花巻の遺跡「小瀬川Ⅰ遺跡」その2

印刷大きな文字で印刷

ページ番号1008790  更新日 平成31年3月15日

小瀬川Ⅰ遺跡

遺跡の概要

所在地

花巻市小瀬川第9地割

小瀬川1遺跡調査区全体図

時代

縄文

出土遺物

縄文土器・石器・石製品・土偶・土製品

出土遺構

竪穴(たてあな)住居跡・竪穴状遺構(いこう)・炉(ろ)跡・焼土(しょうど)遺構・掘立柱(ほったてばしら)建物跡・土坑・埋設(まいせつ)土器遺構

報告書

平成25年~26年度調査 小瀬川Ⅰ遺跡発掘調査報告書

解説

小瀬川Ⅰ遺跡(こせがわいちいせき)では、縄文時代(じょうもんじだい)の集落″ムラ”跡(あと)のようすが明らかになりました。そのムラの形は「環状集落(かんじょうしゅうらく)」とよばれるものです。
環状集落とはムラの中央に広場をつくり、そのまわりに同心円状(どうしんえんじょう)に多くの竪穴住居(たてあなじゅうきょ)を配置(はいち)した特色ある集落跡(しゅうらくあと)のことです。
小瀬川Ⅰ遺跡(こせがわいちいせき)では、広場を中心として掘立柱建物跡群(ほったてばしらたてものあとぐん)・大小住居跡群(だいしょうじゅうきょあとぐん)が環状集落(かんじょうしゅうらく)を形成(けいせい)していました。
発掘調査(はっくつちょうさ)では大量の遺物(いぶつ)が出土(しゅつど)しましたが、とくに竪穴住居(たてあなじゅうきょ)とその周辺から、縄文時代(じょうもんじだい)前期(約6,000年前)から中期(約5,000年前)の深鉢(ふかばち)形や浅鉢(あさばち)形をはじめとする縄文土器や土偶(どぐう)、石器(せっき)などが多く出土しました。
こられの遺物(いぶつ)から、小瀬川Ⅰ遺跡(こせがわいちいせき)では長い期間に渡(わた)って人びとがムラを作り、生活していたことが分かりました。

出土遺物の画像
小瀬川Ⅰ遺跡出土遺物(平成25年・26年度)の「土器」
出土遺物の画像
小瀬川Ⅰ遺跡出土遺物(平成25年・26年度)の「土偶」
出土遺物の画像
小瀬川Ⅰ遺跡出土遺物(平成25.26年度)の「石器」

小瀬川1遺跡シート1

小瀬川1遺跡シート2

PDFファイルをご覧いただくには、「Adobe(R) Reader(R)」が必要です。お持ちでない方はアドビシステムズ社のサイト(新しいウィンドウ)からダウンロード(無料)してください。

より良いウェブサイトにするために、ページのご感想をお聞かせください。

このページの内容は参考になりましたか?
このページの内容はわかりやすかったですか?

このページに関するお問い合わせ

花巻市総合文化財センター
〒028-3203 岩手県花巻市大迫町大迫第3地割39番地1
電話:0198-29-4567 ファクス:0198-48-3001
花巻市総合文化財センターへのお問い合わせは専用フォームをご利用ください。