花巻の遺跡「小瀬川Ⅰ遺跡」その1

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ページ番号1007931  更新日 令和4年1月21日

小瀬川Ⅰ遺跡

遺跡の概要

所在地

花巻市小瀬川第9地割

小瀬川いち遺跡の場所を示す地図

時代

縄文

出土遺物

縄文土器・石器・石製品・土偶・土製品

出土遺構

竪穴(たてあな)住居跡・竪穴状遺構(いこう)・炉(ろ)跡・焼土(しょうど)遺構・掘立柱(ほったてばしら)建物跡・土坑・埋設(まいせつ)土器遺構

報告書

平成25~26年度調査 小瀬川Ⅰ遺跡発掘調査報告書

解説

小瀬川Ⅰ遺跡(こせがわいちいせき)は、花巻市役所から北西に5.9キロメートルの場所にあります。奥羽山脈(おううさんみゃく)から東に流れる鍋割川(なべわりがわ)の河岸段丘(かがんだんきゅう)にある遺跡(いせき)ですが、圃場整備(ほじょうせいび)事業のため、平成25年から26年にかけて発掘調査(はっくつちょうさ)が行われました。
調査では、約5,000年前から4,000年前(縄文時代中期(じょうもんじだいちゅうき))の竪穴住居跡(たてあなじゅうきょあと)37棟(とう)や掘立柱建物跡(ほったてばしらたてものあと)、土坑(どこう)注1、墓坑(ぼこう)注1などが見つかり、大きな環状集落注2跡(かんじょうしゅうらくあと)であることがわかりました。また、見つかった土器(どき)などは収納(しゅうのう)するコンテナで390箱(はこ)ほどになり、中でも、高さ20センチメートルを超(こ)える大型の土偶(どぐう)2点は、たいへん貴重な資料です。

  • 注1 坑(こう)とは、穴(あな)のこと
  • 注2 環状集落(かんじょうしゅうらく)とは、環(わ)のかたちをした集落(しゅうらく)のこと
大型のどぐう2体の写真
大型の土偶(どぐう)(平成26年度調査)
大型の竪穴住居跡の写真
大型(径7メートル前後)の竪穴住居跡(平成26年度調査)

小瀬川1遺跡シートの画像1

小瀬川1遺跡シートの画像2

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〒028-3203 岩手県花巻市大迫町大迫第3地割39番地1
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