花巻の遺跡(25)「花巻城跡」その1を紹介します
花巻の遺跡紹介(25) 花巻城跡その1
遺跡の概要
所在地
花巻市城内・花城町・仲町

時代
縄文・中世・近世
出土遺物
縄文土器・石器・陶磁器・瓦・金属製品・木製品
出土遺構
堀・土塁・石垣・掘立柱建物跡・溝跡・井戸等
報告書
- 花巻市埋蔵文化財調査報告書(旧花巻市)
第6・14・16~18・23・25・27・29・31・33・35集 - 花巻市埋蔵文化財調査報告書(合併後)
第9・13・14・18・19・21・24・26・27集

解説
花巻城跡(はなまきじょうあと)は花巻市中心部付近(ちゅうしんぶふきん)の北上川西岸(きたかみがわせいがん)にあり、西から張(は)り出した河岸段丘(かがんだんきゅう)の東端(とうたん)に築(きず)かれた城(しろ)です。城(しろ)の北・東・南側の三方(さんぽう)は瀬川(せがわ)・北上川(きたかみがわ)・豊沢川(とよさわがわ)に囲(かこ)まれており、低地(ていち)との比高差(ひこうさ)は最大(さいだい)で10メートル以上(いじょう)の崖(がけ)となり、進入者(しんにゅうしゃ)を阻(はば)む天然(てんねん)の要害(ようがい)となっています。西側は唯一(ゆいいつ)の地続(じつづ)きのため、南北(なんぼく)約(やく)355メートル・幅(はば)約(やく)30~50メートルの巨大(きょだい)な濁堀(にごりぼり)で段丘(だんきゅう)を断(た)ち切(き)っています。
城内(じょうない)は堀(ほり)や土塁(どるい)で区切(くぎ)られ、北から南へ本丸(ほんまる)・二之丸(にのまる)・三之丸(さんのまる)の順(じゅん)に曲輪(くるわ)が配置(はいち)され、城全体(しろぜんたい)の規模(きぼ)は東西(とうざい)約(やく)690メートル・南北(なんぼく)約(やく)510メートルです。標高(ひょうこう)は約85メートルです。
現在(げんざい)の城跡(しろあと)は大半(たいはん)が市街地(しがいち)となっていますが、本丸跡(ほんまるあと)の一帯(いったい)は花巻市指定史跡(はなまきししていしせき)として保存(ほぞん)され、鳥谷ケ崎公園(とやがさきこうえん)として一般(いっぱん)に親(した)しまれています。西側には本丸正門(ほんまるせいもん)である西御門(にしごもん)が平成(へいせい)7年(ねんど)度に復元(ふくげん)されています。
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このページに関するお問い合わせ
花巻市総合文化財センター
〒028-3203 岩手県花巻市大迫町大迫第3地割39番地1
電話:0198-29-4567 ファクス:0198-48-3001
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