【令和3年6月16日掲載】夢ジェラート(夢コーポレーション株式会社)

印刷大きな文字で印刷

ページ番号1014434  更新日 令和5年3月2日

夢ジェラート(夢コーポレーション株式会社)

jera-to1

道の駅「はなまき西南」に新たな店舗?

2020年8月7日に花巻市轟木地内の県道盛岡和賀線沿いにオープンした、道の駅「はなまき西南」(愛称「賢治と光太郎の郷」)は、24時間利用可能なトイレや駐車場、インフォメーションスペースを完備しているほか、産直施設や飲食店、隣接地にはコンビニエンスストアを備えるなど、地域の方やドライバーが待ち望んだ施設として、買い物や休憩に立ち寄る人で連日にぎわっています。そんな道の駅「はなまき西南」に、2021年4月からキッチンカーが出店されているのをご存知でしょうか。

このキッチンカーを出店しているのが、「夢コーポレーション」です。

yumeco1

「夢コーポレーション」ってどんな会社なの?

夢コーポレーションは、2018年7月に通所介護保険事業を主体として創業しました。花巻市高木の銀河モール内にある「夢スタジオ」を運営している企業といえば、思い当たる方もいらっしゃるのではないでしょうか。「夢スタジオ」の運営の他に、子供向けの運動塾、eスポーツ、外構基礎工事や冬の除雪作業といった建設業など幅広く事業を展開しています。

なんで「夢ジェラート」を作ろうと思ったの?

ジェラートを開発することになったきっかけは、道の駅「はなまき西南」のオープンでした。夢コーポレーション代表取締役社長の髙橋政紀氏は、道の駅「はなまき西南」の立ち上げメンバーであり、施設の方向性を議論する会議やアンケートの中で、「ソフトクリームやジェラートといった名物が欲しい」という声を受けて、開発を決意したそうです。

yumeco2

ジェラートを作るとなったからには「花巻産の農産物の魅力を広めるとともに、名物となるような美味しいものを作ろう!」と、約1年かけて県内外のジェラート店を訪問し、味や技術を学びました。中には、過去に「世界一のジェラート」という栄誉を手にしたお店にも訪問されたとのこと。

ジェラートはソフトクリームとは異なり、ベースとなる味が決まれば様々な種類の味を開発でき、季節の食材の美味しさ・楽しさを楽しめるのが特徴です。様々な店舗への訪問を終え、ジェラートの試作に取り掛かりますが、ベースとなる味にたどり着くのに何度も試作・研究を繰り返すなど、完成に至るまでには非常に苦労されたそうです。

「夢ジェラート」の完成に向けて

代表取締役社長の髙橋政紀氏は、「花巻市・岩手県の良質な農産物の魅力を道の駅から発信していきたい」という想いに加え、「販売するには至らなかったものの、品質には自信のあるB級品を活用して、フードロスを無くしたい」との想いで、花巻産ジェラードの開発に取り組みました。

2021年2月にはベースとなる味の方向性が決まり、本格的な販売開始に備え、市の「成長分野参入促進補助金」を活用してジェラート用の機器を購入しました。機械を購入後はジェラート開発の最終段階に移り、寝る間も惜しんで試作・研究を繰り返し、現在販売中の約10種類のジェラートが完成します。

yumeco3

2021年4月、花巻にはこれまでなかった「ジェラート」の販売という、新たな挑戦が始まりました。

夢ジェラートの特徴・おすすめは?

ジェラートの生みの親、髙橋政紀氏にジェラートのおすすめを伺いました。

yumeco4

ミルク味は数え切れないほど試作した自信作。同じ地域に所在する「アグリファイン」さんから提供される、バターやヨーグルトに加工されるほど濃厚な朝一番搾りの生乳を使用しており、甘さ控えめでさっぱりとした後味が特徴。また、プレミアムジェラートの「ぶどうソルベ」は「佐藤ぶどう園」さんのぶどうを使用しており、他では食べることができない「道の駅はなまき西南だけの味」です。

こだわっているのは製法だけではありません。提供する「量」にもこだわっており、「また食べたいな」と思う量を細かく調査し、現在の量にたどりつきました。

キッチンカーでジェラートを販売する、従業員の髙橋志津枝氏にもおすすめを伺いました。

yumeco5

ミルク味やぶどうソルベがダントツの人気ですが、イチゴミルク味や生チョコ味、キウイ味も人気があります。特にイチゴミルク味は、花巻産のイチゴの果肉がゴロゴロと入っていて、食べごたえがあります。レギュラーメニューですので、通年食べることが可能です。

最後に…

花巻の新たな名物となりつつある「夢ジェラート」の今後の展望ですが、「花巻産の農産物をPRするため、花巻市内の温泉旅館や高速道路のサービスエリアなど、様々な場所で多くの方が手に取れるような商品に届くようにしたい」とのこと。その他にも、フードロスを無くすため「野菜味のジェラート」の開発にも取り組んでおり、6月からは、「子供の野菜嫌いを克服するジェラート」として、トマト味の販売が開始される予定とのことです。

「花巻市内や沿岸地域などの様々な企業とのコラボを予定しており、すでに動き始めているものもあります」と語る髙橋氏の頭の中には、様々な構想がすでに形作られている様子。お話を伺っている間でも、「ジェラートのフレーバーごとに応援団長を決めて投票していただく選手権の開催」や「キッチンカーの独立支援」など、面白そうな企画が次々と語られました。

jera-to2

「道の駅ができて、西南地域にいらっしゃるお客様の層は確実に変わってきている。西南地域がさらに活性化する、その一助になれば嬉しい」と語る夢コーポレーションの「夢ジェラート」、今後の味・展開に期待しましょう。

営業時間等

営業時間:午前10時から午後5時

販売価格:シングル・ダブルともに400円、トリプル500円(プレミアム商品はプラス100円)

より良いウェブサイトにするために、ページのご感想をお聞かせください。

このページの内容は参考になりましたか?
このページの内容はわかりやすかったですか?

このページに関するお問い合わせ

商工労政課
〒025-8601 岩手県花巻市花城町9番30号
商業係 電話:0198-41-3534 ファクス:0198-24-0259(代表)
工業労政係 電話:0198-41-3536 ファクス:0198-24-0259(代表)
企業立地推進室 電話:0198-41-3537 ファクス:0198-24-0259(代表)
公設卸売市場 電話:0198-41-3539 ファクス:0198-24-0259(代表)
商工労政課へのお問い合わせは専用フォームをご利用ください。