花巻の遺跡「立石遺跡」その2

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ページ番号1014689  更新日 令和3年7月26日

花巻の遺跡紹介(20) 立石遺跡その2

遺跡の概要

所在地

花巻市大迫町内川目第19地割

時代

縄文時代 後期・晩期

出土遺物

縄文土器・石器・土製品・石製品

出土遺構

配石遺構・住居跡・掘立柱建物跡・土坑・炉跡

報告書

大迫町埋蔵文化財報告書第2集 立石遺跡発掘調査概報

大迫町埋蔵文化財報告書第3集 立石遺跡-昭和52年・53年度発掘調査報告書
  
大迫町埋蔵文化財報告書第24集  立石遺跡発掘調査報告書-平成16年度調査-

立石遺構配置図(平成16年度調査)
遺構配置図(平成16年度調査)

解説

立石(たていし)遺跡が所在する花巻市大迫町内川目(おおはさままちうちかわめ)地域は現在まで84箇所の遺跡が登録されていますが、このうち75箇所が縄文時代の遺跡です。
平成16年度には、個人住宅建設に伴(ともな)って発掘調査が行われ、配石遺構(はいせきいこう)21基(き)や土坑(どこう)29基(き)、そして住居跡と掘立柱(ほったてばしら)建物跡がそれぞれ1棟(とう)見つかっています。
配石遺構(はいせきいこう)の中でも、「弧状敷石遺構」(こじょうしきいしいこう)は幅2メートル前後、長さ約14メートルにわたって川原石(かわらいし)が弧(こ)を描くように見事に並んでいます。仮に円形に並んでいたとすれば、外周での直径は16メートルくらいになります。出土遺物からみて縄文時代後期(じょうもんじだいこうき)(約4,000~3,500年前)に属する可能性が高いものです。
現在、これらの配石遺構群(はいせきいこうぐん)は盛土(もりど)のうえ、保存されています。

立石弧状敷石遺構写真(平成16年度調査)
弧状敷石遺構写真(平成16年度調査)
立石第1号住居跡
第1号住居跡

立石遺跡2シート1

立石遺跡2-2

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〒028-3203 岩手県花巻市大迫町大迫第3地割39番地1
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