花巻の遺跡「久田野Ⅰ遺跡」
花巻の遺跡紹介シリーズ.3
久田野Ⅰ遺跡
きゅうでんのいち いせき
基本データ
所在地
花巻市高木第20地割
時代
縄文
出土遺物
縄文土器・石器
出土遺構
竪穴住居(たてあなじゅうきょ)跡・炉(ろ)跡・土坑(どこう)・陥し穴(おとしあな)状遺構
報告書名
平成5年度花巻市内遺跡詳細分布調査報告書
花巻市文化財調査報告書第25集
平成11年度花巻市内遺跡発掘調査報告書
解説
久田野Ⅰ(きゅうでんの いち)遺跡は市内の東部、北上川とその支流・猿ケ石(さるかいし)川にはさまれた台地上にあります。周辺には縄文時代中期の大きな集落跡として知られる久田野Ⅱ(きゅうでんの に)遺跡などの遺跡が密集しており、一帯は市内でも有数の縄文遺跡群となっています。
これまでの発掘調査では、今から約4,500から4,000年前の縄文時代中期後半の竪穴(たてあな)住居跡3棟や陥し穴(おとしあな)状遺構11基が見つかっており、特にも北西向きの斜面部から見つかった住居跡には複式炉(ふくしきろ)と呼ばれる特徴的な炉(ろ)跡(住居内部の壁際近くに石敷きの掘り込みと土器を埋めた炉が続くもの)があり、注目されます。


PDFファイルをご覧いただくには、「Adobe(R) Reader(R)」が必要です。お持ちでない方はアドビシステムズ社のサイト(新しいウィンドウ)からダウンロード(無料)してください。
より良いウェブサイトにするために、ページのご感想をお聞かせください。
このページに関するお問い合わせ
花巻市総合文化財センター
〒028-3203 岩手県花巻市大迫町大迫第3地割39番地1
電話:0198-29-4567 ファクス:0198-48-3001
花巻市総合文化財センターへのお問い合わせは専用フォームをご利用ください。