【令和8年5月13日掲載】グルタチオンで、人類の食を守る。(株式会社WAKU)
株式会社WAKUってどんな会社?
令和8年1月に二枚橋の花巻市起業化支援センター工場棟A-3に入居した株式会社WAKUは、「グルタチオンで、人類の食を守る。」を掲げ、農業分野に新たな価値を生み出すスタートアップ企業です。
同社は、気候変動や資材価格の高騰など、農業を取り巻く環境が大きく変化する中で、作物が本来持つ力を引き出す技術の開発に取り組んでいます。
グルタチオンとは
グルタチオンとは、人や植物の体内に存在するアミノ酸由来の成分で、抗酸化作用を持つ物質として知られています。
これまで医薬品や美容分野で活用されてきましたが、その働きが植物の生育にも大きく関わることが注目されています。岡山県の研究機関で行われた研究により、光合成の維持やストレス軽減など、植物の健全な成長を支える機能を持つことが明らかになりました。
WAKUはその働きに着目し、液状バイオスティミュラント「WAKUFUL(ワクフル)」を開発しました。
注)バイオスティミュラント…植物にとっての食事(肥料)と薬(農薬)の間に位置し、サプリメントのような働きを持つ資材
WAKUFUL(ワクフル)について
WAKUFULは令和8年3月に正式販売を開始しました。気温上昇や干ばつ、豪雨など、農業を取り巻く環境が厳しさを増す中、抗酸化機能を持つグルタチオンを活用することで、次の4つの効果が期待できるといいます。
(1)環境ストレス耐性
酸化ダメージを抑え、暑さや寒さなどの環境変化に強くなる
(2)光合成改善
光ストレスを軽減し、光合成の働きを守る
(3)根張り改善
酸化還元バランスを整え、細胞分裂や伸長を助ける
(4)養分吸収改善
栄養の取り込みや移動、貯蔵の働きを助ける
北海道から九州まで全国で行われている実証実験では、野菜・果樹・水稲など幅広い作物で、葉色や根張り、収量の向上などの報告が寄せられています。WAKU公式ホームページで紹介されている事例でも、作物の状態改善や収量アップの声が多く、現場での期待が高まっています。
花巻市での事業
今回お話を伺った執行役員CFOの中村優太さんは、WAKUFULの製造とは別事業の立ち上げをきっかけに花巻市へ移住しました。
その後、事業の変遷があり、自社製造の準備に着手。花巻市起業化支援センターのコーディネーターとの出会いを通じ、当時空室であった工場棟A-3への入居が決まり、花巻での本格的な製造が始まりました。
入居後もコーディネーターの支援により、市内企業との連携が進んでいるほか、県外企業・団体とのマッチングも行われるなど、事業展開の基盤づくりが進められています。
これからの展開
株式会社WAKUは福島県南相馬市に本社を置き、岡山県岡山市に研究所を設置しています。
農業が盛んな花巻市では、WAKUFULの主要な消費地に近い製造拠点としての役割を担い、今後も市内での生産体制の強化を進めていく予定です。
花巻から全国へ、そして世界の農業課題の解決に貢献する企業として、さらなる挑戦が続けられています。
【企業情報】
会社名:株式会社WAKU
所在地:花巻市二枚橋5-6-3 花巻市起業化支援センター工場棟A-3
設立:令和4年7月
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