花巻の遺跡「小瀬川Ⅰ遺跡」その1
小瀬川Ⅰ遺跡
遺跡の概要
所在地
花巻市小瀬川第9地割
時代
縄文
出土遺物
縄文土器・石器・石製品・土偶・土製品
出土遺構
竪穴(たてあな)住居跡・竪穴状遺構(いこう)・炉(ろ)跡・焼土(しょうど)遺構・掘立柱(ほったてばしら)建物跡・土坑・埋設(まいせつ)土器遺構
報告書
平成25~26年度調査 小瀬川Ⅰ遺跡発掘調査報告書
解説
小瀬川Ⅰ遺跡(こせがわいちいせき)は、花巻市役所から北西に5.9キロメートルの場所にあります。奥羽山脈(おううさんみゃく)から東に流れる鍋割川(なべわりがわ)の河岸段丘(かがんだんきゅう)にある遺跡(いせき)ですが、圃場整備(ほじょうせいび)事業のため、平成25年から26年にかけて発掘調査(はっくつちょうさ)が行われました。
調査では、約5,000年前から4,000年前(縄文時代中期(じょうもんじだいちゅうき))の竪穴住居跡(たてあなじゅうきょあと)37棟(とう)や掘立柱建物跡(ほったてばしらたてものあと)、土坑(どこう)注1、墓坑(ぼこう)注1などが見つかり、大きな環状集落注2跡(かんじょうしゅうらくあと)であることがわかりました。また、見つかった土器(どき)などは収納(しゅうのう)するコンテナで390箱(はこ)ほどになり、中でも、高さ20センチメートルを超(こ)える大型の土偶(どぐう)2点は、たいへん貴重な資料です。
- 注1 坑(こう)とは、穴(あな)のこと
- 注2 環状集落(かんじょうしゅうらく)とは、環(わ)のかたちをした集落(しゅうらく)のこと
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このページに関するお問い合わせ
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〒028-3203 岩手県花巻市大迫町大迫第3地割39番地1
電話:0198-29-4567 ファクス:0198-48-3001
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