショップなどの等の出店を募ったところ13店の出店があり、2日間で約750人の来場がありました。オープンイベント後も随時出店者を募集しており、当面の間は無料で敷地内駐車場と店舗の1階スペースを貸し出ししています。今後もキッチンカーなどの出店が見込まれるため、訪れる度に違った楽しみが期待できそうです。

smile goods 店内
smile goods店内。選び抜かれたこだわりの雑貨が並びます。
smile goods 店内
インテリア小物も充実。カラーバリエーションも豊富で、見ているだけでワクワクします。
smile goods 店内
お店の奥(写真手前)には食卓を彩る食器が並びます。

今後の展望について

2つの新たな事業展開に取り組む有限会社東北物産。なぜこのような挑戦を続けられるのかを髙橋代表に伺ってみたところ「以前、東北大学大学院経済学研究科が行う、地域イノベーション プロデューサー塾(通称:RIPS)の塾生として、他の経営者と共にイノベーションへの挑戦や新事業創出について学んだ経験がありました。RIPSでの学びも通し、現状維持は衰退していくと感じたため、新たな挑戦(事業)によって雇用も生んでいき、地域の活性化にも貢献していきたいと思うようになり、事業と向き合って突き進んだ結果、社員も着いて来てくれました。」と語っていただきました。

言葉通り、smile base、smile goodsの展開と、短期間で新たな事業を続々立ち上げ、この2年で社員数も倍となった同社。沢山の笑顔に支えられ、これからも挑戦を続けていくようです。

髙橋代表に今後の展望について伺ったところ、「出店者募集なども通して、にぎわいの場を作っていき、smile good(セレクトショップ)、smile base(リフォーム事業)のさらなる事業拡大を図ることで、内装工事業としての強みを活かし、家のことなら気軽に相談できる場所にしていきたい。」とお話しいただきました。すてきな暮らしに向けたお手伝いによって、皆を笑顔にしたい思いは、これまでもこれからも同社の大事な柱となっているようです。

生活雑貨から家造りまで、すてきな暮らしの相談を楽しみながらできる場所として、同社の今後の展開が期待されます。

有限会社東北物産 内観
東北物産内観。1階にはsmile baseのショールーム、2階にはsmile goods店舗があります。
有限会社東北物産 外観
東北物産外観。ガラス張りが印象に残る社屋で、夜は照明が映えます。

施設情報

有限会社東北物産 / smile base / smile goods

住所:岩手県花巻市下似内第17地割107

電話番号:0198-23-7433

営業時間:午前11時~午後7時

定休日:水曜日

より良いウェブサイトにするために、ページのご感想をお聞かせください。

このページの内容は参考になりましたか?
このページの内容はわかりやすかったですか?

このページに関するお問い合わせ

商工労政課
〒025-8601 岩手県花巻市花城町9番30号
商業係 電話:0198-41-3534 ファクス:0198-24-0259(代表)
工業労政係 電話:0198-41-3536 ファクス:0198-24-0259(代表)
企業立地推進室 電話:0198-41-3537 ファクス:0198-24-0259(代表)
公設卸売市場 電話:0198-41-3539 ファクス:0198-24-0259(代表)
商工労政課へのお問い合わせは専用フォームをご利用ください。