花巻の遺跡「田屋遺跡」
田屋遺跡
遺跡の概要
所在地
花巻市石鳥谷町大瀬川第7地割、第10地割、第13地割
時代
縄文時代 中期、後期
出土遺物
縄文時代 縄文土器・石器・土製品・石製品
出土遺構
縄文時代 竪穴住居跡・配石遺構・土坑
報告書
- 草間俊一「岩手県石鳥谷町大瀬川田屋遺跡その他」
『Artes Liberales No.4』1968 岩手大学教養部 - 瀬川司男『(石鳥谷町文化財発掘調査報告書第4集)
石鳥谷町田屋遺跡発掘調査報告書 -平成12(2000)年度-』
2001 石鳥谷町教育委員会
解説
田屋遺跡(たやいせき)は、市内北部の石鳥谷町大瀬川地区(いしどりやちょうおおせがわちく)にあります。ここは、南東へ流れる葛丸川(くずまるがわ)左岸に広がる段丘の西側にあたり、北側は薬師堂川(やくしどうがわ)により区切られる地形です。
本遺跡の発掘調査はこれまで2度行われています。昭和41・42年には、大瀬川小学校(おおせがわしょうがっこう)(現:大瀬川振興(おおせがわしんこう)センター)東側にあった畑を水田化する際に岩手大学により調査が行われ、縄文時代中期中頃~後期中頃(約4,500~3,500年前)の竪穴住居跡1棟や直径3.5メートル程度の円形に川原石を並べた配石遺構(はいせきいこう)2基が見つかりました。
その後の平成12年には、大瀬川公民館(おおせがわこうみんかん)(現:同振興センター)の建設に伴って石鳥谷町教育委員会により調査が行われ、同じ頃の貯蔵穴(ちょぞうけつ)(食糧(しょくりょう)を蓄えた穴)や内部に集石(しゅうせき)のみられる土坑(お墓か)が見つかりました。また縄文土器・木の実などを潰したり粉にする用途や狩りに使う石器・土偶やキノコの形をした土製品・石製品など多く見つかりました。

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このページに関するお問い合わせ
花巻市総合文化財センター
〒028-3203 岩手県花巻市大迫町大迫第3地割39番地1
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